手書きの風合いが魅力的な万年筆

万年筆を使い始めると、文字を手書きで書く習慣がついてきます。
手書きというのはその人の文字を書くくせや個性が出て、その文字を見ることもとっても魅力的。
万年筆で書いた自分の文字を後から見返すと、その時の自分の状態や気持ちなどがわかるのがとっても面白い!
手書きは書くときだけでなく、あとから見返すことの楽しさもありますね。
また万年筆はペン先で文字の雰囲気が大きく変わります。
そのことも魅力のひとつ。
その時の自分の気持ちの状態で万年筆のペン先を選ぶのもいいですね。
しかし、万年筆がはじめて、という方にとって
ペン先の選び方はとても難しいものだと思います。
特に国産の万年筆は字幅のバリエーションも多いので選びにくいのではないでしょうか。
参考までに、パイロットのバリエーションを。
私は毎日その日のインスピレーション(?)でどのペン先を使って書くかを決めています。
用途によって、1日のうちに2-3種使うこともありますし
今日はこれ!と決めるときもあります。
今日は大き目のノートに太字でしっかり書きたいな~とか、
今日は5㎜方眼に細かく書きたいから細字の気分!などちょっとしたことですが、文字を書くのも楽しくなります。
万年筆とは奥が深いもので、太い・細いだけでなく書き出しの形なども
好みにすごく影響してくるものなのですが
それについてはまた今度‥・。
ぜひ万年筆で自分の手を使って文字を書いてみてください。
きっとさまざまな楽しみが見つかります。
14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

▶レオナルドの字幅のサンプル
好みがわからなければ、とりあえずF(細字)

万年筆入門者のかたで、とりあえず手の出しやすいKAKUNOなどを試したいというかたでしたら
「とりあえずF(細字)で!」と決めてしまっても良いでしょう。
国産から、舶来品(外国産)にシフトしたい!という方にとっても
使い勝手の良いのはとりあえずF。
外国産のもので避けたいのが、EFを選んでカリカリしすぎてしまって
書き味が悪い、ということ。
Fであればある程度インク量(フロー)もあるので、
リスクはそんなにありません。
ただ、もちろん場合(メーカー、ロット個体差など)によります。
F字幅は0.3㎜~0.5㎜。
舶来万年筆と国産万年筆の書き味・字幅の違いについてはこちらの記事もどうぞ。
▶ 舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?
一番売れるのはF
Il Duomoはイタリア万年筆が主なので、
Mだと太すぎる可能性がある、EFだとカリカリするかもしれない、ということで
Fに落ち着く方が多いように感じます。
迷ったら「Fで!」というのも良いかもしれませんね。
「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたはこちらもおすすめです。
▶ 一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン
M~B 太めの文字が書きたい人におすすめ

万年筆で文字を書くとき、しっかりした文字を書きたいときがあると思います。
またはがきの表書きなど太いほうが視認性がある場合も太字がおすすめ。
その場合は太めのペン先を選ぶといいでしょう。
太めの文字は力強く、しっかりとした印象を与えます。
また、そのほかのメリットとしては「インクの濃淡が楽しめる」ということ!
インクが流行して定着してきていますが、インクも細字だと何色なのかがはっきりしない場合があります。
太く出れば出るほど、インクの色がはっきりとわかりますし
インクだまりを楽しむことも可能!
太字(B)のペン先には種類がいろいろとあります。
メーカーごとに少しずつ違いますが、「BB」や「BBB」など、各メーカーごとに数種類ある場合もあり、それぞれに特徴があります。
基本的にはBなら0.6㎜~0.9㎜くらいになります。(かなり幅があるのは、海外産も含めるため)
また、太字まではいらないけど、インクのフローがしっかり目がよくて濃淡を楽しみたい、という用途の場合
中字(M)がおすすめ。
Mは0.5㎜~0.6㎜くらいの字幅です。
太字Bで気を付けること
実は、太字の場合、気をつけるべきことがあります。
それはペンポイントについて。
太字は形を出すためにペンポイントが四角く作られる場合があり、
仕上げによっては筆記角度がシビアな場合もあります。
しっかり紙に対して垂直に持って書く人ならば問題ありませんが
筆記角度に癖がある方の場合、こういったペンポイントのBはインクがかすれる可能性があります。
筆記角度に注意しながら筆記してみましょう!
EF~F 細めの文字が書きたい人におすすめ
国産のEFは0.25㎜~0.3㎜程度で、ボールペンだとしたら
「すっごく細い!」パイロットのハイテックの0.25㎜などが想像しやすいでしょう。

(ヨーロッパ万年筆ですとEFがFくらいになることもしばしばです。)
一方、繊細な文字を書きたいときにおすすめなのが、ペン先が「細字」というサイズのものです。
細字サイズのペン先はバリエーションも豊富。
通常の細字サイズをはじめとして、極細字サイズ、中細字サイズなどペン先の種類が幅広く、その時の気分は書くときの状況などによって、使い分けることができます。
細字サイズのペン先を使うと、カリッとした文字が書けるイメージがあり、私は文字をたくさん書きたい時や気持ちをすっきりさせたい時によく使います。
このようにその時の気持ちでペン先を選ぶこともとても楽しいことだと思います。
細かい文字を書く書類や履歴書、ノートや手帳、日記などを書くことが多い時には細字サイズあるいは極細字サイズがおすすめです。
細かい文字がきれいに並んでいるのを見ると爽快感があります。
また細字サイズのペン先には硬めのペン先、柔らかめのペン先など書き心地でも分かれているペン先を揃えているメーカーもあります。
そのため万年筆を初めて使う人にとっても細字サイズのペン先は使いやすいかもしれません。
EFはフローが渋い場合がある
万年筆の原理といいますか、ペン先の原理として
インクのフロー(流出)が多ければ多いほど
滑らかに書くことができますが
その分字幅は太くなりがちです。
なぜかというと一度に出てくるインク量が多いので
紙に染みこむ量が増えます。
すると、結果的に字幅は太くなります。
そんなわけで、EFらしい極細さを達成するために
メーカーによってはあえてフローを絞り(スリット同士やペン体とペン芯との隙間を狭くしたり、など)
細く出しているところがあります。
フローが減ると、金属感を感じやすくなるために
カリカリ感を感じることが増えるでしょう。
そんなわけで、もし滑らか~な書き味が好きな方は
フローが多めのメーカーを選ぶか、細字でもEFではなくFを選ぶなど
工夫をする必要があるでしょう。
(しかしこれも概論であって、滑らかでフローが少ない個体もあります。奥が深いです)
フレックスやミュージックニブなど特殊ニブ

メーカーによってフレックスニブ、エラステイックニブ、クイルニブ、などいろいろな言い方がありますが
つまり「柔らかいペン先」です。
柔らかいと何がいいことがあるの?というと、
これまたメーカーやペン先の種類によって様々なのですが
- アタリが柔らかいので手への負担が少ない
- かける筆圧によって字幅のバリエーションが自由自在になるので、カリグラフィーのような線が書ける
ということが挙げられます。
しかし
- 筆圧をかけすぎるとペン芯と離れてしまいインクが出なくなることも
- 扱うのが難しいので初心者向けではない
ということも…
おすすめとしては、最低でも半年程度、通常のペン先に慣れてから
こういった柔らかいペン先を使ったほうが良いと思います。
ペン先を傷めてしまうのが一番怖いです💦
また、ミュージックニブは数が少ないのですが
楽譜用に作られたニブで
これもフレックスニブであることもあるのですが
面白い線が書けるので、一部の方に人気があります。
スタブのように使うことができます。
手紙や原稿用紙にも良いでしょう。

スタブはミュージックニブと似ていますが
メーカーによってはイリジウム(ペンポイント)が付いておらず
板のようなペン先なこともあります。
面白い字幅の線が書けて素敵なのですが
ミュージックニブ、スタブとも
初めての万年筆にはおすすめしません。

国産と舶来品のサイズ感の違いは?
万年筆には日本のメーカーが作った国産品と海外のメーカーが作った舶来品があります。
やはりメーカーごとにペン先の種類は豊富です。
さらに国産の万年筆のペン先と舶来品の万年筆のペン先では同じサイズ名でも文字の太さに違いがいあります。
一般的に国産にくらべて舶来品のペン先の方が1段階太いと言われています。
たとえば舶来品のペン先の細字は、国産のペン先では中字の大きさです。
それぞれのペン先のサイズで、舶来品のほうが大きくなっています。
舶来品の万年筆を選ぶときにはぜひペン先の大きさにも気を付けて選びましょう。
ちなみに、舶来品の中でもアウロラは日本の字幅とかなり近いと言われています。(個体差はあります)
アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。
▶ アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
まとめ
万年筆を選ぶとき、ペン先の種類はとても重要です。
ペン先の種類が多く、また国産と舶来品とでは微妙にサイズも違います。
そんな時はまず自分がどのくらいの太さの文字を書きたいかをイメージしましょう。
自分が好きな太さの文字はどれくらいでしょうか?
そのイメージに合わせてペン先を選んでみるのがおすすめです。
最初のうちは選んだペン先で書いた文字が自分のイメージと合わなかった・・・ということもあるでしょう。
でも自分が選んだペン先で自分のイメージ通りの文字が書けたときの喜びはとても大きなものです。
そしてその喜びからどんどん万年筆で文字を書くことが好きになっていくと思います。
その嬉しい気持ちこそが万年筆の楽しさなのです。
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