カテゴリー: はじめての万年筆選び

  • はじめての万年筆を選ぶポイントとは?③(吸入方式編)

    様々な吸入方式があるのが面白い、万年筆

    さて、はじめての万年筆を選ぶポイントですが、デザイン編・ペン先編と2回にわたってお送りしてきました。
    まだまだ考えるべきポイントはありそうです。万年筆は奥深いですね。

    万年筆はご存知インクが内部からペン先に自動的に落ちてくる構造を持ったものなのですが、インクはタンクに無くなったらまた補給しなければなりません。そこで、インクを吸入するのですが、この吸入に、いろいろな様式があるのが万年筆の面白いところです。
    インクが自動的に落ちてくるのは万年筆の楽な点なのですが、インクを吸入するのは、手が汚れてしまったり、インクを開け閉めしたり、言ってみればちょっと面倒なこと。この面倒くささをいかに無くすか、というのが各メーカーがしのぎを削っているところなのであります。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    万年筆の吸入方式はかなり種類があった

    仮に、イギリスのフレデリック・B・フォルシュが発明した万年筆の礎となるペンが出来た都市1809年を万年筆の歴史のはじまりと考えると、すでに200年以上の歴史があるわけです。
    この200年の間に、様々な会社や個人があらたな吸入式を開発してきました。
    ざっと挙げただけでも…

    ・ディップホルダー ・アイドロッパー
    ・ポンプ式 ・サクション式 ・プランジャー式
    ・フラッシュ式 ・ピストン式 ・ソリット式
    ・クレセント式 ・レバー式 ・ボタン式
    ・サドル式 ・ハチェット式
    ・呑込み式 ・ノブ式 ・ツイスト式
    ・ノバ式 ・中押し式 ・スリーブ式
    ・コイン式  ・スライディング・レバー式
    ・クランク・レバー式 ・スクイーズバブル式
    ・ブロー式 ・レバーレス式 ・アコーディオン式
    ・クロッカー式 ・オパール・リバースレバー式
    ・ニューマチック式 ・タッチダウン式
    ・スノーケル式 ・ダイアフラム式
    ・ヴァキュマチック式 ・レッドバンドフィラー式
    ・毛細管式 ・コンバーター式
    ・カートリッジ式 ・プッシュ&プルタッチダウン式
    ・ダブル・タンク・パワーフィラー式

    これだけの吸入方式があるわけです。ただ、もうすでに廃れてしまっている吸入方式ももちろんあるわけで、今挙げたほとんどの方式は手に入ったとしてもヴィンテージ品となっており、修理が難しいものがほとんどです。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    はじめての万年筆えらびで、気にかけなければいけないのは

    そもそも、「はじめての万年筆」を選ぶときに、なんだか小難しそうな「プッシュ&プルタッチダウン式」や「オパール・リバースレバー式」を選ぶ方はほとんどいないかと思われます。

    はじめての万年筆で選びそうな方式はざっくり分けると3種類。

    ①カートリッジ式
    ②コンバーター式
    ③その他いろいろ(プランジャー式やピストン式

    ①から説明していきます。

    ①カートリッジ式

    カートリッジは首軸のところに交換可能なインクカートリッジを差し込む方法です。
    これが一番簡易的で、とっつきやすいといえるでしょう。

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    ぶすっと差すタイプ

    メリット

    1. 差して使い、インクが無くなればカートリッジを差しなおすだけなので簡単。
    2. 手が汚れる心配があまりない。

    デメリット

    1. インクの色を変えたり、メンテナンスするときの洗浄に時間がかかる。
    2. インクの色が限られる
    3. 万年筆を使う頻度が高い場合にはコストが割高になる。

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    LAMYはカートリッジもおしゃれですね

    カートリッジ式は、多くの入門用万年筆に採用されているほか、1万円台~2万円台の万年筆でもカートリッジが使えるものが多いです。他の吸入式と比べると簡易的で、現代の生活にマッチしている方式なのでしょう。
    後から詳しく説明しますが、カートリッジ式の多くは「コンバーター」と両用で使える場合が多いのです。

    ②コンバーター式

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    上がコンバーター、下がカートリッジ

    コンバーターは多くの場合、カートリッジ式の万年筆を吸入式に変えたいときに使われますので、「両用式」あるいは「コンバーター両用式」とも言われます。
    コンバーターと呼ばれる差し替えできる吸入タンクを、カートリッジを差す所と同じところに差せばOK。
    コンバーターを差した状態の写真
    コンバーターを差した状態

    このコンバーターを使えば、あらゆるブランドやメーカーから出されているインクを使うことができます。
    (一応、同じブランドのインクを使わないと保証が受けられないと言われていますが…)
    さあ、インクの世界があなたを待っています…!

    余談:
    万年筆マニアの間では、インクの奥深さにハマってしまうことをインク沼と呼んでいます。ああ、美しいインクの沼に、ずぶずぶハマって肺までインクを飲み込んでしまいたい!

    メリット

    1. インクの色を替えて楽しめる
    2. カートリッジよりもたくさんの量のインクを入れられることも(メーカー・種類による)

    デメリット

    1. 手が汚れる可能性がある
    2. インクの吸引自体が時間と手間がかかる

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    手が汚れる可能性も

    個人的に1番おススメなのは、やはりカートリッジとコンバーターが両方使える、両用式です。
    カートリッジで使い勝手良く、コンバーターでインクの吸入を楽しむ。
    まれにカートリッジしか使えない万年筆もありますので、購入前には必ずコンバーターが付属・または別売りであるかどうか確認してから買いましょう。

    ③その他の吸入式

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    TWSBIのプランジャー式万年筆

    はじめての万年筆を買う時に、上記以外の吸入方式の万年筆を買う人は少ないかと思います。なぜなら、そういった吸入方式は主に高級万年筆に採用されているからです。高級万年筆のコレクターたちは、そういった複雑な吸入方式を万年筆の魅力の一つとして、コレクト対象にしているのです。
    しかし、初心者でも、もし「惚れた」万年筆があった場合、吸入方式がそういった複雑なものの可能性もありますね。
    ですので有名な吸入方式をここで紹介しておきます。

    ピストン式(回転吸入式)

    これはコンバーターと同じ要領で、 尻軸を回すなどしてインクを吸入する方式。
    メーカーによって細かい動作に違いがあります。文栄堂さんが素晴らしい動画をUPしていたのでご紹介します。

     

    プランジャー式

    プランジャー式はヴィンテージ品にもありますが、パイロットのカスタム823や台湾産のTWSBIというブランドにも使われています。
    真空を利用し、尻軸から出した尾栓を押し込むことによって空気の負圧でインクが一瞬にして吸入される、おもしろい機構です。
    透明な軸を選ぶと、インクが上がってくる様が見えるので非常に愉しいのです。こちらもげんきざっくざくさんが詳しく動画にされています。

     

    こちらのプランジャー式も、メーカーによって細かい動作が違います。有名なところではビスコンティの高級ラインで使われている「ダブル・タンク・パワーフィラー式」も、プランジャー式の1種でありますが、インクタンクが2つ内蔵されているのでメインタンクにインクが無くなったらサブタンクから補給する、という機構です。
    通常の機構より7-8倍ものインクが吸入できるとある通り、ペン自体がかなり大きなものになります。

    ペン先調整について詳しくはこちらの記事もご覧ください。

    ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜

    はじめての万年筆選びでは、吸入のおもしろさよりかは、使いやすさで選んだ方がいいと思うので、変わった吸入機構のものが欲しい場合、よく下調べしてから購入することをおすすめします。

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    両用式でおすすめ。はじめてでもOKの高級万年筆5選

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    様々な吸入方式がある万年筆。はじめての方には、カートリッジとコンバーターの両用式がおすすめです。

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    Delta デルタ イタリアーナ アイボリーホワイト 参考価格 ¥21000-
    美しい象牙色の軸は、イタリア製の美的センスをかもしだし、所有欲をたっぷりと満たします。ペン先はスチールながら、安定感があり、おすすめです。
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    Lamy ラミー サファリ 参考価格 ¥4320-
    低価格で安心のドイツ製万年筆が手に入るとあって、人気のモデルです。デザインも機能的でおしゃれ。普段使いにぴったりです。

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    Visconti ビスコンティ レンブラント カーキ 参考価格 ¥25000-
    こちらもイタリア製の万年筆メーカーのもの。見た目の美しさは定評があります。スチールニブですが、フローの良い安定感ある書き心地で使いやすい。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

    m215-pelican
    Pelican ペリカン クラシック(トラディショナル)215シリーズ M215 ブラック 参考価格¥17820-
    ペリカンといえばスーベレーンが有名ですが、1万円強で買えるシリーズもあるのです。モダンかつトラディショナルな雰囲気に酔える1本ですね。書き心地も滑らかと定評あり。

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

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    Waterman ウォーターマン エキスパート ブルー 参考価格 ¥17820-
    ウォーターマンは硬めのペン先で、軸のバランスも良い、多少荒い用途にも対応できる質実剛健なビジネスタイプです。わりと細めな書き味なので手帳にメモをするに向いています。

    デルタのDVシリーズの各モデルの違いはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します

    まとめ

    いかがでしたか?様々な吸入方式がありますが、難しく考えずにまず使ってみるのが大事です。慣れてくれば吸入も手が汚れずに素早くできるようになるでしょう。2本目、3本目には変わった吸入方式の万年筆の万年筆を狙うのもいいですね!
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    あわせて読みたい

    吸入方式の各タイプをもっと詳しく知りたいかたは、こちらの吸入方式まとめ記事をどうぞ。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    万年筆選びシリーズの他編はこちら。デザイン・ペン先・ブランドの観点もあわせて。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    ピストン式やプランジャー式などイタリアらしい吸入方式の万年筆を見たいかたは、Il Duomoのショップでどうぞ。

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  • はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    万年筆の肝ともいえるペン先。違いをみていこう

    万年筆をはじめて選ぶ方にお伝えしている【はじめての万年筆えらび】シリーズ、今回はペン先編。インクを紙に伝わらせる肝の部分であるペン先(ニブ)には太さや材質によってさまざまな種類があります。あなたに一番合うペン先はどれでしょう?

    シーンによって必要な線の太さが違う!

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    同じLAMY Safariでもこの通り。

    ペンの字幅と太さの目安

    ペン先の太さ 日本語表記 mm
    SEF 超極細 0.18~0.24mm
    EF 極細 0.24~0.28mm
    F 細字 0.28~0.34mm
    MF 中細 0.32~0.38mm
    M 中字 0.34~0.44mm
    MB 中太 0.44~0.54mm
    B 太字 0.54~0.66mm
    BB 極太 0.66~0.86mm

    ペンの字幅と用途

    太・極太
    年賀状、郵便の宛名書き
    アイデア出し
    契約書などのサイン
    絵を描く
    中太・中・中細
    便箋にお便りを書く
    日記帳に書く
    会議用のメモ
    履歴書など公式文書などの清書
    原稿用紙に書く
    超極細・極細・細
    手帳に予定を細かい字で書く
    授業の板書
    資料に追記する

    あなたが使いたいシーンはどんなときでしょうか?
    これは一例なので、もちろんMのペン先(ニブ)で契約書にサインしても問題ないわけです。どんなシーンで使うのが一番多いのか、どんな太さなら使いやすそうか、ライフスタイルに合わせて選んでみましょう。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    海外万年筆は太さの目安が違う

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    憧れの万年筆の舶来品。国産品と同じM(中字)を買ったら…あれ?これ、B(太字)じゃ…?ということになってしまいますよ。
    というのも海外製万年筆は基本的に太さの目安が1~1.5段階太いのです。
    細字が好きな方はEF(極細)を購入されることをおすすめします。
    筆者は太くぬらっと出てくるのが好きなため、あと大きな紙に絵を書くのが好きなため、海外製万年筆でもEFでなくFかMがいいと思っています。あくまでも好みの問題です。

    舶来万年筆と国産万年筆の書き味・字幅の違いについてはこちらの記事もどうぞ。

    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    金ペンか鉄ペンか。実際、違いは?はじめてにはどっち?

    ペン先は通称”ペンポイント”とか”ニブ”と呼ばれます。万年筆内部のインクからペン先を通って紙に伝わらせる、肝の部分。筆圧をもろに受けるところでもあるので、できれば耐久性のあるものがいいですね。
    ペン先には大きく分けて「金ペンと鉄ペン」という材質での分け方があります。
    金ペンは18金、14金など金の純度での種類もあります。
    鉄ペンでも、スチールペン先や、金メッキを施したものなどもあります。

    「万年筆は金ペンがいい」とまことしやかに言われている言葉。これはいったいどういう意味なのでしょうか?

    金が良しとされる理由その①

    ひと昔前のインクは、酸性がとても強く、鉄製のペン先では腐食が早いとされていました。ですのでその名残で金がいいと言われているのです。ただし、現代のインクは酸性が強いわけではないので、鉄ペンでもきちんと洗って乾燥させていれば錆びることはありません。

    金が良しとされる理由その②

    金は鉄と比べて柔らかく、字を書いたときに当たりが柔らかくなります。とくに「とめはね」が多い日本語では、当たりが硬いと引っ掛かりが強く、うまくインクがはねなどを表現できないことがあります。ですので日本では特に金ペンがいいとされているのです。

    しかしながら、万年筆をつくる技術は年々上がってきており、鉄ペンでも比較的柔らかい書き味を出すことが可能になってきています。とくに「とめはね」のないアルファベットを主に使うヨーロッパ文具では、高い価格帯の万年筆でもデザインや機構によっては鉄ペンであることもしばしば。
    よくよく考えて、できれば試し書きをして購入に臨みましょう!

    ペン先から選ぶ!おすすめの万年筆7選

    金ペン

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    プラチナ万年筆 #3776 センチュリーブルゴーニュ
    国産ブランドのド定番です。金ペンなのに1万円そこそこの値段です。国産品は個体差が少なく、かすれが少ないので安定感があります。初めての方には安心ですね。

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    パイロット カスタム74 参考価格¥10,000-
    パイロットの一番スタンダードなモデルで、11種類ものペン先から選ぶことができます。クリップの丸い玉がレトロでキュート!
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    アウロラ タレンタムイエロー 参考価格¥35,000-
    アウロラの入門用モデル。黄色と黒のカラーリングがカッコいいデザインです。舶来品ながら3万円ほどで金ペンが手に入るいいモデルです。憧れのアウロラはこの1本から!
    こちらは14金をロジウムコーティングしてあります。

    鉄ペン

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    ペリカン クラシックP200 参考価格¥12,980-
    スーベレーンがいつかは欲しいけど、まだ無理…とりあえずペリカンの良さを味わいたい!というニーズに合ったモデル。ペリカン・スーベレーンを入門用に踏襲して作ったモデルで、スーベレーンの滑らかで洗練されたデザインが1万円台で手に入ります。

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    ラミー サファリ 参考価格¥3,500-
    入門用といえばこちらが有名。硬い書き味で、ガシガシ使えるので人気。ドイツ製で品質も安心!色も多数あるのでご自身に合った色がきっとあるはず!

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    ビスコンティ メリーゴーランド 参考価格¥22,980-
    ビスコンティのペン先は鉄ペンでも頼りがいがあって滑らかな書き味で定評があります。2万円前後でこの美しさであれば鉄ペンでもいい、と店長は思う…。(遠い目)

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    まとめ

    ペン先は万年筆の肝。用途や書き心地を考えながらご自身に合うものを選びましょう。
    ペン先はやはり試し書きしてみないと実際の好みはわからないもの。試し書きができるお店で試してみましょう!

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    ここには紹介しませんでしたが、ペン先の機構も考え始めるとたくさんの種類ができてしまう万年筆。考えるべきところはまだまだありますよ~。残るは「吸入方式」「ブランド」「価格」。少しずつ見ていきましょう。
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    ペン先のサイズ(EF・F・M・B…)の選び方をもう少し詳しく知りたいかたはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    万年筆選びシリーズの他編はこちら。デザイン・吸入方式・ブランドの観点もあわせてご覧ください。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?③(吸入方式編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    ペン先(ニブ)にこだわった万年筆を見てみたいかたは、Il Duomoのショップで14K/18K金ペンや特殊研ぎのモデルを取り揃えています。

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    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    Il Duomoでのペン先選び — ニブ調整サービスとブランド別字幅

    万年筆をペン先で選ぶなら、書き味の個体差まで含めて検討するのがおすすめ。Il Duomoでは、ペン先調整サービスのご案内と、各ブランドの字幅展開をご紹介しています。

    Il Duomoのペン先調整オプションを見る
    アウロラのペン(字幅展開豊富)
    レオナルドのペン
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    万年筆の使い方・選び方に困ったら

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    ▶ 左利きの方のペン先選びについてはこちら。
    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか?

  • はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)

    万年筆が欲しくなったら一呼吸おいてこの記事を

    「万年筆が欲しい!」そう思ったが吉日、すぐ買ってください。…とは言えないのが万年筆。一生ものになる可能性がある愛筆記具はぜひ熟慮して。はじめての方へ選び方のポイントとコツを伝授します。今回は一番気になる⁉デザイン編です。

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

    万年筆の選び方はひと通りではない

    あなたの近くに、万年筆にハマっている人はいますか?
    もしYesなら、その人に「どんな万年筆がおすすめ?」と聞いてみてもいいでしょう。でも!そのひとがおすすめするのは「手紙を書くときにおすすめ」の万年筆かもしれません。あなたが欲しいのは「ビジネスをはじめるのに的確な1本」なのに…。
    ですので、この記事と、個人のおすすめを併せて考えてみましょう。また違った観点から考えられるかもしれません。

    Noならば、まず万年筆についての視点を増やして、候補を絞っていきましょう。

    万年筆を選ぶときの観点を5つあげてみると

    万年筆が欲しい!と思ったのなら、特別な思いがあるはずですね。
    「起業したので、契約の時に威圧感を出せる万年筆が欲しい」だったり、「使い捨てするペンにはもううんざりだ。一生使える万年筆が欲しくなった」とか、「絵を描くときに、つけペンの代わりに使いたい」とか。「グリーティングカード用に」「習字を習っているので」など、十人十色の理由があります。万年筆には、独特の特徴とともに、選ぶコツがあります。順を追って説明します。
    Il Duomoの店長が考える、はじめての万年筆を買う時に必要な観点は5つ。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    1. デザイン ー色・形・装飾・材質
    2. ペン先 ー太さ・用途・材質
    3. 吸入方式
    4. ブランド ―売れ筋か、ニッチか。安心か、冒険か。
    5. 価格

    まずはデザインから入ってもいい

    書ければどんなデザインでもいいという方でも、ちょっと待って。万年筆には本当に千差万別なデザインがあります。普通のボールペンと比べると重厚感がありサイズも大きいですから、デザインは万年筆にとって重要なのです。
    好きなデザインのペンを持つと物書きの気分は高まります。さらに、色形によってファッションやTPOに与える印象は大きく、自分が一番使いたい場で使えないと、気に入っていても後々違和感を感じることに。
    書き手にとってしっくりくるかどうかは、今後万年筆をきちんと丁寧に手入れしていくかどうかや、引き出しの奥にしまって使わないなんてことにならないか等、とっても大事なポイントになります。心の底から万年筆を愛せる一本を選んでください…!

    万年筆のデザインでは、「色、形、装飾、材質」がポイントになってきます。

    色の視点

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    アウロラ・イプシロンのブラックです。キャップ部が「Y」になっているのが特徴のシリーズです。全体的に黒で信頼性を思わせますので、ビジネス向きです。シックなファッションが好きな方にも向いています。

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    こちら、同じイプシロンですが、キャップ部がシルバーになっていて、格子柄の装飾もあります。先ほどのブラックのイプシロンと比べると、軽快さがあり、若さも感じられる1本です。ビジネスに慣れてきたころに余裕を見せることもできそうです。

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    イプシロンシリーズを並べてみましたが、ゴールド+ブラックのペンはやはりクラシックな印象。冠婚葬祭にも合うでしょう。4-50代の男性が持っていると渋くてカッコいい印象でしっくりきますし、若い方が持っていると「質実剛健で、手間を惜しまない」印象になります。ただ、10代-20代前半の方には向かない気がします。(店長目線ですが)

    下2本のレッド・ブルーは若い方や女性にも人気ですね。スーツやネクタイ、カフスボタンの色に合わせるとよりファッショナブルでしょう。

    形の視点

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    こちらのビスコンティ・蒔絵シリーズは、軸とキャップに角のあるデザインを採用しており、より蒔絵が目立つようになっています。普段丸い形のペンに慣れている方は四角などの多面体を手に持ったときに違和感を感じることも。軸の形のデザインは意外に大事なので気を付けて見てみましょう。ちなみにこちらの蒔絵シリーズは、しっかり角が面取りされており、指に角が当たるようなことはありません。
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    カランダッシュのエクリドール・ヨットクラブというペンです。こちらは細身で多面体というカランダッシュらしい1本です。
    「細身+多面体」が与える印象は「スタイリッシュかつエレガント」という感じではないでしょうか?形がデザインの印象に及ぼす影響は大きいですね。

    装飾の視点

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    筆者も欲しい万年筆のひとつ、デルタのドルチェビータです。高級万年筆の中ではかなり人気なモデルですが、キャップ部の装飾に意味があるのをご存知でしたか?
    この装飾は、ポンペイ遺跡で発見された古代ローマの建築にあった装飾を模したそうです。これによって高級感が増しています。歴史に重きを置くイタリアらしい1本です。

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    ラミー・サファリです。こちらはかなり現代的に装飾をそぎ落としてスポーティーに仕上げてあります。かなり軽快に感じますので、若い方やガシガシ使いたい方に人気です。ゴテゴテした装飾が好きでない方にも喜ばれるデザインです。

    デルタのDVシリーズの各モデルの違いはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します

    材質の視点

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    材質の違いは、万年筆の印象をがらりと変えます。
    こちらはセーラー・すす竹長刀研ぎ。
    竹という和の素材を使い遊び心あふれる1本となっています。着物を召した方が、旅館の台帳書きにおもむろにこちらの竹の万年筆を出したら…と想像しますと…粋の極みですね。日本人であれば普段から竹に触れ慣れており肌にしっくりくることは間違いなしですし、海外に持っていくと喜ばれそうな1本でもあります。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

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    こちらはビスコンティ・オペラですが、スケルトンタイプです。インクを入れたとき中の色が綺麗に見えるので、インクの色を楽しみたい方はこんなタイプもいいですね。これもアクリル材質がなせる現代の技です。
    しかしスケルトン系は信頼を得たいビジネスシーンには向かず、趣味やプライベート向きです。(デザイン会社などだったら、逆におしゃれかもしれませんが。)材質もTPOがあるので、考慮したいポイントですね。

    まとめ

    ひとくちに万年筆といっても、デザインによって本当に様々な印象の違いがあることがわかりました。あなたの思いにマッチする万年筆のデザインは、どんなシーンに合うものでしょうか?もしかしたら、もう一目ぼれしてしまった万年筆があるかも…?そんな方は、万年筆に合わせてシーンごとに使い変えるのもおススメです。第一印象も大事です。

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    あわせて読みたい

    万年筆選びシリーズの続編はこちら。ペン先・吸入方式・ブランドの順で、選び方の観点をひとつずつ深掘りしていきます。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?③(吸入方式編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    記事中で紹介したアウロラ・ビスコンティ・デルタなどイタリア万年筆ブランドのラインナップを実際に見てみたいかたは、Il Duomoのショップでイタリア万年筆をご覧いただけます。

    Il Duomoのショップでイタリア万年筆をみる

    Il Duomoでお取り扱いのイタリア万年筆ブランド — デザインで選ぶ

    万年筆をデザインで選ぶなら、イタリアの作り手の感性は外せません。Il Duomoでは、独自のデザイン思想を持つイタリアブランドを取りそろえています。

    アウロラのペン
    ビスコンティのペン
    モンテグラッパのペン
    レオナルドのペン

    万年筆の使い方・選び方に困ったら

    万年筆の使い方・選び方で困ることがあればLINE@からお気軽にご質問くださいね!Il Duomoの店長があなたのお好みの色や予算などを聞いて、リストアップすることもできますよ。

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