(書き味、新シリーズなどを追記・リライトしました。2023年3月16日)
こんにちは!Il Duomo店長の佐藤です。
この記事では新しいイタリアのメーカー、Leonardo(レオナルド)について書いていきます(‘◇’)ゞ
レオナルドってどんな万年筆メーカーなの?おすすめできる?
と良く聞かれますが、
超おすすめです。信頼できるメーカー!
書き味も安定感があるし、美しさはもう、見ていただければわかると思いますが…!
イタ万でトップ3を争うメーカーになってくるのでは?
という感じです。
レオナルドのまとめ
・古き良き万年筆黄金時代を彷彿させるような、レトロで美しい外観にぴりりとモードが入る!
・デルタの後継?!
・やや太軸の割に軽めで実用的なものが多い
・書き味は、スチール⇒するする系 金⇒安定感、スチールよりやや柔らかい
・軸の模様の個体差は、ありますね…
ざっくり言うとこんな感じですね。
お問い合わせの多いハワイの記事はこちら▼

レオナルド モーメントゼロ ジェイド 万年筆 スチールニブ(ゴールド/シルバートリム)
2018年に流星のごとく現れたレオナルド。
まだまだ、万年筆ファンたちにとっては、その全貌は謎に包まれているのではないでしょうか?
イタリアに精通しているIl Duomoだからこそ知り得た情報も織り交ぜつつ書いていきますよ~
※追記したら長くなってしまったので、目次を使うことをおすすめします。
レオナルドの歴史:Leonardoは2018年に流星のごとく現れた!

Leonardo(レオナルド)はナポリ郊外にあるイタリア万年筆メーカーです。
でも、その歴史は実は古く、工房自体は40年以上あるようです。
そして2017年に惜しまれつつ休業となった万年筆メーカー・デルタの元オーナーがLeonardo(レオナルド)のプロデューサーとして就任し、
新しいペンづくりをし始めました!
デルタの美しいペンづくりと、職人さんたちのものづくりへの熱い意欲が一体となったメーカーだということですね(^^♪
デルタの最新DVシリーズの違いについてはこちらの記事をどうぞ。
▶ DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します
イタリア側から得た情報によると。
レオナルドのコンセプトとしては
「古き良き万年筆黄金時代の万年筆づくりを再生させる」
というようなものがあるらしいです。
たしかに、レジンの模様といい、クリップ部といい、古き良き万年筆を感じさせますね。

レオナルド モーメントゼロシリーズ ピエトラマリーナ 万年筆 14Kニブ
世界的に廃れつつあるセルロイド軸やエボナイト軸などにも積極的に取り組んでいます。
セルロイドやエボナイト軸を作ってくれるというだけで、尊いですよね。
(熱変性するなどの理由から、セルロイドやエボナイトはものづくりにあまり使われなくなってしまった素材なのですが
とても美しくて温かみがあるので、Il Duomo店長は大好きです!)

限定生産品 レオナルド モーメントマジコ アビッシ 万年筆 セルロイド
どんなシリーズがあるの?
レオナルドは、大きく分けて以下のシリーズがあります。
モーメントゼロ、
フローレ、
モーメントゼログランデ、
フローレグランデ、
モーメントゼログランデ2.0、
モーメントマジコ、
スーパーノヴァ、
モザイコ、
そして限定品たち、
というラインナップになります。
モーメントゼロシリーズ
モーメントゼロシリーズは、使いやすいサイズ感のレジン軸となります。
キャップと尻軸の形がとんがっていて特徴的ですね!
Il Duomoではペン先もスチールと14Kの2種からお選びいただけますよ♪

モーメントゼロシリーズ
ご覧いただくとわかるように、多くのペンで金トリムと銀トリム、ルテニウムトリムが選べます。
どれがいいかな~と悩むのも一興。
質のいいレジンを使用しており、その美しさは太鼓判を押せます!
人気のハワイ↓はデルタの限定品にも使われていたレジンを使用しております。

モーメントゼロシリーズ ハワイ 万年筆
M様 レオナルド モーメントゼロ ハワイ スチール スタブ
l Duomo様レオナルド モーメントゼロ ハワイ 万年筆について、質問への回答など、ありがとうございました!スチール、スタブを選びました。
青好きなため、色合いはどんなかな?とどきどき楽しみにしていたところ、期待以上に、奥行きある 透明感溢れる 水色から深い青に砂浜まで、美しいグラデーションカラーのペン軸で、とても気に入りました。
インクは、アドバイスをいただけたので、納得、迷いなく純正の青系を入れました。伸びやかで良い書き味で、正解だと感じます。回答 ありがとうございます!
尾栓を回して吸入は楽しいです。
スチールペンも、とても描きやすいですね。あと、もっと待つかと思いましたが、思ったより早く到着、使い始められ、嬉しいです。これは、良い万年筆に出会えました。
また、よろしくお願い申し上げます。
M様
下記のフローレシリーズもそうですが、レオナルドのコンバーター式ペンは尻軸が外れるのが特徴。
コンバーターのものでも、吸入方式のようにつかうことができます。

泉くん
え?吸入式風に尻軸の部分を回して、インクを入れられるってこと?
おもしろいっスけど、
なんか意味あるんス?

墨センパイ
コンバーターを剥き出しにして吸入するより、
首軸やコンバーターに負荷がかからないから
意外に合理的だぞ。
フローレシリーズ
アマルフィ海岸のフローレという場所の名を冠したシリーズ。
塩とか太陽とか、イタリアらしい名前がそれぞれ付いていておもしろい!
モーメントゼロシリーズよりも、長さがあり迫力があります。
この見た目はまさにイタリア感!すごく目立ちます!
こちらも、金トリムと銀トリム(ローズゴールドトリムもあり)、スチールニブと14Kニブが選べます。楽しい!

フローレシリーズ

レオナルド フローレ アクアペトラ 万年筆(14Kニブ)
こんな透明感があって妖精さんのような軸もあります。
まるみがあるので、柔らかい色も映えますね。このへんのさじ加減がさすがイタリア、といった感じ。
モーメントゼログランデ、モーメントゼログランデ2.0
現在、モーメントゼログランデとモーメントゼログランデ2.0がありますが、おそらくだんだん2.0ほうだけになっていくと考えられます。(2023年3月15日時点)
言わずもがな、モーメントゼログランデが先に発売され、
2022年にモーメントゼログランデ2.0が新発売になりました。
ですので、2.0のほうが、いろいろとアップデートされているわけです。
大きく変わったところと言えばインク窓がついたことと、ニブがフェリーチェニブに変わったことです。
(無印グランデのほうも、ニブはだんだんフェリーチェニブに変わっていく可能性アリ)
そして2.0は5g程度の軽量化がされています。

レオナルド モーメントゼログランデ2020 ジラソーレ 万年筆

レオナルド モーメントゼログランデ 2.0 バオバブ 万年筆 14Kニブ
収納時15センチ、最大軸径約1.67㎝⌀と、国産のペンに比べると大き目ですが、
重すぎず、意外に使いやすいサイズですので
女性ユーザーも多いです。
ビッグシルエットで美しいレジンを存分に楽しめる軸です。
▶ 検品で撮った実物:MZG2.0 ソットボスコ
ここからは、当店で検品したときの実物写真でご覧いただきますね(2026年8月撮影)。ソットボスコ(Sottobosco)はイタリア語で「森の下草」。その名のとおり、琥珀色と黒褐色が入り混じったレジンになっています。
レジンは流し込みの具合で模様の出かたが変わりますので、同じ柄は二つとないとお考えください。写真の個体はゴールドトリムでした。
琥珀色と黒褐色が不規則に混ざるソットボスコの軸
上でご説明したインク窓は、軸の中ほどにある透明なリングの部分です
MZG2.0ですのでピストン吸入式、インクは1.5ml入ります。写真でもインク窓から中の機構が透けているのが分かりますね!
化粧箱はアルファベットをちりばめた明るいデザイン
贈り物にお選びになる方は箱まわりも気になるところかと思いますので、載せておきますね♪
書き味は、レオナルドらしい「カリッ」とはまた違って、少し擦れるような手応えがあります。そしてこの軸、写真で見るより実物のほうがずっと渋いのです。ザ・大人のペン、という佇まいで、バーのような場所にもすっと馴染みそうな1本ですね。
▶ モーメントゼログランデ2.0 ソットボスコ(#8スチールニブ)をみる
▶ モーメントゼログランデ2.0 ソットボスコ(#8/14Kニブ)をみる
▶ モーメントマジコ ピエトラサラータ(スチールニブ)をみる
▶ モーメントマジコ ピエトラサラータ(14Kニブ)をみる
▶ 限定生産品 モーメントゼロ アルミナ(シルバートリム/スチールニブ)をみる
MZG2.0 パワーオブフラワーズ 2026 ― 世界限定426本
2026年の限定シリーズ「ザ・パワー・オブ・フラワーズ」からは2色を検品しました。いずれもモーメントゼログランデ2.0の規格で、ピストン吸入式(1.5ml)。世界限定426本にシリアルナンバーが刻印されます。
まずは「オルキデア(ブルー)」。青と白が流れるように混ざった軸に、ゴールドトリムの組み合わせです。
オルキデアの軸。青と白のあいだにグレーがかった層が入ります
14金(#8)ニブには、このシリーズ専用の花柄彫刻が!
写真は14金(#8)ニブの個体です。ニブに彫られた花の意匠は、このコレクションのための特別仕様とのこと。ここはぜひ拡大でご覧ください♪
箱にはインクボトルも収まっていました
もう1色は「コスモス」。チョコレートコスモス(チョコレートフラワー)に着想を得たという、ココアがかった温かみのあるトーンです。
コスモスの軸。ベージュ〜グレージュの地に、金色の粒が散っています
コスモスはローズゴールドのトリムとニブで組まれています
キャップを外した全体像。オルキデアとは金具の色が変わります
同じシリーズでも、オルキデアはゴールド、コスモスはローズゴールドと金具の色が違うのです。並べてみると印象がずいぶん変わりますね!
書き味は、字幅でずいぶん表情が変わります。Mは、なめらか。ただただなめらかで、とろけるような書き心地でした。いっぽうEFは、もっとシャンとした感触になりますね。(EF個体の検品レビューはこちらの記事にまとめていますので、あわせてどうぞ)
▶ MZG2.0 パワーオブフラワーズ 2026 オルキデアをみる
▶ MZG2.0 パワーオブフラワーズ 2026 コスモスをみる
肝心の書き味は?

さてさて肝心の書き味ですが!
スチールニブと14Kニブで全く違う書き味となっておりますので、ご購入の際は注意が必要です。
スチールニブは硬すぎず、するする系

レオナルドのスチールニブはけっこう定評がありまして、
「スチールニブなのにめちゃ柔らかい!」「書きやすい!ふわふわ!」といった感想をよくいただきます。
これは、レオナルドの狙いで、あえてニブ素材を薄めにつくって、柔らかくしているんですね。
そうすることで書いた時のふわふわ感が出せるわけです。ただし、柔らかく作られているので、筆圧をかけすぎると、反り返りの原因になってしまいます💦
レオナルドのニブが変わりました。以前よりも扱いやすくなっています。詳しくは以下の記事で!
スチールニブはするする系で書きやすく、フロー潤沢。
スイートスポットも大きめで、どんな方にも書きやすく作られているように感じます。
14K=安定感&やや柔らかめな使いやすい書き味!
レオナルドの14Kニブは、スチールニブと比べると柔らかめに作られておりますが
ふにゃふにゃすることなく、しっかりめの書き味となります。
スチールニブもそうですが、レオナルドと他のメーカーたちを比べると
レオナルドは硬さは割と中間に位置するかもしれません。

ペン芯も、波打っており特徴的です。
ペン芯はそのブランド価値を表すとも言われますが、こだわって作られていますね。
どのブランドもそうですが、金ニブのほうが精巧に作られている感はあります。
お値段も違いますしね。
(また違う記事に書こうと思いますが、どのブランドでも金ペンのほうが精巧に作られます。
スチールニブVS金ニブ論争というのがよくありますが、
単に質だけで言えば金ニブのほうに軍配が上がるかと思います。)
レオナルドのニブが変わりました。以前よりも扱いやすくなっています。詳しくは以下の記事で!
太さはどれを選べばよい?

一般的に国産にくらべて舶来品のペン先の方が1段階太いと言われています。
たとえば舶来品のペン先の細字は、国産のペン先では中字の大きさです。
それぞれのペン先のサイズで、舶来品のほうが大きくなっています。
レオナルドについてもそうで、1段階下を選ぶとちょうどいいのかなと思います。

泉くん
パイセン、前にペリカンのEFを買ったら
1段階どころでなく、Mくらいのことがあったんスけど…
レオナルドもそうじゃないんスか?

墨センパイ
ペリカンのEFってフローが良いのもあいまって
けっこう太いこともあるけど、
レオナルドの場合は1段階下でちょうどいいと思うぞ!
ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。
▶ 世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?
しかし若干ながら、太さに個体差がありますので、
極細が良かったり、個体差が気になる方はペン先調整オプションを付けられたらいいかなと思います!
ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方や、舶来品と国産の字幅の違い、ペン先素材の違いについてはこちらの記事もあわせてどうぞ。
▶ 【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
▶ はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)
▶ 舶来万年筆と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?
ペン先調整について詳しくはこちらの記事もご覧ください。
▶ ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜
レオナルドの柄の個体差について
この写真、ハワイを並べて撮影してみたものなのですが、柄に個体差があるのがよくわかります。

全部が全部、そうではないのですが、レオナルドの軸の模様はやや個体差があります。
Il Duomoでは返品交換が1回までできますので、そのあたりはご安心いただきたいのですが、
思ったような柄が再交換して来るわけではないかもしれないので、
レオナルドは柄に若干の違いがある!と覚えておいていただけたらと思います。
レオナルドはまだデパートなどでは見られないので、通販に頼るしかないのですが、
どんな子が来ても可愛がってもらえたら…と万年筆屋としては思っています。
レオナルドは個体差はあれど、どれも買った方をがっかりさせない綺麗さがある万年筆だ!と私としては思っております。
レオナルドの万年筆まとめ
レオナルドの万年筆についてですが、全体的に品質は安定していますし、
ペン先の個体差も少ないように感じます!
そして、そして、
意外に?大事なのがメーカーとして世界基準のマネジメントができているか。ということです。
これ、大事です。
経営がちゃんとしていれば、安定したものが入ってくるし、
アフターフォローもしっかりしてくれる。
連絡も早いし納期も守る。
そうなると、世界の代理店からの評価も上がるので、良い循環になりやすいです!
レオナルドはそのへんがちゃんとしているので
万年筆屋としても安心して販売することができ、嬉しいです。
☑美しくて
☑書き味が良くて
☑品質が安定している
☑ブランドとしてちゃんとしている←これ重要
とあらば、イタリア万年筆界のみならず
全世界的にこれから人気になっていくと思われるレオナルド!
イタリアの万年筆界隈でも
品質と対応の良さで
評価が上がっているレオナルド!
店長激推し!
ぜひチェックしてみてくださいね!
レオナルド以外のイタリア万年筆や、海外・国産の主要ブランドについて知りたいかたは、こちらの網羅記事もどうぞ。
▶ はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)
万年筆の使い方・選び方に困ったら
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▶ レオナルドのミュージックニブについてはこちら。
レオナルドのミュージックニブは、どんな書き味?カリグラフィーやスタブニブと何が違う?