【万年筆おすすめ】一生もののペンの選び方とIl Duomo店長厳選6本

一生使える万年筆

こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

「万年筆のおすすめが知りたい」「どうせなら一生使える1本を選びたい」というご相談を、Il Duomoでもよくいただきます。
わたし自身も「一生のパートナーにしたい!」というペンに出会うべく、いまだに探し続けている日々です。

結論からお伝えすると、一生使えるかどうかは「メーカーの息の長さ」「定番モデルかどうか」「軸の頑丈さ」の3つを見れば、ほぼ判断できるかなと思います。
そのうえで、Il Duomoが自信を持っておすすめする厳選6本がこちらです。

  1. アウロラ オプティマ — イタリア最古メーカーの定番、サリサリ系
  2. ペリカン スーベレーン M800 緑縞 — 世界トップ品質・飽きが来ない
  3. モンブラン マイスターシュテュック 149 — 大振りなニブの王道
  4. ビスコンティ ホモサピエンス — 玄武岩素材で意外に軽くて丈夫
  5. ASC ボローニャメディオ — セルロイド職人技
  6. モンテグラッパ エキストラ — 純銀925+ガチニブ

それぞれ、なぜおすすめなのかをこれから詳しくお話していきますね♪

一生ものの万年筆が欲しい!

 

万年筆に魅了され、何本か買い足しているうちにそういった考えにたどり着く方は少なくないはず。
私もそのひとりです。
ただ、残念ながらまだ「一生のパートナーにしたい!」というペンには出会えていません。

(万年筆ショップ店長の特性なのか?諸事情で行く当てのなくなってしまった子をお迎えすることがしばしば…
それもまた、よい出会いですが☺)

 

もちろん素敵な万年筆はたくさんあります。
しかし、デザインや書き心地が自分好みだからといってイコール一生ものの万年筆にできるかというと残念ながらそうではないんですよね。
“長く使うことができる万年筆なのか”これが最も重要!

 

今回は一生ものにできそうな万年筆の選び方、そして長く使い続けるためのコツをお伝えします。

 

万年筆は”万年”使える?

“万年筆”という名前から、「丈夫で100年200年と使えるのでは?」なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに中には100年以上前のビンテージペンも存在します。
しかし、そういった万年筆は稀です。

 

大抵の万年筆は5年10年20年と長く使い続けているとなにかしらの不具合が出てきます。
クリップが曲がった、フローが悪くなった、キャップにひびが入った、ペン芯が詰まった、
軸に亀裂が入った、ニブが曲がった、吸入機構が壊れた、尻軸が外れた…などなど。

 

その時点で修理ができればいいのですが、部品の在庫が尽きていたりそもそもメーカーが倒産していたり・・・。
そうなってしまってはもう壊れたまま使うことができません。
となると、とても万年使えるとは言い難い筆記具です。

 

万年筆の名前の由来は諸説あり、
万年使えるほどの…という直接的な意味もありますが
万年には「いつでも」という意味もありますので、
いつでもどこでもインクが出てくるペン、と考えたほうがいいでしょう。

 

購入するときの選び方やその後の取り扱い次第で万年筆の寿命は変わってきます。
万年筆ならなんでも丈夫で長く使える!というわけではないんですよね。

 

ちなみに・・・
英語で万年筆はFountain Pen、直訳すると泉のペンです。
泉が湧き出てくるようにインクが出てくることからこういった名前がつきました。
そう、英語では<長く使える>といった意味は含まれていないんですよね。

一生もの万年筆の探し方

一生ものの万年筆を選ぶにあたり、チェックしていただきたいポイントが3つ。
ご自身が使いやすく気に入ったものであることも重要ですが、加えてこれらもおさえているか確認してみてくださいね。

 

1.息の長そうなメーカーから選ぶ

万年筆が壊れた!そうなった際に、箇所によってはメーカーへ修理を依頼することになります。
もしもその時、すでに会社が倒産していたら・・・?
凄腕の万年筆職人さんを探せば直していただけることもあるかもしれませんが、そのまま諦めることになることも…。

 

まだまだ使いたいと思ってたものがダメになってしまうのって悲しいですよね・・・。
長く使いたいと考えている万年筆であれば、アフターフォローについても購入前に考える必要があります。


最近立ち上がったばかりのメーカーよりはモンブランやペリカン、アウロラなど息の長いメーカーから選ぶのがおすすめ。

歴史があり、すでに根強いファンが多くいるメーカーのほうが今後も続いていく可能性が高くなりますよ。

 

2.定番・人気の商品なら修理も

メーカーを絞ったら次はその中からどう選ぶか、ですね。
私がおすすめしたいのは、できるだけ人気・定番の万年筆。
逆に特殊な部品を使用している万年筆は避けたほうが良いでしょう。

 

例えばたまに発売されるペン先のとても小さいもの。
こういった特殊なものは何年も経つと、替えのパーツが尽きている可能性大。
壊れたらもう二度と直すことができなくなってしまいます。

 

人気・定番の商品であれば多く作られる分、部品も残りやすくなります。
先程のメーカー選びのときと同様、のちの修理のことを考えるなら今後も生産し続けてくれそうな万年筆を選んだほうが良いですね。

 

3.頑丈に作られているか

軸が丈夫にでできているか、というのも確認してほしいポイント。
ちょっとぶつけただけでパーツが外れてしまったり、軸のレジンが著しく劣化してしまったりしては困りますよね。

 

例えばわかりやすいところでいくと、
コンバーター/カートリッジ両用式の場合、
胴軸と首軸をくっつけるネジ部が金属だと、劣化・破損しにくいということがあります。

 

それと軸に使われている素材はチェックしてほしい!
熱・紫外線に弱い素材はそれらにさらされると変形・変色しやすいんです。

基本的には安いアクリル樹脂よりも、高級なレジンのほうが劣化しにくいです。

(たとえば100均のUVレジンでなにかものを作ると、すぐに割れたり変色したりします。それとおなじように樹脂にもランクがあります。)

 

セルロイドやエボナイトは紫外線に弱いので、一生ものではない?と思われがちですが実は取り扱いによっては100年以上持ちます。

たまにヤフオクなどで100年前のエボナイトのペンが出品されていて、とても綺麗なのに驚きます。

 

紫外線や熱、湿気を避けてお手入れをしっかりすれば、長持ちしますが
長持ちさせるには、そのお手入れ習慣をずっと続けていく覚悟が必要です…!

 

金属軸は頑丈ですが酸化・硫化がありますので、これもそれなりに手入れが必要です。

 

木軸は、湿気や紫外線に弱いです。私としては、木軸に関しては国産の木が日本の気候に合っていておすすめです。
ただ、最近では湿気対策がきちんとされている住宅も多いので、あまり気にしなくてもいいかもしれません…。

 

長く使うためには購入後の扱い方も気をつけて

長く使い続けるためには日々の取り扱い方にも注意が必要です。
雑に扱っていると万年筆の寿命を縮めてしまう恐れが・・・!

 

洗浄をしっかりと行う

Il Duomo店長としては、月1回は洗浄行うことをおすすめしています。
長期間使わない場合はインクを抜いて洗浄してから保管してくださいね。
インクを長い間入れっぱなしにしておくと詰まってしまいます。
更に放っておくとニブが腐食してしまう恐れも・・・。

 

洗浄方法はこちらを参考にどうぞ!

 

 

インクをあれこれ入れ替えない

余計なトラブルを避けるためにはメーカー純正のインクを使い続けるのが一番。
様々なインクを入れ替えて楽しめるのは万年筆の魅力のひとつですが、本来メーカーはそういった使い方は避けるよう忠告しています。
万年筆と相性が悪いとパフォーマンスが悪くなったり、インクが詰まってしまう可能性があるからです。

 

先程月に1回は洗浄を、とお話しましたが「どうしても別のインクが使いたい!」というときはその都度丁寧に洗浄してくださいね。
前のインクが残っていると混ざってしまい、これが詰まりの原因になります。

 

長く使い続けたい万年筆に入れるのは、普段使いしやすいこのインクだけ!と決めるのが良いかもしませんね。
様々なインクを楽しみたい場合はそれ用に別の万年筆を用意するのが良いでしょう。

 

手の脂は拭いてから保管を!熱や紫外線にも要注意

手の脂がつくと軸の素材の劣化原因に。
万年筆を使う前には手を清潔な状態にしてくださいね。
使い終わったあともセーム革やメガネを拭くようなクリーニングクロスでやさしく拭きましょう。
指紋も綺麗になるので、次回も気持ちよく使うことができますよ。

 

セルロイド製の万年筆の場合は熱や紫外線にも注意。
陽の当たる場所に置いておくとあっという間に変形してしまうことも・・・。
使わないときは暗所にしまう癖をつけたいですね。

 

Il Duomo店長厳選!一生ものにできそうな万年筆

では、ここで一生ものにできそうな万年筆を挙げていきたいと思います。

 

アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

やはりおすすめなのがアウロラの定番品、オプティマシリーズ。

アウロラ オプティマというと「ぼきっと折れる?」と問い合わせがきたりしますが、
負荷をかけないように使用すればよほど大丈夫。(キャップをきつく締めないなど)
Il Duomoではお手入れ方法や取り扱い方法の資料をお付けして発送しています。

書き味はアウロラ独特のサリサリ感。「なめらか」というより「気持ちのいい抵抗感」がある独特の研ぎで、合うかたにはたまらない1本です。
個体差もありますので、Il Duomoでは1本ずつ検品して、書き味を確認した上でお届けしていますよ。
2026年5月1日時点で、アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆が89,800円〜の取り扱いです。

 

ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

ペリカンのスーベレーンシリーズはどれもおすすめですが、
緑縞は定番品としておそらく今後もしばらくはあるモデルでしょう。

M800は大きさ、書き味含め飽きが来ず一生使えるペンと言えると思います。

ペリカンの書き味は世界トップ品質、全体的なバランスの良さで語り尽くされています。
緑縞のシリーズはペリカンの顔とも言える定番中の定番なので、修理パーツの心配もまずありません。「一生もの」を選ぶなら、これ以上の安心感はないかなと思います。

 

モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

モンブランと言えば!149、というほどに有名なモンブランのマイスターシュテュック149。
大振りなニブ、どっしりしたデザイン、使い込むほどに愛着が湧く素晴らしいモデルです。

149の魅力は、何と言っても大振りな18金ニブと、どっしりとしたバランス。
重めなので最初は持ち疲れするかもしれませんが、使い込むほどにしっくりなじむ1本です。世界共通のステータスペンとして、贈答品にも選ばれ続けているモデルですね。

ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

ビスコンティのホモサピエンスシリーズももはや定番といって良いと思います。
玄武岩ということで耐久性が不安な方も多いかもしれませんが、意外に軽くて丈夫です。

イタリアは石の文化で、町のいたるところ、ありとあらゆるものが石で作られています。
そういった文化の違いを形作る素材の楽しみもあるペンと言えるでしょう。

書き味はビスコンティ18Kの細長く鋭利な感触。他のメーカーでは見られない独特の書き味で、王道ではないけれど気に入って何本も使われるかたが多いペンです。
2026年5月1日時点で、ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆が134,800円〜のラインナップです。

アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

ASCはまだ歴史が浅いブランドではありますが、セルロイドのペンということで
こちらを挙げておきます。

イタリアはセルロイドの産地としても有名で、
セルロイドメーカーはひとつひとつのセルロイドに1-3年というかなりの時間をかけて
製作に取り組んでいます。

一生残したいペンといえます。

ASCはオマス(2016年廃業)の後継メーカーで、オマス時代のセルロイドのデッドストックを使ったペンも作られています。
書き味はサリサリ感+ふわふわ感(マジックフレックスニブ)。万年筆に少し慣れたかたへの2本目以降としておすすめですよ。

 

 

 

 

 

モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

こちらはスターリングシルバーでクリップやキャップリングが作られています。

銀細工が得意なモンテグラッパならではのペンです。
シルバー925の場合、磨けば輝きがずっと続きますし、銀自体の価値もあります。

また、エキストラ1930やエキストラオットーはセルロイドが使われていることが多いのですが
これも優秀なセルロイドで、しっかり手入れすれば長持ちします。

ニブも安定感のあるガチニブなので、長くお使いいただけます。

モンテグラッパの銀細工は本当に素晴らしくて、磨けば磨くほどに輝きが深まります。シルバー925は銀自体に資産価値もあるので、孫の代まで残してあげられるペンですね。
ニブはガチニブで安定感抜群。書き味の癖は少なめなので、装飾美と書きやすさの両立を求めるかたに向いています。

 

よくある質問 (万年筆おすすめ)

Q. はじめての万年筆におすすめはどれですか?

「一生もの」を最初の1本にすると敷居が高いので、まずは国産のパイロット カスタム74か、ラミー サファリのような手の届きやすい定番から始めるのがおすすめです。
そこから書き味の好みが見えてきたら、本記事の6本のような長く愛せる1本をお迎えしてくださいね♪

Q. 6本の中で、女性に人気なのはどれですか?

美しさと書きやすさのバランスでいうと、アウロラ オプティマ(小ぶりで持ちやすい)とビスコンティ ホモサピエンス(玄武岩のマットな質感)が女性のかたに人気です。
モンテグラッパ エキストラの銀細工も、ジュエリーのような輝きで素敵ですよ。

Q. 価格はだいたいどれくらい見ておけばいいですか?

2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしているモデルの参考価格は、

  • アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆 (89,800円〜)
  • ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 (134,800円〜)

などです。ペリカン スーベレーン M800、モンブラン 149は各メーカー公式サイトでご確認くださいね。

Q. メンテナンスは難しいですか?

月1回の洗浄と、紫外線・湿気を避けた保管ができれば大丈夫です。
セルロイドやエボナイトといった希少素材は紫外線に少し弱いので、暗所のペンケースに収めてくださいね。
個体差もありますので、心配なときはIl DuomoのLINE@でご相談いただければお答えします。

※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがありますので、最新価格は商品ページをご確認ください。

まとめ

「これなら一生使えます!」と断言できる万年筆は残念ながらありません。
ただ、選び方や日々の取り扱いによって長く使い続けることは可能。
丁寧に扱えば孫の代まで使えるかも!?

 

すでにコレだ!という万年筆をお持ちの方もいらっしゃるんでしょうね。
皆さんがどういった理由で選んだのかも気になるところです。
私も引き続き、一生ものの万年筆を探していきます!

一生ものを探すのは、終わりのない楽しい旅でもあります。
気になる1本があったら、ぜひIl Duomoまでお声がけくださいね。検品してご納得いただいた状態でお届けします♪

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万年筆の基礎(吸入方式・ペン先素材)について知りたいかたはこちらをどうぞ。

万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

 

 

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