カテゴリー: はじめての万年筆選び

  • 2023年の万年筆を振り返り。

    2023年の万年筆を振り返り。

    こんにちは、Il Duomoの佐藤です。

    もう早いもので2023年も終わりですね。みなさま、今年はどんな年でしたか?

    わたしは昨日、今年新たにお迎えした万年筆で今年の振り返りをしました。

    やはりお気に入りのペンで書くと、気持ちも整い、心に素直に向き合える気がします。

     

    2023年を振り返る。印象的だったペンたち

     

    さて、2023年もたくさんのペンが私たちの前を通り過ぎていきました…。

    そのなかでも特に人気だったペンや、店長やスタッフお気に入りのペンなど

    2023年で印象的だったペンをご紹介します。

     

    デルタ DV オリジナルミッドサイズ 万年筆 ゴールドトリム

    さて一投目は、やっぱり今年の顔!デルタ・オリジナルミッドサイズ。

    以前のデルタに最も近いサイズ感ということで、人気を集めました。

    ぽってりとした太い軸にストンと切り落とされた天冠と尻軸が、かわいいのです。

    ゴールドとシルバーがありますが、当店ではどちらかというとゴールドトリムが人気でした。オレンジに映えるからでしょうか。

    (でもほとんど同じくらいの数が出ていると思います。お好みでお選びください♪)

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

     

     

    デルタ イル・ペルジーノ 限定生産品 万年筆

     

    最近入荷したのですが、あまりの迫力に滑り込みで入ってきました!

    ルネサンス初期の画家をイメージしたイル・ペルジーノ。

    赤い模様が薔薇のようにも見えますが、

    よくみるとルネサンス独特の文様。

    格調高いしつらえが、まさにルネサンス…!

    クラシカルな服を着て、このイル・ペルジーノさんを連れてパーティーに出かけたい。

    持っている人間側がむしろこの万年筆に合わせにいかねばならないような、そんな誇りの高さを感じさせるすごいペンです。

     

    デルタ イル・ペルジーノ

     

    デルタ アレッサンドロ・マンゾーニ 万年筆

     

    もう欠品してしまっていますが、こちらも印象的でしたので。

    アレッサンドロ・マンゾーニは19世紀イタリアの国民的作家。

    1827年に発表した長編小説「いいなづけ」は、古いイタリアの風俗を表した名作ですが、ペストの流行などを描いているため、コロナ禍で話題になりました。

    マンゾーニの深い洞察力をあらわしたかのような深い緑にルネサンス後半らしいキャップリングの文様が魅力的で、人気となりました。

    デルタの限定生産品は、人気なのですが本数がほんとうにわずかなことが多いので、気になったらお早めにどうぞ!

    デルタ アレッサンドロ・マンゾーニ 万年筆

     

    アウロラ 限定生産品 イタリア神秘の旅 マントヴァ  万年筆

     

    北イタリアの水の街、マントヴァをイメージしたモデル。

    蓮の花や水辺のイメージで、ピンク色やうす緑色、青色のクラックが美しい!

    透けるアウロロイド樹脂なので、軸からインクは透けます。

    イタリア神秘の旅シリーズは、それぞれの街のコンセプトを色で表現しますが、毎度、どこを深掘りしたのかをみるのが楽しみです。

    いつか行ってみたいな〜、と思いをはせるのも一興。

    アウロラ イタリア神秘の旅 マントヴァ

     

     

    アウロラ インテルナツィオナーレ サンド 万年筆

     

    エボナイト軸の「サンド」も、じわじわと人気を集めました。

    今年はエボナイト軸をよく検品した気がしています。

    たくさんエボナイト軸を見ていると、やはりエボナイトという素材の持つ温かさや奥深さ、精密さが伝わってきて…

    やっぱりエボナイトっていいなあ、と思うのでした。

    レジンはレジンで良いのですが、なんというか、エボナイトはゴムの一種だからか、漆のような有機的なかんじがあり、レジンとは全く違った良さがあります。

    アウロラ インテルナツィオナーレ サンド

     

    ビスコンティ 限定生産品 ホモサピエンス アースオリジン-ウォーター/アース 万年筆

    ビスコンティの、肝いりのこちら。

    ホモサピエンスシリーズのかたちで、レジンはジョナサン・ブルックス氏のもの。

    4元素(土・水・風・火)をコンセプトにしているので2024年は風と火が出てくるかと思います。

    西洋では未だに生活に根付いている4元素の考え方。調べてみて、ご自身に合うエレメントを選んでみてもいいかもしれませんね。

     

    ビスコンティ アースオリジン ウォーター アース

     

    レオナルド モーメントゼロ アロハ 万年筆 スチールニブ

     

    レオナルドからはこちらをピックアップ。

    レオナルドのモーメントゼロシリーズは使いやすい形と色とりどりのレジンで人気がありますが、今年はこちらが人気でした!

    爽やかなソーダのような青、海の青…
    アロハというだけあって夏の雰囲気ですが、寒色で雪にも合うかも?年中通して人気でした。

    レオナルドのモーメントゼロシリーズ アロハ

     

    モンテグラッパ 限定生産品 ワイルド-アークティック 万年筆

     

    モンテグラッパからはこちら。モンテグラッパイトというモンテグラッパ独自の樹脂を使用した、環境を考える契機になりそうな1本。

    こちらは北極の自然をイメージして作られています。

    シロフクロウのクリップが、他のペンとは一線を画していますね。

    天冠には二人を象徴するワイルドエクスプローラーのバッジがかたどられており、

    先のモットー「WHAT YOU LOVE – YOU WILL PROTECT あなたが愛するものをあなたが守る」の文字が刻まれています。

    ちなみに前作「ワイルド-バオバブ」もまだご注文可能!

    モンテグラッパ ワイルド アークティック

     

    スクリーボ 限定生産品 フィール グラニリャ 万年筆 14Kフレックス/18K

     

    こちらも印象的でした。このグラリニャとヴェルデアンティコは、アールヌーヴォーをコンセプトにした2本でした。

    スクリーボのグラリニャ。グラニリャは、19世紀に登場した、建築物などに使われる、大理石の粉末などを固め天然酸化物などで着色した素材のことです。

    このペンを見てから、街で見かける床素材が気になって仕方ありません。ちょっと古い建築ですと、このグラリニャをよく発見することができます。

    スクリーボのペンは、安定感があり、誠実なものづくりをしているなと日々感じています。ボローニャのブランドらしいカラーで、2024年も推していきたいと思います!

    スクリーボ グラリニャ

    オマス パラゴンシリーズ 万年筆

    さて、最後にオマス。

    2023年に復活したオマス!あのパラゴンシリーズも蘇りました。

    グリーンサフトがこの中ですと人気だったように思いますが、

    ワイルドもヴィンテージ感があって素敵。

    サリサリ感のあるペン先は、同オーナーのASCとはまた違った書き味。ペン芯やペン体のつくりもまったく違い、オマスのほうがやや硬めに仕上がっています。

    2024年はどのようなモデルが登場するのでしょうか?楽しみです!

    2023年の万年筆を振り返り。

    いかがでしょうか?2023年の振り返りをしてきました。

    今年も多くのお客様にペンをお届けすることができ、ありがたい1年でした。

    また、今年は数年ぶりにお買い物をされる方もあり、やっとコロナ禍が終わったのだな…と思える年でもありました。

    まだまだざわざわとすることの多い世間ですが

    自分の羅針盤としてペンとノートをいつも携えていたいものです。

    では、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

     

    おまけ:今年のベスト読書

    毎年恒例?となりつつある店長の今年のベスト本。

    今年はあまり読書ができなかったのですが、積読はいつも以上に増えました(笑)

    積読棚(笑)には大好きな新潮クレストブックスさんの海外文学などが並んでいます。(帰れない山冬の犬世界の果てのビートルズなど)

    来年はイタリア文学を中心に読んでいきたいと思っております。

     

    さて、いくつかご紹介します。

     

    1. 大地の五億年 藤井一至・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像2

    世界中を這いずり回りながら土の研究をしている著者が、わかりやすく・かつロマンたっぷりに土の歴史、土の不思議さを語っている話題作。

    研究者ではありながら、エッセイストとしても素晴らしい文才の持ち主!

    土って、意外にも歴史は新しく、地上の生命活動が活発になってから、何億・何兆…もの生き物たちが食べては分解してを繰り返して、やっとこさできたものなのです。

    いまのところ土が確認されている惑星は地球だけ。土を見る目が変わる1冊です。

     

    2. 塩一トンの読書 須賀敦子・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像3

    須賀敦子さんを読んだら?と勧められたのが昨年で、今年は須賀敦子さんの良さがだんだんわかってきました。

    さっぱり簡潔な文章のなかに滋味深さがあります。

    これは書評のまとめ本で、ご自身が翻訳した本のことなどがエッセイ調で描かれています。

    このなかに出てきた、イタリア文学「インド夜想曲」(イタリア文学なのにインドって…?)はいま挑戦中。須賀敦子絶賛インド夜想曲、来年の1冊になるかもしれません!

     

    3. アフリカの白い呪術師 ライアル・ワトソン著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像4

    メルマガでも紹介したかもしれない、タイトルは怪しいこの1冊。読んでみると文化人類学ベースのルポ風小説となっています。

    昔、まだ人類学の研究も若かったころ、サバイバル道具を何も持たずにサバンナの村に分け入って、村人と同じ暮らしをする白人がいた…という。

    彼はそのうちに人類学の研究者にもなり、村人から呪術師としての修行を授かることになります。

    そんな彼の一生を追った、冒険譚でもあります。

    人類学が好きな方にはおすすめ!

     

    4. 本が語ること、語らせること 単行本  青木海青子・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像5

    私設図書館「ルチャ・リブロ」を奈良県東吉野村にひらいた著者が、初のエッセイを刊行!

    おなじく私設図書館をひらいた友人が、開設記念に?贈ってくれました。

    本を前にすると、普段語れないことも語れたりする。

    私設図書館をひらき、お悩み相談をうけたりしている著者が、日常の中では「いいひと」になれないのに、「司書」として人の悩みに対峙できる不思議さ…など。

    さくっと読めるのですが、含蓄のある言葉が並んでおり、読み返したくなります。

     

    5. LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる ケイト・マーフィ著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像6

    「聴く技術」を期待して読むと期待外れかもしれませんが、「傾聴」に焦点を当てて、その可能性を探った1冊。

    聴いているだけなのに、なんでも話したくなってしまう諜報員の聴く技術や、社会実験の話などが盛りだくさんの分厚い本ですが、軽く読むことができます。

    いかに「発信するか」にフォーカスされがちなSNS時代ですが、たんねんに聴くと世界が開けてくる、という話。

     

    6. 水と原生林のはざまで  シュヴァイツァー・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像7

    わたしの青春の一冊でもありますが、ひさびさにまた出会いたくなって、年の瀬に購入。1875年に生まれたシュバイツァーは37歳のとき熱帯のガボンで伝道と医療活動をします。

    聖者のように評されるシュバイツァーですが、この本を読むと、ドリフのコントのように、患者とアフリカの大自然に振り回されて翻弄されて奪われて…「もう本当に嫌だ!こいつら最低!」と言いながら、それでもなぜか医療活動を続けてしまう、ちょっと滑稽な愛おしいシュバイツァーの様子がありありと想像できるのです。

    一番最高なのは、死にかけかと思われた患者が、診療所のヤシの実を、さっさと木に登り取って盗み食い(?)し、シュバイツァーがあきれるシーン。

    確かに大変な当時の医療現場の様子が描かれているのですが、シュバイツァーの振り回されっぷりが、リアルで人間味があり、おもしろくもあるエッセイです。

     

    7.働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話   コクヨ野外学習センター

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像8

    おっと、忘れていました、こちら…!瀬戸の本屋さん「ひとしずく」さんで購入した本。
    コクヨさんの人気ポッドキャストを活字化した1冊。
    ビジュアル的にも読みやすいのに、なかなか衝撃的!?刺激的な…様々な民族の「仕事観」。
    自分の仕事観をやすやすと飛び越えていく、○○族のみなさんたちには脱帽です。
    いかに狭い価値観で生きているか、ということをまざまざと感じさせられる1冊となっています。
    これはみなさんにおすすめできます!

     

    2024年も素敵な本と、素敵なペンに出会えますよう…!

     

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    ▼ あわせてお読みください
    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン
    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
    万年筆で 読書記録のススメ

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  • 万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    いろいろな吸入方法!

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    万年筆を選ぶとき、いろいろな観点から選択することが出来ると思いますが、
    今回は吸入方式に焦点を当ててみていきたいと思います。

    それぞれにメリット・デメリットがあり
    ご自身の生活スタイルに合った吸入方式を選ぶと
    お手入れの気もちの面で楽になり
    ちょうどいい付き合い方ができるかと思います。

     

    手軽なカートリッジ式

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    いちばん簡単なのは、カートリッジ式。
    インクの小さなタンクを挿して使います。

    カートリッジ式

    良い点
    ・一番手軽
    ・首軸や手が汚れない
    ・インク漏れの恐れが少ない(0ではない)

    惜しい点
    ・インク量で換算するとコスパが悪い
    ・(当たり前だけど)吸入の喜びは無い
    ・いろいろなインクを使えない
    ・コンバーターが無いと綺麗に洗えない

    …ということで、おすすめできるかたは

    「なるべく手を汚したくない、手間をあまりかけたくないけど手軽に万年筆を使いたい」かたと言えるでしょう。

    また、カートリッジの容量と、筆記量のバランスでいくと
    筆記量が多い人は「あれ!?こんなにすぐ無くなるの?」となる可能性があります。

    大容量インクカートリッジも存在しますので、そのあたりも調べながら選ぶと良いですね。

     

    コンバーター式

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像2

    次に身近なのがコンバーター式。
    胴軸を開き、コンバーターという取り外し式のインクタンクにインクを吸入します。

    コンバーター自体は首軸から取り外せる消耗品です。
    ネジでくっつけるタイプと、ネジ無しタイプがあります。

    また、これはピストン吸入式に近いかもしれませんが
    首軸に合着していて取り外せないタイプも稀にあります。

     

    コンバーター式

    良い点
    ・カートリッジ式の次に手軽
    ・いろいろなインクを入れることができる
    ・コンバーター自体が消耗品で取り換えられるので修理に出すリスクがひとつ減る
    ・インクボトルを使えるのでコスパ◎
    ・洗浄しやすい

    惜しい点
    ・インクタンクが吸入式と比べるとやや少ないか
    ・手が汚れる可能性
    ・頻繁にコンバーターを取り外す場合、定期的にコンバーターを替える必要アリ
    ・インク漏れの可能性アリ

    カートリッジ式と比べると万年筆の良さがグッと高まるコンバーター式!

    お手入れのしやすさから、各メーカーとてもバリエーションが多い形式でもあります。

    デメリットは致命的なものはありませんが、
    特にヨーロッパでは限定生産品はピストン吸入式になる可能性が高く
    コンバーターファンからすると、高級な限定生産品のなかでは選択肢が少し狭まってしまうのが現状です。

    そうなんです。

    万年筆はカートリッジ式<コンバーター式<吸入式
    の順に手軽<<手間 になりますが
    リーズナブル<<高級
    という順でもあります。

    (もちろん例外あり)

    そうなりますと、例えばイタリアのセルロイド軸がほしいな、となった時
    コンバーター式やカートリッジ式のセルロイド軸はあまり(ほとんど?)ありません。

     

    いろいろな吸入式

    ビスコンティ トスカーナヒルズ

    そして、いろいろなタイプがあるのが
    胴軸内のタンクに直接吸入するタイプです。
    尻軸を動かす「ピストン吸入式」や、空気圧を利用する「プランジャー式」などいろいろなタイプが存在します。

    胴軸内タンクに吸入するので、コンバーターと分けるためにいったん「タンク吸入式」と呼びます。

    通常の吸入式と同様です。

     

    おすすめできる方は、「インクを大容量で使いたい方・インク吸入が好きな方」と言えるでしょうか。
    インク吸入って、手間ではあるのですが同時に代えがたい喜びでもあるのですよね。

    いろいろなタンク吸入式

    良い点
    ・インクタンク量が大きいものが多い
    ・吸入する喜びを味わえるギミックが搭載されているものもある

    惜しい点
    ・タンク内が壊れた時、メーカー修理になるので時間がかかる
    ・内部がどうなっているか見れないものが多い
    ・インク漏れの可能性アリ
    ・重くなりがち

    先ほどのコンバーターの逆で、高級・限定生産品ラインナップはほとんどがこの吸入式ですので
    そういった軸が好きな方はタンク吸入式を選ぶことになるでしょう。

     

    ピストン吸入式

    一番オーソドックスなピストン吸入式。
    尻軸ピストンをくるくる回します。
    原理はコンバーターと同じです。

    尻軸があがってくるタイプと、上下しないロータリー式があります。

    また、ピストン吸入式なのですが内部にタンクが2つあるダブルタンクリザーバー(アウロラ)など
    機構はさまざまだったりします。

    インク窓がある場合と無い場合があります。

    ピストン吸入式亜種

    ビスコンティやピナイダーに多いのですが
    尻軸を引っ張って出してから吸入するプル&ターン式、
    ノックしてから吸入するタイプなど
    ピストン吸入式ではあるのですが、ちょっとギミックが足されている
    遊び心満載な吸入式も存在します。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像3

    これはビスコンティのプル&ターン式。↑

    プランジャー式

    空気圧を利用して一気にインクを吸い上げる!という迫力ある吸入式。
    尻軸のピストンを引っ張り出して、インクに浸けてから下げます。
    すると一気にインクがタンク内に吸われます。
    大容量のインクが使えるということ、
    インク漏れのリスクの少なさなどがメリットとして挙げられます。

    ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

    パイロット、ツイスビ―、ビスコンティ、ASCなどに多い吸入方式です。

    アイドロッパー式

    胴軸をそのままタンクとして使うやりかたで、
    胴軸をさかさまにしてスポイトでそのままインクをIN!
    これで大丈夫なの…?と少々心配になりますが
    胴軸部と首軸部を接合するネジ部にパッキンがあるので漏れにくい構造になっています。

    歴史は古く、かなり昔からある方法なのです。

    一番大容量で使えるタイプです。
    筆記量が多いかたにはおすすめ!
    ただ、パッキンがあるといってもリスクは他の方式より高くなりますので
    持ち歩く際は十分気を付けましょう。

    イタリアでは、デルタやマイオーラでみられます。

    その他・レバー式など

    ヴィンテージ万年筆などにありますが
    胴軸のレバーを使って吸入したり、プッシュして吸入するなどいろいろなタイプがあります。

    あまり見ることはないかもしれません。

    たまに限定生産品などで昔のレバー式が復活することもあります。
    少々マニアックな方式ですね。

     

    万年筆を選ぶときは、吸入方法にも着目してみてくださいね!

    吸入方式から見る、おすすめのペン

    ではいろいろな吸入方式のペンをご紹介します。

     

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen
    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆  (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

    カートリッジ/コンバーター両用式の有名なオレンジ軸!
    デルタのDVミッドサイズ。
    魅力的な太め軸と、手軽なコンバーター式の組み合わせが入門者にももってこい!

    Divina Elagance Visconti

    ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

    先ほど説明したプル&ターン式を採用している、黄金比を使ったなんとも高貴なペン!
    ゆらいだマーブルと螺旋の黄金比の軸に、万年筆ファンからの熱い支持があります。

     

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像4

    デルタ ライトバランス デューン 万年筆 Delta Write Balance Dune ST Fountain Pen

    こちらも実はアイドロッパー式になる!
    カートリッジ式/コンバーター式/アイドロッパー式と
    三拍子そろった軸なのです。
    さらにこちらのライトバランスは尻軸に重りがあって、バランスを変えることも可能。
    アイドロッパー式のときは重量が重くなりますので重りは無しでもいいかもしれません。
    それと、アイドロッパー式にするとインクの色が胴軸から透けて、印象が変わる場合がありますので、それを加味して色選びをしてくださいね。

     

     

    ▶ マイオーラ アルファ アイドロッパー ネロ ローズゴールドトリム 万年筆 Maiora Alpha Eyedropper Nero RGT
    マイオーラ アルファ アイドロッパー ネロ ローズゴールドトリム 万年筆 Maiora Alpha Eyedropper Nero RGT
    マイオーラのアルファのスチールニブタイプはアイドロッパー式です。

    キアロスクーロ
    ▶レオナルド モザイコ キアロスクーロ 万年筆 14Kニブ(ゴールド/パラジウムトリム) Leonardo Mosaico Chiaroscuro Fountain Pen
    レオナルドのモザイコシリーズやモーメントゼログランデはピストン吸入式で、タンクが大きく筆記量が多いかたに便利。
    レオナルドはピストン吸入式のものを分解できるツールがあるのも必見!

     

    ▶ スクリーボ 限定生産品 フィール インヴェルノ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Inverno (Winter) Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 フィール インヴェルノ  万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Inverno (Winter) Fountain Pen
    スクリーボはオーソドックスなピストン吸入式です。
    凍てついた土を思い起こさせる色合いです。
    朝の散歩のとき、しゃきしゃきと踏みたくなる霜柱や
    硬い地面。でも、それはもうすぐ来る春を孕んでいる、冷たさ。
    イタリアの大地も凍てついているのでしょうか。

     

    さまざまな吸入方式が存在しますが、ご自身のライフスタイルや
    どこに優先順位を置くかでぴったりのペンを選べるといいですね♩
    Il Duomoでは「吸入方式で探す」というというページもありますので、ぜひ探してみてくださいね。

     

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  • 舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    国産と舶来品の字幅・書き味の違いは?

    手書きの風合いが魅力的な万年筆。

    万年筆には日本のメーカーが作った国産品と海外のメーカーが作った舶来品(海外メーカー品)があります。

    国産万年筆と舶来万年筆にはそれぞれの良さがありますが、どちらを選んだらいいの?と疑問に思われる方も多いでしょう。

    やはりメーカーごとにペン先の種類はさまざまですし

    さらに国産の万年筆のペン先と舶来品の万年筆のペン先では同じサイズ名でも文字の太さに違いがあります。

     

    この記事では、5-6年万年筆を検品している私が感じてきた変遷も含め、
    主なメーカーごとに、ざっくりと選び方を書いていきます。

     

    一般的に国産にくらべて舶来品のペン先の方が1段階太いと言われています。

    たとえば舶来品のペン先の細字は、国産のペン先では中字の大きさです。

    それぞれのペン先のサイズで、舶来品のほうが大きくなっています。

    舶来品の万年筆を選ぶときにはぜひペン先の大きさにも気を付けて選びましょう。

     

    ※ただ、モデルやロットによって、あるいは個体差もあり

    字幅にはゆらぎがあります。

    おおよその目安、程度にとどめて参考にしていただければ幸いです。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方や、14K・18K・スチールニブの違いについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    まず、国産の万年筆の書き味

    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    国産は、パイロット、セーラー、プラチナが有名どころです。

    国産万年筆は、世界的基準で見ると細めに仕上がっており、とめはねはらいがとても綺麗に出、
    ストレスフリーで書けることで人気があります。

    3社とも、まったく違った書き味なのですが
    ・書き出しの線の美しさ
    ・ある程度硬さがしっかりあり、コシのある書き味
    ・精巧な作り

    …このあたりが日本の特徴なのかなと思います。

    とにかく、この値段帯でこの作りの良さ。
    世界的に見ても他の追随を許さない極上の仕上がり。

    舶来万年筆にはないメイドインジャパンの良さがぎゅっと詰まっています。

     

    わたしも、国産万年筆は(実は)愛用しています。

    舶来万年筆の書き味、字幅

    さて舶来万年筆。

    日本産に比べると、アルファベットを書くことの多い海外万年筆ですので
    とめはねはらいなどは、そこまでこだわって作られていません。

     

    が、それぞれのメーカーの良さがあるので
    比較していただければと思います。

     

    当店の特性上、イタリア万年筆が多くなっていますのでご注意ください。

    この記事に出てくるニブの硬さ・柔らかさについて

    一点注意が必要なのが、ニブの硬さの表現についてです。
    一般的にニブ(ペン先)が硬いと、筆圧に強いというメリットがあります。

     

    一方、柔らかいニブはしなりがややあるためにかなり強い筆圧の方ですと
    ペン先が曲がる可能性があります。

     

    硬いニブは、しならないためにフローがドバドバとは出ないのですが
    そのおかげで端正な線が出ることが多い。
    柔らかいニブはしなるためにフローが潤沢で
    線はおおらかになるという印象があります。

     

    ただこれも一般的には…という話で
    ひとつひとつのメーカーの特性にもよりますので
    こんな捉え方もあるんだな、というくらいに考えていただければと思います。

    ペリカン Pelikan の字幅と書き味

    ペリカンM600

    ペリカンは、フローがとても良い場合が多く、またペンポイントも大きめなので
    字幅は国産の1-1.5段階上になることが多いです。
    まれに、細めの個体もありますが…。

     

    書き味はM400,M600などの数字によってペン先がまったく違うため
    異なりますが
    全体的にはぬらぬら系で、丸いぽってりした字、
    あたりの柔らかい出来の良いニブ…という印象です。
    M1000はかなり柔らかいので注意。

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」の魅力をもう少し掘り下げたいかたはこちらをどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

     

    モンブラン Montblanc の字幅と書き味

    montblanc-enzo-ferrari001 モンブラン 万年筆 フェラーリ

    モンブランも、モデルによってニブがけっこう異なりますので
    一概には言えませんがペリカンと傾向は似ているかと思います。
    ヌラヌラ系、フローが良い、柔らかめ(クラシックなどは少し硬めですが…)
    ペリカンよりも、ニブががっしりしていて重厚感を感じる書き味です。

     

    字幅は国産の1段階か1.5段階上です。
    特に作家シリーズなどの限定生産品の大き目ニブは太めに出る傾向があるような気がします。

    ファーバーカステル(伯爵コレクション)の字幅と書き味

    ファーバーカステル 伯爵コレクション 書き味

    ファーバーカステルは、スチールニブは硬めの書き味で、いわゆるガチニブといっていいでしょう。

     

    伯爵コレクションのほうは金ペンになりますが、
    こちらのほうがやや柔らかく作られており、
    万年筆に慣れてくるとちょうどよく感じます。

     

    作りこみはさすがドイツといった感じで、金属感が適度に楽しめる精緻な感触が得られます。
    フローは良い。書きぶりはペリカンと似ていて、ややぽってりした線になります。

     

    スチールニブ、金ニブともに字幅は国産のだいたい1段階上です。

     

    こうしてみるとドイツ万年筆は共通する書き味があるなあと感じますね。

    ビスコンティ Visconti の字幅と書き味

    ビスコンティ Visconti 星月夜 Starry night

    スチールの場合、近年国産に近い字幅になってきています。
    とめはねはらいが良く出る、フローは渋くはないがドバドバ系ではない、という感じです。

     

    2022年から18K、14Kニブがインハウス(自社生産)になりました。
    しなりはあまりせず、硬めのニブなのですが
    ガチガチというわけではなく、金ペンらしい扱いやすさになってきています。

     

    字幅は国産より0.5段階上、くらいを想定していただければと思います。

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    ウォーターマン Waterman の字幅と書き味

    ウォーターマンのスチールニブは試したことがなく、わかりません(ごめんなさい。)。

     

    金ニブは船のようなかたちのカレンが有名ですが
    一体型になっているため、とても硬いです。
    金属感があり、かつ硬いので頑丈な印象を得ます。

     

    ガチニブなのもあり、細字は細かな綺麗な線がでます。
    特に書き出しが美しく出て良いすね。イラストにも向いているかもしれません。

     

    0.5-0.8段階上の字幅を想定していただければと思います。

    アウロラ Aurora の字幅と書き味

    アウロラ ジュングラ Aurora Jungle

    アウロラは日本の字幅に近いと言われています。
    ただフローが良いものであったりすると、EFでも日本のFくらい、Fが日本のFMくらい…ということはままあります。
    アウロラで一番人気はEFですが、書き味について考えると、アウロラは研ぎが攻め込んでいることが多く、EFですと多少カリっとすることがあるかもしれません。
    ですので字幅よりも書き味を優先される方にはFをおすすめすることが多いです。

    お使いいただいた後ペン先調整をするということも可能ではあります。
    そちらも加味された上で一度ご検討いただければと思います。

    ペン先調整について詳しくはこちらの記事もご覧ください。

    ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜

     

    以前はフローを絞っていることが多かったのですが、
    最近はぬらっとしたフローに変わってきている感がありますよ。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    レオナルド Leonardo Officina Italiana の字幅と書き味

    レオナルド Leonardo Officina Italiana 書き味 字幅など

    レオナルドは、2021年にニブが変わりました。
    それによりスチールニブはしっかり目の気もちの良い硬さに
    金ニブはスチールよりもやや撓る、ほど良い柔らかさになりました。

     

    ニブのフルチェンジにより、以前よりも字幅も細めに改編。
    雰囲気としては0.8段階上くらいでしょうか。

    レオナルドは純正インクがかなり通りが良いので、純正インクを入れた際はフローはとても良いです。

     

    ※2022年に新しいデザインのニブが出ましたが、そちらはまだ該当モデルも少ないので
    方向性がはっきりし次第、追記します。

    レオナルドの特徴やおすすめモデルについてはこちらの記事をどうぞ。

    Leonardoレオナルドの万年筆の特徴!書き味は?おすすめペン&気を付けること

    マイオーラ Maiora/デルタ Delta の字幅と書き味

    Maiora マイオーラの書き味 字幅は?

    マイオーラ Maiora/デルタ Deltaは生産が同じ工房なので
    字幅・書き味は同様のものとして書きます。

     

    レオナルドと基本的には似た書き味です。
    スチールニブは適度な硬さ、金ニブはほど良い柔らかさ。
    レオナルドと比べるとペンポイントがやや丸い感じはします。

     

    ぽってりした線が書けます。

    フローもレオナルド同様、潤沢。

    マイオーラ・レオナルド・デルタの違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    新しいデルタDVシリーズの各モデルの違いはこちら。

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します

    モンテグラッパ Montegrappa の字幅と書き味

    モンテグラッパ Montegrappa 書き味 字幅は?

    モンテグラッパはスチールニブ・金ニブともにかなり硬め。

    限定の特殊なニブ以外は、ニブ本体(ペン体)が分厚いです。

    ほとんどしなりません。

     

    ただ、金ニブのほうが気持ちすこし、硬さの中に柔らかさを感じます。
    金の伝導率の問題なのかもしれません。

     

    モンテグラッパ純正インクはさらっとしていてパイロットに近い感じ?なので
    書き味もさらさら~としている感じです。
    フローは中程度。

     

    字幅は、国産より1段階上とみていいでしょう。

     

    金属感は存分に味わえます。

    柔らかさのあるニブが人気ですが、わたしはモンテグラッパの書き味もけっこう好きです。

    モンテグラッパの代表モデル「エキストラ1930」と「フェリチタ」の書き味比較はこちらをどうぞ。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

     

    ピナイダー Pineider  の字幅と書き味

    ピナイダー Pineider 字幅 書き味は?

    ピナイダーはスチールと金ペンに大きな差があるので注意が必要です。

     

    スチールニブは大き目でガチニブ。
    フローは絞り気味なことが多いように思います。
    ガチニブでフローが絞り気味なのですが
    大きめなせいか、そこまで硬さが気になることはありません。

     

    字幅は国産の0.5段階上くらいでしょうか。

     

    14Kニブはフレックスですので、その他のフレックスニブ同様に
    しなるせいで字幅は太く出ます。
    国産の1-1.3段階上くらいです。

     

    14Kフレックスニブは、かなり柔らかく、筆のような感覚に近いかもしれません。

     

    下に出てくるスクリーボ同様に、入門者向けではありません。

    ピナイダーの工場見学レポートはこちらをご覧ください。

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    スクリーボ Scribo の字幅と書き味

    スクリーボ Scribo 書き味 字幅は?

    スクリーボはかなり柔らかい部類に入ります。

     

    しかし柔らかなのにどこかサリサリ感があって、癖になるニブですよ。

     

    14K,18Kと2種ありますが

    14Kはフレックス仕様なのでしっかりしなり、
    「柔らか~~!」と感じやすい感触があります。

     

    18Kはフレックスではありませんが
    それでも柔らかい部類に入るくらいには柔らかいです。

     

    実用であれば18Kでしょうが、万年筆を使い始めたばかりの方にはおすすめしません。

     

    字幅は、フローが潤沢なのと、柔らかくしなるためにけっこう太めです。
    BBBなどはマジックペンくらい太くなります。これもまた面白いニブです。

    国産の1-1.5段階上を想定すると良いでしょう。

    スクリーボの特徴とおすすめモデルについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

    スクリーボ(Scribo)万年筆の特徴とおすすめのモデル。書き味は?

    アルマンドシモーニクラブ Armando Simoni Club (ASC) の字幅と書き味

    アルマンドシモーニクラブ ASC 書き味 字幅は?

    ASCも、フローが良いために字幅はやや太めになります。

    個体差もけっこうありますが1-1.3段階くらい上を想定していただければと思います。

     

    書き味はスチール、14K、18Kともに柔らかで、
    (なぜか)とめはねはらいが綺麗に出るように作られており
    日本語を書くのにぴったり!

     

    思いのほか綺麗に線が出るので、とても気持ちよいペン先です。

     

    18Kはマジックフレックスといって
    かなり大き目なフレックスニブなのですが
    こちらもきちんとしなり、柔らかく、ふわんふわん♩とするのに
    とめはねはらいが美しいのが特徴です。

    まとめ

    万年筆を選ぶとき、ペン先の種類はとても重要です。

    ペン先の種類が多く、また国産と舶来品とでは微妙にサイズも違います。

    そんな時はまず自分がどのくらいの太さの文字を書きたいかをイメージしましょう。

    自分が好きな太さの文字はどれくらいでしょうか?

     

    そのイメージに合わせてペン先を選んでみるのがおすすめです。

    最初のうちは選んだペン先で書いた文字が自分のイメージと合わなかった・・・ということもあるでしょう。

    でも自分が選んだペン先で自分のイメージ通りの文字が書けたときの喜びはとても大きなものです。

    そしてその喜びからどんどん万年筆で文字を書くことが好きになっていくと思います。

    その嬉しい気持ちこそが万年筆の楽しさなのです。

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  • 【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    手書きの風合いが魅力的な万年筆

    言志四録 万年筆

    万年筆を使い始めると、文字を手書きで書く習慣がついてきます。

    手書きというのはその人の文字を書くくせや個性が出て、その文字を見ることもとっても魅力的。

    万年筆で書いた自分の文字を後から見返すと、その時の自分の状態や気持ちなどがわかるのがとっても面白い!

    手書きは書くときだけでなく、あとから見返すことの楽しさもありますね。

     

    また万年筆はペン先で文字の雰囲気が大きく変わります。

    そのことも魅力のひとつ。

    その時の自分の気持ちの状態で万年筆のペン先を選ぶのもいいですね。

     

    しかし、万年筆がはじめて、という方にとって
    ペン先の選び方はとても難しいものだと思います。

    特に国産の万年筆は字幅のバリエーションも多いので選びにくいのではないでしょうか。

    参考までに、パイロットのバリエーションを。

     

     

    私は毎日その日のインスピレーション(?)でどのペン先を使って書くかを決めています。

    用途によって、1日のうちに2-3種使うこともありますし
    今日はこれ!と決めるときもあります。

    今日は大き目のノートに太字でしっかり書きたいな~とか、
    今日は5㎜方眼に細かく書きたいから細字の気分!などちょっとしたことですが、文字を書くのも楽しくなります。

     

     

    万年筆とは奥が深いもので、太い・細いだけでなく書き出しの形なども
    好みにすごく影響してくるものなのですが
    それについてはまた今度‥・。

     

     

    ぜひ万年筆で自分の手を使って文字を書いてみてください。

    きっとさまざまな楽しみが見つかります。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    レオナルド 書き味 万年筆 Leonardo

    ▶レオナルドの字幅のサンプル

    好みがわからなければ、とりあえずF(細字)

    万年筆の字幅選び方 画像

    万年筆入門者のかたで、とりあえず手の出しやすいKAKUNOなどを試したいというかたでしたら
    「とりあえずF(細字)で!」と決めてしまっても良いでしょう。

    国産から、舶来品(外国産)にシフトしたい!という方にとっても
    使い勝手の良いのはとりあえずF。

     

    外国産のもので避けたいのが、EFを選んでカリカリしすぎてしまって
    書き味が悪い、ということ。
    Fであればある程度インク量(フロー)もあるので、
    リスクはそんなにありません。

     

    ただ、もちろん場合(メーカー、ロット個体差など)によります。

    F字幅は0.3㎜~0.5㎜。

    舶来万年筆と国産万年筆の書き味・字幅の違いについてはこちらの記事もどうぞ。

    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    一番売れるのはF

    Il Duomoはイタリア万年筆が主なので、
    Mだと太すぎる可能性がある、EFだとカリカリするかもしれない、ということで
    Fに落ち着く方が多いように感じます。

     

    迷ったら「Fで!」というのも良いかもしれませんね。

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

    M~B 太めの文字が書きたい人におすすめ

    万年筆の字幅選び方 画像

    万年筆で文字を書くとき、しっかりした文字を書きたいときがあると思います。

    またはがきの表書きなど太いほうが視認性がある場合も太字がおすすめ。

    その場合は太めのペン先を選ぶといいでしょう。

    太めの文字は力強く、しっかりとした印象を与えます。

     

    また、そのほかのメリットとしては「インクの濃淡が楽しめる」ということ!

     

    インクが流行して定着してきていますが、インクも細字だと何色なのかがはっきりしない場合があります。
    太く出れば出るほど、インクの色がはっきりとわかりますし
    インクだまりを楽しむことも可能!

     

    太字(B)のペン先には種類がいろいろとあります。
    メーカーごとに少しずつ違いますが、「BB」や「BBB」など、各メーカーごとに数種類ある場合もあり、それぞれに特徴があります。

     

    基本的にはBなら0.6㎜~0.9㎜くらいになります。(かなり幅があるのは、海外産も含めるため)

     

     

    また、太字まではいらないけど、インクのフローがしっかり目がよくて濃淡を楽しみたい、という用途の場合

    中字(M)がおすすめ。

    Mは0.5㎜~0.6㎜くらいの字幅です。

     

    太字Bで気を付けること

    実は、太字の場合、気をつけるべきことがあります。

    それはペンポイントについて。

     

    太字は形を出すためにペンポイントが四角く作られる場合があり、
    仕上げによっては筆記角度がシビアな場合もあります。

     

    しっかり紙に対して垂直に持って書く人ならば問題ありませんが
    筆記角度に癖がある方の場合、こういったペンポイントのBはインクがかすれる可能性があります。

     

    筆記角度に注意しながら筆記してみましょう!

    EF~F 細めの文字が書きたい人におすすめ

    国産のEFは0.25㎜~0.3㎜程度で、ボールペンだとしたら
    「すっごく細い!」パイロットのハイテックの0.25㎜などが想像しやすいでしょう。

     

    万年筆の字幅選び方 画像

    (ヨーロッパ万年筆ですとEFがFくらいになることもしばしばです。)

    一方、繊細な文字を書きたいときにおすすめなのが、ペン先が「細字」というサイズのものです。

    細字サイズのペン先はバリエーションも豊富。

     

    通常の細字サイズをはじめとして、極細字サイズ、中細字サイズなどペン先の種類が幅広く、その時の気分は書くときの状況などによって、使い分けることができます。

    細字サイズのペン先を使うと、カリッとした文字が書けるイメージがあり、私は文字をたくさん書きたい時や気持ちをすっきりさせたい時によく使います。

    このようにその時の気持ちでペン先を選ぶこともとても楽しいことだと思います。

     

    細かい文字を書く書類や履歴書、ノートや手帳、日記などを書くことが多い時には細字サイズあるいは極細字サイズがおすすめです。

    細かい文字がきれいに並んでいるのを見ると爽快感があります。

    また細字サイズのペン先には硬めのペン先、柔らかめのペン先など書き心地でも分かれているペン先を揃えているメーカーもあります。

    そのため万年筆を初めて使う人にとっても細字サイズのペン先は使いやすいかもしれません。

    EFはフローが渋い場合がある

    万年筆の原理といいますか、ペン先の原理として
    インクのフロー(流出)が多ければ多いほど
    滑らかに書くことができますが
    その分字幅は太くなりがちです。

     

    なぜかというと一度に出てくるインク量が多いので
    紙に染みこむ量が増えます。
    すると、結果的に字幅は太くなります。

     

    そんなわけで、EFらしい極細さを達成するために
    メーカーによってはあえてフローを絞り(スリット同士やペン体とペン芯との隙間を狭くしたり、など)
    細く出しているところがあります。

    フローが減ると、金属感を感じやすくなるために
    カリカリ感を感じることが増えるでしょう。

     

    そんなわけで、もし滑らか~な書き味が好きな方は
    フローが多めのメーカーを選ぶか、細字でもEFではなくFを選ぶなど
    工夫をする必要があるでしょう。

    (しかしこれも概論であって、滑らかでフローが少ない個体もあります。奥が深いです)

    フレックスやミュージックニブなど特殊ニブ

    万年筆の字幅選び方 画像

    メーカーによってフレックスニブ、エラステイックニブ、クイルニブ、などいろいろな言い方がありますが
    つまり「柔らかいペン先」です。

    柔らかいと何がいいことがあるの?というと、

    これまたメーカーやペン先の種類によって様々なのですが

    フレックスニブのメリット
    • アタリが柔らかいので手への負担が少ない
    • かける筆圧によって字幅のバリエーションが自由自在になるので、カリグラフィーのような線が書ける

    ということが挙げられます。

    しかし

    フレックスニブのデメリット
    • 筆圧をかけすぎるとペン芯と離れてしまいインクが出なくなることも
    • 扱うのが難しいので初心者向けではない

    ということも…

    おすすめとしては、最低でも半年程度、通常のペン先に慣れてから
    こういった柔らかいペン先を使ったほうが良いと思います。

    ペン先を傷めてしまうのが一番怖いです💦

     

     

    また、ミュージックニブは数が少ないのですが
    楽譜用に作られたニブで
    これもフレックスニブであることもあるのですが
    面白い線が書けるので、一部の方に人気があります。

     

    スタブのように使うことができます。

    手紙や原稿用紙にも良いでしょう。

     

    レオナルド万年筆 ミュージックニブ leonardo music nib 14K

     

    スタブはミュージックニブと似ていますが
    メーカーによってはイリジウム(ペンポイント)が付いておらず
    板のようなペン先なこともあります。

     

    面白い字幅の線が書けて素敵なのですが
    ミュージックニブ、スタブとも
    初めての万年筆にはおすすめしません。

    万年筆の字幅選び方 画像

    国産と舶来品のサイズ感の違いは?

    万年筆には日本のメーカーが作った国産品と海外のメーカーが作った舶来品があります。

    やはりメーカーごとにペン先の種類は豊富です。

    さらに国産の万年筆のペン先と舶来品の万年筆のペン先では同じサイズ名でも文字の太さに違いがいあります。

    一般的に国産にくらべて舶来品のペン先の方が1段階太いと言われています。

     

    たとえば舶来品のペン先の細字は、国産のペン先では中字の大きさです。

    それぞれのペン先のサイズで、舶来品のほうが大きくなっています。

    舶来品の万年筆を選ぶときにはぜひペン先の大きさにも気を付けて選びましょう。

     

     

    ちなみに、舶来品の中でもアウロラは日本の字幅とかなり近いと言われています。(個体差はあります)

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

     

    まとめ

    オジヴァメディオ アルマンドシモーニクラブ Armand SimoniClub odiva medio

    万年筆を選ぶとき、ペン先の種類はとても重要です。

    ペン先の種類が多く、また国産と舶来品とでは微妙にサイズも違います。

    そんな時はまず自分がどのくらいの太さの文字を書きたいかをイメージしましょう。

    自分が好きな太さの文字はどれくらいでしょうか?

     

    そのイメージに合わせてペン先を選んでみるのがおすすめです。

    最初のうちは選んだペン先で書いた文字が自分のイメージと合わなかった・・・ということもあるでしょう。

    でも自分が選んだペン先で自分のイメージ通りの文字が書けたときの喜びはとても大きなものです。

    そしてその喜びからどんどん万年筆で文字を書くことが好きになっていくと思います。

    その嬉しい気持ちこそが万年筆の楽しさなのです。

     

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  • 万年筆のぬらぬら・サリサリって何?違いを万年筆屋が説明します

    万年筆のぬらぬら・サリサリって何?違いを万年筆屋が説明します

    Il Duomo Magazineやその他万年筆に関する読み物などでたびたびでてくる”ぬらぬら”・”サリサリ”という表現。
    万年筆で筆記したときの書き心地を表した言葉ですが、実際どういった感覚かイメージできますか?

     

    前者はなめらか、後者は鉛筆で書いた時のような書き心地のことです。
    このぬらぬらとサリサリは製造過程で意図的にそうなるように加工されています。

     

    ただ、書き味は万年筆だけで決まるわけではありません。
    お手元に「ちょっと書きづらいなー」としまいこんでいる万年筆はありませんか?
    今回お伝えする工夫次第で書き味が変貌するかもしれませんよ!

     

    ぬらぬら/サリサリってどんな書き心地?

    万年筆によって書き心地は様々。
    ぬらぬらとサリサリ、みなさんのお好みはどちらでしょう?

     

    ぬらぬらとは

    “ぬらぬら”とは一言で言うとなめらかな書き心地のこと。
    ペン先と触れている紙の間にインクがたっぷりあることで、ひっかかることなくスムーズに筆記することができます。
    インクが潤滑剤になるわけです。

     

    万年筆と言ったらこの書き心地をイメージされる方が多いかもしれませんね。
    私も初めて万年筆で書いてみたときは「力を入れてないのにどんどんインクが出てくる!」と感動したものです。

     

    ぬらぬらイメージ画像

    サリサリ

    “サリサリ”とは、鉛筆のような書き心地のこと。
    ぬらぬらとは逆に、あえてインクの出てくる量が少なめになるよう調整されている
    あるいは、ペンポイントの形の影響のため、書く時に抵抗を感じます。
    紙のザラザラした感触をペン先が拾いやすくなる…という書き味をサリサリと表現するのです。

    ペンポイントがズレていると「ガリガリ」とした引っ掛かりを感じますが、
    それとは全く違う、良い金属感を味わえる書き味です。

     

    決してインクフローが悪くて書きづらい、というわけではありません。

    鉛筆のような筆記感が良い!とサリサリした書き味の万年筆を選ばれる方も多いんです。

    特にアウロラはサリサリ感の王様?として有名。

    歯切れの良さと、金属感の絶妙な心地よさ。

    独特の書き味はハマる人がたくさんいます。

    万年筆のぬらぬら・サリサリって何?違いを万年筆屋が説明します

    Il Duomo 店長
    「アウロラのサリサリ感、鉛筆感ってどんな感じですか?」
    とよくお問い合わせをいただくのですが
    説明がすごく難しいです…!
    ひとつ言えるのは良い意味で、ごりっとした金属の質感がある、ということでしょうか。
    ごりっとした金属が連続性を持って、「サリサリ」になる…
    う~ん、うまい良いかたが無い…。汗

    ふわふわな書き味

    またちょっと違う表現ですが、ニブの作りが柔らかめで
    ペンポイントが滑らかに研いである、かつインクフローが良い…など色々な条件が重なると
    「ふわふわ」な書き味を体験することができます。

    もちろん字幅にもよりますが、モンブランのマイスターシュテュック149であったり、ペリカンのM1000などがふわふわ感があると思います。

    ニブの作りで書き味が変わる

    インクの出方で書き心地が変わるわけですが、偶然そうなっているわけではありません。
    ペンポイントと切り割りの製作過程で調整されているんですよ。

    ペンポイント(ペン先)に使われている金属の研磨具合

    どの万年筆もペンポイントを見てみると、少し丸くなっていますよね。

     

    この部分にはイリジウムなどが含まれたとても丈夫な合金が使われています。
    ニブ自体が金やスチールでも、紙に直接触れる部分は硬くて劣化しにくい金属が使われているんです。

     

    この金属の研磨具合や形によって書き味は変化します。

     

    切り割り(スリット)の開き具合

    アルマンドシモーニクラブ オジヴァメディオ ブルールーセンス (ゴールド/ロジウムトリム) 万年筆 ASC Bologna Ogiva Blue Lucens Fountain Pen

    もうひとつ書き味に影響を与えるのが、切り割りの開き具合です。
    切り割りはインクの通り道。

    この部分の開き(幅)が大きければ大きいほど、インクが潤沢に出てきてぬらぬらとした書き味になります。
    逆に開きが小さければインクの出てくる量が絞られるため、サリサリとした書き味に。

     

    ちなみにこの切り割り、左右に段差があるとインクがうまく出てきません。
    ガリガリと極端に紙にひっかかりを感じてしまいます。

     

    切り割りの開き具合や段差は、調整に出すと
    適正値、あるいは自分好みに仕上げてくださいます。

    もうすこしぬらぬら/サリサリだったらなぁ、と思う万年筆が手元にある方はぜひペンクリニックなどで調整に出されるといいと思います。
    信頼できる調整師さんがいると万年筆生活も安心です。

     

    インクや紙によっても書き心地は変わる!

    ニブの作りが書き味に最も影響を与えますが、インクと紙によってもかなり左右されます。
    つまり、同じ万年筆でも入れるインクや書く紙によって書いたときの感覚が変わってくるわけです。

     

    インクの違い

    一口に万年筆のインクと言ってもその種類は様々。
    それぞれ成分が異なるため書き味にも違いがでてきます。

     

    ぬらぬら寄り:粘度が高い、表面張力が低い
    サリサリ寄り:粘度が低い、表面張力が高い

     

    インク選びというと色に気を取られてしまいがち。
    しかし、書き心地を重視したいのならこのあたりも購入前に情報収集するのがおすすめです。
    手帳や日記などたくさん書くために使うインクであれば特に、できるだけストレスなく使えるものが良いですね。

    しかし、気を付けなければならないこととしては

    「基本的にはメーカーは純正インクを使ってほしい」ということ。

    各種ペン先は、もちろんメーカー純正のインクを使用して開発を進めています。テストはすべて純正インクです。
    Il Duomoでも、検品には純正インクを使います。

    ですのでメーカー純正インクが、一番パフォーマンスは良いわけです。

    メーカー純正インクを使用しなかった場合、パフォーマンスが落ちたりインクぼた落ちがあったりというトラブルに見舞われることも可能性としてはありますので

    使用する際はお気を付けくださいね。

     

    紙の違い

    つるつるした紙は滑りがよいのでなめらかに、ザラザラとした紙に書くとひっかかりを感じます。
    幼いころ新聞の折込チラシの裏に落書き、しませんでした?
    白いつるっとしたチラシの裏側は鉛筆がよく滑りますが、カラーのザラザラした紙はそうはいきません。
    それと同じですね。

     

    とにかくなめらかに書ける紙を、ということであればヌルリフィルがおすすめ。
    ユポ紙と呼ばれる選挙の投票用紙をもとに生まれたこちらは、石油系プラスチック製の合成紙で表面がとにかくつるつる。
    通常の紙より抵抗感が少ないため、驚くほどぬらぬらと筆記することができます。

     

    元々サリサリとした書き味の万年筆も、ヌルリフィルにはぬらぬらと書けちゃうんです!
    紙が違うとこんなに書き味が変わるのか!と私も初めて書いてみたときは驚きました。

    以前開発者のかたにお話を伺ったとき、「このヌルリフィルに書くと、どんなペン先もぬらぬらしちゃいますよ」とおっしゃっていました。

    このヌルリフィルばかり使っていると多少カリカリしていても、たちまちぬらぬらしてしまうので、
    通常の紙に書いた時に書き味が悪くてびっくり…ということもあるそう。

     

     

    これ以外の紙ですと、グラフィーロやトモエリバーなんかもぬらぬらと書くことができますよ。

    ヌルリフィルとはまた違う、紙らしさの上に成り立つぬらぬらさが気持ちよいです。

    トモエリバーFPという紙はもう廃番になってしまうらしいので、いまがチャンスです。

    以下、おすすめ商品のリンクを貼っておきます。

     

    まとめと、おすすめブランド

    ぬらぬらとサリサリ、どういった書き味かイメージできましたでしょうか。

    ぬらぬらとサリサリはどちらが良い、悪いというわけではないので好みや用途に合わせて選べばOK。

    私は、ブランド独自の書き味の違いを味わうのが良いと思っているので、どちらがいいとは思いません。どちらの良さも味わいたいです。

    とは言え、全部が全部試し書きできるわけでは選ぶのって難しいですよね・・・。

    Il Duomoでは万年筆をお買い求めいただいた方へお届けする前にかすれなどがないか、インクを通して検品しています。
    (インク通しをご希望でない方は注文時に指定可)

    何本か万年筆を使ってみると「これだ!」という書き味にきっと出逢えますよ。

     

    紙やインク、調整でもだいぶ書き心地は変化します。
    書き心地がちょっと・・・とすぐにしまいこんでしまった万年筆がある方は、もう一度条件を変えて書いてみるのもいいかもしれませんね。

    以下、サリサリ代表とぬらぬら代表のリンクを貼っておきますので
    どんなラインナップがあるか、のぞいてみて下さい。

    (モデルによって書き味も違うので、気になる方はぜひお問い合わせください。)

    サリサリ代表アウロラ

    アウロラ ロゴ Aurora

    スクリーボもややサリサリ

    スクリーボ ロゴ

    ぬらぬら代表モンブラン

    モンブラン ロゴ

     

     

    筆記具選びについてもっと知りたい!という方、Il Duomoではご購入前のご相談もお受けしています。
    この用途にこの筆記具ってどうなの?という方。
    ネットで万年筆を買うって不安・・・という方。
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  • 【万年筆おすすめ】一生もののペンの選び方とIl Duomo店長厳選6本

    【万年筆おすすめ】一生もののペンの選び方とIl Duomo店長厳選6本

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「万年筆のおすすめが知りたい」「どうせなら一生使える1本を選びたい」というご相談を、Il Duomoでもよくいただきます。
    わたし自身も「一生のパートナーにしたい!」というペンに出会うべく、いまだに探し続けている日々です。

    結論からお伝えすると、一生使えるかどうかは「メーカーの息の長さ」「定番モデルかどうか」「軸の頑丈さ」の3つを見れば、ほぼ判断できるかなと思います。
    そのうえで、Il Duomoが自信を持っておすすめする厳選6本がこちらです。

    1. アウロラ オプティマ — イタリア最古メーカーの定番、サリサリ系
    2. ペリカン スーベレーン M800 緑縞 — 世界トップ品質・飽きが来ない
    3. モンブラン マイスターシュテュック 149 — 大振りなニブの王道
    4. ビスコンティ ホモサピエンス — 玄武岩素材で意外に軽くて丈夫
    5. ASC ボローニャメディオ — セルロイド職人技
    6. モンテグラッパ エキストラ — 純銀925+ガチニブ

    それぞれ、なぜおすすめなのかをこれから詳しくお話していきますね♪

    一生ものの万年筆が欲しい!

     

    万年筆に魅了され、何本か買い足しているうちにそういった考えにたどり着く方は少なくないはず。
    私もそのひとりです。
    ただ、残念ながらまだ「一生のパートナーにしたい!」というペンには出会えていません。

    (万年筆ショップ店長の特性なのか?諸事情で行く当てのなくなってしまった子をお迎えすることがしばしば…
    それもまた、よい出会いですが☺)

     

    もちろん素敵な万年筆はたくさんあります。
    しかし、デザインや書き心地が自分好みだからといってイコール一生ものの万年筆にできるかというと残念ながらそうではないんですよね。
    “長く使うことができる万年筆なのか”これが最も重要!

     

    今回は一生ものにできそうな万年筆の選び方、そして長く使い続けるためのコツをお伝えします。

     

    万年筆は”万年”使える?

    “万年筆”という名前から、「丈夫で100年200年と使えるのでは?」なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
    確かに中には100年以上前のビンテージペンも存在します。
    しかし、そういった万年筆は稀です。

     

    大抵の万年筆は5年10年20年と長く使い続けているとなにかしらの不具合が出てきます。
    クリップが曲がった、フローが悪くなった、キャップにひびが入った、ペン芯が詰まった、
    軸に亀裂が入った、ニブが曲がった、吸入機構が壊れた、尻軸が外れた…などなど。

     

    その時点で修理ができればいいのですが、部品の在庫が尽きていたりそもそもメーカーが倒産していたり・・・。
    そうなってしまってはもう壊れたまま使うことができません。
    となると、とても万年使えるとは言い難い筆記具です。

     

    万年筆の名前の由来は諸説あり、
    万年使えるほどの…という直接的な意味もありますが
    万年には「いつでも」という意味もありますので、
    いつでもどこでもインクが出てくるペン、と考えたほうがいいでしょう。

     

    購入するときの選び方やその後の取り扱い次第で万年筆の寿命は変わってきます。
    万年筆ならなんでも丈夫で長く使える!というわけではないんですよね。

     

    ちなみに・・・
    英語で万年筆はFountain Pen、直訳すると泉のペンです。
    泉が湧き出てくるようにインクが出てくることからこういった名前がつきました。
    そう、英語では<長く使える>といった意味は含まれていないんですよね。

    一生もの万年筆の探し方

    一生ものの万年筆を選ぶにあたり、チェックしていただきたいポイントが3つ。
    ご自身が使いやすく気に入ったものであることも重要ですが、加えてこれらもおさえているか確認してみてくださいね。

     

    1.息の長そうなメーカーから選ぶ

    万年筆が壊れた!そうなった際に、箇所によってはメーカーへ修理を依頼することになります。
    もしもその時、すでに会社が倒産していたら・・・?
    凄腕の万年筆職人さんを探せば直していただけることもあるかもしれませんが、そのまま諦めることになることも…。

     

    まだまだ使いたいと思ってたものがダメになってしまうのって悲しいですよね・・・。
    長く使いたいと考えている万年筆であれば、アフターフォローについても購入前に考える必要があります。


    最近立ち上がったばかりのメーカーよりはモンブランやペリカン、アウロラなど息の長いメーカーから選ぶのがおすすめ。

    歴史があり、すでに根強いファンが多くいるメーカーのほうが今後も続いていく可能性が高くなりますよ。

     

    2.定番・人気の商品なら修理も

    メーカーを絞ったら次はその中からどう選ぶか、ですね。
    私がおすすめしたいのは、できるだけ人気・定番の万年筆。
    逆に特殊な部品を使用している万年筆は避けたほうが良いでしょう。

     

    例えばたまに発売されるペン先のとても小さいもの。
    こういった特殊なものは何年も経つと、替えのパーツが尽きている可能性大。
    壊れたらもう二度と直すことができなくなってしまいます。

     

    人気・定番の商品であれば多く作られる分、部品も残りやすくなります。
    先程のメーカー選びのときと同様、のちの修理のことを考えるなら今後も生産し続けてくれそうな万年筆を選んだほうが良いですね。

     

    3.頑丈に作られているか

    軸が丈夫にでできているか、というのも確認してほしいポイント。
    ちょっとぶつけただけでパーツが外れてしまったり、軸のレジンが著しく劣化してしまったりしては困りますよね。

     

    例えばわかりやすいところでいくと、
    コンバーター/カートリッジ両用式の場合、
    胴軸と首軸をくっつけるネジ部が金属だと、劣化・破損しにくいということがあります。

     

    それと軸に使われている素材はチェックしてほしい!
    熱・紫外線に弱い素材はそれらにさらされると変形・変色しやすいんです。

    基本的には安いアクリル樹脂よりも、高級なレジンのほうが劣化しにくいです。

    (たとえば100均のUVレジンでなにかものを作ると、すぐに割れたり変色したりします。それとおなじように樹脂にもランクがあります。)

     

    セルロイドやエボナイトは紫外線に弱いので、一生ものではない?と思われがちですが実は取り扱いによっては100年以上持ちます。

    たまにヤフオクなどで100年前のエボナイトのペンが出品されていて、とても綺麗なのに驚きます。

     

    紫外線や熱、湿気を避けてお手入れをしっかりすれば、長持ちしますが
    長持ちさせるには、そのお手入れ習慣をずっと続けていく覚悟が必要です…!

     

    金属軸は頑丈ですが酸化・硫化がありますので、これもそれなりに手入れが必要です。

     

    木軸は、湿気や紫外線に弱いです。私としては、木軸に関しては国産の木が日本の気候に合っていておすすめです。
    ただ、最近では湿気対策がきちんとされている住宅も多いので、あまり気にしなくてもいいかもしれません…。

     

    長く使うためには購入後の扱い方も気をつけて

    長く使い続けるためには日々の取り扱い方にも注意が必要です。
    雑に扱っていると万年筆の寿命を縮めてしまう恐れが・・・!

     

    洗浄をしっかりと行う

    Il Duomo店長としては、月1回は洗浄行うことをおすすめしています。
    長期間使わない場合はインクを抜いて洗浄してから保管してくださいね。
    インクを長い間入れっぱなしにしておくと詰まってしまいます。
    更に放っておくとニブが腐食してしまう恐れも・・・。

     

    洗浄方法はこちらを参考にどうぞ!

     

     

    インクをあれこれ入れ替えない

    余計なトラブルを避けるためにはメーカー純正のインクを使い続けるのが一番。
    様々なインクを入れ替えて楽しめるのは万年筆の魅力のひとつですが、本来メーカーはそういった使い方は避けるよう忠告しています。
    万年筆と相性が悪いとパフォーマンスが悪くなったり、インクが詰まってしまう可能性があるからです。

     

    先程月に1回は洗浄を、とお話しましたが「どうしても別のインクが使いたい!」というときはその都度丁寧に洗浄してくださいね。
    前のインクが残っていると混ざってしまい、これが詰まりの原因になります。

     

    長く使い続けたい万年筆に入れるのは、普段使いしやすいこのインクだけ!と決めるのが良いかもしませんね。
    様々なインクを楽しみたい場合はそれ用に別の万年筆を用意するのが良いでしょう。

     

    手の脂は拭いてから保管を!熱や紫外線にも要注意

    手の脂がつくと軸の素材の劣化原因に。
    万年筆を使う前には手を清潔な状態にしてくださいね。
    使い終わったあともセーム革やメガネを拭くようなクリーニングクロスでやさしく拭きましょう。
    指紋も綺麗になるので、次回も気持ちよく使うことができますよ。

     

    セルロイド製の万年筆の場合は熱や紫外線にも注意。
    陽の当たる場所に置いておくとあっという間に変形してしまうことも・・・。
    使わないときは暗所にしまう癖をつけたいですね。

     

    Il Duomo店長厳選!一生ものにできそうな万年筆

    では、ここで一生ものにできそうな万年筆を挙げていきたいと思います。

     

    アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

    アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

    やはりおすすめなのがアウロラの定番品、オプティマシリーズ。

    アウロラ オプティマというと「ぼきっと折れる?」と問い合わせがきたりしますが、
    負荷をかけないように使用すればよほど大丈夫。(キャップをきつく締めないなど)
    Il Duomoではお手入れ方法や取り扱い方法の資料をお付けして発送しています。

    書き味はアウロラ独特のサリサリ感。「なめらか」というより「気持ちのいい抵抗感」がある独特の研ぎで、合うかたにはたまらない1本です。
    個体差もありますので、Il Duomoでは1本ずつ検品して、書き味を確認した上でお届けしていますよ。
    2026年5月1日時点で、アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆が89,800円〜の取り扱いです。

     

    ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

    ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

    ペリカンのスーベレーンシリーズはどれもおすすめですが、
    緑縞は定番品としておそらく今後もしばらくはあるモデルでしょう。

    M800は大きさ、書き味含め飽きが来ず一生使えるペンと言えると思います。

    ペリカンの書き味は世界トップ品質、全体的なバランスの良さで語り尽くされています。
    緑縞のシリーズはペリカンの顔とも言える定番中の定番なので、修理パーツの心配もまずありません。「一生もの」を選ぶなら、これ以上の安心感はないかなと思います。

     

    モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

    モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

    モンブランと言えば!149、というほどに有名なモンブランのマイスターシュテュック149。
    大振りなニブ、どっしりしたデザイン、使い込むほどに愛着が湧く素晴らしいモデルです。

    149の魅力は、何と言っても大振りな18金ニブと、どっしりとしたバランス。
    重めなので最初は持ち疲れするかもしれませんが、使い込むほどにしっくりなじむ1本です。世界共通のステータスペンとして、贈答品にも選ばれ続けているモデルですね。

    ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

    ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

    ビスコンティのホモサピエンスシリーズももはや定番といって良いと思います。
    玄武岩ということで耐久性が不安な方も多いかもしれませんが、意外に軽くて丈夫です。

    イタリアは石の文化で、町のいたるところ、ありとあらゆるものが石で作られています。
    そういった文化の違いを形作る素材の楽しみもあるペンと言えるでしょう。

    書き味はビスコンティ18Kの細長く鋭利な感触。他のメーカーでは見られない独特の書き味で、王道ではないけれど気に入って何本も使われるかたが多いペンです。
    2026年5月1日時点で、ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆が134,800円〜のラインナップです。

    アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

    アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

    ASCはまだ歴史が浅いブランドではありますが、セルロイドのペンということで
    こちらを挙げておきます。

    イタリアはセルロイドの産地としても有名で、
    セルロイドメーカーはひとつひとつのセルロイドに1-3年というかなりの時間をかけて
    製作に取り組んでいます。

    一生残したいペンといえます。

    ASCはオマス(2016年廃業)の後継メーカーで、オマス時代のセルロイドのデッドストックを使ったペンも作られています。
    書き味はサリサリ感+ふわふわ感(マジックフレックスニブ)。万年筆に少し慣れたかたへの2本目以降としておすすめですよ。

     

     

     

     

     

    モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

    モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

    こちらはスターリングシルバーでクリップやキャップリングが作られています。

    銀細工が得意なモンテグラッパならではのペンです。
    シルバー925の場合、磨けば輝きがずっと続きますし、銀自体の価値もあります。

    また、エキストラ1930やエキストラオットーはセルロイドが使われていることが多いのですが
    これも優秀なセルロイドで、しっかり手入れすれば長持ちします。

    ニブも安定感のあるガチニブなので、長くお使いいただけます。

    モンテグラッパの銀細工は本当に素晴らしくて、磨けば磨くほどに輝きが深まります。シルバー925は銀自体に資産価値もあるので、孫の代まで残してあげられるペンですね。
    ニブはガチニブで安定感抜群。書き味の癖は少なめなので、装飾美と書きやすさの両立を求めるかたに向いています。

     

    よくある質問 (万年筆おすすめ)

    Q. はじめての万年筆におすすめはどれですか?

    「一生もの」を最初の1本にすると敷居が高いので、まずは国産のパイロット カスタム74か、ラミー サファリのような手の届きやすい定番から始めるのがおすすめです。
    そこから書き味の好みが見えてきたら、本記事の6本のような長く愛せる1本をお迎えしてくださいね♪

    Q. 6本の中で、女性に人気なのはどれですか?

    美しさと書きやすさのバランスでいうと、アウロラ オプティマ(小ぶりで持ちやすい)とビスコンティ ホモサピエンス(玄武岩のマットな質感)が女性のかたに人気です。
    モンテグラッパ エキストラの銀細工も、ジュエリーのような輝きで素敵ですよ。

    Q. 価格はだいたいどれくらい見ておけばいいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしているモデルの参考価格は、

    • アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆 (89,800円〜)
    • ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 (134,800円〜)

    などです。ペリカン スーベレーン M800、モンブラン 149は各メーカー公式サイトでご確認くださいね。

    Q. メンテナンスは難しいですか?

    月1回の洗浄と、紫外線・湿気を避けた保管ができれば大丈夫です。
    セルロイドやエボナイトといった希少素材は紫外線に少し弱いので、暗所のペンケースに収めてくださいね。
    個体差もありますので、心配なときはIl DuomoのLINE@でご相談いただければお答えします。

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがありますので、最新価格は商品ページをご確認ください。

    まとめ

    「これなら一生使えます!」と断言できる万年筆は残念ながらありません。
    ただ、選び方や日々の取り扱いによって長く使い続けることは可能。
    丁寧に扱えば孫の代まで使えるかも!?

     

    すでにコレだ!という万年筆をお持ちの方もいらっしゃるんでしょうね。
    皆さんがどういった理由で選んだのかも気になるところです。
    私も引き続き、一生ものの万年筆を探していきます!

    一生ものを探すのは、終わりのない楽しい旅でもあります。
    気になる1本があったら、ぜひIl Duomoまでお声がけくださいね。検品してご納得いただいた状態でお届けします♪

    ▶ Il Duomoのショップで万年筆を探す

    あわせて読みたい

    「一生もの」を選ぶときに参考になる、各ブランドの詳しい記事もあわせてどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ
    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較
    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    万年筆の基礎(吸入方式・ペン先素材)について知りたいかたはこちらをどうぞ。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

     

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    ▼ あわせて読みたい

  • ペン習字におすすめの万年筆ってどんなもの?

    ペン習字におすすめの万年筆ってどんなもの?

    万年筆を手に入れたものの、自分の書く字がイマイチ・・・。
    「でも今更どうにかなるものでもないし」と諦めていらっしゃる方、ペン習字に挑戦してみてはいかがでしょう?

     

    ペン習字と聞くとボールペンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、万年筆もおすすめ。
    やわらかい書き味の万年筆は筆圧を調整することで毛筆のように表現豊かな字を書くことができるんです!

     

    ただし、万年筆なら何でも良いというわけではありません。
    ペン習字用の万年筆選びにはいくつかポイントが。
    記事の後半ではおすすめの万年筆と書籍についてもご紹介しますね。

     

    ※筆者はペン習字を習っているわけではありませんが、ペン習字を勉強している知人などから話を聞いたり
    万年筆屋の視点から情報を精査・分解して、万年筆初心者の方でもわかりやすいようにまとめてみました。

    ペン習字に向いている万年筆ってどんなタイプ?

    ペン習字は技術だけでなく筆記具選びも大切。
    今お使いの万年筆で、と考えていらっしゃる方はこれからお伝えするポイントをおさえているか確認してみてくださいね。

     

    やわらかい書き味 とめ、はね、はらいが美しく表現できる!

    ペン習字におすすめの万年筆ってどんなもの?

    ▶以前カタダマチコさんに書いていただいた字たち。さらさら~と書いたのにとっても美しい。

     

    とめ、はね、はらいが意識されている字は丁寧な印象を受けます。
    これらを綺麗に表現するためにはやわらかい書き味の万年筆がおすすめ。
    ニブをしならせ、毛筆のように筆圧を調整しながら書くことで文字に強弱が生まれます。

     

    こういった繊細な表現ができるものは日本製の万年筆に多いですね。
    漢字を書く国ですから、そのあたりにも配慮して作られているわけです。

     

    おすすめの国産ペンのリンクを貼っておきます。このなかの、細字が良いでしょう。

    のちほど、以下の中でも特におすすめな1本をおすすめします。

     

     

     

     

     

    対してヨーロッパ製の万年筆はアルファベットをさらさら~っと書くことを想定しています。
    とめ、はね、はらいを意識しながら画数の多い漢字を書くには向かないものも・・・。
    ペン習字用にもおすすめできるヨーロッパ製万年筆はのちほどご紹介しますね。

     

    インクがなめらかに出るもの

    ペン習字にはインクがぬらぬらと出てくる万年筆が良いでしょう。
    軽い筆圧で書くことができます。
    インクの出る量が絞られている万年筆だとさっと線を引いた時にかすれてしまうことがあるため注意が必要です。

     

    細めの字幅

    普段太い字幅の万年筆を好んで使っていらっしゃる方も、ペン習字の場合は細字を選んだほうがよいです。
    太い字幅のものでは全体のバランスが取りづらく、また書いたときに文字が潰れてしまいます。
    画数の多い漢字なんて特にそうなりがち・・・。
    ヨーロッパ製の万年筆であればEFもしくはFを選ぶと良いでしょう。

     

    一般的に「美しい字」と聞いて思い浮かぶのも細字で書かれたものではないでしょうか?
    太い油性マジックのようなもので書いた字を思い浮かべた方はおそらくいませんよね。(万年筆ユーザーさんは、そうでないかもしれませんが^^;)

     

    細い字幅でペン習字が上達したら、中字から太字に移行すればよいでしょう。

     

    重すぎる万年筆は避ける

    太めの軸で筆圧をゆるめ、ゆったりと書くのはおすすめ。
    ただし重すぎる万年筆では避けましょう。
    筆圧のコントロールがしづらく、安定した字が書けません。

     

    これはペン習字に限った話ではありません。
    重めの万年筆で書いていると手が疲れちゃうんですよね・・・。
    私も普段使いの万年筆は重すぎないものを選んでいます。

     

    具体的には、目安として40g以上のペンは長時間の練習は避けたほうが良いと思います。

     

    ブレない線を書くためにはご自身が扱いやすい重さのものを選んでくださいね。

     

    万年筆屋が厳選!ペン習字におすすめな万年筆

    気になる万年筆を実際手にとって試し書きができれば一番良いのですが、なかなか難しいですよね。
    海外製のものは特に・・・。

     

    そこでお客様へお届けする前の検品で日々多くの万年筆に触れているIl Duomo店長がおすすめを厳選!
    万年筆選びの参考になれば幸いです。

     

    国産のもの

    ペン習字に特におすすめな国産のペンを出してみました。

    (国産のペンはリンクはAmazonに飛びます。)

    ペン習字におすすめな パイロットカスタム74

    パイロット 万年筆 カスタム74 ソフト細字

     

    ペン習字におすすめ セーラー万年筆

    セーラー万年筆 万年筆 プロフィットスタンダード21 ブラック 細字

     

    ペン習字におすすめな万年筆 プラチナ

    プラチナ万年筆 万年筆 センチュリー ブラックインブラック 細軟

     

    海外のもの

    ペリカン

    スーベレーンシリーズはどれもおすすめなのですが、

    M600M800あたりは柔らかすぎないペン先でバランスも良く非常に使いやすいのではないでしょうか。

    (ペリカンは数字が大きくなるごとにサイズが大きくなります)

    ペン習字におすすめ ペリカンM600

    ペリカン スーベレーン M600 緑縞 万年筆

    代表してM600の緑縞を!永遠の名品とも言える逸品ですね。

    ただ、とめはねはらい‥となると、国産よりはぼってりした書き味になります。

    もちろんペン習字の力の入れ・抜きがうまくできるようになると、ペリカンでもとても良いとめはねはらいが出るようになります。
    字幅は太めに出るのでEFかFがおすすめ。

     

    ASC アルマンドシモーニクラブ

    ASCはとめはねはらいが非常に綺麗に出やすい、軟調のニブがどれも付いています。
    14Kのニブはほどよいしなり、
    大き目のペンや、限定生産品などについている18Kマジックフレックスはさらに柔らかいのが特徴。

    ペン習字におすすめの万年筆ってどんなもの? - 関連画像2

    ASC アルマンドシモーニクラブ オジバメディオ

    ペン習字におすすめな万年筆 ASC

    ASC ボローニャメディオシリーズ

    重さが42gと気になるところかもしれませんが、設計上キャップは外したほうが良いので
    使用時は33g前後になります。

     

    ペリカンと比べるとちょっとずっしりしますが、自重で書いていける快感があります。

    スクリーボ

    スクリーボは14Kはフレックスで、するする~と気持ちよく出るフローと
    よくしなるペン先の形が癖になります。

     

    とくしなることから使いこなすのは時間がかかるかもしれないので、初心者向けではありませんが、
    「いつか」の1本という意味でここに入れておきます!

     

    生産も少しずつしかしていないため、限定生産品はすぐに売り切れてしまうので
    定期的にチェックしてみてください。

     

    こちら、キャップポスト不可なので実際に書く時は20g前後になります。

     

    ペン習字におすすめな万年筆 スクリーボ

    スクリーボ フィールシリーズ

     

     

    ペン習字を始めたい!書籍のご紹介

    私が実際に読んでみてこれは良い!と思ったのが

     

    万年筆で極める美文字 青山 浩之 著

    です。

     

    万年筆で行うペン習字に特化した本です。
    字のバランスのとり方はもちろん、万年筆の持ち方や姿勢なども細かく解説されています。
    別冊でついている練習帳は本の内容に沿って構成。

     

    「今日はこのポイントに注意しながら書いてみよう」と少しずつ進めることができて良かったです。
    あれこれ一気に取り入れようとすると、結局すべて中途半端にしか身につかなかった・・・なんて経験があるので、この練習帳はうれしい。

     

    ・万年筆の各パーツについての解説
    ・字幅の使い分け
    ・インクの種類

     

    こういった基本的な情報も写真付きでわかりやすく紹介されているので、万年筆初心者さんにもオススメしたい1冊です。

     

    青山浩之さんの著書をもうひとつ。
    DVDですぐ上達! 10日で「美文字」が書ける本 青山浩之 著

    こちらはDVDがついています。
    本を読むだけでは分かりづらい手の動かし方や、線を書くスピードを映像で確認することができるんです。

    万年筆は、持ち方や力の入れ方など、実際に目で見てみながら自分で試してみる必要があります。

    「他の練習帳は挫折しました・・・」という方はこちらを試してみる価値あり!
    本自体もポイントが簡潔にまとめられていて取り組みやすいです。

     

    他とは違う手本が良いなら

    ペン習字を勉強するうえで重要なのが手本。いわばフォントです。

    好きな字の形でないと、練習する気持ちも乗らないもの。
    そういった点で、神谷慎軒さん、カタダマチコさんの手本は筆の習字を基本としているのでものすごくかっこいい!

     

    実はIl Duomoのある恵那市でご活躍されているおふたりです。

    神谷先生が神谷流の師範で、カタダマチコさんは門下生であり現在は指導者としても活動されています。

     

    マチコさんのインスタグラム

     

    神谷慎軒さんのインスタグラム

     

    この投稿をInstagramで見る

     

    茶房神谷家(@kamiya_shinken)がシェアした投稿

    漢字はさることながら、とにかくひらがなが万葉集のような美しさ。
    もはやアート。ずっと見ていたくなるインスタグラムです。

     

    わたしも一度門下生に習ったことがありますが、こんなかっこいい字を書けるようになりたい!と思える字で
    自分の名前くらいなら10分くらいの練習で見違えるほどうまくかけるようになりました。(練習しないとすぐ戻りますが…)

     

    好かれる大人のほめられ文字 カタダマチコ 著

     

    美しい文字で伝えたい 手紙の言葉と文字 神谷慎軒 著

     

     

    いまはインスタグラムなどでいろいろな方がペン習字の情報発信をしています。
    自分にはどんな手本が合うのかな~といろいろ探してみると、やる気の出る字体に出会えるかもしれません。

    まとめ

    ペン習字というと習い事や通信教育といったイメージがありますが、書籍で手軽に始めることもできます。
    万年筆は今回お伝えしたポイントをおさえているものを用意していただくとストレスなく取り組むことができるでしょう。
    私も引き続き、今回ご紹介した書籍を参考に練習します!

    あわせて読みたい

    ペン習字向けの万年筆を選ぶときの参考になる、字幅・ペン先解説記事はこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    ペン習字に向くスクリーボ・ペリカンの代表モデルはこちらをどうぞ。

    スクリーボ(Scribo)万年筆の特徴とおすすめのモデル。書き味は?
    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

     

     

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  • 女性向けの初心者用万年筆はありますか?に答えます

    女性向けの初心者用万年筆はありますか?に答えます

    「ヨーロッパのブランドで初心者の女性に向いている万年筆ってありますか?」

     

    このようなお問い合わせ、たくさんいただきます。
    女性ならこれ!という万年筆があるわけではありません。
    基本的には性別関係なくいわゆる”初心者向けの万年筆選び”のポイントを参考にしていただければOK。
    Il Duomo Magazineでも初心者さんの万年筆選びについていくつか記事を出しています。(リンクは後述)

     

    ただ、軸の太さと重さはご購入前に確認していただきたい!
    「ちょっと大きい気がするけどデザイン気に入ったしまぁいっか。」と気軽にネットでポチっとしてしまうとあとから後悔するかも・・・!?
    快適に筆記をするためにはご自身の手にあった太さ・重さの万年筆であることが重要です。

     

    記事の後半、Il Duomoで女性人気の高い万年筆もご紹介しちゃいます!

     

    初心者向けの万年筆とは

    まずは女性に限らず初心者さんにおすすめしたい万年筆とはどういったものなのか、というお話から。

     

    最もわかりやすい指標として、やはり人気で定番となっているような商品は間違いがないです。
    多くの方から支持されているということはつまり、クセがなく初心者さんでも扱いやすいということ。(もちろん例外もありますが、おおむね間違いありません)

     

    逆に何本も万年筆を持っていて使い慣れている方が「これは味があっていいんだよね」なんて紹介しているものは避けたほうが無難です。
    扱いが難しかったり、特殊なニブだったりと初心者さんが手にしても使いこなせない可能性大。

     

    万年筆に興味を持ってくださった方に1本目でつまずいてほしくない!
    まずは無難なものから購入して万年筆に慣れることをおすすめします。
    ちょっとクセのある万年筆はもう少しあとに挑戦してみてくださいね。

     

    初心者さんの万年筆選びについてはこちらの記事もどうぞ!

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?③(吸入方式編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

     

    女性が使いやすい万年筆は?軸の太さと重さについて考える

    万年筆を探す際に必ず確認していただきたいのは軸の太さと重さ。
    デザインや吸入方式、字幅やニブの素材など他にも気になる点はたくさんあるでしょう。
    そのあたりは先述の【はじめて万年筆を選ぶポイントとは?】を参考にしていただいて。
    ここでは女性が使いやすい軸の太さと重さについてお話していきますね。

     

    手にしっくりくる太さ

    一般的に女性は手が小さい方が多いので、細軸が扱いやすいと言われています。
    が、細いものしかダメなのかというとそんなことはありません。
    普段ぐっと力を入れて書いてしまう方にはあえて少し太めの軸がおすすめ。
    太い軸の万年筆は自然に筆圧をやわらげてくれます。

     

     

    なぜやわらぐのか。
    野球のボールは握ったときに力が込めやすく、力強く早く投げることができますよね。
    対してバスケットボールのように大きなものは力もスピードもさほど出せません。

     

    万年筆もこれと同じ。力が入りづらいのでゆったりと持って書くことができます。
    かといって太すぎる軸はもたついてしまい、小さい字が書きづらくなってしまうので注意。
    自分の手にとって太過ぎず細すぎず、ちょうどよいものが良いですね。

     

     

    重すぎるものは避けましょう

    どのくらの重さがよいのかと初心者さんからよく質問をいただきます。
    まずは20~33gあたりのものがおすすめ。
    この範囲で筆圧が強い方は軽めを、逆に弱い方は重めの万年筆を選ぶとよいでしょう。
    もともと筆圧の強い方が重い万年筆を使ってしまうと更にペン先に負荷がかかってしまいます。

     

    33gを超える万年筆は結構ずっしり。
    書いていると手が疲れてきてしまう方もいらっしゃいます。
    日記や手帳など、そこそこの文量を書く方であれば軽めのものを選んだほうがストレスなく筆記できますよ。
    私も普段使いの万年筆は30g前後です。

    もちろん重いもの、大きいものも使いますが、サッと取り出しやすく書けるのはこれくらいかなと思います。

     

    目的があって、「このペンで、この文章を書きたいんだ~!」というときは、
    インクもペンも紙も狙って決めていく感じです。

     

    お目当ての万年筆に近い太さ・重さのものを手にとってみては?

    心地よく使える万年筆でないと使う頻度が低くなってしまいます。
    Il Duomoや他のネットショップでの購入を検討する場合は太さ(最大軸経)と重さの項目をチェックしてみてくださいね。

     

    ただ、「数字だけ見てもよくわからない・・・」という方も多いでしょう。
    とはいえ海外の万年筆だと実際手にとってから購入するのが難しい場合も。

     

    日本製の万年筆であれば書店や東急ハンズなどでも取り扱いがあります。
    気になっている万年筆と太さ・重さが近いものを持ってみるとイメージがしやすいかもしれません。

     

    また、長さも重要です。

    長いものは後ろに重心がくると、重く感じます。
    同じ重量でも、長すぎたりすると重く感じるので注意が必要です。

     

    長さでいうと、キャップをしたときの長さが140㎜以上あると、
    初心者向けではないように思います。(手が大きい方などは除く)

     

    自分の手にしっくりくるサイズが見つかるとよいですね。

     

     

    (ここまで書いてしまいましたが、大きさや長さやバランス感を、好みのデザインで凌駕して来るものがあるのも事実。難しい命題です。)

    かわいい万年筆がほしい!女性に人気の万年筆ってどんなもの?

    使いやすさも重要ですが、やっぱり書いていてテンションがあがるデザインの万年筆が良いですよね。
    海外製の万年筆は美しい色合いのレジンを使用していたり、凝った装飾がついていたりと日本の万年筆とは違った魅力があります。
    仕事柄たくさんの万年筆を目にする私は「これかわいい!」「こっちはかっこいい!」と物欲と戦うのが大変です(笑)

     

    好みは人それぞれなのでデザインだけで万人におすすめしたい万年筆はありません。
    ただ、日本の女性は淡くかわいらしい色の万年筆を好む方が多い印象です。
    Il Duomoで女性のお客様がお買い求めの万年筆をみてもそういった傾向がありますね。
    やさしい色合いのピンクや青、緑などなど。

     

    こういった淡い色は日本だけでなくアジアで好まれています。
    ヨーロッパの女性は逆に、赤やオレンジなどのはっきりした色を選ばれる方が多いんですよね。
    シックな茶色なんかも人気です。

     

    ヨーロッパ女性に人気なのは例えばこういった色合い。セクシーな雰囲気です。↓(日本人の女性にももちろんおすすめです!)

     

    aurora optima vilola アウロラ オプティマ ヴィオラ 万年筆

    アウロラ オプティマ ヴィオラ 万年筆 Aurora Optima 996-VL Violet Fountain Pen

    スティピュラ エトルリア マグニフィカ ミエレセルバーティコ ゴールドトリム 万年筆 Stipula Etruria Magnifica Miele Selvatico Fountain Pen

    スティピュラ エトルリア マグニフィカ ミエレセルバーティコ ゴールドトリム 万年筆 Stipula Etruria Magnifica Miele Selvatico Fountain Pen

     

    「1本目の万年筆、いくらくらいのものが良いですか?」といった質問もいただきますが、それはお客様によってまちまち。
    まずは手頃な価格のものをという方。
    逆にこの1本を長く使うんだ!と決めて高価なものを選ぶ方。
    予算の許す範囲でお選びいただければ良いでしょう。

    さて、Il Duomoで女性の方から多くお買い求めいただいている万年筆をいくつかご紹介していきます。

     

     

    アウロラ オプティマ

    少々値は張りますが、アウロラのオプティマも人気。

    オプティマとは「最高級の」という意味。 14Kのペン先によってアウロラ独特のサリサリとした書き心地が楽しめる、最高級のペンに間違いないでしょう。

    アウロラ オプティマ バーガンディ 万年筆 Aurora Optima 996-CX - Burgundy

    アウロラ オプティマ バーガンディ 万年筆 Aurora Optima 996-CX – Burgundy

     

    オプティマシリーズはたくさんの色があります!詳しくはこちら

     

    ペリカンM200から600まで

    ペリカンの限定品でかわいい色が出ることが多く、そのたびに女性から多く問い合わせが入ります。
    M200 パステルグリーン、かわいいです。

    ペリカンは数字の大きさごとに、軸の大きさやニブの大きさ、あるいは書き味も変わります。
    ご自身に合ったものが見つかると良いですね!

     

     

     

    ペリカン M200 パステルグリーン 万年筆 Pelikan M200 Pastel Green Fountain Pen

    ぺリカン  M200 パステルグリーン 万年筆 Pelikan M200 Pastel Green Fountain Pen

     

    やさしいホワイト×淡いグリーンにゴールドの装飾。
    これは女性人気なのも頷けます。

     

    ビスコンティレンブラントピンク

    こちらも女性に大変人気があります。
    淡い色合いで、まるみのあるデザイン。マグネティックロックで高級感があるつくりかつ使い勝手が良いのも◎

     

    ビスコンティ レンブラント ピンク 万年筆 Visconti Rembrandt 2018 Pink Fountain Pen

    ビスコンティ レンブラント ピンク 万年筆 Visconti Rembrandt 2018 Pink Fountain Pen

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木

    薄いピンクと濃いピンク、そして白が混ざり合うビスコンティのヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木。
    その名の通り、ヴァンゴッホの花咲く桃の木という絵画をオマージュした万年筆です。
    色の再現度が素晴らしい!

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木 特別パッケージ 万年筆 Visconti Van Gogh Souvenir De Mauves Fountain pen

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木  万年筆 Visconti Van Gogh Souvenir De Mauves Fountain pen

     

    花咲く桃の木だけでなく、「ひまわり」や「自画像」など誰でも一度は目にしたことがある名画をもとにつくられているこちらのコレクション。
    どれもレジンが美しく、男女問わず人気が高いんですよ。

     

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホ コレクション ひまわり 万年筆 Visconti Van Gogh Sunflower Fountain pen

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホ コレクション 自画像 万年筆 Visconti Van Gogh Self Portrait Fountain pen

     

     

    まとめ

    “万年筆”と聞くと黒やネイビーなどの渋いものを想像する初心者さんも多いのではないでしょうか。
    今回ご紹介した通り、こんなにかわいらしいものもたくさんあるんですよ。
    写真を眺めているだけでニコニコしちゃいます。

     

    ただ、購入する際はデザインだけでなくペンの仕様もしっかりチェックしてくださいね。
    ご自身の手に合った太さと重さ、そして初心者でも扱いやすい万年筆かどうか。
    みなさんが気持ちよく万年筆デビューができるよう、Il Duomoは全力でサポートします!

    あわせて読みたい

    記事内で触れたブランドの本社レポや代表モデルにご興味のあるかたはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!
    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    軸の太さや字幅選びの参考になる記事はこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

     

    筆記具選びについてもっと知りたい!という方、Il Duomoではご購入前のご相談もお受けしています。
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  • ボールペンと万年筆、どう違う?万年筆屋が説明します

    ボールペンと万年筆、どう違う?万年筆屋が説明します

    Il Duomoでは万年筆だけでなく、ボールペンも取り扱っています。
    これまで万年筆に関する記事を多くあげてきましたが、ボールペンについてもお伝えしたいことがたくさん!

     

    今回はボールペンと万年筆、それに加えてローラーボールのメリット・デメリットについてお話します。

     

    ローラーボールって?
    ローラーボールとは水性インクのボールペンのこと。
    一般的には油性でも水性でもひとくくりで”ボールペン”ですが、高級筆記具界ではジャンルがわけられています。

     

    それぞれの特徴を知り、うまく使い分けていただけたら本望です!

     

    ティバルディ ボノニア ボールペン Tibaldi Bononia Ballpoint

    ↑左から万年筆、ローラーボール、ボールペン。デザインが似ていても、機構が違うのがお分かりいただけますか?

    書き心地が進化している 油性インクのボールペン

    ビスコンティ ヴァンゴッホ 星月夜 ボールペン

    油性インクのボールペンの機構は主に2つに分けられます。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    ノック式:カチっとノックしてペン先を出す
    ツイスト式:軸をひねってペン先を繰り出す

     

    ちなみにキャップのタイプもあるにはあるのですが、あまり多くはありません。
    よくある油性ボールペンのインクってねばねばしていますよね?
    粘度が高く乾きにくいのでインクはずっとねばねばしたまま。キャップ式である必要がないんです。

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

     

    メリット

    その1持ち方にクセがあっても、さまざまな方向へ線を引いてもかすれることなく書くことができる
    ボールペンの一番のメリットは使う人を選ばないこと。
    癖のある持ち方をしていても、上下左右さまざまな方向に線を引いても問題なく書くことができます。

     

     

    その2インクが出なくなったらリフィルを替えるだけOK
    思いもよらぬタイミングでインクが尽きた!なんてときでもリフィルを交換すればすぐにまた書き出すことができます。
    入れ替える際の手入れも特になし。手間がかからないのは良いですね。

     

     

    その3ノック式はサッと書き出せる。ツイスト式は高級感あり!
    ノック式のボールペンであれば片手でカチっとペン先を出し、書き出すことができます。
    片手がふさがっている状況や、急いでメモを取りたいときに便利。

     

    対してツイスト式は静かに芯を繰り出すことができるので、ビジネスの商談などちょっとかしこまった場で使うのにおすすめです。
    実際私もお会いした方が使っていらっしゃるのを見ると、「お!できる大人っぽい・・・!」なんて思っちゃうんですよね。

     

    アウロラ 限定生産品 カレイドスコーピオ ルーチェ ボールペン Aurora Caleidoscopio Luce Ballpoint

    アウロラ 限定生産品 カレイドスコーピオ ルーチェ ボールペン Aurora Caleidoscopio Luce Ballpoint

     

    ノック式よりも価格が高いものが多く、その分高級感があります。
    お仕事のお供にツイスト式のボールペン、良いのではないでしょうか。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

     

    デメリット

    その1筆圧が多少は必要。でも解決策アリ!
    ペン先にあるボールを回転させることでインクを出すボールペン。
    つまり多少は筆圧をかけて書く必要があります。結果、書くのが疲れるということも。

    でも解決策もあるので安心してくださいね。
    最近は通常の半分以下の筆圧で書くことができるリフィルも多く売られています。

     

    例えば書き心地の良さに定評がある、ジェットストリームのG2タイプのリフィル。

     

     

    ▶ Amazonで見る

     

    海外製のボールペンでも同じG2というタイプを採用しているメーカーであれば、別のメーカーのリフィルも使うことができます。
    ペリカン、モンテグラッパ、ビスコンティなど互換性があるメーカーは結構多いんですよ!

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

     

     

    (純正リフィルをお使いでない場合メーカー保証が受けられなくなる可能性がありますので、お気をつけください。)

    モンテグラッパの代表モデル「エキストラ1930」と「フェリチタ」の書き味比較はこちらをどうぞ。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

    ボールペンと万年筆のいいとこ取り 水性インクのローラーボール

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木 ローラーボール Visconti Van Gogh Souvenir De Mauves Roller

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 花咲く桃の木 ローラーボール Visconti Van Gogh Souvenir De Mauves Roller

    メリット

    その1書き心地がよい
    水性インクは粘り気が少ないため、筆圧をかけなくともサラサラと筆記することができます。
    日本で一般的に売られている水性のボールペンの書き味を思い出してみるとわかりますよね。
    書き心地が良いので手が疲れにくく、長時間・長文を書くのにも適しています。

     

    持ち方はボールペンと同じ。
    初めて使う方も戸惑うことなく筆記することができるのも嬉しいポイントです。

     

     

    その2万年筆に近い外観
    キャップ式がほとんどないボールペンに対し、ローラーボールは水性インクが乾いてしまうのをふせぐためキャップ式を採用。
    つまり、外観としては万年筆に近いわけです。
    ぱっと見は万年筆、更に水性インクで書きやすさも書き味も◎!
    まさにボールペンと万年筆のいいとこどりと言えます。

     

    デメリット

    その1にじむことがある
    水性インクなので書いた文字に水がかかるとにじんでしまいます。
    またインクの出がよすぎるがゆえに、紙によってはにじんだり裏までしみてしまったりといったことも起こりえます。

     

    その2エコ・コスパ面は…
    3種の中で最もインクを消費するスピードがはやいのはローラーボールです。
    リフィルの価格も他の2種と比べると結構お高め。
    ですが、ローラーボールはボールペンのリフィルよりも容量が大きめです。
    ですので、コスパ面はボールペンはどっこいどっこいかなと思われます。

     

    また、吸入できるローラーボールというものも稀に存在しますが
    ローラーボールとボールペンのリフィルは基本は使い捨てなのでエコ面では万年筆に軍配が上がります。

    手間をかけるからこそ、より愛着がわく 万年筆

    限定生産品 アウロラ ダンテ・アリギエーリ 神曲 煉獄(プルガトリオ) 万年筆 Aurora Dante Purgatorio Fountin pen

    限定生産品 アウロラ ダンテ・アリギエーリ 神曲 煉獄(プルガトリオ) 万年筆 Aurora Dante Purgatorio Fountin pen

    メリット

    その1筆圧をかけなくても書くことができる
    万年筆はペン先が紙に触れただけで、浸透圧によりインクが出てきます。
    つまり、力を入れなくてもペン先を滑らせるだけで筆記することができるんです。
    長時間書き続けても手が疲れにくいのは万年筆の大きなメリット。
    日記や手帳をしっかり書くのにはもってこいです。

     

     

    その2インクを使い分ける楽しさ
    万年筆の醍醐味といえばインク!
    何千種類とある中からお気に入りを探す楽しさがあります。
    インク沼、なんて言葉が生まれるくらいどっぷりとハマっていらっしゃる方も。

     

    【コラム】インク沼にいるあすかさんに、インクと万年筆との付き合い方を聞いた

     

    色の違いはもちろん、凝った外観のインク瓶は眺めているだけでワクワクしてしまいます。

     

    注意!
    メーカーは純正インク以外の使用は避けるようにと案内を出しています。
    他メーカーのインクを入れるとつまってしまったり、保証の対象外になってしまったりといったことが起こる可能性があるからです。
    「純正じゃないけどどうしてもこのインクを使いたい」という場合は自己責任で・・・
    インクを入れ替える際の丁寧な洗浄は必須です!

     

     

     

    デメリット

    その1筆記角度や筆圧に注意しないとうまくインクが出てこないことも。

    鉛筆やボールペンなど、筆圧が必要なペンに慣れているわたしたち。
    万年筆でかすれることなくなめらかに筆記するためには持ち方に注意しなくてはなりません。
    ニブにあいているハート穴を常に上に向け、角度は60度あたりでキープ。
    ペン先をすすめる方向にも気をつけないとかすれてうまく書くことができません。

     

    普段クセのある持ち方をしていらっしゃる方はこの持ち方・書き方を身につける必要があります。
    慣れてしまえばなんてことはありませんが、違和感なく使えるようになるまでには多少時間がかかるでしょう。

     

     

    その2使い続けるには手間がかかる

    ボールペンやローラーボールより手間がかかる場面が多い万年筆。
    洗浄したり、インクを吸入したり、調整に出したり・・・これらを面倒だなぁと思ってしまう方の気持ちもわかります。

     

    ただ、万年筆ユーザーの私から言わせればこの手間も魅力のひとつなんですよね。
    お気に入りの万年筆を手入れするのに費やす時間も私にとっては大切なひとときです。

     

     

    その3染料インクは水に弱い

    最も一般的な染料インクは水に弱いので注意が必要です。
    例えば万年筆で書いたはがきが配達途中で雨に濡れてしまった場合。
    せっかく書いた文字が雨水でにじんで消えてしまうんです。

     

    水濡れする可能性があるものへの筆記は注意する必要があります。
    顔料インクであれば水に強いのですが、詰まりやすいというデメリットがあり、
    ペン芯との相性で顔料インクをおすすめしないペンも多々。
    つまり使える万年筆が限られてしまうんですよね・・・。
    詰まりやすいので洗浄を頻繁にせねばならないということも初心者には少々難しく、慣れていない方にはあまりおすすめできません。

     

    まとめ

    ボールペンと万年筆、どう違う?万年筆屋が説明します

    こうしてメリット・デメリットを書き出してみると、使い勝手としてはボールペンやローラーボールに軍配が上がりそうに見えますよね。
    と、万年筆屋のわたしがこんなことを言うのもなんですが。笑

     

    ただ、愛用している身から言わせてもらうと、使い勝手を超えたところに万年筆は存在しているのです。

    インクがするすると出てくる感覚、直に紙をなぞる万年筆独特の書き心地…
    そしてインクの美しさ、滲み。そんなことも含めて万年筆の世界なのです。

     

    万年筆を使う生活というのは、スローライフそのもの。

    万年筆を好きだから

    万年筆を使う時間が好きだから使っている。

    心が豊かになる魔法の時間です。

     

    だから多少の手間も大して気になりませんし、むしろのそれすらも楽しい!
    このあたりもIl Duomo Magazineでどんどんお伝えしていければ良いなと思っています。

     

    もちろん、ボールペンもローラーボールも使っていますよ。
    使い分けも楽しいものです。

     

    ボールペン、ローラーボール、万年筆。
    特徴を理解して用途によって使い分け、それぞれの筆記具を楽しんでみてくださいね。

     

     

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    この用途にこの筆記具ってどうなの?という方。
    ネットで万年筆を買うって不安・・・という方。
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  • 【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    試験当日にベストを尽くすためには筆記具選びも重要なポイントです。
    今回は司法書士試験の筆記具事情を深掘り!

     

    実はIl Duomo店長、司法書士の友人がおりまして
    今回は試験勉強や試験時のことをインタビューしてみました。
    択一式(マークシート)は鉛筆で、記述式の問題では万年筆かボールペンを使うよう指定があるそう。
    今回鉛筆の話はおいておいて・・・。

     

    司法書士試験に向いている万年筆とボールペンとは一体どういったものなのか。
    どちらにしても手が疲れにくいものが良いことは言うまでもありませんが、他にもポイントがあるんです。

     

    友人の経験談もふまえ、後半でおすすめな万年筆とボールペンも紹介します!

     

    【インタビュー】司法書士試験では問題形式によって筆記具を使い分ける

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    Il Duomo店長
    司法書士試験ではどんな筆記具を使うの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像2

    司法書士の友人
    択一式(マークシート)で使用できるのは鉛筆のみ、記述式は黒インクのボールペンか万年筆という指定があるよ。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像3

    Il Duomo店長
    問題形式によって筆記具を変えるんだ!記述式は2問だよね。どれくらいの文量を書くの?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像4

    司法書士の友人
    1問あたり、答案用紙はA3サイズ1枚。それとは別に答案の構成を練るためのA4サイズの白紙が1枚配られるよ。
    答案構成用紙の使い方は人それぞれだから書く文量は一概には言えないけど・・・

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像5

    Il Duomo店長
    記述式にはどれくらい時間をかけるの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像6

    司法書士の友人
    1問あたり5,60分を目安にしている人が多いと思う。

    記述式は万年筆よりボールペン派が多し!

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像7

    Il Duomo店長
    約2時間でA3用紙とA4用紙1枚ずつ書いていくのか・・・手が疲れちゃいそう。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像8

    司法書士の友人
    学生時代、「万年筆は疲れなくていいよー」って話はよく聞いたなぁ。
    私も大きい文具店に買いに行ったんだけど、
    「司法試験向け万年筆コーナー」っていうのが設置されてた!司法書士試験と司法試験は違うものなんだけど、
    最初はとりあえずそこに置いてある万年筆を買ったのね。
    司法書士試験と司法試験の違いとは?
    司法書士試験とは、司法書士になるための試験。
    司法書士は国家資格で土地や建物の登記、法務局に提出する書類の作成、簡易裁判の申し立てなどの業務がある。
    一方、司法試験は裁判官、検察官又は弁護士になろうとする人向けの国家試験。法科大学院課程の修了者及び司法試験予備試験の合格者のみ受けることができる。ちなみに裁判官、検察官又は弁護士になるには司法試験だけでなくさらに司法修習を1年間受けて司法修習生考試(通称:二回試験)に合格しないといけない。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像9

    Il Duomo店長
    万年筆を買ったんだね!そのときはどんな万年筆を買ったの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像10

    司法書士の友人
    国産の5000円くらいの万年筆を買ったかなあ。金ペンではなかったと思う。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像11

    Il Duomo店長
    ほうほう!じゃあ試験で使ったのは万年筆?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像12

    司法書士の友人
    実は…試験の筆記具は私はボールペンにしたよ。
    ほとんどの方はそうじゃないかな。
    試験会場にいくと、万年筆を使っている人も見かけるけど。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像13

    Il Duomo店長
    意外!万年筆を使う方が少数派なんだ。ボールペンを選んだのはどうして?
    司法試験=万年筆って人が多いから、司法書士試験もそうなのかと思っていた。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像14

    司法書士の友人
    万年筆屋さんのインタビューで、こんなことを言うのも申し訳ないのだけど(笑)
    万年筆だと乾く前に手でこすって回答をダメにしちゃいそうで・・・。
    実は、司法試験と司法書士試験はまったく違うものなの。
    確かに弁護士さんって万年筆ユーザーが多いんだよね。
    司法試験受けるときに、「試験には金ペンがいいらしい!」ってみんな買って、
    そのまま万年筆ユーザーになる人が多い。なぜかというと、司法試験は書くべき分量が司法書士試験と比べると
    半端なく多いから!問題に答えていくわけじゃなくて、設問に対してひとつの論文を書き上げるんだよ。
    それがまるまる何時間も、しかも三日間かけて(!)あるわけで、
    とにかくガリガリと書き続けなくちゃいけないから、手が疲れないってことはとても重要。
    でも司法書士試験は、マークシートが多いし、記述する設問も文字数としてはそんなに多くないから
    ボールペンを使う人が多いのね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像15

    Il Duomo店長
    インクを手でこする…試験だとそれは確かに怖いね。
    自宅で使うぶんにはブロッターや吸い取り紙を使うという手もあるけど、
    おそらく試験会場には持ち込めないからね。
    だからボールペンで、普段の勉強で持ち慣れているものを選んだわけだね。インクの乾きを考えたら、万年筆だと極細のほうが乾くのが早いので
    使いやすいかもしれないね。ボールペンはどんなものを?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像16

    司法書士の友人
    メーカー名は覚えていないけど乾きやすいように、極細のものを使ったよ。
    修正するときは二重線を引いて近くに正しい答えを書くんだけど、スペースが狭い場合もあるからね。
    あと、大きい字で書いてしまうと、答案用紙が足りなくなってしまうからなるべく小さい字で書いていかないといけない。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像17

    Il Duomo店長
    なるほど。
    それぞれの試験の特徴があるのね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像18

    司法書士の友人
    自主学習のときに万年筆を使うのはアリだと思う!
    あと、試験時も清書する前のメモ書きとかはもちろんするので、
    メモ書き、走り書きは万年筆。清書はボールペン。という使い分けをしてもいいかも。
    本番でボールペンを使うならそちらで慣れることももちろん大切だけどね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像19

    Il Duomo店長
    そういえば今は、万年筆を使ってくれてるよね?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像20

    司法書士の友人
    そうなの。
    試験のときに買った万年筆は使っていないんだけど
    最近手帳用に万年筆を使っているよ。
    手が疲れないし、お客さんの前で100円ボールペン出すのもなあと思って
    仕事をがんばったご褒美に、と。
    ビスコンティのレンブラントピンクを買ったんだ。
    けっこう頻繁に使っているよ。
    レオナルドのペンも綺麗だな~と思って、狙ってる。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像21

    Il Duomo店長
    万年筆の良さがわかる大人になったということで(笑)
    また仕事を頑張ったご褒美とか、節目にぜひ万年筆を買ってくださいな!

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像22

    司法書士の友人
    うん。お仕事がんばります。
    では、司法書士試験に向けてがんばるみなさん、応援しています!
    司法書士試験はとにかく過去問を解きまくるのが大事。
    問題解いて解いて解きまくっちゃってください!

    Il Duomo店長が考える 司法書士試験向きの万年筆、ボールペン

    司法書士の友人によると試験では万年筆よりボールペンのほうが良いのでは、とのこと。
    とはいえ、実際に試験で万年筆を使っている方もいらっしゃるわけです。
    友人の話もふまえ、私が考える司法書士試験向けの万年筆とボールペンとはどういったものなのか、ご紹介します。

     

    おすすめの万年筆

    力を入れなくてもインクがスルスルと出てくる万年筆。
    手が疲れにくいというのは大きなメリットですね。
    以下のような万年筆が司法書士試験に向いているといえます。

     

    細い字幅
    字幅はFかEFがおすすめ。
    友人の話にもあったように、小さなスペースに書かなくてはならない場合もあるので字幅は細いものを選んでください。
    スペースに余裕がある場合でも、太い字幅のものでは文字がつぶれて読みづらくなってしまうので避けたほうが良いですね。

     

    インクフローが良すぎないもの
    手でこすって答案用紙を汚さないために、インクがどばどばと出てくるようなタイプはNG。
    かといってインクが出づらくては困るので、書いてみて違和感を感じたら調整に出してみると良いでしょう。

     

    硬めのペン先
    書き続けているとどうしても力が入ってきてしまうもの。
    時間が足りない!と焦っているときに「柔らかいペン先がだめにならないように・・・」なんて気にしている余裕はありませんよね。
    硬いニブなら多少ガリガリと書いても大丈夫。
    ペン先がステンレス、あるいは硬めの14金の万年筆がおすすめです。

     

    少し太めの軸
    長時間書くなら少し太めの軸を選ぶと良いでしょう。
    細い軸の万年筆で長時間書き続けると手が疲れてしまいます。
    太めの軸は書きづらいイメージがあるかもしれませんが、適度な太さがあるものは慣れれば意外と書きやすいんですよ!

     

    迷ったらこんな万年筆がおすすめ

     

     

    アウロラ オプティマシリーズ

    バランスが良く、インク残量もみえて安心。硬めのニブ。
    スペックだけでもかなりおすすめですが、やはり美しい。

    EFかFがおすすめです。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像23

     

    ペリカン スーベレーン M600シリーズ

    同じスーベレーンでもM800やM1000は柔らかめのニブ。
    M600はある程度コシがありとても使い勝手が良いのですが字幅が太く出るのでEFがおすすめです。

    ペリカンM600

     

    国産のおすすめはこちらになります。
    Il Duomoではお取り扱いがないので
    Amazonのリンクを貼ってあります。

     

    パイロット キャップレス

    パイロット キャップレス

     

    パイロット カスタム 743

    パイロットカスタム743

     

    セーラー プロフェッショナルギア

    セーラー プロフェッショナルギア

     

    おすすめのボールペン

    扱いやすく、司法書士試験でも重宝されるボールペン。
    最近はたくさん書いても疲れにくいものがたくさん出てきていますね。
    油性と水性のいいとこ取りをしたゲルインクのものであればなめらかに書くことができる上にインクがさっと乾きます。

     

    もし、「司法書士試験合格後もかっこいいボールペンを使いたい!」とか
    「ゲン担ぎに高級ボールペンを!」という方がいらしたときのために、
    司法書士試験に合った高級ボールペンの選び方をシェアします。

     

    手に合ったバランスの良いものを

    ボールペンにも、いろいろとデザインによって差があります。
    後ろのほうが重かったり、太さもいろいろ。

    見るポイントとしては「長さ」「重さ」「軸の太さ」「クリップあたり(キャップチューブ)のデザイン」の3つです。

    長さ、軸の太さは万年筆の選び方と似ています。
    長すぎるとバランスが悪いですし
    軸の太さは力の入れ具合を左右します。
    重さは多少あると自重で進むことができラクなのですが
    重すぎると試験中に疲れます。

    どの大きさ・重さがご自身の手に一番合っているか、いろんなボールペンを持って試してみるといいでしょう。

    基本的にペン先の反対側(万年筆でいうところのキャップがあるあたり)のデザインが凝っていると、
    後ろのほうが重くなってしまうことがしばしば。

    シンプルなデザインのほうがバランスは良いと思います。

    おすすめ高級ボールペン

    長時間筆記にも耐えられるバランスの良いペンたちを集めてみました。

    ちなみにリフィルはG2規格でしたら互換性がありますので
    以下ジェットストリームG2リフィルがおすすめです。(リフィルはAmazonに飛びます)

    ▼ジェットストリーム 0.7㎜

     

    ▶ Amazonで見る

    ▼ジェットストリーム 0.38㎜

    ▶ Amazonで見る

     

     

    レオナルド モーメントゼロシリーズ ボールペン

     

    レオナルド モーメントゼロシリーズ ボールペン

    アウロラ オプティマシリーズ ボールペン

    アウロラオプティマシリーズ

     

     

    ピナイダー アバターシリーズ ボールペン

    ピナイダー アバター

     

    まとめ

    万年筆とボールペン、どちらが気になりましたか?
    司法書士試験で使用するとなると、日常生活で使う筆記具とは違う観点で選ばなくてはなりません。
    ご自身にとって使いやすいものが見つかると良いですね。

     

    万年筆で試験に挑む方へ一点、私から注意。
    試験当日はボールペンも必ず持って行ってくださいね。
    万年筆はボールペンと比べるとトラブルが起こる可能性は高いため、万が一何かあったときのために予備の筆記具があると安心です。

     

    ご協力いただいた司法書士の友人には大きな感謝を…!

     

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