【リアルおすすめ日記】ビスコンティ・ヴァンゴッホコレクション・アイリス・ニブEF。美しいレジンの色に一目惚れした

こんにちは。Il Duomoの店長、佐藤です。
今回は友人でもあり、書道の硬筆書写検定2級保持者のWebライター・吉田葵さんに記事を寄稿してもらいました。というのも、吉田さんは硬筆書写検定の1級を目指して勉強しているのですが、それにあたって良い万年筆があれば勉強もはかどるし気分もアガる♪ということで、「なにかおススメある?」と相談してくれたのでした。

万年筆初心者へのおススメ提案ーペンソムリエとしては初めてのお仕事(笑)だったので、ウキウキと提案させていただきました。以下は吉田葵さんの寄稿文です。

 

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はじめての万年筆、ビスコンティ

ビスコンティ・ゴッホ・アイリスの写真1

 

 

はじめまして。万年筆初心者の吉田です。

 

美文字を目指す記念に万年筆の購入を検討し ひとめぼれしたビスコンティの万年筆 を購入しました。

 

はじめてなのにビスコンティなの?ひとめぼれで決めて大丈夫?

 

万年筆好きの方ならそう思われるでしょうか?その実状、選んだ理由や魅力についてお伝えしていきます!

 

 

万年筆初心者が舶来品を購入するまでの不安

私は幼少からペン習字をしていました。仕事の影響で10年のブランクがありますが、再び書道を始めることにしました。

 

当時ペン字教室で使用していたのは、えんぴつやボールペンのみ。ですのでペン字経験者と言っても、万年筆はド素人なんです。

 

万年筆はペン字との相性も良いとは聞くけど、未経験でハッキリとはわからないし…その他にも疑問だらけ!

 

・お値段

・取り扱い、お手入れ

・飽きて使わなくなってしまったら

 

私同様、初心者の方なら皆さん考えることではないでしょうか?

不安解消!Il Duomoの万年筆の体験会

 

そんな時、たまたま近くで開催されていたイル・ドゥオモの万年筆体験会に参加しました。

 

万年筆を身近に感じることができる機会、おすすめです!

 

体験内容は 数種類の万年筆・インクでの試し書き、インクの吸入 など。カタログでたくさんの海外万年筆を知ることもできます。もちろん、価格の相談も。

 

体験した万年筆・インクは以下の通りです。

 

・デルタ イタリアーノ M

・ビスコンティ レンブラント F

・ビスコンティ レンブラント EF

・パイロット カスタム74 F

・パイロット カクノ F

万年筆は力を入れない自然なタッチで書くことができるので、美文字のコツをいち早くつかむことができる と感じました。

 

ペン習字的観点から言うと、筆圧高い人には重めがおすすめです。

中でも、  重みのあるビスコンティが一番力が入りにくく、美文字を書きやすい と思いました。

 

体験会では店長が体験者の疑問に丁寧に答えてくれます。その結果、私の不安も解消され、私を含めた体験者は自分にあった万年筆を見つけることができました。

 

デザイン、重さ、どちらをとってもビスコンティが人気でしたよ!

 

一般に、初心者向けの万年筆には安価で使いやすいメーカーさんをおすすめされています。

多くの万年筆を体験したプロのすすめは安全牌ではありますが、そのセオリーに従う必要はないんです。

 

コレクションするのも万年筆の楽しみですが、使ってこその筆記具です。

 

デザインの好みや重さ、フィット感、本当に気に入る1本が見つかれば、雑に扱わず長く使うことができるのです。

 

長く使えばペン先に自分の癖がつきますし、きっと愛着ある大切な1本になることでしょう。

 

ゴッホのアイリスに決めた!万年筆の決定・注文・到着

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カタログにはたくさんの芸術的万年筆が載っていますから、迷ってしまうかもしれません。ビスコンティ以外のブランドも盛りだくさん…高貴で見目麗しい万年筆の姿もあります。(とーってもお高いんですが)

 

ビスコンティの特徴は、万年筆に絵画をモチーフとした芸術を濃縮させたところ。

 

中でもゴッホの絵画は誰もが知っているため親しみやすく、さらに、高価な万年筆の中でもお財布に優しい価格なんです。

 

という理由も込みで、私の万年筆は  ゴッホコレクションのアイリス に決まりました。

 

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ところで、ビスコンティの万年筆、一つ一つの万年筆に個体差があるそうです。

 

レジンをマーブルに混ぜてひとつひとつ職人が手作りしているため、同じ配色をしても、それぞれの色の配置や面積は同じにならず、雰囲気が異なる仕上がりになるのです。(店長談)

 

顧客としては、どんな届くのか少し心配になりますが、その反面、特別な気持ちで万年筆に出会うことができますね!

 

 

フィレンツェ発の芸術品

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遠路はるばる、我が手元に万年筆が到着しました。発注から2週間と少しだったでしょうか。

 

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中を開くとビスコンティのアイリスと共に、ゴッホの『アイリス』の絵が目に飛び込んできます。そして問題のペンはどうかな?

 

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「きれー!!これは当たりかも!」(店長と共にきゃーきゃー騒ぎました)

 

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何と質の高い芸術でしょうか。

絵画『アイリス』のイメージにピッタリ。素晴らしい職人技ですね。

 

個体差はどうか?

付属のカタログと比較してみます。

 

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カタログの物とは印象が異なりますね。個体差を感じますが、とっても好みの色味です。やはり、面によって色あいが異なるので個体差を感じますね。

 

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本体をひねると、コンバーターが現れます。インクの補給はここで行います。

 

 

ビスコンティの書き味は?実際に書いてみた

インクの出方、書き味のチェックです。

 

私は万年筆を大学ノートでも使いたいと思い、ペン軸を一番細いEF(エキストラファイン)にしました。

 

力を抜いても字が書けるので、細いボールペンの字とは柔らかさが違います。

 

美文字を書くのに万年筆は向いていると思ったポイント

 

・力を抜く

・手本に惚れ込む(良い師匠に弟子入りする)

・書くリズムを一定に、テンポ良く書く

 

美文字にはこの3つが重要ですが、驚くべきことに、万年筆を使うことによって「力を抜く」のに技術は必要なくなります。

 

・力を抜く→万年筆使用で勝手に力が抜ける

 

あとの2点は…

 

・手本に惚れ込む→なりたい文字はネット上で探せる!

 

手本に関しては、SNSで美文字を投稿される方が多いので、教室に通わなくても美文字を学ぶことができます。

 

目標とする文字がハッキリわかれば美文字への強い意欲となり、上達が早まるんです!

 

・書くリズムを一定に、テンポ良く書く→これは別記事で紹介しますね。お楽しみに。

 

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やっぱり純正インクが良い、という話

 

ヴィスコンティのインクも購入しました。色はブルー。ボトルも芸術的です。

 

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美術館から持ち出したかのようなこの外観。・・・見た目通りに場所は取ります。日本のシンプルな物とは違い、ヨーロッパらしい形ですね。

 

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正直、芸術的だと思う反面、使い勝手悪そう!が第一印象でした。

 

しかしコロンと倒れてしまいそうに見えて、意外と安定しています。

 

さらに安定させる工夫も凝らされてるんです。

 

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ケースのブルーの部分、こんな裏表になってます。

 

インクを吸入するときは写真左の向きにして・・・

 

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透明ケースをはめ込みます。

wps41AD.tmp

 

できました!ケースを利用した吸入仕様、完成です。どこまでも美にこだわってますね!!

 

イタリア人の美への追求がすごい・・・!

純正インクの書き心地、実際どうなの?

体験会ではビスコンティ万年筆に使用したのは国産インクでしたので、

手元に届いてから純正インクを使ったのですが、書き心地が全然違います

 

パイロットはサラサラしたインクなので、ビスコンティには合わないかもしれません。

 

純正インクは粘度の高いヌラヌラとしたインクなので硬いペン先にも合っています。

より良い書き心地を求められるなら身近に買える他社インクより純正インクをおすすめします。

 

(他社インクを使用すると保証が受けられなくなるのでお気を付けを!)

 

まとめ

・ヴィスコンティの万年筆は芸術品(ひとめぼれに御用心~)

・純正インクとの相性抜群

・美文字との相性も良好

いかがでしたか?皆さんの万年筆購入のお役に立つことができれば幸いです。

 

特別な仕入れによって舶来万年筆が安価に購入できるイル・ドゥオモとの出会いで、私の運命の1本が決まりました。店長、ありがとう!

この機会に万年筆を使った美文字、目指してみませんか?

紹介した万年筆

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ヴィスコンティ ヴァンゴッホコレクション アイリス

【ペン先】
・スチールペン先
・文字幅:EF
【機構】
・カートリッジ/コンバーター両用式(コンバーター付属)
【サイズ】
・長さ:約140mm(収納時)/約159mm(筆記時)
・最大胴軸径:約12.5mmφ キャップ径:約15mmφ(クリップを除く)
・重さ:約31g
【仕様】
・マグネティックロックシステム
【素材】
・ナチュラルベジタルレジン
【付属品】
・専用ギフトボックス

店長追記:ゴッホコレクションの中では自画像が一番人気なのですが、店長的にはアイリスが一番色味が綺麗に出ており、特に女性には良いな~と感じます。

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万年筆の使い方・選び方に困ったら

店長
はじめまして!Il Duomo(イル・ドゥオモ)店長の佐藤です。

私は、幼少期から絵や文学(短歌とか詩)などが好きで、文具が大好きでした。

 

大人になってからヨーロッパ文具の美しさと独特の味わいに惹かれて、万年筆の通販サイトをはじめました。

主にイタリアのペンを中心に扱っています。

 

私自身、万年筆を使い始めてから手帳に向かい合う時間が増え、いっとき辞めていた詩歌の趣味も、あらためてはじめることができました。

そんなことから、わたしは筆記で人生はもっと豊かになると信じています。

 

万年筆・ボールペンをただ販売するだけでなく、筆記でどんなことが楽しめるのか、どんな風にペンたちを使っていくのか、そんなことも発信していきたい!と思ってこのブログをやっております。

 

 

万年筆の使い方、ペン先の選び方などご相談に乗れますので、気になる方はぜひLINE@でお気軽にトークしてみてくださいね(*'▽')

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