Il Duomoのブログです。
「日記用の万年筆ってどれがいい?普段使いしているものでいいの?」という方に向けて、まず結論からお伝えしますね。
日記用の万年筆を選ぶときは、① 細めの字幅(EFまたはF) ② インクフロー控えめ ③ 軽くて毎日持てるの3点が大切です。
日記帳の罫線は意外と細かいので、太字すぎると裏抜けや書きにくさにつながります。
本記事では、選び方のポイントと、当店の検品レビュー記事からの引用を交えて、日記用におすすめのモデルをご紹介します♪
なぜ日記に万年筆?
日記帳に万年筆で書くと、書く時間そのものが「整える時間」に変わります。
万年筆は力を入れずサラサラ書けるので、書きたいことをたっぷり書いても手をいためません。
ボールペンと違って書いたあとに紙がでこぼこにならないので、めくり返したときに読みやすい。
お子さまの成長記録や育児日記をつけているかたにも、長期間ストレスなく書ける筆記具として向いています。
そしてなにより、毎日同じ1本を使い続けることで、ペン先がご自身の書きグセに馴染んでいくのが万年筆ならではの楽しみ。
「日記帳と一緒に育っていく万年筆」になる感覚は、ボールペンや鉛筆では味わえないものです。
万年筆と手帳・ノートの相性については、関連記事もご覧くださいませ。
▶ 万年筆と手帳との相性を研究する!【1日1ページでおすすめの手帳】
▶ 万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選
日記用万年筆を選ぶ3つのポイント
1. 字幅は EF または F がおすすめ
日記帳は1日1ページタイプでも、罫線の幅は意外と細かいことが多いものです。
そのため、字幅はEF(Extra Fine)またはF(Fine)を選ぶと文字がつぶれずに読みやすく書けます。
ただし、海外メーカーの字幅は、メーカーやモデルによって国産とは太さの傾向が違います。
迷うときは、Il DuomoのLINE@でお気軽にご相談くださいね。シリーズごとの傾向もお伝えできますよ。
字幅選びの詳細はこちらの記事もどうぞ。
2. インクフローは「控えめ」がベター
毎日書く日記用には、インクがどばどば出るタイプより、適度に控えめなインクフローのほうが快適です。
理由は2つあって、まず日記帳の紙が薄めの場合に裏抜けしにくくなること。
もうひとつは、書いた直後に手でこすって文字がにじむのを防げることです。
3. 重さ・バランスは毎日のことなので軽快に
日記は毎日書くもの。重い万年筆は所有感があって楽しいのですが、長く書き続けると手が疲れます。
日記用に1本選ぶなら、軽量で重心バランスのよいモデルがおすすめです。
書きやすい持ちかたについては、こちらの記事もご覧くださいませ。
▶ 万年筆屋が教える!いつまででも書けちゃう、万年筆の持ちかた
日記用におすすめのIl Duomoの万年筆
Il Duomoの取扱ブランドから、日記帳と相性がよく毎日続けやすい万年筆を3つご紹介します。
いずれもイタリアの作り手による万年筆で、書き味の個体差を楽しめるシリーズです。
1. アウロラ — Il Duomo定番の滑らかさ
イタリアの老舗ブランド・アウロラは、Il Duomoでも定番のブランド。
当店のアウロラ88のレビューで「アウロラ特有の「さりさり」という書き味」と書いている、紙の感触が伝わる書き味が特徴で、日記用にも選びやすいブランドです。入門向けのイプシロンなら2万円台から選べます。
EFニブを選べば日記帳の細かい罫線にも収まりよく書けますよ。
2. レオナルド モーメントゼロ — 軽いタッチの極細EF
レオナルド オフィチーナ イタリアーナのモーメントゼロは、発色のよいレジン(樹脂)軸が特徴のシリーズです。
当店のモーメントゼロ(EF)の検品レビューでは、試筆して「軽いって感じ」「エアリーって感じ」という声が出て、「これ、手帳とかに良さそうだね」という意見で一致した、と書いています。
なお、モーメントゼロ 14K・EFの検品レビューでは、紙を細かく削るような「シャリッ」とした手応えが個性で、心地よいと感じるかは好みが分かれるとしています。同じシリーズでもニブや個体で書き味の印象は変わります。
3. スクリーボ — 14Kフレックスと18Kから選べる
スクリーボの万年筆は、14Kフレックスと18Kのニブを選べるモデルがあるのが特徴です。
当店のスクリーボ紹介記事では、14Kフレックスについて「毎日手帳などにガシガシ書く実用品というよりは、遊びの1本としてお持ちいただくのがおすすめです」、18Kについて「オマスを感じさせるサリサリとした書き心地」と書いています。
毎日の日記用なら18K、特別な日のページを文字の強弱で楽しみたいなら14Kフレックス、という選び方もできます。
※迷うときは店長相談を
「国産の万年筆とも比較したい」「予算別で選びたい」というかたは、Il Duomo店長におしらせください。
あなたの日記スタイルや手の大きさをうかがって、お好みの1本をご提案します。
日記帳の選び方 — 紙との相性を考える
万年筆を活かすには、紙との相性が大切です。
日記帳・手帳の紙が薄かったり、にじみやすい紙だと、せっかくの万年筆の良さが半減してしまいます。
万年筆と相性のよい代表的な紙は次のとおり:
- マルマン ニーモシネ — 国産の上質紙、ペン先がさらさら走る
- ロディア — フランスの定番、薄めだが裏抜けしにくい
- Daycraft — 香港の上質紙ノート、デザインも豊富
- トモエリバー — 薄くて軽い紙で、1日1ページ手帳に向く
それぞれのノート選びは、こちらの記事で詳しく書いています。
▶ 万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選
母の日・新生活ギフトとしての日記帳と万年筆
日記帳と万年筆のセットは、母の日や入学祝い、出産祝いといったライフイベントのギフトにもふさわしい組み合わせです。
たとえばお子さまが生まれたママへ、真新しい万年筆と育児日記帳をプレゼントするのはいかがでしょうか。
万年筆で書いた育児日記は、お子さんが大きくなったときに「ママの字」が残る宝物になります。
ママの背中を見て育つお子さんにとっても、心に残るプレゼントになるはずです。
関連の発想は、こちらのコラムもどうぞ。
よくある質問 (日記帳と万年筆)
Q. 日記用は EF と F、どちらがいいですか?
日本の市販日記帳の罫線は細めなことが多いので、まずはEFが無難です。
ただし字幅の太さはメーカーやモデルによって傾向が違うので、迷ったら LINE@ でご相談くださいね。文字を大きめに書くかたは F も検討してみてください。
Q. インクは何色がおすすめですか?
日記用は読み返しやすいブルーブラックや黒が定番です。
気分転換に季節ごとに色を変えるのも楽しい使いかたですよ。インクの選びかたは別記事もご参考に。
▶ 混ぜない、足さない! 万年筆インクの正しい使い方
Q. 価格はどのくらいで揃いますか?
2026年9月時点で、アウロラのイプシロンは2万円台(税込22,800円〜)、レオナルドのモーメントゼロは3万円台(税込34,800円〜)からのモデルがあります。
価格は為替などで変動しますので、最新情報はIl Duomoのショップでご確認くださいませ。
Q. 毎日使うとペン先はすぐ減りますか?
万年筆のペン先(イリジウム合金チップ)は、ボールペンよりはるかに耐久性があります。
毎日の日記程度で、すぐにすり減ってしまうものではありません。むしろ書き続けることで、ご自身の書きグセに馴染む味わいが出てきますよ。
万年筆の使い方・選び方に困ったら
万年筆の使い方、ペン先の選び方などご相談に乗れますので、気になる方はぜひLINE@でお気軽にトークしてみてくださいね(*'▽')
Il Duomoの店長があなたのお好みの色や予算などを聞いて、リストアップすることもできますよ。
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