カテゴリー: イタリア万年筆ハック

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  • DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します | 旧デルタの時との違いも

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します | 旧デルタの時との違いも

    こんにちは、万年筆のネットショップIl Duomoの店長・佐藤です。

     

    デルタのドルチェヴィータDVについて、よくお問い合わせをいただくことがありますので
    まとめてたいと思います。

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

     

    とくあるご質問としては

    「2018年以前のデルタとはどう違うの?」

    「プレミアとか、ミッドサイズとか、いろいろとモデルが増えているけど、どこが違うの?」

    「モデルの違いによる書き味の違いはある?」

    「以前のデルタのミッドサイズ、現在のデルタのミッドサイズの違いは?」

    「書き味はどう変わった?」

    など。

    こんなにラインナップが多いのですから、悩みますよね。ぱっと見同じに見えますし。

    ドルチェヴィータ ラインナップ デルタ スクリーンショット

    ひとつひとつご説明していこうと思います。

    デルタの特徴

     

    まずデルタについて

     

    デルタ(DELTA)はもともと1982年ナポリ創業のペンブランドです。

    美しいレジンと、南イタリアの伝統職人アルチザンによる手仕事感の残るナポリらしいペンづくりをして

    世界中で人気を博しました。

    1994年にナポリで開催されたG7サミットではデルタの万年筆が調印式に使われ、その名を知らしめました。

    特にオレンジと黒のかけあわせがいかにもナポリらしい、名前もジューシーなドルチェヴィータ(甘い生活という意味)シリーズは

    日本では小説や映画の影響もあり、人気になりました。

    しかし2017年~18年にかけて色々とあって休業。

    創業者は複数人いましたが、ひとりはレオナルド・オフィチーナ・イタリアーナを新たに創業。

    デルタの中心人物ニノ・マリノ氏はネットゥーノやマイオーラの経営を通して、デルタ再開の機を狙っていたようです。

    2022年、満を持して本格的に再始動。ニノ・マリノ氏が代表をつとめるマイオーラの工場の別ブランドラインとして、動いています。

    マイオーラ・レオナルド・デルタの違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    マイオーラとデルタは、似ていますがマイオーラのほうがでっぷりとした軸のほうが多く、デルタは以前のデルタにかなり近いデザインです。

    レオナルドの特徴やおすすめモデルについてはこちらの記事をどうぞ。

    Leonardoレオナルドの万年筆の特徴!書き味は?おすすめペン&気を付けること

    いま出ているDV(ドルチェヴィータ)シリーズの、モデル違いについて

    DVプレミア |スチールニブ/14Kニブ選べる

    デルタ DVpremiere両用式 プレミア

    デルタ DVpremiereピストン式 プレミア

     

     

    DVオリジナルミディアム(両用式)|スチールニブ/14Kニブ選べる

    デルタ DVミッドサイズ スチール 両用式

    DVオリジナルミディアム(ピストン)|スチールニブ/14Kニブ選べる

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します | 旧デルタの時との違いも

    DVオーバーサイズ |18Kニブ

    デルタ DVオーバーサイズ

    ライトバランス DV |スチールニブ/14Kニブ選べる

    ライトバランス デルタ 14K

    一番最初に出たのがプレミア。その後ライトバランスが出て、オリジナルミディアム、最近(2023年末)オーバーサイズが発売されました。

    それぞれの違い

    プレミアとオリジナルミディアムの違いですが、デザイン全体の違いとなります。
    プレミアはキャップ・尻軸が円錐形です。キャップリングデザインも違います。

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

     

    特にキャップリングはオレンジレジンで贅沢に挟まれており、いまにもプレミア!という感じのたたずまい。

    オリジナルミディアムとプレミアを比較すると、オリジナルミディアムサイズのほうが太めで短く、でっぷりとしたデザインとなっています。

    プレミアはややすっきりとしたデザインですが、軸が長めです。

    ニブはどちらも同じものを使用しています。以前のデルタ ドルチェヴィータ ミディアムオリジナルに近いのはやはりオリジナルミディアム

    ライトバランスは、他にも各種色があるなかでドルチェヴィータカラーのオレンジ色を出してくれた、という文脈なので
    他とは比較対象にはならないかもしれませんが、細め軸・すっきりとしたデザインで、ライトバランスという重りのある機構はおもしろいです。
    首軸がくびれていて、持つところとしてはやはり一番細いです。
    キャップリングが上のほうにあるのも特徴ですね。

    オーバーサイズは旧デルタのオーバーサイズを復刻したものと思われ、かなり大きいです。
    両用式かつアイドロッパー式となっています。

    まだ計測ができていないので、計測次第ここにも書きます。

    デルタ 比較 ピストンと両用式

    ※ちなみにオリジナルミディアムでも、両用式とピストン式で長さが若干違います。
    ピストン式のほうが0.5cmほど長い!プレミアも同じくピストン式のほうが長いです。

     

    簡単にまとめると

    円錐形のキャップ・尻軸、特殊なキャップリングなのがDVプレミア。

    オリジナルミディアムはでっぷりとしたデザインで、旧デルタのオリジナルミディアムにも近い。

    ライトバランスは他にも色があるなかでのドルチェヴィータカラーラインナップ。

    オーバーサイズはかなり大きい!

     

    モデルの違いによる書き味の違いはあるのか

    結論から申し上げますと、オーバーサイズ以外は同じニブを使用しています。
    プレミアも、オリジナルミディアムもライトバランスも、ニブの種類は同じです。

    デルタのスチールニブ、14Kニブの書き味

    デルタは、Jowoというメーカーを使用しています。

    スチールニブの方向性としてはレオナルドと似ていて、硬すぎず柔らかすぎず、万人受けするような、サクサクとした書き味に、インクフロー多めで滑らかに仕上げるというもの。

    レオナルドのほうが、若干キレはありますが、その分カリカリすることもあります。

    デルタは丸い研ぎ出しで、とめはねはらいは、日本のペンほど綺麗には出ませんが、気持ちよく書けるニブとなっています。

    また、フレックスニブもあります。これも出来栄えはレオナルドに似ています。

     

    デルタの14Kニブは、スチールニブよりも柔らかですが、柔らかすぎるということなく、誰にでも使いやすい・扱いやすいニブです。

    スチールニブと比較すると、ややキレがあり、とめはねはらいも表現しやすい印象です。

    そしてどのメーカーにも言えますが、ほんとうに微細なことになりますが、スチールニブから伝わってくる振動と、金ペンから手に伝わる振動では
    総じて金ペンのほうが上質な感じになります。
    コスト的に仕上げに時間をかけているということもありますし、
    金属自体の特徴でもあるのかなと思います。

    ですので、長く(期間もそうですし、一日の使用時間)使いたい方は金ペンのほうがおすすめです。

    字幅はどちらも国産の1~1.5段階上と思っていただければと思います。

    サンプルをあげておきます。

    スチールニブの字幅サンプル

    デルタ字幅サンプル バリエーション

    デルタ字幅サンプル バリエーション

    14K

    デルタ字幅サンプル バリエーション デルタ字幅サンプル バリエーション

    このような感じ。5㎜方眼に書いています。

     

    モデルによる印象の違いはあるか

    基本的にはニブが同じであれば、同じような書き味になりますが
    軸の重さ、バランス、軸の太さなどにより、書きやすさは変わってきます。

    私の主観も入るので、それを引き算して読んでいただきたいのですが、以下のように感じます。

    ・DVプレミア →ミディアムに比べると細め・長めなのでスチールも14Kもすっきり書ける印象。EF,Fが似合う感じが。

    ・DVオリジナルミディアム→ 太め・短め(キャップポストしてもそこまで長く感じない)軸なのと、プレミアより重いので自重で書ける感じがある。太軸なのでEFよりはF,Mあたりが似合う。スタブも良い。でもEFでも書きづらいということはない。

    ・DVオーバーサイズ →#8という大きいニブを使用しているため、細字よりは中字以降のほうが合う。 ※書き味は、未入荷なので要追記!

    ・ライトバランス→ 細軸・軽いので、サクサク書ける印象。尻軸の重りを活かして、ご自身のバランスを探すのも乙。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

     

    以前のデルタのミッドサイズ、現在のデルタのミッドサイズの違いは?

     

    違いを表にしてみました。

     

    旧デルタのミディアムオリジナル(時代によっても多少違います) 現デルタのオリジナルミディアム
    機構 カートリッジ、コンバーター両用式 カートリッジ、コンバーター両用式/ピストン吸入式 選べる
    全長 約13.8cm (収納時) 約16.7cm (キャップポスト時) ピストン:約14.2cm(収納時)約17.5cm(キャップポスト時) 

    両用式約14.2cm(収納時)約17.2cm(キャップポスト時)

    胴軸径 約1.6cmφ 胴軸:約1.5cm⌀ グリップ(最小径):約1.24cm⌀
    キャップ径 約1.8cmφ キャップリング部:約1.7cm⌀
    重さ 約30-34g ピストン:約37g 胴軸:約26g
    両用式:約35g 胴軸:約24g
    キャップのみ:11g
    クリップ ローリングウィール式 ローリングウィール式
    キャップリング シルバー925 シルバー925/バーメイル
    字幅ラインナップ EF/F/M/B EF/F/M/B/STUB 1.1mm/STUB 1.5mm/フレックスEF/フレックスF
    ニブのメーカー Bock(ハート穴) Jowo(ハート穴丸形)
    天冠 デルタロゴのプレート デルタロゴのプレート
    シリアルナンバー キャップに印字 キャップに印字

     

    こうして違いをみると、まずピストン吸入式と両用式を選べるようになったのは良いですね。

    それとトリム(金属)カラーも、シルバーとゴールドと気軽に選べるようになりました。

    また、気になるサイズ感については、旧デルタよりも若干、現在のほうが長くなり、軸径は旧デルタのほうが太いです。

    ですので旧デルタのほうが寸胴、というふうになります。
    ただ、ほんのわずかな違いなので、印象としてはほとんど同じかと思います。

    重さも、年代によって違うようですが旧デルタのほうが30-34gと、軸が短い分なのか?軽め。
    デザインにおいてはほとんど同じということがわかります。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

     

    旧デルタのオーバーサイズとの違い

    旧デルタにもオーバーサイズが限定生産品として、存在しておりました。

    今回出たオーバーサイズは、その復刻版と思われ、サイズも似たものと思われますが

    現時点で未入荷ですので、計測など済み次第、追記します。

     

    書き味はどう変わった?

    デルタ ニブ 字幅

    旧デルタはおおむねBock、現在はJowoを採用しています。(旧デルタの情報があまりないので、もしご存知の方がいらしたらお教えください・・・!)

    メーカーの違いだけでは書き味はわかりませんが、ひとまず、ほぼ違うものになったということだけは言えます。

    私は今現在、旧デルタのペンを持っていないので、以前書いた時の感触を思い出しながら記しますが

    比較すると、現在のJowo製ニブのほうが格段に安定感は増している印象を受けます。

    特に書き出しや、インクフローの安定感など、とても良くなりました。

    ハート穴が無くなってしまったのは残念ですが…それでも書き味が向上している方が良いでしょう。

    上の方にも書きましたが、方向性としては今のところレオナルドと似ていますが、

    これからどのように独自性を出していくか、を見ていくのが楽しみです。

     

    総評

    旧デルタのドルチェヴィータを選びたいならオリジナルミディアム、独自性を追求したいならプレミア、
    でっぷりした迫力を選びたいならオーバーサイズ、スリム感を選ぶならライトバランス
    …という感じでしょうか。

    ナポリの明るさを存分に楽しめるドルチェヴィータシリーズが復活したとあって、
    万年筆界に太陽が戻ってきた!という感じがします。

    気になっていた方も、そうでない方も、ぜひぜひお手にとって頂きたい逸品です。

    美しいペンの写真たち、並べておきます。画像をタップすると商品ページに行けます。

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

     

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  • 【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    2022年秋、デルタ復活という一報を受けて驚きとともに喜ばれた方も多かったでしょう。
    最初に出した復活の一手としては、
    数の少ないセルロイド軸をデルタは発売しました。
    その後明けて2023年の2月、とうとうかつてのドルチェヴィータ軸をデルタはリニューアルして発売!
    多くの世界の万年筆ユーザーが、いったいどのようなペンが出るのかと固唾をのんで見守っていたと思います。
    デルタ 39+1 復活の一本
    こちらはもう品切れですが、デルタ復活初手!の「デルタ アニバーサリー 1982-2022 ”39+1” Delta Anniversary 」。
    ライトバランスシリーズと同じ機構で、セルロイド軸でできています。

    なぜドルチェヴィータに似た軸がたくさん出ているのか

    さて、おさらいするとデルタはナポリにて3人のオーナーが提携し1982年創業。
    日本では、小説と映画「クローズドノート」でもともと人気だったドルチェヴィータに火が付きました。
    ナポリの太陽を思わせるあかるいオレンジ色は憧れの的となりました。
    しかし、いろいろあって2017年に休業を発表。
    あかるいオレンジ軸がいなくなってしまった万年筆界。
    その後デルタの後継としてレオナルド・オフィチーナ・イタリアーナ(オーナーはデルタの創業者の3人のうちのひとり)が登場。
    間を埋めるようにその後、アウロラが「オー・ソレ・ミオ」を出したり
    レオナルドのオレンジ×紺軸が日本限定で発売されたりと
    ドルチェヴィータに似たペンがいくつか作られました。
    アウロラ オー・ソレ・ミオ
    しばらくして、2020年末、デルタの元オーナーだったニノ・マリノ氏が
    ナポリで「マイオーラ」に参画。
    2021年にはミト・オリジンというドルチェヴィータによく似たペンを発売。
    マイオーラ ミトオリジン
    翌年にはレオナルドから「DNA」という軸が登場!
    レオナルド DNA
    DNAって、遺伝子って、‥‥!ドルチェヴィータDNAを真に受け継いでいるのはうちだ!というネーミング。
    しかも、モーメントマジコというシリーズから出ているのに、DNAだけがキャップリングが違ったりと
    かなり気合が入っている。
    そんなこんなしているうちにデルタ復活、と。
    大人の事情で「DolceVita」の名は使えず「DV」としてまた世界に放たれました。
    デルタ DV ドルチェヴィータ
    オレンジ軸の戦いの火ぶたが切って落とされた…?
    イタリア人って情熱的で、自己表現への意欲がすごいのです。
    遠くからではありますが、イタリア人と接していると、日本人と大事にしている価値観が全く違うな~と感じることが多々あり、
    素敵な面もたくさんみることができます。
    が、譲れない部分が多いので、オレンジ軸が何種もできるわけですね…。(選ぶ側からすると、嬉しいかと思いますが。)
    振り返ると、3人のオーナーだったうち、レオナルドに参画した方はスタイリッシュなのが好みで
    ニノ・マリノさんがイタリアらしさにこだわった結果の、決裂と復活なのかなと思います。
    どのペンも、とても素敵なので、みなさんがお好みのものをお迎えできると良いなと思います。
    ちなみに現在のデルタのオーナーはマイオーラのオーナーと同じニノ・マリノ氏なので
    この二つは似ていますが、違いもあるので、ぜひチェックしてみてください。
    (この記事を書いた時点ではミッドサイズが入荷されていませんでしたので、DVプレミアとの比較になっています。いずれミッドサイズも追記しますので、ご了承ください)
    DVプレミアとオリジナルミディアムの比較はこちらの記事に詳しいです。

    それぞれの違いを説明

    さあ、3本並べていきます。

    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い

    う~む、よく似ていますね。

    黒×オレンジで、キャップリングがデザインされていて、
    天冠と尻軸部が円錐、という点は共通しているよう。

     

    まずスペックを見ていきましょう。

    デルタ DV プレミア(スチールニブ)

    素材 レジン、シルバー925(キャップリング)、パラジウムトリム
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 スチール
    文字幅 EF/F/M/B/STUB(1.1mm/1.5mm)
    インク方式 カートリッジ・コンバータ両用式
    インク容量
    キャップポスト時の長さ 約17.1cm
    収納時の長さ 約14.7cm
    胴軸部の長さ 約13.4cm うちニブの長さ:約2.3cm
    キャップの長さ 約6.7cm
    最大軸径 胴軸:約1.53cm⌀ キャップリング:約1.74cm⌀(クリップ含む:約1.94cm⌀)
    重量 約35g 胴軸のみ:約23g
    その他

    デルタ DV プレミア(14K)

    素材 レジン、シルバー925(キャップリング)、パラジウムトリム
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 スチール
    文字幅 EF/F/M/B/STUB(1.1mm/1.5mm)
    インク方式 カートリッジ・コンバータ両用式
    インク容量
    キャップポスト時の長さ 約17.1cm
    収納時の長さ 約14.7cm
    胴軸部の長さ 約13.4cm うちニブの長さ:約2.3cm
    キャップの長さ 約6.7cm
    最大軸径 胴軸:約1.53cm⌀ キャップリング:約1.74cm⌀(クリップ含む:約1.94cm⌀)
    重量 約35g 胴軸のみ:約23g

    デルタ オリジナルミッドサイズ(追記中!)

    マイオーラ オリジン スチールニブ

    素材 レジン、シルバー925(キャップリング)
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 スチール
    文字幅 EF/F/M/B/STUB
    インク方式 カートリッジ・コンバーター両用式(コンバーター付属)
    インク容量
    キャップポスト時の長さ 約17.7cm
    収納時の長さ 約15.0cm
    胴軸部の長さ 約13.4cm
    キャップの長さ 約6.8cm
    ペン先の長さ 約2.4cm
    最大胴軸径 約1.6cm⌀
    グリップ部軸径 約1.33cm⌀
    キャップ部最大径(クリップ含む) 約1.97cm⌀
    重量 総重量約39g キャップ約13g 軸のみ26g
    その他

    マイオーラ オリジンK 14K

    素材 レジン、シルバー925(キャップリング)
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 14K
    文字幅 EF/F/M/B
    インク方式 ピストン吸入式
    インク容量
    キャップポスト時の長さ 約17.7cm
    収納時の長さ 約15.0cm
    胴軸部の長さ 約13.4cm
    キャップの長さ 約6.8cm
    ペン先の長さ 約2.4cm
    最大胴軸径 約1.6cm⌀
    グリップ部軸径 約1.33cm⌀
    キャップ部最大径(クリップ含む) 約1.97cm⌀
    重量 総重量約37g キャップ約12.5g 軸のみ約24.5g
    その他

    レオナルド モーメントマジコ DNA(スチールニブ/14Kニブとありますが、スペックが同じなので1つにします)

    素材 レジン ペン芯: ABS樹脂
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 スチール
    文字幅 EF/F/M/B/STUB(1.1mm)/エラスティックEF(ロジウムトリム仕様のみ)/エラスティックF(ロジウムトリム仕様のみ)
    インク方式 ピストン吸入式
    インク容量 約1.5ml
    キャップポスト時の長さ 約16.9cm
    収納時の長さ 約14.5cm
    胴軸部の長さ 約13.2cm
    最大軸径 胴軸径:約1.40cm⌀ グリップ径:約1.12cm⌀ キャップ径(クリップ除く):約1.55cm⌀
    重量 約23.8g
    その他

    ざっくりとした違い

    デルタ・マイオーラ・レオナルドのオレンジ軸たちのざっくりとした違いは

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    大きさ・長さ
    マイオーラが一番大きい
    レオナルドは長細い
    デルタは中間のイメージ(長さは実はデルタがいちばん短い)
    太さ・重さ
    マイオーラが一番太くて重い(かつ長い)
    レオナルドが一番軽くて細い
    デルタは中間
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    キャップ
    デルタ・マイオーラはシルバー925を使用した、職人手彫り(金の場合はバーメイル仕様)
    デルタのキャップリングはレジンで挟んでいる
    レオナルドはレーザー刻印
    クリップ周りの金属が、レオナルドのみ無い(よりスタイリッシュな印象)
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    文様の専門家ではないのですが、
    キャップリングデザインは、マイオーラとデルタは歴史的にみると地中海スタイル(ギリシャ・オリエント文化)、レオナルドはルネサンス以降というイメージ。
    ニノ・マリノ氏はわりとプリミティブなものが好きで、歴史・文化、古くからある感情を大事にしたい、
    レオナルドのオーナーさんは人間中心主義というか、理性を大事にしていて、なるべく均一に、なるべく人間が使いやすいようにしたい、という思想がうかがえます。
    デザインから見る人間性。おもしろい。
    吸入式
    スチールニブの場合、デルタとマイオーラがコンバーター/カートリッジ両用式
    レオナルドはスチールニブ、14Kどちらも吸入式
    デルタとマイオーラは尻軸キャップを外すタイプ
    どれも吸入式はインク窓つき
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    (この写真では、マイオーラのみスチールニブとなっています。)
    レジンの色
    レオナルドはやや黄味がかっており、薄めのオレンジ。パールっぽい印象
    デルタとマイオーラは酷似している(同じ?)
    ひとつひとつのクラックが大きく、ゼリーっぽい印象
    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい
    造り
    デルタとマイオーラは、以前のデルタと同じような造りと思われ、キャップリングをはじめ手作り感がある
    レオナルドは工業製品っぽいスマートな印象
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    書き味
    どれもJOWO製のペン先で、フローが良く、滑らかで実用的な書き味はとても似ている
    レオナルドのほうがやや精密さでは軍配があがる
    ニブの大きさは同じ
    デルタ・マイオーラ・レオナルドの比較(オレンジ軸)ドルチェヴィータなど 違い
    トリム
    デルタは、スチールニブ/14Kニブどちらとも、ゴールド/パラジウムトリムが選べます
    マイオーラはスチールニブがパラジウム、14Kがゴールドと決まっています
    レオナルドはスチールニブ/14Kニブどちらとも、ゴールド/ロジウムトリムが選べます
    マイオーラ・オリジンは特筆すべき点としてはまず「大きい」ということ。
    収納時で15㎝、最大胴軸径が1.6㎝Φと、万年筆の王様とよばれるモンブラン149とほぼ同じ大きさなのです。
    太いので長時間筆記をしても疲れないというメリットもあります。
    また、キャップリングは手彫りのスターリングシルバー(オリジンKはバーメイル仕様)ということで、ドルチェビータの雰囲気にとても似ています。
    一方でレオナルドDNAは、手軽に使いやすい大きさで、太さもそこまでなく、最大軸径1.4㎝Φ。
    キャップリングはレーザー刻印です。
    デザインは、オリジンと比べるとキャップが長めなので、
    すごくスタイリッシュで現代的な印象を受けます。
    レオナルドもナポリにありますが、世界を視野に入れているのか、ミラノっぽいデザインといいますか、アーバンなイメージです。
    デルタDVはというと、こうしてみると大きさや太さは中間に位置します。
    以前のデルタ・ドルチェヴィータと比べると、
    以前のドルチェヴィータ・ミディアムとドルチェヴィータ・オーバーサイズの中間のサイズとして作られているようです。
    キャップリングはレジンで挟んでいるところ以外は以前のままのデザインで、しっくりくる感じはありますね。
    書き味は、どちらも程よい硬さで似ていますが、仕上がりはレオナルドのほうがやや精密な感じはします。
    個体差の大きさでいくと、やはりマイオーラとデルタはレオナルドと比べると大きいですね。
    Il Duomoでは検品に時間をかけているので、マイオーラ・デルタも安心して購入していただければと思います。
    ちなみにデルタのスチールニブのほうのレジンは、
    金ペンのほうのレジンとやや違います。
    デルタ DV ドルチェヴィータ スチールニブ

    以上、3メーカーのオレンジ軸比較でした。参考になれば幸いです。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    以前のドルチェヴィータとの違いは?

    ところで気になる2017年以前のドルチェヴィータと、現在のドルチェヴィータ、何が違うのか、ということですが

    以下のような違いになります。

    ・大きさが違う(ミディアムとオーバーサイズの間くらい)
    ・ペン先の会社が違う(BOCK?からJOWOへ)
    ・天冠部、尻軸部が円錐形に、天冠のロゴなしに
    ・キャップリングにレジンの装飾プラス
    ・全体的なシルエットもドルチェヴィータスリムやミディアム、オーバーサイズの間をとった感じ
    ・以前はコンバーター式のものが多かったが、復活版はスチール→コンバーター式 14K→ピストン式 と設定してある

    それぞれのリンクを貼っておきます。ぜひチェックしてみてくださいね!
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  • スクリーボ(Scribo)の商品説明文が文学的だ。【イタリア万年筆考】

    スクリーボ(Scribo)の商品説明文が文学的だ。【イタリア万年筆考】

    スクリーボの商品説明文が文学的・哲学的

    純文学が好きなIl Duomoの店長の佐藤です。

    最近びっくりしたことに、スクリーボのオフィシャル商品説明文というか、商品コンセプト文が
    非常に文学的なのです。

    それは尋常ではないレベルの文章が書かれています。

     

    Il Duomoでは基本的にメーカーの公式ページを翻訳してから、
    日本のかたにわかりやすいように意訳したり
    説明が必要なところは足したりしながら商品説明文を書きます。

     

    イタリア万年筆はコンセプトが毎度しっかりしていて、
    かつ歴史や文化も古く厚みがあるため
    説明文を読み解きながら、書いていくのは難しくも楽しい作業です。

     

    前々から感じていたことではあるのですが
    今回ピウマのルーチェの商品ページをつくるにあたり
    「黒」の哲学がとても深く、
    哲学だけではなく文章も味わい深く、
    スクリーボのライターさんはもしかして作家なのかな?と思うほど…

     

     

    Thus it is the absence of light, the lack of clarity and definition that unleashes the depth and richness typical of the black color. This fascinating and particular color reminds us that the absence of something is not only a flaw or a fault, as it can also be considered as a possibility: absence is a space to be filled, black like flowing ink, where everything is still to be done, still to be written.

    したがって、黒色特有の深みと豊かさを解き放つのは、光の欠如、明快さと鮮明さの欠如といえます。この黒という魅力的で特別な色は、何かが「無い」ことは欠陥や失敗という側面だけでなく、可能性でもあるということ示唆します。「無い」ということは、流れるインクのように真っ黒で、すべてのことがやり残してあるような、書かれるのを待つばかりの空白のようなもの。

    —–スクリーボ ピウマ ルーチェの公式ページより。(翻訳はIl Duomo)

     

    当方翻訳のプロではないので、こういう文を翻訳するのが難しいですが‥‥

     

    「黒」=光の欠如、見えないもの という見方だけでなく、
    「黒」=すべての可能性を含むもの
    という見方ができる、ということかなと思います。

     

    黒はどのようにでもなれる。

     

    それはひとつの希望でもある…

     

    芸術にも通じますし、哲学的でもある。

     

    声に出して読むと英語文のリズムの良さも心地よく
    かなりセンスのあるライターさんですね…。

     

    こういうことに力を入れるスクリーボ、あなどり難し。
    そして自分の心も引き締まります。

     

    文章に責任を持たなければ。

     

    それではスクリーボの万年筆たちを少し紹介していきます。

    軽くてコンパクトなピウマ

     

    ピウマはスクリーボのコンバーター・カートリッジ両用式の
    コンパクトなサイズのシリーズです。
    シンプルな黒を採用した新しい「ルーチェ」「アッセンツァ」が登場しました。
    黒×金や黒×シルバーは万年筆ではよくある組み合わせ、デザインしつくされてきた、ともいえるのですが
    スクリーボの手にかかるとこの黒×金と黒×シルバーが
    素晴らしくスタイリッシュに。
    スクリーボ 限定生産品 ピウマ ルーチェ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Luce Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 ピウマ ルーチェ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Luce Fountain Pen

    気品あふれる雰囲気が、さすがスクリーボ、といったところ。
    さらに特筆すべきはそのコンセプト。
    哲学的で文学的な商品コンセプト、
    読み応えのある商品説明文になっていると思いますので
    ぜひ読んでみてください!

    ▶ スクリーボ 限定生産品 ピウマ アッセンツァ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Assenza Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 ピウマ アッセンツァ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Assenza Fountain Pen

     

    面が美しい、フィール

    ▶ スクリーボ 限定生産品 フィール フィオリタ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Fiorita Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 フィール フィオリタ  万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Fiorita Fountain Pen
    スクリーボのフィールはほとんどが限定生産で発売されます。
    先日、提携している調整師さんから
    スクリーボ、とても良いですね。
    程よい柔らかさと弾力性、撓り具合が実に心地いい。
    個体差ももちろんあると思いますが柔らかいニブが好みの人にはかなりお勧めできる可能性があるかと思います。」
    と連絡をいただきました。スクリーボの書き味が好みだったわたしも
    調整師さんの太鼓判をもらい嬉しい限りです。
    フィオリタは深い色合いが写真では伝わりづらいのですが
    奥ゆかしい美しさがあります。

    ▶ スクリーボ 限定生産品 フィール ジェルモーリオ(萌芽)万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Germoglio Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 フィール ジェルモリオ(萌芽)万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Germoglio Fountain Pen
    「萌芽」を意味するジェルモリオ
    スクリーボはふくよかな形とオマスに似た書き味が特徴です。
    いい意味で均一でないマーブルなレジンが、イタリア万年筆らしい!

    面取りなしのラ・ドッタシリーズ|モリーネとピエッラ

    ラ・ドッタは「フィール」と違い面取りしていない丸い軸です。
    ラ・ドッタとは中世のボローニャ(スクリーボの本拠地)を指す言葉で
    「学識のある人」を意味します。
    ボローニャはボローニャ大学で有名ですが、世界ではじめての大学年‥‥として知られています。
    なんと設立は1088年‥‥!
    大学設立から、中世のヨーロッパの歴史は作られていったのです。
    そんなラ・ドッタの名を冠したスクリーボのモデルはイタリアらしい色気は残しつつ
    気品と知恵を感じることができる美しさがあります。

    ▶ スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ モリーネ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO La Dotta Moline Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ モリーネ  万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO La Dotta Moline Fountain Pen
    モリーネ運河をイメージした、青い流れるような軸。
    イタリアらしい「アズーロ」のような青です。

     

    スクリーボ ラドッタ ピエッラ
    ▶スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ ピエッラ  万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO La Dotta Piella Fountain Pen Fountain Pen

    ボローニャにあるピエッラ通りをイメージしたこの軸。
    少し暗めの青ですが、隠された通りの小窓から運河を眺めているような気分になれそうです。

     

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  • 2021年、人気だったペン・心に残ったペンたち。

    2021年、人気だったペン・心に残ったペンたち。

    メルマガでご紹介した、「2021年、人気だったペン・心に残ったペンたち」を
    再編集してアップしてみます。

    単に「よく売れたペン」というわけでなく、
    Il Duomoスタッフが「あ~これ良いね~」と絶賛したペンや
    お客様から評判のよかったペンなど
    特に印象に残ったペンを掲載しています。

    まだ在庫があるものも多いので、
    ぜひぜひチェックしてみてくださいね。

    この記事は【メルマガバックナンバー】
    このシリーズはIl Duomoのメルマガバックナンバーに店長が加筆修正を加えてブログにしたシリーズです。
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    アウロラ 限定生産品 88 ブルーマンバ 万年筆 Aurora 88 Blue Mamba
    ▶アウロラ 限定生産品 88 ブルーマンバ 万年筆 Aurora 88 Blue Mamba
    以前ブラックマンバというペンが出ましたが、そのブルーバージョン。
    毒蛇の名前を冠しただけあって、妖しく美しいペンとなっています。
    表面の加工も珍しく、どこか有機的な軸です。

     

    ▶ ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション 夜のカフェテラス 万年筆 Visconti Van Gogh Cafè Terrace at Night Fountain Pen
    ▶ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション 夜のカフェテラス 万年筆 Visconti Van Gogh Cafè Terrace at Night Fountain Pen
    有名な「夜のカフェテラス」。
    これは人気がありました。
    夜のネオンと、夕闇の対比が美しいです。
    外箱にも絵画が印刷されていて、箱だけでも飾っておきたくなります!
    珍しい取り合わせの色遣いでゴッホならでは、という感じがします。
    アートを身近に置いておけるゴッホシリーズは、万年筆以上の魅力がありそう。

     

    ▶ モンテグラッパ 限定生産品 デヴィッド・ボウイ ★(ブラックスター) 万年筆 Montegrappa David Bowie Blackstar Fountain Pen
    ▶モンテグラッパ 限定生産品 デヴィッド・ボウイ ★(ブラックスター) 万年筆 Montegrappa David Bowie Blackstar Fountain Pen
    デヴィッド・ボウイの★(ブラックスター)という最後のレコードをモチーフにした限定品。
    真っ黒ななかに歌詞を星座に見立てたモチーフが描かれています。
    このレコードは名盤で、これに聞き入りながら仕事をしたのも思い出です。
    モンテグラッパは、このようなちょっと珍しい、観点のおもしろいペンを作ります。

     

    ▶ スクリーボ 限定生産品 ピウマ リエベグリージョ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Lieve Grigio Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 ピウマ リエベグリージョ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Lieve Grigio Fountain Pen
    新しい色が出るとすぐに完売してしまうスクリーボですが、
    ピウマというシリーズ、こちらのリエベグリージョもすぐに売り切れてしまいました。
    柔らかいニブはそのままに、コンバーター式で使いやすいピウマ。
    また新色が2022年も出てきますように!

     

    ▶ ティバルディ ボノニア パールミスト 万年筆 Tibaldi Bononia Pearl Mist Fountain Pen
    ▶ティバルディ ボノニア パールミスト 万年筆 Tibaldi Bononia Pearl Mist Fountain Pen
    メルマガでも何回か紹介していますが、このボノニアのパールミストは
    非常に美しいレジンです!
    奥深いグレイ~ブルーホワイトの軸がなんだか雪豹のよう。
    書き味は、モンテグラッパに似ていてガチニブ系です。

     

    ▶ ビスコンティ 限定生産品 イル・マニフィコ ブラックマーブル 万年筆 Visconti Medici – Il Magnifico Black Marble Fountainpen
    ▶ビスコンティ 限定生産品 イル・マニフィコ ブラックマーブル 万年筆 Visconti Medici – Il Magnifico Black Marble Fountainpen
    黒い大理石を使ったビスコンティ社らしい、コンセプチュアルな軸でした。
    雷鳴のような石の色が印象的です。
    イタリア(ビスコンティのあるトスカーナ州は特に)は大理石の産地としても有名です。
    車窓から見た削られた山肌を思い出しました。

    2022年にはグリーンマーブルも新色で登場しています。

     

    ▶ レオナルド モーメントゼロ イリーデ 万年筆 (ゴールド/ロジウム/ローズゴールドトリム) Leonardo Momento Zero New Iride Fountain Pen
    ▶レオナルド モーメントゼロ イリーデ 万年筆 (ゴールド/ロジウム/ローズゴールドトリム) Leonardo Momento Zero New Iride Fountain Pen
    青緑色が美しい、イリーデ。
    2021年からモーメントゼロシリーズはトリムが
    イエローゴールド、ローズゴールド、ロジウム(種によってはルテニウムも)から選べるようになったのですが
    イリーデの場合は特に人気があったのはローズゴールドトリムでした。
    上品で愛らしい軸です。

    レオナルドは2021年からニブのメーカーも変わったのですが
    全体的にフローが良いながらも安定感が出て、良くなりました。
    字幅は以前よりもすこし細めに。

     

    ▶ スクリーボ 限定生産品 フィール ヴィオラ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Viola Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 フィール ヴィオラ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Viola Fountain Pen
    深い紫色、ワインのような色が魅力的だったフィールのヴィオラ。
    YouTube撮影もしました。
    2021年後半からスクリーボが良い!とずっと言っていますが、
    このニブやデザインはスタッフからも人気が高いです。
    美しいレジンも高得点!

    ▶ マイオーラ インプロンテ ポジリポ オーバーサイズ 万年筆 Maiora Impronte Posillipo Oversize Fountain Pen
    ▶マイオーラ インプロンテ ポジリポ オーバーサイズ 万年筆 Maiora Impronte Posillipo Oversize Fountain Pen
    2021年後半から勢いづいてきたマイオーラ。
    大き目・太めで迫力あるデザインですが、首軸はくびれていて掴みやすく
    書き味も素直で使いやすいです。

     

    ▶ ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション 農婦のいる古い葡萄畑 万年筆 Visconti Van Gogh Old Vineyard with Peasant Woman Fountain Pen
    ▶ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション 農婦のいる古い葡萄畑 万年筆 Visconti Van Gogh Old Vineyard with Peasant Woman Fountain Pen
    ゴッホコレクションには珍しい白系の軸。
    男女問わず人気がありました。
    荒々しいゴッホの筆致が鑑賞できるすてきな箱も素晴らしいです。

     

    ▶ モンテグラッパ 限定生産品 エクストラ ヴァーシズ 万年筆 Montegrappa Extra Verses Fountain Pen
    ▶モンテグラッパ 限定生産品 エクストラ ヴァーシズ 万年筆 Montegrappa Extra Verses Fountain Pen
    紫色のマーブル軸、エクストラヴァーシズ。
    「詩」をテーマにしており、言葉を大事にしてきたイタリア人の思いがうかがえる軸です。
    ニブは大き目で頼りがいがある硬めながらしなやかさもあります。

    色はヴィンテージワインのようなちょっと渋い赤みのある紫。

     

    ▶ モンテグラッパ 限定生産品 ワイルド-バオバブ 万年筆 Montegrappa Wild – Baobab Fountain Pen
    ▶モンテグラッパ 限定生産品 ワイルド-バオバブ 万年筆 Montegrappa Wild – Baobab Fountain Pen
    モンテグラッパのチャリティ系の軸は、
    オリジナリティにあふれており毎度デザインに驚かされます。
    シロフクロウの羽をデザインしたクリップが唯一無二。
    付属品の写真たちもほんとうに綺麗でこころ震えます。

     

    ▶ モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー バタフライブルー 万年筆 Montegrappa Extra Otto Butterfly Blue
    ▶モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー バタフライブルー 万年筆 Montegrappa Extra Otto Butterfly Blue
    モンテグラッパのセルロイド軸は、高価なのですが
    一生ものとして大切に使いたい1本です。
    エクストラオットーは軸が八面体にカットされており
    机に置いても転がらないという利点も。
    金属部はシルバー925で、エイジングを楽しめるのも◎。

     

    2021こころ震え本。

    蛇足ですが‥‥
    本好きな店長佐藤が読んだ中で「すごい」本をご紹介します。
    まずは内田洋子さんの緻密な取材によるノンフィクション。

    1.モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(方丈社) 内田洋子 著

    トスカーナの山奥に、モンテレッジオという、古くからイリア中に古本を売り歩く行商人の村がありまし
    その本の行商人の歴史と末裔の村人ちを追いかけたルポルタージュで著者渾身の一作です。
    内田洋子さんの仔細な取材と、それを束ねる筆力、そして豊かな表現力。
    そんな素晴らしい本を読むことができだ嬉しく、こどものようなみずみずしい気分で読み進めまし

    モンテレッジオの行商人たちの歴史を思うと、「文化をつくる」というのがいかに
    個人個人に担われているか、ということがわかるような気がします。
    小売をしている方にはぜひ読んでいただきたいなと思います。

    内田さんの文章は丹念で美しく、命を懸けて書く、とはこういうことか、と身につまされる思いで読みまし

    イタリアの細かな歴史が出てくるので、わたしもいろいろと調べながら読み進めました。

    イタリア万年筆ではおなじみの題材でもある「ダンテ」が途中で出てくるのが
    わくわくして楽しく、

    商品説明文もこれからもっと深く掘って書きたいな~と思わせるようなパワーある著作でした。

    ▶ リンク先をみる
    モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(方丈社) 内田洋子 著
    は内田洋子さんの著作をくさん読めて幸せな1でし

     

    2.シェル・コレクター (新潮クレスト・ブックス) アンソニー ドーア 著

    日本で映画化もされた、O・ヘンリー賞受賞作。
    自然科学を熟知している作者が
    美しい自然を舞台に人間模様を描く短編集です。

    アンソニードーアはオハイオ州の生まれで、ケニアなどさまざまな地域に暮らしたことがあるということで
    自然風景や動植物についての表現が静かで美しく
    育ってきた環境の豊かさと、ものごとを見つめる確かな眼を感じます。

    表題「貝を集める人」ももちろん素晴らしいのですが
    わたしが一番胸を打たれたのが「世話係(英語題:The Caretaker)」です。

    アフリカのリベリアで不正をはたらいていた主人公ジョセフが
    内戦をきっかけにアメリカへ渡り難民としてとある邸宅の庭係として働き始めるのですが
    クビになってしまいます。

    その近くの浜辺で出会った、打ち上げられたクジラの遺骸、
    そして出会った耳の聞こえない少女…。

    物語は動き始めます。

    「魂の再生」をナチュラリストの観点から描いた短編だと思います。
    ここまで自然の描写と共に綺麗な布のように
    人間の微細な部分を編むことができるのか…と感動。

    デビュー作と思えない完璧なまでの精巧さ。打ち震えます。
    むしろこっちを映画にしてほしかったなあ~~と思うのですが、日本では難しそう。

    しかしアメリカ人がリベリア人を主人公にチョイスするのもすごいなあと思いますし
    違和感なく、リベリア人の価値観をするっと短編で馴染ませてしまうのも
    ケニアに住んだことのある著者だからこそできたことなのかなあ、と。

    2021年、人気だったペン・心に残ったペンたち。

    シェル・コレクター (新潮クレスト・ブックス) アンソニー ドーア 著

    アンソニー・ドーア氏の著作が良すぎて、作者買い・積読しています。

    あわせて読みたい

    2021年に取り扱った各ブランドについて、もっと詳しく知りたいかたはこちらの記事もどうぞ。

    Visconti(ビスコンティ)本社から現地レポ
    アウロラの88(オッタントット)レビュー
    Leonardoレオナルドの万年筆の特徴
    モンテグラッパの書き味比較
    スクリーボ万年筆の特徴とおすすめ
    マイオーラ・レオナルド・デルタのちがい

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたには、こちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

    万年筆の基礎(吸入方式・字幅・ペン先素材)について知りたいかたはこちらをどうぞ。

    万年筆のいろいろな吸入方法
    ペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    ペン先編(はじめての万年筆)

     

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  • アウロラの万年筆は不具合が多い?というご質問にお答え

    アウロラの万年筆は不具合が多い?というご質問にお答え

    アウロラを購入するときの不安について答えました

    アウロラ イメージ

    アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆 Aurora Optima O Sole Mio Fountain Pen

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。今日はよくあるご質問にお答えしようと思います。
    横浜市Kさんからのご質問です。
    なかなか切実なご相談です。

     

    アウロラの万年筆は不具合が多い?というご質問にお答え

    A:アウロラの万年筆を検討していますが、検索すると「アウロラ 折れる」などと出てきます。

    アウロラが折れるというのは本当ですか?

    それと、アウロラの万年筆は洗浄後インク窓を確認するといつもインクがどうしても残ると聞きました。

    アウロラのオー・ソレ・ミオのレビューはこちらの記事をどうぞ。

    デルタ・ドルチェビータにそっくり?アウロラ オー・ソレ・ミオの外観&書き味は?

    この場合の洗浄のコツや、インクが残っているときにさらに他のインクを入れて良いのか不安です。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    1.アウロラは折れる?

    確かにアウロラと検索すると「折れる」と出てきますね…。これは不安になって仕方ありません。

     

    結論から申し上げますと、気を付けて使っていれば簡単に折れるということはありません

    アウロラの万年筆のなかで、オプティマや88などはインク窓がついています。

    このインク窓はキャップのネジ切り部と近く、キャップを硬く締めすぎたりすると、インク窓部に負荷がかかるのです。

     

    これにより、インク窓からインクが漏れるという事例はよく聞きます。

    ですので、Il Duomoではアウロラのインク窓つきのペンをご購入されるかたにはキャップを強く締めすぎないこと、

    など注意点を資料にしてお渡ししています。

    資料にしてお渡ししてからは、みなさん気を付けていただいているようでインク漏れの事例は一度もありません。

    (それ以前は数例ありました。)

    アウロラ イメージ
    ▶アウロラ 限定生産品 カレイドスコーピオ ルーチェブルー 万年筆 Aurora Caleidoscopio Luce Blu Fountain Pen

    ちなみに、どのペンも落としたりすると壊れるリスクがありますが、
    インク窓付きのアウロラのペンはキャップをした状態で
    横向きに落ちた場合、折れやすいというリスクがあります。

    (普段使いで気を付けていたのにぽっきり折れたという話は、近年あまり聞きません。アウロラも改善していっています)

    インク窓は、レジンとレジンを接着しているので、一続きのインク窓無しペンよりかはリスクがあるわけです。

    ただ、折れるときは綺麗に折れるためくっつけやすいとも言えます。

    修理はですので、難しくありません。(イタリア送りにはなります。)

     

    しかし万年筆を落とすと、各メーカー、どの種類のペンでも不具合が発生しやすいので
    万年筆は絶対に落とさないように!気を付けましょう。

    蛇足:キャップの締めすぎはどのメーカーのペンにもよくない

    高級文具のキャップは締めすぎNGの画像

     

    話は逸れますが、キャップをきつく締めすぎるのはペリカンなど他の万年筆でもキャップに負荷がかかりレジンが割れたりする原因になります。

    乾き防止でしっかり締めたいお気持ちもあると思いますが、なるべくやさしく締めてペンを長持ちさせてくださいね!

    アウロラのインク窓はとても便利で機能的ですし、インクを楽しむのにももってこい。


    気を付けながら取り扱っていただければと思います!

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

     

    2.洗浄について

    アウロラは、ダブルタンクリザーバーという吸入タンクになっており、

    洗浄時、通常よりもインクが中に残りやすい構造ではあります。

    ただ、だいたい透明になるまで洗っていただければ、次のインクを入れてもよほど大丈夫です。

    しかし、ラメ入りインクや顔料系、古典インク系は避けましょう。

     

    もしどうしても中に残ってしまい気になる場合ですが、アウロラのニブはユニットになっていて、外すことができます。

    ですので外して内部を洗えば、かなり綺麗に洗浄できます。ただ負荷をかけることにはなるのであまり頻繁にこれをやるのはおすすめできません。

     

    それに、外す際に変な風に力を入れるとペン先の切り割りが傾く可能性もあります。

    (外した後、なにかあったとき保証外にもなってしまうと思います。)

    多少残っていても、基本的には放っておいて大丈夫ですよ。
    ダブルタンクリザーバーは使うインクに気を付けることと、何度も水を替えて洗うのがよいでしょう。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    アウロラのおすすめ

    最近おすすめのアウロラの万年筆を挙げてみました。

    アウロラ ジュングラ Aurora Jungle

    ▶アウロラ 限定生産品 アンビエンテ ジュングラ 万年筆 Aurora Ambienti Giungla Fountain Pen
    アンビエンテ ジュングラ は5つの地球環境の一つ、熱帯雨林=ジャングルをイメージしたデザインとなっています。
    多種多様な動植物の命を宿すジャングルの深遠な緑をアウロロイド(アウロラ樹脂)の透明感あふれるコントラストで描いています。
    この軸に合わせて、深いグリーンのインクが付属します。

     

    Aurora マテーラ 

    ▶アウロラ 限定生産品 アウロラ 限定生産品 88 イル ヴィアッジョ セグレート イン イタリア マテーラ 万年筆 Aurora Il Viaggio Segreto in Italia Matera Fountain pen
    2022年、新たにアウロラのコレクションに加わった「イル ヴィアッジョ セグレート イン イタリア 」は、美しい街並みや自然で知られるイタリアに旅するような雰囲気を「音楽的に」体験する、という、斬新なコンセプトのペンとして発表されました。

    ▶ アウロラ 限定生産品 タレンタム デーダロ ホワイト 万年筆 Aurora Talentum Dedalo White Fountain pen
    ▶アウロラ 限定生産品 タレンタム デーダロ ホワイト 万年筆 Aurora Talentum Dedalo White Fountain pen
    タレンタムの限定生産品が登場!「デーダロ」は、ダイダロス、つまりギリシャクレタ島に残る迷宮、そしてそこに身をひそめる怪物に由来します。キャップには古代ギリシャに見られたメアンドロス柄(ギリシャ雷文)が刻まれ、まさに地下迷宮のようです。ホワイト×ゴールドがとても高貴に見えます。限定555本です。
    ▶ アウロラ 限定生産品 タレンタム デーダロ ブルー 万年筆 Aurora Talentum Dedalo Blue Fountain pen
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  • レオナルドの新旧ニブの比較について。どう変わったか?14Kとスチールニブは?

    レオナルドの新旧ニブの比較について。どう変わったか?14Kとスチールニブは?

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    レオナルドニブの違いについて。

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

     

    レオナルド(LEONARDO OFFICINA ITALIANA)は2021年はじめから順次古いニブからしいニブに変わっていましたが
    基本的には現在(2022.2時点)はすべてしいニブに変更になっています。

     

    レオナルド モーメントマジコ ピエトラサラータ 万年筆 (ロジウム/ゴールドトリム) 
    レオナルド モーメントマジコ ピエトラサラータ 万年筆 (ロジウム/ゴールドトリム) 

    どこがどう変わったかと言うと、
    まず大きな違いとしては、ペンのメーカーが変わったということです。

     

    イタリアの万年筆メーカーのなかでは、ペンを自社生産しているところもあるのですが、
    レオナルドは以前よりペンを他社に依頼していました。
    といっても、どういった方針のペンにするか、などは万年筆メーカーが決めます。

     

    ペンメーカーに伴い、ペン芯や内部のパーツも変わりました。
    ペン芯の形は、以前よりもペン全体をホールドするような形になり、
    安定感が出ています。

     

    書きはどうか、というと、
    かなり変わりました。

     

    以前はスチールニブは平べったいつくりで、かつ薄く、
    柔らかさを出す作りになっていました。
    しいスチールニブは、分厚くなり、硬めの書きになりました。
    しかしものすごく硬いというわけでもありません。
    安定してどの角度にも対応できる優秀なニブになりました。

     

    そして14Kです。
    以前の14Kニブは、スチールニブと比べると硬めでした。
    ですので以前のレオナルドは、一般的にいわれる「鉄ペン=硬い 金ペン=柔らかい」の逆を行っていたわけです。
    しかし今回のニブ変更で14Kは以前よりも薄めで柔らかめの作りになりました。

    この変更は「以前よりもインク供給に安定感が出て良い」とイタリアでも評判だそうです。

     

    感触は、ややサリサリとする感じですが、インクフローが良く、とてもスムーズです。

    レオナルドの新旧ニブ比較、まとめ

    総評としては、とてもポジティブな変更だと思います。
    旧スチールニブがとても柔らかいということで評判がよかったために、
    スチールニブが欲しい方はちょっと残念かもしれません。

     

     

    しかしながら以前のニブはそれはそれで問題もありました。

     

     

    (柔らかいスチールニブは、金属の戻りが悪いためにペン芯からペン体が離れてしまう恐れがあるし、
    筆記角度や筆圧によってはペンポイントの左右がずれやすい。)

    インクによってはフローが渋くなることもありました。

     

     

    またペンポイントの安定性ということでは現在のニブのほうが良いのでスチールニブを考えられている方も安心して頂ければと思います。

     

     

     

    こんな感じで、ニブというのはメーカーもしのぎを削っているので
    問題があればその都度マイナーチェンジを繰り返す…ということもありますし
    今回のレオナルドのようにガラッと変わることもあります。

     

     

    (YouTubeも撮影し直さないと、レオナルドのスチールニブについて

    誤解される方が多いかもしれないので近々撮影し直す予定です。)

     

     

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  • ピナイダー(Pineider)アバター万年筆を使用してみた感想【お客様よりレビュー】

    ピナイダー(Pineider)アバター万年筆を使用してみた感想【お客様よりレビュー】

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    前回に引き続き、お客様から詳細なレビューをいただきましたので
    ブログにさせていただきました。

    1年以上気に入ってお使いいただけているということで、
    万年筆屋としては嬉しい限りです!

    今回はY様のレビューです。

    ~~~~~~~

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    私はいままでに2本、Il Duomoでピナイダーのペンを購入しています。

    1本目はもう廃番になっていますが、ピナイダーのサフランイエローのボールペン。

    2本目はアバターのネプチューンブルー(EF)です。

    使い始めてから1年以上経ちますが、とてもお気に入りの2本となっています。

     

     

    私は同時期にパイロットカスタム74をはじめての万年筆として購入したので、
    ピナイダーアバターを購入したときはほとんど初心者の状態でした。

     

     

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    しかし思いのほか使い心地もよく、なによりデザインが素晴らしいので

    使用しているときの幸福感があります。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

     

    イタリア万年筆初心者のかたにも、ピナイダーアバターの良さが伝わるといいなと思いながら書いています。

    ピナイダーの工場見学レポートはこちらをご覧ください。

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    ピナイダー アバター2019 ネプチューンブルー 万年筆(EF)の使用感

    ピナイダー アバター Pineider Avator ピナイダー アバター Pineider Avator

    では特にアバターのほうに関して、レビューしていきたいと思います。

    これまで使ってみた使用感としてはとても丈夫な感じがします。
    接着剤を使用しないという構造になっているそうですが、ぐらつきもなく問題なく使えています。

     

    まず、特筆すべきは箱です。
    ピナイダーはレターセットや革製品などを作るメーカーということもあり
    箱はおしゃれで芸術的です。
    箱とセットで眺めるのも良いですね。

     

    ニブ、キャップ、軸に特段の不具合なく使えています。

    物に心を込めてお手入れする(使用後、メガネ拭きクロスで拭く程度)と愛着も出てくるし、次は何を書こうと筆記意欲も湧いてくると思います。

     

    アバターの書き味やデザインについて

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    ニブは大きく、スチールでガチニブなのでサリサリとした書き具合で自分には合っています。
    フローは良く、スキップすることもなく使えています。

    デザインは、レジンが美しくマーブル調に輝く青色がとても好印象。

     

     

    デザインの中でも特に気に入っているのはキャップリングです。
    フィレンツェのサンタマリアデルフィオーレが刻印されているのが良いですね。
    ピナイダーはフィレンツェ発ブランドということで、
    フィレンツェらしさ満点で気に入っています。

     

    ピナイダー アバター Pineider Avator

     

    そんな素敵なデザインが刻印されているキャップはマグネティックロックで
    デュポン社のマグネットを使用しているのでしっかりと閉まり安心です。
    マグネティックロックと聞いて気になるのが、ペン先の乾燥だと思います。

     

    ネジ式と比べると隙間がどうしても空くので、乾きやすいのでは?と思われる方も多いでしょう。
    私が使った感じでいうと、1ヶ月くらい使用しないとやはり乾いていますが、毎日使用している分には気になりません。
    それよりもマグネティックロックからくる機構の面白さやカチッと締まる安心感が勝る感じがあります。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    持った時のバランス感は?

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    持った時のバランス感についてですが、感触は手の平に収まりが良いかんじです。長くて重厚感もありますが、バランスは良いと思います!
    わたしは尻軸部の傷つきを懸念してキャップはポストしていません。

    Il Duomoについて

    インターネット通販ということで、写真と実際のイメージの違いが気になるところですが、
    この商品に関しては、実際に届いてみるとイメージ通りでとても素敵でした。

     

    Il Duomoでの購入をオススメする理由は、親切丁寧な対応、検品もしっかりとしてくれるということ。
    それと、とても距離の近い万年筆屋だと思うからです。

    他には店頭と比べると金額が安いところもわたしにとってはポイントです。

     

    PineiderのボールペンもIl Duomoで購入しましたが、現在とある店頭では1万円以上高い値段で売られていました。

    決して、安くはない万年筆だからこそ、安心できるIl Duomoで、納得の価格で購入できるのはとても貴重なことだと思います。
    日本にIl Duomoのような万年筆屋さんがあって良かったと思います。

    出会えたことに感謝したいくらいです。なにやら運命的というか出会うべくして出会った!そんな感じがします。

     

    次はマイオーラのミト オリジンの質問をしてみようと思います。

    マイオーラ・レオナルド・デルタの違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    ピナイダー アバター Pineider Avator

    Y様のインスタグラムでは、ピナイダーで書かれたものをシェアされてます。
    ぜひチェックしてみてくださいね。

     

    店長よりひとこと

    Y様、ピナイダーのアバターのレビューとお写真をありがとうございました!

    1年以上お使いになられているということでとても貴重なご感想でした。

    アバター2019の色のなかではすでに廃番や欠品中のものもありますが
    新色も出てきていますし、同じ機構・デザインでクリアなものもあります。

     

    マグネティックロックのペンは、特に日本ではなかなか見かけない珍しいもの。

    独特の高級感が、まさにイタリア!といったところ。

    手に持つ感じも、すこし重みがあって安心感と高級感があります。

    イタリアらしさを感じてみたい方にもってこいのモデルかと思います。

    ぜひイタリア万年筆が気になる方にはチェックしていただきたいペンですね。

     

     

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    同じくピナイダーの記事はこちら。本社レポートと製品レビューでブランドを深掘りできます。

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた

    イタリアブランドや個別レビューもおすすめです。

    イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

  • アウロラ・ダンテ神曲シリーズを深掘りしてみた!書き味も

    アウロラ・ダンテ神曲シリーズを深掘りしてみた!書き味も

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    アウロラ・ダンテ神曲シリーズを深掘りしてみた!

    こんばんは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    アウロラの人気シリーズのひとつ、
    ダンテの神曲シリーズ。
    これまでにインフェルノ(地獄編)プルガトリオ(煉獄編)パラディソ(天国編)が発表されています。
    また、この3つの前にダンテ・アリギエーリに捧げる深緑色の軸が1995年に発売しています。
    ですのでアウロラのダンテにまつわるペンは4種類あるということになります。

    読書好きのわたくし、神曲はすべて通して読んだわけではないですが目下挑戦中です。
    今日はわたしのなかでも思い入れのある神曲を深掘りしていこうと思います。

    ▶ アウロラ 限定生産品 ダンテ パラディソ 万年筆 Aurora Dante Paradiso Fountain pen
    ▶アウロラ 限定生産品 ダンテ パラディソ 万年筆 Aurora Dante Paradiso Fountain pen

    |ダンテの神曲とは?

    神曲とは14世紀初頭にイタリアで刊行されたダンテ・アリギエーリの代表作で
    地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部構成の全14,233行の韻文による長編叙事詩です。(つまりはとてつもなく長い詩なのです)
    すごくざっくり言うとダンテ本人が地獄から煉獄、そして天国へ旅をするというファンタジーな内容になっています。
    が、実際はダンテの身の回りの人物が登場し、ダンテの人生が投影されているのです。

    |煉獄とはなんぞや?

    鬼滅の刃の「煉獄さん」で聞いたことがある方は多いかも?
    しかし日本人にとっては難解で馴染みのないのが「煉獄」という概念だと思います。
    カトリックの世界では煉獄という概念はイエスキリストの死後すぐに形成されていて、
    もちろん未だに存在します。
    天国と地獄の中間にあり、天国へ行けなかった魂が修行をする場で
    残された生者が死者のために祈ることにより天国へ上がって行けるというシステム…と言われています。
    「なんだそりゃ」って感じですが、
    恐らく「死者への祈り」の意味を天国と地獄の概念に当てはめたものが煉獄なのだと思います。
    死者への祈りが、死者へ通じていないとなると信仰するひとにとっては無意味に感じてしまうので
    煉獄という概念で気持ちを収めたのかな?と…

    14世紀初頭といえば日本では鎌倉時代…吉田兼好の徒然草が書かれたころ。
    徒然草は随筆ですので比較はできないものの…
    イタリアの当時の比喩表現の巧みさ、細かさには驚きます。

    |ちなみに…おすすめ訳

    いまから読むなら訳は原元晶さんが一番読みやすく物語として楽しめると思います。

    ▶ Amazonで見る

    話は逸れますが、私は高校生のときに背伸びをして違う訳者さん(古い文体の訳)の神曲を読もうとしたのですが
    難しくて…てんでだめでした。完敗でした。
    背景にあるイタリアについてや、カトリックについての知識が乏しかった(というか無かった)のもあります。
    しかしやはり現代語訳が読みやすいですね。
    神曲は聖書の引用も多いので、聖書(新約、旧約ともに)を理解していないと神曲はわかりづらいとは思いますが
    訳注の多いこの↑講談社学術文庫さんの神曲は、前提としてそういった知識がなくてもわりと読みやすいと思います。

     

    当時のイタリアではローマンカトリックの仕組み・概念が成立しており、
    「地獄・煉獄・天国」という概念はすでに浸透していました。
    が、神曲にはその表現が細かく記されています。
    しかも当時著作物をつくるときはラテン語で書くのが通常だったのを、
    ダンテはトスカーナ語で書いたので
    一般の人も読むことができました。
    ですので地獄はこんなおどろおどろしいんだ!天国はこんなに良いところか!
    というのがすごくリアルに、歴史上はじめて一般の人に伝わったのですね。

    ラテン語といえば、司祭や政治家や貴族などが教養として身につける言語。
    それをトスカーナ語までにハードルを下げて書いたのは
    トスカーナ語をイタリア統一のきっかけとしたい、というダンテの信念があったからこそ。
    (実際にトスカーナ語が現在のイタリア語の基盤となっているそうです)

     

    日本語で言えば
    書物と言えば漢詩で書くのが当たり前!だった時代に
    ひらがなを使って口語体で物語を表現した
    紀貫之の土佐日記が思い出されます。
    しかしダンテ神曲の時代のヨーロッパはすでに活版印刷があり、
    書物の出版数が桁違いですから、
    土佐日記の数万倍のインパクトだったと思います。

     

     

    アジアでは地獄絵図というのが有名ですが
    当時のヨーロッパでは地獄を詳細に描いた絵画などはそれまでなかったそう。
    しかしダンテの神曲の影響によりそれ以降はダンテの神曲をそのまま描いた絵画などが増えていきます。
    それほどにダンテの神曲はたくさんの人に読まれていた、ということになるんですね。
    ダンテの神曲はその後の芸術に多大な影響を与えました。
    神曲なくして今のイタリアは無い、と言っても過言ではありません。

     

    話は逸れますが、内田洋子さんのモンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語
    の中において、
    本・書物の歴史のなかで
    いかにダンテ神曲が革新的だったか、が書かれています。

    気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。

    ▶ Amazonで見る

    モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語

    |万年筆のデザインは?

    さて肝心の万年筆のほうですが
    地獄編は黒にローズゴールド、
    煉獄編はネイビーにクローム、
    天国編は白にローズゴールド(キャップも金属)という色あいになっています。

    ダンテ 神曲 アウロラ ダンテ 神曲 アウロラ

    ダンテ 神曲 アウロラ ダンテ 神曲 アウロラ

     

    ダンテ 神曲 アウロラ ダンテ 神曲 アウロラ

     

    天国編は他の2本と違いキャップ全体が金属でできているということから、
    完全なもの、完結、を表していると思われます。
    そもそも地獄編・煉獄編・天国編の3部作に分かれているのは三位一体の3にこだわったダンテの狙いで
    3部作のほかにもありとあらゆる部分に3や33という数字が仕込まれているそうです。

     

     

    前述した煉獄のイメージを基に、プルガトリオはインフェルノの黒よりもすこし明るく希望の持てるネイビーになっているというわけです。

    そしてキャップトップにはダンテの肖像が彫られています。
    全体のデザインもダンテの肖像画から引用し、雰囲気もルネサンス前~ルネサンス初期を感じさせます。
    インフェルノの尻軸は地獄で燃え盛る炎の赤が使われていますが、
    プルガトリオの尻軸は、次の段階である天国を思わせるような白が差し色に。
    パラディソは混じりっ気のないホワイトで完結させています。(わたしの解釈です)

    書き味は?

    ニブは通常の18Kのニブで、アウロラらしいサリサリ感が楽しめます。

    オプティマなどと比べると重いのでその分自重で書けるという、不思議な感覚もあります。
    これは重めのアウロラすべてに言えることです。

    アウロラの書き味については以下に詳しいです。

     

    長文になってしまいましたが、ルネサンスの父とも言われるダンテ・アリギエーリの神曲…
    ぜひ商品も、そして本も!チェックしてみてください♩

    詳細はぜひ以下をご覧ください。

    ▶ アウロラ
    ▶アウロラ 限定生産品 ダンテ・アリギエーリ 神曲 インフェルノ 万年筆 Aurora Dante Inferno Fountain pen 

    残り僅か!要チェックです。

    ▶ 限定生産品 アウロラ ダンテ・アリギエーリ 神曲 煉獄(プルガトリオ) 万年筆 Aurora Dante Purgatorio Fountin pen
    ▶限定生産品 アウロラ ダンテ・アリギエーリ 神曲 煉獄(プルガトリオ) 万年筆 Aurora Dante Purgatorio Fountin pen

    残念ながら売り切れです…。

    ▶ アウロラ 限定生産品 ダンテ パラディソ 万年筆 Aurora Dante Paradiso Fountain pen
    ▶アウロラ 限定生産品 ダンテ パラディソ 万年筆 Aurora Dante Paradiso Fountain pen

    オフホワイトで優しげな白です。こちらも残り僅か!

    モンテグラッパ・ピニンファリーナ・セーニョのダンテ神曲シリーズ

     

    実はアウロラ以外からも2021年がダンテ没後700周年ということで様々なペンが発売されています。
    切り取り方がそれぞれに面白いので、ぜひ見てみてください!

    ▶ モンテグラッパ 限定生産品 ダンテ・アリギエーリ インフェルノ 万年筆 Montegrappa Dante Alighieri INFERNO Fountain Pen
    ▶モンテグラッパ 限定生産品 ダンテ・アリギエーリ インフェルノ 万年筆 Montegrappa Dante Alighieri INFERNO Fountain Pen
    神曲のなかの地獄をこれでもかというほど細部まで再現したペンです。
    禍々しい地獄の様子や堕天使の彫刻、ぜひ商品ページにて詳細を見ていただきたいです。

    ▶ ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 Pininfarina 700th Dante – Cambiano
    ▶ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 Pininfarina 700th Dante – Cambiano
    ルネッサンス期の巨匠ボッティチェリによって描かれたダンテの最も有名な肖像画の一つを無垢の杉材に描いたペン立てと、
    ルネサンス期に発明されたインクレスペンのセットです。
    ボールペンも選べます。

    ▶ ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 パラディーゾ Pininfarina 700th Dante – Cambiano Paradiso
    ▶ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 パラディーゾ Pininfarina 700th Dante – Cambiano Paradiso

    ▶ ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 インフェルノ Pininfarina 700th Dante – Cambiano Inferno
    ▶ピニンファリーナ・セーニョ カンビアーノ ダンテ生誕700周年 インフェルノ Pininfarina 700th Dante – Cambiano Inferno

    ▶ ピニンファリーナ・セーニョ ピウマ ダンテ生誕700周年 Pininfarina 700th Dante – Piuma Inferno
    ▶ピニンファリーナ・セーニョ ピウマ ダンテ生誕700周年 Pininfarina 700th Dante – Piuma Inferno

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  • 【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

    こんにちは、Il Duomoの佐藤です。
    つくし様よりいただいたレポートをまたご紹介させていただきます。
    前回の地中海ブルーのレポートの続きになります。あわせてぜひお読みください!
    最後のほうに、調整師さんからのコメントがあります。
    調整はどのようになされるのか、というお話から
    イタリア万年筆の魅力まで、深い話になりました。
    調整をしてみたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね!
    ~~~~
    今回の記事ではペン先調整オプション (書き味調整) についてのレポートを書きます。
    レポートの前半はペン先調整オプション (書き味調整) について、後半はフェリチタとエキストラの比較という構成になっています。
    2018年に某百貨店でモンテグラッパのフェリチタ ジェリーボンオーシャンの万年筆 (F) を購入しました。
    フェリチタは幸福という意味です。
    胴軸の素材はプレシャスレジンを使用しています。
    ペン先はスチールで字幅はF。
    コンバーター、カートリッジが使える両用式です。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    この万年筆はインクが出なくなったりかすれてしまうので使うことをあきらめて、長期間机の引出しにしまってありました。
    Il Duomoさんのホームページを拝見していた所、ペン先調整オプションサービスがあることを知りました。
    ペン先調整オプションサービスには「書き味調整」と「字幅の調整」の2つのオプションがありますが、今回は「書き味調整」を選択しました。
    ※Il Duomo追記:現在はIl Duomoで購入されたペン以外の書き味調整・字幅調整は行っておりませんのでご了承ください。
    ペン先調整オプションに送った万年筆の問題点を知りたい場合はLINEでIl Duomoさんに問い合わせると
    Il Duomoのスタッフが調整師さんと連絡を取ってくださり、調整師さんが話した内容をLINEに載せてくれます。
    フェリチタを調整師さんに見てもらったところ、ペン先に背開きがあり、ペンポイントの高さのずれがあったので、修正していただきました。
    僕が描いた背開きの説明図です。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    すぐに削って高さを揃えてインクが出るようにすることも可能でしたが、分解して背開きを直したと調整師さんはコメントしていました。
    自分は内側にひねる癖があるので、ペンポイントは左が高くて、右が低くなっていたのだろうと思います。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    (Il Duomo注:ペン先調整においては、インクが出やすいようにするアプローチにいくつかのやりかたがあります。
    背開きを戻さずに削り出しをして、面をそろえてインクを出やすくする方法もありますが、
    Il Duomo提携の調整師さんは基本的にはあるべき位置に全体を戻してから削り出しをする場合が多いです。
    ペン先を分解し、正常な位置に金属を変形させますが、そのまま放っておくとまた形状記憶で戻ってくるので、何日かかけてだんだん近づいていきます。
    そのあと削り出しが必要なら研ぐという流れです。
    これには金属の戻りを計算しないといけないので、時間と労力がかかります。)
    背開き及びペンポイントの高さのズレを修正したイメージです。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    所持しているフェリチタがスキップしてしまう (インクがかすれてしまう) のは背開きでインクのペン先への供給量が下がっていたからなのではと思いました。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    ペン芯のずれがあるとインクフローが悪くなりますが、今回ペン芯のずれはありませんでした。
    フェリチタのペン芯の写真です。
    長期間インクを入れっぱなしにして放置してあったので、腐食がないか心配でしたが、錆はありませんでした。
    ペン先調整オプションを利用する際に万年筆は充分に洗浄してからIl Duomoさんに送りました。
    調整師さんは万年筆を分解した際に腐食がないかも確認します。
    商品チェックシートには外観検査、ペン先の検査、インクの吸入に問題がないか、試筆結果など佐藤店長が検品した結果が記録されています。
    ペン先調整後の万年筆の状態を詳細に記載してくださり、お客様に安心を提供しています。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    ペン先調整オプションサービスでは調整師さんと佐藤店長のダブルチェックを行なった上で、お客様の元へ出荷されます。
    優れた技術力でペン先調整を行なった調整師さん及び丁寧に検品した佐藤店長に感謝です。
     
    調整を終えたフェリチタでZeitVektorに文字を書きました。
    書き味調整をしていただいて、書き心地がなめらかになり、スキップしなくなりました。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比

    フェリチタとエキストラ1930を比較する

    次にフェリチタ ジェリーボンオーシャン (F) とエキストラ1930 地中海ブルー (EF) を比較します。

     

    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比

    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比

    フェリチタは両用式ですが、エキストラは吸入式です。
    重量はフェリチタが軽くて (約20g)、エキストラは重め (44g) です。
    フェリチタは軸が細めで羽根のように軽いので、重い万年筆が苦手な方や軽い万年筆が好きな人にお勧めです。
    キャップポストしても重くないです。
    小型なので手帳など携帯するのに便利です。
    軸の太さや重量は女性向きのペンだと思います。
    今回紹介した胴軸の色は青ですが、赤やピンクなどもあります。(Il Duomo注:2021.12月現在廃番)

    一方、エキストラは太めの軸で、重量を利用してしっかりした文字を書けます。
    エキストラの写真です。

    フェリチタとエキストラのペン先を比較します。
    フェリチタのペン先には古代ギリシャの雷紋模様であるグリークキー模様が描かれています。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    ペン先はフェリチタは小さくて(5号くらい?)、エキストラは大きい(8号弱くらい?)です。
    切り割り (ペンポイントからハート穴までの溝) はフェリチタは短くて、エキストラは長いです。
    切り割りは長いほうがしなりやすいということがありますが、
    モンテグラッパの18Kは金属自体が分厚く、硬めなので切り割りが開きやすいということはあまりないようです。
    フェリチタのペン芯は急なカーブの形状です。
    エキストラのペン芯はなめらかな形状で、複雑な形をしています。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    (Il Duomo追記:ペン芯は内部のインクをいったん溜めておく、万年筆の心臓部と言われる部分です。
    この形はメーカーによってさまざまであり、よいインクフローのためにメーカーがしのぎを削っているところでもあります。)
    フェリチタ、エキストラに同じインク (モンテグラッパの純正のインク) を入れて、文字を書いて比較します。
    フェリチタはサラサラした書き心地で、エキストラは弾力のある書き心地です。
    マルマンのルーズリーフでフェリチタ (F) とエキストラ (EF) で書いた文字を比較しています。
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    ▲マルマンのルーズリーフ
    モンテグラッパ フェリチタ エクストラ 比
    ▲LIFEのSCHOPFER (シェプフェル)
    LIFEのSCHOPFER (シェプフェル) にフェリチタ (F) とエキストラ (EF) で書いた文字を比較しています。
    写真ではわかりにくいですが、マルマンのルーズリーフよりLIFEのノートの方がフェリチタ (F) とエキストラ (EF)で書いた文字の太さに違いが出ました。
    エキストラ (EF) はフェリチタ(F) よりも重量が重いですが、どちらの用紙もフェリチタ (F) の方が線が太くなりました。
    フェリチタとエキストラに関しては、万年筆の重量よりもペン先の字幅 (EF、F) の方が文字の太さに影響を及ぼしていました。
    フェリチタを使っていて、スチールのペン先およびレジンの胴軸は充分に実用性があると感じます。
    エキストラはペン先に18金を使い、胴軸にセルロイドを使用して、首軸・クリップ・天冠にスターリングシルバーを使っていて、美しいデザイン及びなめらかな書き心地に心を惹かれますが、万年筆の入門者向けの価格ではないです。
    フェリチタのように低価格でも妥協せずに製品の設計・製造を行ない、その一方でエキストラのように自社の技術力を結集した製品の設計・製造を行ない、お客様が満足する万年筆を提供するモンテグラッパのものづくりに対する熱い情熱に魅力を感じます。
     
    フェリチタは2017年8月にIl Duomoの佐藤店長が動画でレビューしています。
    そのレビューにはフェリチタに関する具体的な情報が掲載されています。フェリチタは廃盤品なので、新品の万年筆を探して購入するのが難しいです。
    Il Duomoさんにはフェリチタのローラーボールの在庫はあるようですが…。
    フェリチタのレッドベルベット、シュガーピンクダスト、カラメルゴールドのローラーボールは可愛らしいと思います。
    モンテグラッパの現行品の万年筆ならばエルモ、ミアなどがお手頃な価格で初心者向きです。
    何本も万年筆を持っていると使わなくなる万年筆も出てきます。
    使わなくなった万年筆を取り出して使ってみると新たな発見があるかもしれません。
    ペンクリニックに持っていったりして、使わなくなったりインクが出なくてあきらめていた万年筆を復活させてみてはどうでしょうか。

    調整師さんからのコメント

    Il Duomoでは、ご希望の方に調整オプションという形でペン先調整を受け付けています。
    ペン先調整を請け負っていただいている調整師さんから、コメントをいただきましたのでここに追記させていただきました。

    今回のフェリチタについて

    フェリチタの調整ですが、症状としてペンポイントの左右の高さのズレと切り割部分の背開きがありました。

    どちらも書き味にとってガリ付きの原因になるものでしたので、その修正から始めました。

    まず首軸からニブとペン芯を外します。ニブの形状修正をするときには、ニブ単体にしなくては上手く行きません。

    始めにズレを直し、それと合わせて切り割周辺のニブ形状のチェックとペン芯との密着具合の確認。

     

    背開きになっている場合、切り割を入れるときの影響で、変形して発生していることがあるので、

    そういった歪み取りの上で切り割部分が、きれいな形になる様にしました。

    わかりやすく例えるならニブの部分の入念な整体を行ったようなものです。

     

    そのうえでスイートスポットを複数作りこんであります。

     

    IL Duomoのお客様の調整に関して気を付けている所、大変なところ。

    大変なところ、難しいところは対面での調整ではないという事につきます。

    一人一人書き癖や筆記速度も違い、使う紙もインクも違う。

    机の高さ、椅子の高さも違うし筆記速度も筆圧も違います。

    本来の対面調整なら、それらを踏まえたうえで、パーソナライズするわけです。

    そういった観察し、情報を得ることなしに調整するというのは何年間も調整をした経験と

    、万年筆から読み取れるメーカーの設計思想(これはメーカーの想定する筆記者の像です)

    からどの様な調整が、そのペンにとってあったものなのか導き出さなくてはいけない、という事です。

     

    基本的な初期調整にしても、同じメーカーの同じモデル、同じ字幅であれば比較的同じ書き味になる様にしていますが、

    それでも個体差は大きくあって影響しています。

    イタリア万年筆は比較的製品が安定しているメーカーの物でも結構個体差は大きいので、そこらへんは難しいところです。

     

    なので、基本的にスイートスポットを複数作りこみ、

    捻りや立てたり寝かせたりといった書き癖に対応できる様にすると同時に

    少し渋めのインクでも適切なインクフローになるようにしています。

    後は、メッキや特殊コートされていたりするニブも多いので、

    出来るだけ調整がペンポイントの範囲で収まる様に気を付けていますね。

    真っ黒にコートされているニブに、金色の地金が露出していたりすると目立ちますから。

     

    モンテグラッパの魅力

    モンテグラッパの魅力としては、他のイタリア万年筆もそうなのですが美しい軸が上げられます。

    それぞれのメーカーが各社の個性を持って作っているので全体のシルエットや軸模様と言った部分で、

    メーカー名の刻印がなくても判別できそうな処は実に魅力的と言えます。

    モンテグラッパは金属パーツの銀細工も良いですが、

    軸のボリューム感というか、どういえばいいのか、

    デルタが豊満な印象なのに対してモンテはほんの少しぽっちゃり、という感じでしょうか。

    どことなく肉感的なラインを持っているペンだと思います。

    イタリア万年筆の魅力

    イタリア万年筆の魅力を一言でいえば百花繚乱の趣がある個性的なところと言えるかと思います。

    個体差を、それぞれの個性と捉えてメーカーごとに、たとえ同じモデルであっても同じものは存在しない、

    それは品質の均一性という観点からは良くないことかもしれませんが、

    長く付き合う相棒としてみた場合、最大の魅力であるかもしれないと思います。

     

    昔、自分が調整師になる前に友人がデルタのドルチェヴィータを購入した時の話です。

    何軒もお店を回って、気に入った書き味と字幅の物を探し一番理想に近いものを入手したうえで、調整に出した時のセリフです。

    「可愛いイタリア人の彼女が、自分の為に花嫁修業してきてくれるなんて最高じゃないか。」

    調整や万年筆との付き合い方の本質の一端が表れている言葉だと思いました。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

    Il Duomo
    コメントありがとうございました!
    こんなふうに丁寧にペンの花嫁修業がなされていくんですね。
    1本1本ペンごとにカルテは違うと思いますが、調整を検討されている方はぜひ参考になさってください。

    モンテグラッパのおすすめペン

    さてここまで書いてきましたが、

    モンテグラッパのおすすめペンをご紹介します。

     

    モンテグラッパ アンビエンテシリーズ

    モンテグラッパ エルモ アンビエンテ チャコール 万年筆  Montegrappa Elmo AMBIENTE Charcoal Fountainpen

    アップサイクルをテーマにしたペン。
    軸にはリサイクル樹脂を利用しています。
    シックなブラックは男女ともにおしゃれにファッションをランクアップさせてくれそう。
    その他、アップサイクルをしたペンケース ノートなどの付属品たちもどれもかっこいいのでぜひチェックしてみてくださいね。

    モンテグラッパ ミア
    モンテグラッパイトという特別なマーブル調樹脂を利用しています。
    豊かなデザインが魅力。
    セルロイド×シルバーでモンテグラッパの真骨頂!
    18Kの高級感ある書き味も見どころです。
    イタリアらしい唯一無二の柄を楽しめるアジアーゴ。
    ゆらぎと色を楽しめます。クリップなども変わっていて良いですね。

    あわせて読みたい

    モンテグラッパのほかのモデルや、書き味比較に関連する記事もあわせてどうぞ。

    イタリアの万年筆モンテグラッパの特徴&書き味は?おすすめペンも
    文化の息吹感じる…モンテグラッパ・モザイクシリーズをレビュー
    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は?

    万年筆の基礎(吸入方式・字幅)について知りたいかたはこちらをどうぞ。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    Il Duomoでご購入なさった万年筆に関して書き心地を良くしたい、
    インクフローが悪くなってきたのでペン先の状態を確認してほしい、
    字幅を調整したいなどの要望がありましたら、ぜひペン先調整オプションをご利用してください。
    Il Duomoおよび提携の調整師はお客様のペン先調整オプションのご利用を心からお待ちしています。

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  • 【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は?

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は?

    先日、モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーをお買い上げいただいた、つくし様より
    詳しいレポートをいただきましたので、許可を得てブログに掲載させていただきます。

    しばらく使わないとわからない、具体的な使い心地を書いていただき感謝申し上げます。

     

     

    ~~~以下、つくし様よりいただいたレポート~~~

     

     

     

    モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーのレポートを書きます。
    この万年筆のセルロイドは宝石のような鮮やかなブルーで、明るい部分と暗い部分のコンストラストが美しいです。
    素材が入手困難でセルロイド製の万年筆を製造するブランドが少なくなる中で、

    頑なにセルロイド製の万年筆を提供し続けるモンテグラッパの企業努力には頭が下がります。

    モンテグラッパの代表モデル「エキストラ1930」と「フェリチタ」の書き味比較はこちらをどうぞ。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

     

    モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの外観

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は?

    一般的にステンレス、鉄など固い金属の加工はしやすく、アルミニウム、銀、銅などの柔らかい金属の加工は難しいです。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像2

     

    首軸、キャップ、クリップともにスターリングシルバーの素材を使用していて形が整っているので、モンテグラッパの金属加工技術の高さを伺うことができます。
    Il Duomoさんからいただいたペンレストにエキストラをのせてみました。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像3

    万年筆はキャップをつけないと転がりやすくて、机から床に落とすと傷がついたり、ペン先が破損してしまいます。
    ペンレストは万年筆を守るためのアイテムで、プレゼントしていただき嬉しいです。
    木製なのになめらかな肌触りなことに驚いています。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    エキストラのキャップのスターリングシルバーには古代ギリシャの雷紋模様であるグリークキー模様が描かれています。
    グリークキー模様は電気抵抗のΩ(オーム) のような形でキャップを一周しています。
    アウロラは雷門模様をグレカ・パターンと呼んでオプティマなどに採用しています。
    アウロラのグレカ・パターンはRのような形で連続的に描かれています。
    このオプティマは旧型なので、現行型よりグレカ・パターンが大きいです。
    現行型は2段のグレカ・パターンになっています。
    ラーメン模様と呼ばれることはありますが、自分はグリークキー模様、グレカ・パターンどちらも好きです。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

     

    オプティマとの比較

    エキストラとオプティマ (シャープペンシル) の比較の写真です。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像4

    エキストラのセルロイドは波のようなブルーなデザインなのに対して、オプティマのアウロロイド (アウロラ製の樹脂) はガラスを散りばめたようなブルーです。

    持った時のバランスなど

     

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像5

    自分は首軸のネジの部分に指を当てて、ネジを滑り止めとしてペンを握ります。
    ネジの部分を握ると筆記角度は45度くらいになり、適切な筆記角度になります。
    また、キャップを尻軸にポストしないで書くには、適度な重量だと思います。
    万年筆は新製品が発売されて古いモデルは廃盤になるので、通常は昔のモデルの万年筆は中古でないと手にすることはできません。
    エキストラ1930地中海ブルーのように、新しいインクの吸入機構を搭載した上で1930年代のデザインのペンを現代において手にすることが出来るのは嬉しいです。
    イタリアメーカーならではの色鮮やかなセルロイドと銀加工の相乗効果により作られたエキストラは美しいデザインです。

     

    エキストラとミクラの比較

     

    10~20年前に自分はモンテグラッパのシンフォニーやミヤが欲しかったのですが手が届きませんでした。
    今になってようやくシンフォニーやミヤと同じようなデザインの万年筆を手に入れることができて嬉しいです。
    ちなみにシンフォニーやミヤの万年筆は両様式 (コンバーターとカートリッジ兼用) で、エキストラ1930地中海ブルーは吸入式です。

     

    写真はエキストラとミクラ (ボールペン) です。

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像6

    ミクラはシンフォニーやミヤを小型にしたサイズのモデルです。
    エキストラとミクラのコラボは素敵だと思います。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

     

    エキストラ1930地中海ブルーEFの書き味は?

     

    エキストラ1930地中海ブルーは自分は字幅はEFを選択しました。
    インクフローは良好でEFでもかすれません。
    EFらしい細い線で文字を書くことができます。
    書き心地はなめらかでひっかかりがありません。
    内側にひねる癖がある自分でも問題なく書けます。
    ZeitVector、Campusノート、ツバメノート、Giuris (ジウリス) など様々な用紙に対応できて裏抜けしません。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像7

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像8

     

    上はZeitVectorで文字を書いた写真で、下はGiurisで文字を書いた写真です。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

     

    モンブラン146との比較

     

    モンブランの『マイスターシュテュック ソリテール #146 シルバー・バーリー ル・グラン (EF)』とモンテグラッパの『エキストラ1930 地中海ブルー (EF)』で書いた文字を比較します。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像9

    モンブラン シルバーバーリー

     

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像10

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像11

    上の写真はZeitVectorで書いた文字で、下の写真はCampusノートで書いた文字です。

     

    シルバー・バーリーとエキストラはZeitVectorでは線が若干太くなり、Campusノートでは細くなりました。
    紙のインクの吸収具合で線の太さは変化するようです。
    どちらの紙においても、線の細さはシルバー・バーリーとエキストラはほぼ変わらないかなと思います。

     

    モンテグラッパのインクについて

     

    モンテグラッパのインクはモデルチェンジがありました。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像12

     

    旧型は42mLで、容器と箱の写真です。
    現行型は50mLの容器のボトルと箱の写真です。

     

    【レポート】モンテグラッパ エキストラ1930地中海ブルーの使い心地は? - 関連画像13

    自分は旧型より現行型のインクボトルのデザインの方が自分は好きです。
    今は現行型のインクを入れて使っています。

     

    まとめ

     

    自分はエキストラがインクを吸入する際に尻軸を回したときに鳴るネジを巻くような「カチカチ」という音や、尻軸を回すときのメカニカルな感触が好きです。

     

    出産祝いの手紙をエキストラで書きました。

    (※お手紙の画像は割愛させていただきました)

    手紙はそのときに考えたことを紙という平面に閉じ込めておけて、時間が経過して手紙を見返した際に過去にあった出来事を思い出せることが長所だと考えています。
    手書きで書いた文字はパソコンで書いた均一な文字より自分の思いを相手に伝えやすいと思います。

    ~~~~~~

     

    つくし様、お詳しいレポートをありがとうございました!

    地中海ブルーのセルロイドは、何層にも重なり光にかざすと面によってゆらぎ、色を変えます。まさに地中海の水面のよう。

    スターリングシルバーを育てるのもまた楽しみな、一生ものと言えるペンだと思います。

     

    モンテグラッパ、クラフツマンシップあふれるとても魅力的なペンメーカーです。

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

     

     

    ンテグラッパエキストラ1930地中海ブルー

    ンテグラッパエキストラ1930地中海ブルー

    モンテグラッパ エキストラ1930 地中海ブルー Montegrappa Extra 1930 Mediterranean Blue

    ペンの仕様

    素材 セルロイド、スターリングシルバートリム
    キャップタイプ ねじ式
    ペン先 18K
    文字幅 EF/F/M/B/STUB
    インク方式 ピストン吸入式
    インク容量 約―ml
    キャップポスト時の長さ 約-cm
    収納時の長さ 約13.8cm
    胴軸部の長さ 約-cm
    最大軸径 約1.6cm⌀(クリップ部除く)
    重量 約44g
    その他

     

     

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