もともと本を読むのが好きな私。
万年筆に興味を持ち始めてから何冊か万年筆に関する本を読んできました。
インターネットは気になったときにすぐ検索できて便利。
しかし知りたいことはわかっても、そこから広がりにくいんですよね。
例えばですが、万年筆の吸入方法が知りたいな、本を開くと合わせてインクの種類や洗浄方法や紹介されていることも。
インクについて知りたかったけど、素敵なノートの使い方に出会える!ってことも。
思いがけない情報に出会うことができるので、万年筆初心者さんには特に本をおすすめしたい!
今回はIl Duomo店長が実際に読んで、これはいいな!と思った本をご紹介します。
もくじ
趣味の文具箱
2021年1月号 枻出版社
こちらの趣味の文具箱はマニアから万年筆沼へ足を踏み入れたばかりの方まで幅広くおすすめしたい雑誌です。
以前は㈱枻出版社から出版されていましたが、2021年1月号を最後に趣味の文具箱を含む出版事業は㈱ヘリテージへ事業譲渡されました。
実はこの枻出版社での最後の号にIl Duomoも載せていただいたんです!
個人的にも読んでいた雑誌だったので感無量。
"美軸が欲しい"の特集でレジンのゆらぎが美しい下記3種の万年筆と共にご紹介いただきました。
スティピュラ エトルリア マグニフィカ ミエレセルバーティコ
アルマンドシモーニクラブ オジヴァメディオ ブルールーセンスオジヴァメディオ
この雑誌は実物大の写真がちょこちょこあるので手に取るイメージがしやすい!
Il DuomoのショップやこのIl Duomo Magazineでもできる限り万年筆の情報を詳しくわかりやすくと心がけていますが、このあたりはやはり雑誌には敵いませんね。
再出発された趣味の文具箱さんもぜひ!↑
私は毎号もちろん買っていますよ~。
INK 万年筆インクを楽しむ本 (エイムック 4617)
こちらはインク沼初心者さんにおすすめ。
いわゆる入門書のようなムック本です。
インクに特化した本ではありますが、基本的な万年筆とインクの知識、吸入方式や洗浄方法などもわかりやすい絵とともに解説されています。
国内外問わず、2,000色のインクを主にメーカー別で掲載。
問い合わせ先や購入できるサイトのURLも合わせて紹介されています。
海外製インクの中には大手ECサイトでは購入できないものもあるので、どこで手に入るかわかるのは嬉しいですね。
付録の"色相で見るインクの色分布 700色"で似た色の比較ができます。
ただ、ちょっと分かりづらいかも・・・。
微妙な色の違いを確認したい!という方にはこのあとに紹介する「美しい万年筆のインク事典」のほうがおすすめです。
・カリグラフィー
・カラーインクで書写
・イラスト
など、インクを楽しんでいらっしゃる方の実例も掲載されています。
カラーインクは用途が幅広いのが魅力。
沼にハマる方が多いのも頷けます。
【コラム】インク沼にいるあすかさんに、インクと万年筆との付き合い方を聞いた
美しい万年筆のインク事典 単行本(ソフトカバー)
インクのカタログのようなこちらの本。
700色ものインクが掲載されています!
この本の何がいいって、微妙な色の違いを比較することができるんですよね。
同じ赤でも朱色、あざやかな赤、ワインレッドなどとても細かく分類されています。
このインクと比べるとあちらは深みのある色だなとか、色の違いがほとんどないなら使い慣れているこのメーカーのインクにしようかなとか。
そういった選び方ができるわけです。
万年筆で書いた線だけでなく、ベタ塗りした写真も掲載されているので色の違いがわかりやすいですよ。
この本に載っているインクはすべて、入っている瓶の写真も合わせて紹介されています。
個性的な形をした瓶が結構あって、これは集めたくなっちゃう・・・!
カタログのようにパラパラとめくってお気に入りを探すのが楽しい本です。
私も読みながら気になるインクをメモしていったら、結構な数になってしまいました(笑)
そしてなんと新作が2021年に発売!こちらは和の色を楽しむというコンセプトで、
繊細なやまとの色が収録されています。↓
万年筆クロニクル
こちらは、図書館で出会った本です。これが図書館に置いてあるなんて、なんてラッキーだったのでしょう。
万年筆の歴史から、昔のポスターまで、萌えポイントがたくさんの万年筆博物館のような名本です。
特にクラシックなペンの情報は、なかなか見つけづらいので、この本で学べることも多いでしょう。
冷静と情熱のあいだ…といいますか、
万年筆にかける情熱と冷静な分析と膨大な知識によってできた本です。ちょっとマニアックですが、初心者の方でも万年筆画家の古山さんの素晴らしい絵を見て楽しめるはず。
これから手に入りにくくなってくると思われます。
万年筆ラクガキ講座
こちらは万年筆画家・絵本作家のサトウヒロシさんの本。
万年筆というと字を書くイメージのほうが強いのですが、絵も描けちゃうんです。
描いてから水筆でぼかすことによって、水彩画のようなやさしいタッチの絵になります。
「絵は苦手・・・。」という方も構えなくてOK!
歪んだ線やいびつな形を水筆でぼかすことで逆にそれが味になります。
線や丸、四角など単純な図形の描き方から教えてくれますよ。
私もこちらの本参考に描いてみました!
《万年筆ラクガキ講座》を参考に、万年筆イラストに挑戦してみた
万年筆とインク入門
(エイムック)
こちらは入門書、という感じなので
本当に初心者さんにおすすめです。
基礎的なところは網羅しているので安心です。
万年筆の教科書 (玄光社MOOK)
こちらも入門書ともいえるムックになります。
すでに廃番となっている商品もたくさん載っていますが、
こんなペンがあったんだ~と歴史を感じることもできます。
まとめ
たくさん紹介しましたが、気になる本はありましたでしょうか?
やはり枻出版社さんの本が多くなってしまいました。
さすが、文具愛の強い趣味の文具箱編集部さん、情報を網羅されてますね。
万年筆やインクの写真が多く掲載されている本は見ているだけでワクワクしてしまいます。
ネットで情報を探すのも良いでしょう。
でもこれから万年筆の知識を深めていきたいな、という方はそれに加えて本や雑誌も何冊か読んでみると新たな発見があるかもしれませんよ!
ネットで万年筆を買うって不安・・・という方。
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