2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。

今日は2024年のペンを振り返ろうと思います。

2024年はどんな年でしたか?
Il Duomoでは、年末に掘り出し市セールやポイントチャリティキャンペーンを実施することができ、
みなさまの温かいお気持ちに感謝する年末となりました。

すでに売り切れの商品もありますが、振り返る意味で載せておきます。

2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

 

デルタ 限定生産品  少数民族シリーズ センチネル族 万年筆

今年の顔と言ってもいいのではないでしょうか?デルタ復活後、はじめての少数民族シリーズ。以前のデルタでも少数民族シリーズはリリースされており、マサイ族やベルベルなど、有名な少数民族からあまりなじみのない民族まで、文化がデザインに落とし込まれているのが魅力のシリーズでした。
デルタ復活後1本目の少数民族は、まだ謎に包まれているセンチネル族をチョイス。
クリップ部のデザインや、ニブデザインの島の形がジオグラフィック!という感じでグッと来ました。

 

レオナルド 限定生産品 モーメントゼログランデ2.0 ガラッティカ プラネタリーネブラ 万年筆

レオナルドのガラッティカシリーズは宇宙をイメージした3種のレジンでリリース。
一番人気だったのはこちらのプラネタリーネブラでした。青緑色と金色のラメのマーブルがまさに星雲!ひとつひとつ模様が違うのですが、どれも美しく素敵な軸でした。

 

ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

不動の人気を誇るディヴィーナエレガンスシリーズ。黄金比を利用した、ねじったデザイン(シルバー)にゆらぎのある樹脂。これも今年かわらず人気でした。
限定品もおもしろいですが、こういった定番のものが安定して購入されるというのは、やはりうれしいものです。ディヴィーナエレガンスシリーズは、いろいろな万年筆やボールペンを買われた方が最終的にたどり着くペンと言いますか、初心者向けではないものの、玄人志向のペンだなと思います。

 

 

ナーヴァル ホライゾン ドーン 万年筆

2024年からお取り扱いをはじめたナーヴァル。アメリカ生まれのナーヴァルですが、手が届きやすい価格帯なのにとても綺麗でギミック豊富な軸ばかり。
なかでも太陽の光の移り変わりをあらわした「ドーン」や「ダスク」は日本人の感覚にも合うテーマだなと思いチョイスしてみました。
DAWN TILL DUSKという言葉は、夜明けから夜更けまでという意味。
日本語では夜明けや夕暮れ関連の言葉が何種もあるので、なじみがあるなと思います。

 

スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ オレフィチェ 万年筆

安定的におすすめしているスクリーボ。今年のスクリーボの顔は、オレフィチェ!
華やかなボローニャの通りをイメージ。金ラメいりの上品な樹脂が、いままでにない雰囲気。繊細で上質な書き味は変わらず。とめはねはらいが綺麗に出るのでペン習字にもよいですね。2025年も楽しみなメーカーです。

 

 

 

レオナルド モーメントゼロ プラヴィダ 万年筆 スチールニブ(ゴールド/シルバートリム)

鮮やかな軸が目立ちました!春の訪れを心から喜ぶような模様ですが、通年求められる印象でした。鮮やかさをさらに際立たせるように、ゴールドトリムが人気でした。通常シルバートリムのほうが人気なので、とても興味深かったです。みなさん軸とトリムのバランスはかなり慎重に選ばれているようです。

 

2024年を振り返って-万年筆界の動向

2023年にコロナ禍が明けてから、海外のメーカーも通常通り動くようになってきた2024年ですが、
ロシア・ウクライナ情勢のこともあり、ヨーロッパでは物価高や原料の高騰が著しいのが現状です。
万年筆やボールペンなどの筆記具も言わずもがな、影響がありました。

そんななかで、少しずつ万年筆界も活気を取り戻してきたのが今年の様子だったかなあと思います。

ナーヴァルのように、きれいだけども高級万年筆のなかでは比較的安価なブランドが出てきているのも、最近らしい動向かなと思います。

コロナ禍を経て、リモートワークが当たり前になったり、食事のテイクアウトが普及したり、暮らしにも変化があるなかで、
万年筆という道具はどのように求められるのか、私自身は不安も大きかったのです。

しかしながら、「手で筆記を楽しみたい」というニーズは減ることがなく、むしろ定着していった様子もあり。
ノートとペンで書く、という特別な体験はパソコンやスマートフォンが主流の暮らしの中でより一層、特別さを増して行っているのかなあと思います。
来年もみなさまに上質な筆記体験をお届けできるよう、尽力いたします。

引き続き、Il Duomoをどうぞよろしくお願いいたします。

 

こちらに、2024年特に人気だったペンをさらにピックアップして載せてありますので
よろしければ、こちらもどうぞ!↓クリックすると開きます

おまけ:Il Duomo’s Book Shelf 今年読んでよかった本

毎年恒例になりつつある、おすすめ本コーナー。
店長が2024年に読んでよかったと思う本を置いておきます。

今年はビジネス書を読むことが多く、なかなか文学を味わうことができなくて…
ですが、その中で「これはよかった!」と思う本をご紹介。


わたしの今いるところ そしてこれから 中村桂子・編

子供の時からなぜか太古の生物が好きだったのですが、もう少し深く知りたいなと思っていた時に生命誌博物館の元館長さん、中村桂子さんの存在を知りました。
ゴーギャンの絵画のタイトルにあるように、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」とテーマを、
文学と科学を行ったり来たりしながら横断的に編集するという、とても難しい編集をやってのけたのが中村さんです。
生命誌博物館の雑誌はどれも秀逸!

 

島とクジラと女をめぐる断片 アントニオ・タブッキ

北大西洋の中ほどに浮かぶアソーレス諸島。アフリカと言ってもいい気候の島で伝統捕鯨で生計を立てる人々と、
そこへ来る観光客たちが織り成す、人間模様を描きます。アントニオ・タブッキはイタリア人で、須賀敦子さんが訳をしています。
須賀敦子さんの簡潔な訳も読みやすく、タブッキ節が難解ながらも心地よい。
アントニオ・タブッキなら、「インド夜想曲」がまずおすすめですが、2冊目3冊目にはこちらもぜひ。

 

すべての見えない光 アンソニー・ドーア

ナチス時代のドイツ。孤児院で育ちながら、工学に興味を持ち、そのたぐいまれな才能を買われナチス党に入った少年と、
同じ時代のフランスで博物館勤務の父と二人で暮らしている好奇心旺盛な盲目の少女。ふたりをつなぐ自然科学への興味、そしてフランスが持つ、幻のいわくつきの宝石をめぐるナチスの思惑…
二人の目線を丁寧に描きながら、希望を描く長編小説です。
アンソニードーアの代表作と言ってもいいでしょう。
争いの絶えない世の中を照らすのは、なんなのか。
アンソニー・ドーアの深淵をみつめる眼がやさしく、ただの小説で終わらない壮大なテーマが描かれています。
腰を据えて読まないといけないのがネックですが、長期休みにはぜひ…!

 

2025年ももみなさまに楽しいペンの情報をお届けしてまいります。
どうかみなさま、よいお年をお迎えくださいね。

 

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店長
はじめまして!Il Duomo(イル・ドゥオモ)店長の佐藤です。

私は、幼少期から絵や文学(短歌とか詩)などが好きで、文具が大好きでした。

 

大人になってからヨーロッパ文具の美しさと独特の味わいに惹かれて、万年筆の通販サイトをはじめました。

主にイタリアのペンを中心に扱っています。

 

私自身、万年筆を使い始めてから手帳に向かい合う時間が増え、いっとき辞めていた詩歌の趣味も、あらためてはじめることができました。

そんなことから、わたしは筆記で人生はもっと豊かになると信じています。

 

万年筆・ボールペンをただ販売するだけでなく、筆記でどんなことが楽しめるのか、どんな風にペンたちを使っていくのか、そんなことも発信していきたい!と思ってこのブログをやっております。

 

 

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