カテゴリー: 雑記

Il Duomoの日々をつらつらと。

  • 万年筆で 読書記録のススメ

    万年筆で 読書記録のススメ

    読書記録のススメ

    こんにちは、三度の飯より本とペンが好き?なIl Duomoの店長佐藤です。

     

    さて、蝉の声もちいさくなり、涼しくなってきました。

    読書の秋、といいますが由来は古く漢詩の
    「時秋積雨霽 新涼入郊墟 燈火稍可親 簡編可卷舒」 
    という一節から来ているとされています。

     

    時秋にして積雨霽(は)れ
    新涼 郊墟に入る
    燈火稍(ようや)く親しむべく
    簡編 卷舒(けんじょ)すべし
    (韓愈の書いた符読書城南詩より)

     

     

    秋になって涼しくなってきたので、良い季節だから書物に親しみ学問に励みなさい、という
    息子に学問をすすめる詩なのです。

     

    実際に夏は蒸し暑く勉強する気も起こりにくいかもしれません。
    涼しくなってくるとせわしい日々も少し落ち着き、
    本でも開こうかという気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。

     

     

    実際に読書記録を書いてみました。

    万年筆で読書記録

    「シェルコレクター」という本なので、貝を添えてみました。

    万年筆で読書記録

    詩や純文学などであれば、読書をした感動や、心の動きを…あるいは心惹かれる一文を、
    引用したりして書いておけば
    後でノートを見返すと心の動きが蘇りますし、
    読書記録を貯めるうちに「自分はこういうところに感動しやすいな、こういう文章が好きだな」
    などがわかるかもしれません。

     

    万年筆で読書記録

    実用書であれば、メソッドや気付き、ポイントを
    しっかりとノートに書き留めることによって、
    もう一度頭の中が整理されます。
    さらには実用書であれば、実生活でやることまでに落とし込むことも可能かもしれません。

     

    万年筆で書くと、インクの色を分けたり、本のイメージでインクを選んだり…
    インクだまりのグラデーションを楽しんだり♩
    何をしてもわくわくさせてくれそうです。

     

    読書記録と語彙ノート

    実はこの画像↑は昨年の秋のもので…

    いま、実際に運用している「読書記録ノート」は
    このように綺麗に書いていません笑。

    (学生時代、板書が綺麗なタイプではなく、とにかく書きなぐる人だったので…読書記録については書く速さと量を重視しています。)

     

    また別のブログで書きますが
    わたしは「読書記録」と「語彙ノート」と一緒にしています。

    読書記録はあらすじとか概要、気づきを書きます。

    同時に、「この著者の言い回し、いいなあ!」とか「この文章構成すごいなあ」とか「この単語ってなんだっけ」というような
    文章力に直結するようなことは、読書記録とは別のページに書いています。
    でも同じバインダー内に書き込んでいます。

    分けてもいいかなと思ったのですが、
    同じ本からの抜粋もあるかな~と思って、同じ次元に書き込んでいます。

    読書記録を万年筆で

    はい。こちらは須賀敦子さん「塩一トンの読書」

    と、アウロラ デゼルトさん。

    須賀敦子さんの読書記録、書評、翻訳の裏側…などがエッセイになっています。

    エッセイストの先駆けといっても過言ではない須賀敦子さん、やはり書評もハッとする言い回しが多くて恐れ入ります。

     

    だいたい2Pか4Pくらいにわたって一冊の本を記録します。

    読書記録を万年筆で
    ライアル・ワトソン「アフリカの白い呪術師」
    (なんだか怪しいタイトルですが、民俗学のドキュメンタリー、と言ったらいいのかな…
    現代はLightning Birdというもので、邦題がちょっとエンタメに振っている感じでしょうか。
    ほんとうにおもしろいです。名著だと思うのですがもう刷られていません。)

    というわけで、あんまり綺麗なノートではありませんが
    参考までに。

     

     

    読書記録を万年筆で

    手帳と雑記用ノートは別にあるのと

    読書記録&語彙ノート用バインダーは仮運用中なのでかんたんにAmazonでポチりました。

    こちら→ バインダーノート A5  6穴 システム手帳

    これに、LIFEのA5方眼6穴を入れて使っています。

    最近はA5がちょうどよく、持ち歩きにも便利なので好きです。

    そんなわけで、いま運用しているノート類は3冊。
    バイブルサイズの手帳兼モーニングノート(バイブルサイズLIFE6穴)と、
    気づきやアイデアをしたためるバインダー(ファイロファックスのクリップブック+A5LIFE6穴
    と、この読書記録バインダーですね。

    紆余曲折ありましたが…
    いまはこれでかなり落ち着いています。このままの運用方法で使い続けたい。

     

    読書記録を万年筆で

    読み終わったけど読書記録待ちのかたがた(本)も、記録されることを待ちわびていますね…。

    どれも、読みごたえがあったので読書記録をきちんとつけて知識を血肉にしていきたいところ。

     

    せっかくなので、ここ最近で読んだ本をずらっと羅列してしまいます。

    志村ふくみ 晩祷―リルケを読む

    人類の地平から―生きること死ぬこと 川田順造

    働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話 松村 圭一郎 (編集), コクヨ野外学習センター

    宮脇昭、果てなき闘い 魂の森を行け-新版- 一志 治夫

    ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち 藤井 一至

    死んだらどうなるのか?――死生観をめぐる6つの哲学 伊佐敷 隆弘

    文にあたる  牟田 都子

    本が語ること、語らせること 青木海青子 (著), 青木真兵 (著)

    本を買う量に、読む速さがついていきません(涙)。
    でも、万年筆もそうですが、本も気づくと絶版になっていたりするので、はやくお迎えしてあげないとね!←

    読書記録を万年筆で

    読書と、書くことが好きなわたくしなので

    こういうブログを書いていると、楽しくって時間がどんどん過ぎていく…!

     

    万年筆で書くと、ノーストレスで書くことができますし、
    読書記録の時間もとても特別なものへと変化させてくれます。

     

    できることならば、部屋を掃除して、綺麗な状態で身も心も清めて、ほうじ茶を飲みながら…静かに書きたい読書記録。

    なかなかそこまではわたしもできないのですが、心を落ち着かせるルーティンとしてこれからも続けていきたいなと思う今日この頃でした。

     

    読書記録のおともを探したいかたは、ぜひIl Duomoをのぞいてみてくださいね♩

     

    万年筆の使い方・選び方に困ったら

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    Il Duomoでお取り扱いの万年筆 — 読書記録のおともに

    読書記録は毎日少しずつ書き溜めるもの。長く使える万年筆だと、読み返すときに「どんな1冊と過ごしたか」がより鮮明によみがえります。

    アウロラのペン(滑らかな書き味)
    レオナルドのペン(軽量で長時間)
    Il Duomoのショップで万年筆をみる

  • ペン先調整講座に参加してきました。レポ

    ペン先調整講座に参加してきました。レポ

    先日、東京で開催された、ペンドクターさんが講師の万年筆自己調整講座に参加してきました。

    この講座にはこれまでにIl Duomoとして計3回参加してきたのですが今回はコロナ明けで数年ぶり。

    ほかの受講者さんと同様、いち参加者として、ペン先について学びを深めました。

     

     

    10時半から17時半というがっつりっぷり!

    午前中は、万年筆の構造を学び、午後は実技として実際にやすりを使って調整をしていきます。

     

    万年筆の構造という点では、知っていることも多かったのですが
    その中で調整師さんだからこそ知っているあれこれのお話もたくさん聞けておもしろかったです。

    (ペン芯の違いとか、メーカーごと、年代ごとの違いなど)

     

    自己調整をする講座でしたので、プレピーやカクノを使って自分の角度に合わせたペン先にする、という目的でした。

    ただ、自分の角度に合わせると言っても
    どんな机で書くか、とか
    ノートの上のほうに書く、手前のほうに書く、だと角度も違ってくるので
    「インクが出やすいペンポイントの位置」・・・スイートスポットは複数あるとなお良い、
    ということで2点スイートスポットを作ってその点を滑らかにつなげる、ということまでやりました。

    さらには、ペン先のスリットが開きすぎていたときの対処、
    詰まりすぎていた時の対処、
    ペンポイントが食い違いを起こしていた時の対処…
    などまでも教えてくださいました。

    ペン先の材質などによっても金属の動きが違うので
    力加減はペン体を見ながらすこしずつやる必要があります。

     

    ペン先調整講座に参加してきました。レポ

     

    「ペン先調整も、ある程度までいくと、センスの壁があるんです
    同じ数だけ調整しても、ある程度までは伸びるけどどうしてもぶち当たる壁がある人もいる」

    という言葉が一筋縄ではいかない、万年筆というものの、アート性をあらわしているなと思いました。

    「ぼくたちは、ルーペだけでみるわけではありません。
    手の感覚や、紙をこする音などでも判断して、調整します」

    画一的な工業製品というよりかは、やはりアートというか、工芸品に近いものなような。

     

    実際に調整師さんが、他の受講者のかたの削ったペン先を添削しているところを見ましたが
    ヤスリをかけている動き自体がわたしたちとは全く違っています。

    手の動きが滑らかで、ペンポイントの形そのものといいますか、
    無作為性がなく、無駄がありません。

     

    私もスリット直しを確認してもらいましたが
    「あと気持~ち、ほんのすこ~しあがるかあがらないかくらい、左をあげてください」
    とアドバイスをいただき。
    ルーペで見るとほぼ揃っているのですが調整師さんの目を通すと食い違いがあるのね…と
    観察の難しさ、調整師さんのすごさをあらためて思い知りました。

     

    今回の自己調整講座では、

    イリジウム(ペンポイント)のルーペでの捉え方の精度をとにかく上げること、

    書き味の身体感覚を得ること、

    など、検品でペン先と向かい合うにあたって

    非常に重要なことを教えていただきました。

    さすがにここまで一日中ルーペを眺める経験はなかなかありません。
    目が疲れましたがシナプスがめきめきつながった気がしています。

    これを活かしてもっとよりよい検品を目指して精進したいと思います。

     

    さらには、ほかの受講者さんから「YouTube見てます」や「ホームページいつも見てます」と声をかけていただいたりと
    とってもありがたかったです。

     

    調整とはなんなのか…

    主催のペンサルーンさんのブログがとてもわかりやすかったので貼っておきます。

    万年筆を「調整する」とは

    講師の調整師さん、ペンサルーンさん、ありがとうございました!

     

     

    もし気になる方、ぜひペン先調整オプションをつけてご購入してみてください。

    日本屈指のペンドクターによるペン先調整。きっと素晴らしい体験が待っています。
    ※Il Duomoでご購入されていないペンのペン先調整オプションのみのご注文はできません。

     

    余談…

    帰り道、あまり時間がなかったのですが
    ちょっとルートを変えて古書店の通りを通って帰りました。
    久しぶりの東京で田舎から出てきたわたしは駅で人の波に乗るので精一杯だったのですが(電車がめっぽう苦手)
    古書店の並びを見るとかなりほっとして、じんわり。
    茶色い背表紙の並びは、田舎の古民家と通じるものがありほっとします。
    無事に岐阜まで帰れました。

     

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  • ヨーロッパと万年筆のかかわりと歴史|コロナ禍後の万年筆のゆくすえ

    ヨーロッパと万年筆のかかわりと歴史|コロナ禍後の万年筆のゆくすえ

    ヨーロッパと万年筆のかかわりと歴史|コロナ禍後の万年筆のゆくすえ

    ご存知の方も多いかもしれませんが、
    ヨーロッパと万年筆のかかわりはとても深いものがあります。
    ヨーロッパの多くの国では、小学校のときから万年筆を授業に使います。

    その関係で、大人になってからのユーザー数の割合は統計が出ていませんが、
    日本よりは万年筆ユーザー割合が多いだろうと考えられています。

    ヨーロッパでの万年筆の立ち位置

    アメリカやイギリスで生まれて進化してきた万年筆。
    やはり、西洋での文化が発達しています。

    イタリアでもユーザーが多いのは同様で、多くの親たちは
    子どもが進級したり、就職する際に万年筆をプレゼントするとのこと。
    クリスマスプレゼントにも万年筆はポピュラーだそうです。

    最初驚いたのですが、
    クリスマスの時期になると
    町の万年筆屋さんの前には人だかりができるほど
    プレゼントに求める人が多いのだとか。
    もちろんコロナ禍以前の話なので
    いまはオンラインで買う方も多いとは思いますが…。

    万年筆画像

    日本でも昔は就職祝いに万年筆、というのは定番だったと聞いていますが
    ボールペンと電子メール、携帯電話の普及の波に押されて万年筆ユーザーが少なくなっていきました。
    ヨーロッパでももちろん、打撃は受けたはずなのですが
    なぜあまり廃れなかったのでしょうか。

    わたしの推察ですが、理由の一つには、もともと筆文化だった日本と、
    つけペン文化が根付いていたヨーロッパの違いにあるかと思います。
    つけペン文化から発明された万年筆に自然に移行したヨーロッパでは、
    現代でも小学校で万年筆を使うわけで
    自然と「大人になったら良い万年筆を」となるわけです。

    が、筆から突然まったく違うつけペンや万年筆の文化を明治時代に受け入れた日本では
    万年筆は一般市民の意識下では「近代化のしるし」「贅沢品」のままであり、
    「必ず持つべきもの」という文化にはならなかったのでしょう。
    (筆と硯は、学校で必ず買いますが…)

     

    ヨーロッパと万年筆のかかわりと歴史|コロナ禍後の万年筆のゆくすえ - 関連画像2
    呉竹 万年毛筆

    (余談ですが、こんな「万年毛筆」なるものも日本には存在します。
    最近、若い子が万年毛筆を使っているのを見て、「そ、そっちか~い!」と驚きました。
    でも、日本文化の保存という観点から見ても万年毛筆はとても良いですよね。)

     

    先ほど書いたように、一度は廃れるかのように見えた万年筆。
    ヨーロッパでは、いくら万年筆を小学校で使うと言っても、
    やはり生産数は下がっていたようです。
    しかし!2000年代に日本でもヨーロッパでも同様に(つまり世界中で)
    万年筆のリバイバルが起きました。

    手書きっていいよね!万年筆ってかっこいいよね!というリバイバルです。
    そしてリバイバル以降は特に、
    万年筆は書く道具という実用的な使い方以外に、
    ファッションとしての意味合いを強くしました。

     

    1000円~3000円台のカジュアル万年筆が増えたり、
    女性向けのかわいい/綺麗な万年筆が登場したり。

     

    万年筆はより身近なものとして、リバイバルを遂げたのです。

    コロナ禍での万年筆の立ち位置

    レオナルド ピエトラマリーナ
    レオナルド モーメントゼロ ピエトラマリーナ 万年筆 

    日本でも世界でも、コロナ禍にはいってすぐ、万年筆ブームが起こりました。

    「おうち時間」のニーズの急増で、

    「自分の人生を振り返りたい」という方や
    「書写を楽しみたい」という方が全世界的に増えたのです。

     

    また、外に出られなくなって、ネットフリックスやネットサーフィンにも飽きた…という人々が

    「身体的感覚」を求めて、より五感を刺激される体験を、ということで万年筆に興味を持った、ということもあると思います。

     

    万年筆は、コロナ禍での人々の癒しの存在となっていたのですね。

     

    しかし日本においては、実は2020年は万年筆プチブームがあったのですが、
    2021年、2022年は興味が少し薄れたようです。(Googleトレンドからの仮説)

    しかしながらヨーロッパでは2023年になっても万年筆ブームは衰えることなく、むしろ2000年代前半の人気を取り戻しつつあります。

     

    これも、もともと万年筆を使う土壌がヨーロッパ文化圏にあったから、と考えるのが自然です。

     

    日本では、万年筆ブームからのインクブームはそのまま定着し、ガラスペンなどがかなりの地位に立っているように思えます。
    (これもGoogleトレンドから。)

     

    日本では円安の影響で万年筆もかなりの値上げがありましたので、いったん万年筆よりは安価で

    いろいろなインクが試せるガラスペンに興味が移っているのか、どうなのか。

     

    ただ、持ち歩きができて丈夫で、独特の筆記感が楽しめる万年筆は、次の100年も残っていくのではないかな~と思っています。

     

    万年筆は個体差という揺らぎがあり、
    握り方や角度、筆圧によってひとりひとり使い心地が違うという
    他の文具とは比較できないほどにユニークな、とても変わったパーソナルな道具です。

    「大人になったら、1本持っておくと良いよね」
    という時代が日本にも来たらいいなと夢見ています。

     

    万年筆で読書記録

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  • Il Duomoからの手紙のバックナンバーを公開します

    Il Duomoからの手紙のバックナンバーを公開します

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

     

    2017年から続けてきたIl Duomoですが、
    不定期でIl Duomoからの手紙というおたよりを作っていました。

     

    ペンやインクなどをご購入された方にはおたよりを基本的には同封させていただいておりました。

    A4用紙片面の短い文面ですが、1.5か月に1回くらいで更新しておりまして、2022年8月にはなんとVol.38に!

     

    以前はペンの紹介を右側に書いていたのですが
    ペンのカタログを別で印刷することになって右側が空いてしまったので
    趣味の読書の紹介をしようと思い立ちまして、
    (万年筆が好きな方は、本が好きな方も多いのではないでしょうか?私調べ)
    書評と言うほどのものでもないですが
    おすすめ紹介文を書いています。

    読書してきたなかでも、イタリアや海外などに関連する本を主に紹介しています。
    この本棚シリーズも早やVol.14…感慨深いものがあります。
    読書と万年筆って、「しみじみする」ところが似ているなと思います。

     

    全然たよりの号数や周年のキリがいいわけではないのですが、
    最近ふとIl Duomoからの手紙のバックナンバーを公開していこう!と思い立ちました。

     

    というのは、ペンの比較などいろいろとためになるコラムを書いているのに
    ご購入者様しか読めない、
    それはいいのですが、毎月毎月ペンを購入される方も少ないですから
    読んでいただく機会が少ないなあと思ったのです。

     

    というわけで、直近の号をご紹介しますので
    よろしければダウンロードか、
    画像を指でぴぴっと拡大していただいてお読みください。

    Il Duomoだより イルドゥオモ

     

     

    Il Duomoからの手紙のバックナンバーを公開します

     

     

    Il Duomoからの手紙のバックナンバーを公開します - 関連画像2

    こうやって振り返ってみますと、
    商品登録やメルマガなど合わせるとかなりの文章量を書いてきたのだなあ…と。
    しかしいまだに書きたいことはたくさんあります。
    今年も残り半分はとうに過ぎておりますが、
    今年の目標として「地域」や「文化」「アナログ」などに根差した
    ZINE(ちいさな雑誌)を作りたいなと思っております。
    そこから見えてくるものが、たくさんありそうで。
    またこちらの「Il Duomoからの手紙」のバックナンバーは気まぐれに公開していきたいと思いますので、
    その際はぜひ読んでみてください!

    あわせて読みたい

    万年筆を選ぶ参考になる、字幅・ペン先解説記事はこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    万年筆ブランドや代表モデルにご興味のあるかたはこちらもどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)
    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

    万年筆の使い方・選び方に困ったら

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  • 万年筆が気になったら…読む本おすすめ7選

    万年筆が気になったら…読む本おすすめ7選

    もともと本を読むのが好きな私。
    万年筆に興味を持ち始めてから何冊か万年筆に関する本を読んできました。

     

    インターネットは気になったときにすぐ検索できて便利。
    しかし知りたいことはわかっても、そこから広がりにくいんですよね。

     

    例えばですが、万年筆の吸入方法が知りたいな、本を開くと合わせてインクの種類や洗浄方法や紹介されていることも。
    インクについて知りたかったけど、素敵なノートの使い方に出会える!ってことも。

    思いがけない情報に出会うことができるので、万年筆初心者さんには特に本をおすすめしたい!

     

    今回はIl Duomo店長が実際に読んで、これはいいな!と思った本をご紹介します。

     

    趣味の文具箱

    2021年1月号 枻出版社

    こちらの趣味の文具箱はマニアから万年筆沼へ足を踏み入れたばかりの方まで幅広くおすすめしたい雑誌です。
    以前は㈱枻出版社から出版されていましたが、2021年1月号を最後に趣味の文具箱を含む出版事業は㈱ヘリテージへ事業譲渡されました。

     

    実はこの枻出版社での最後の号にIl Duomoも載せていただいたんです!
    個人的にも読んでいた雑誌だったので感無量。
    “美軸が欲しい”の特集でレジンのゆらぎが美しい下記3種の万年筆と共にご紹介いただきました。

     

    スティピュラ アダージョ ダウン・イン・フィエゾーレ

    スティピュラ アダージョ stipula adagio

     

     

    スティピュラ エトルリア マグニフィカ ミエレセルバーティコ

    スティピュラ エトルリア マグニフィカ ミエレセルバーティコ

     

     

    アルマンドシモーニクラブ オジヴァメディオ ブルールーセンスオジヴァメディオ

    オジヴァメディオ アルマンドシモーニクラブ Armand SimoniClub odiva medio

     

     

    この雑誌は実物大の写真がちょこちょこあるので手に取るイメージがしやすい!
    Il DuomoのショップやこのIl Duomo Magazineでもできる限り万年筆の情報を詳しくわかりやすくと心がけていますが、このあたりはやはり雑誌には敵いませんね。

    再出発された趣味の文具箱さんもぜひ!↑

    私は毎号もちろん買っていますよ~。

    INK 万年筆インクを楽しむ本 (エイムック 4617)

    こちらはインク沼初心者さんにおすすめ。
    いわゆる入門書のようなムック本です。
    インクに特化した本ではありますが、基本的な万年筆とインクの知識、吸入方式や洗浄方法などもわかりやすい絵とともに解説されています。

     

    国内外問わず、2,000色のインクを主にメーカー別で掲載。
    問い合わせ先や購入できるサイトのURLも合わせて紹介されています。
    海外製インクの中には大手ECサイトでは購入できないものもあるので、どこで手に入るかわかるのは嬉しいですね。

     

    付録の”色相で見るインクの色分布 700色”で似た色の比較ができます。
    ただ、ちょっと分かりづらいかも・・・。
    微妙な色の違いを確認したい!という方にはこのあとに紹介する「美しい万年筆のインク事典」のほうがおすすめです。

     

    ・インク見本帳作り
    ・カリグラフィー
    ・カラーインクで書写
    ・イラスト

     

    など、インクを楽しんでいらっしゃる方の実例も掲載されています。
    カラーインクは用途が幅広いのが魅力。
    沼にハマる方が多いのも頷けます。

     

    【コラム】インク沼にいるあすかさんに、インクと万年筆との付き合い方を聞いた

     

     

    美しい万年筆のインク事典 単行本(ソフトカバー)

    インクのカタログのようなこちらの本。
    700色ものインクが掲載されています!

     

    この本の何がいいって、微妙な色の違いを比較することができるんですよね。
    同じ赤でも朱色、あざやかな赤、ワインレッドなどとても細かく分類されています。

     

    このインクと比べるとあちらは深みのある色だなとか、色の違いがほとんどないなら使い慣れているこのメーカーのインクにしようかなとか。
    そういった選び方ができるわけです。
    万年筆で書いた線だけでなく、ベタ塗りした写真も掲載されているので色の違いがわかりやすいですよ。

     

    この本に載っているインクはすべて、入っている瓶の写真も合わせて紹介されています。
    個性的な形をした瓶が結構あって、これは集めたくなっちゃう・・・!

     

    カタログのようにパラパラとめくってお気に入りを探すのが楽しい本です。
    私も読みながら気になるインクをメモしていったら、結構な数になってしまいました(笑)

     

    そしてなんと新作が2021年に発売!こちらは和の色を楽しむというコンセプトで、

    繊細なやまとの色が収録されています。↓

    万年筆クロニクル

    こちらは、図書館で出会った本です。これが図書館に置いてあるなんて、なんてラッキーだったのでしょう。

     

    すなみ まさみち  (著), 古山 浩一  (著)

    万年筆の歴史から、昔のポスターまで、萌えポイントがたくさんの万年筆博物館のような名本です。

    特にクラシックなペンの情報は、なかなか見つけづらいので、この本で学べることも多いでしょう。

    冷静と情熱のあいだ…といいますか、

    万年筆にかける情熱と冷静な分析と膨大な知識によってできた本です。ちょっとマニアックですが、初心者の方でも万年筆画家の古山さんの素晴らしい絵を見て楽しめるはず。

    これから手に入りにくくなってくると思われます。

    万年筆ラクガキ講座

    こちらは万年筆画家・絵本作家のサトウヒロシさんの本。
    万年筆というと字を書くイメージのほうが強いのですが、絵も描けちゃうんです。
    描いてから水筆でぼかすことによって、水彩画のようなやさしいタッチの絵になります。

     

    「絵は苦手・・・。」という方も構えなくてOK!
    歪んだ線やいびつな形を水筆でぼかすことで逆にそれが味になります。
    線や丸、四角など単純な図形の描き方から教えてくれますよ。

     

    私もこちらの本参考に描いてみました!
    《万年筆ラクガキ講座》を参考に、万年筆イラストに挑戦してみた

     

     

     

    万年筆とインク入門

    (エイムック)

    こちらは入門書、という感じなので

    本当に初心者さんにおすすめです。

    基礎的なところは網羅しているので安心です。

    万年筆の教科書 (玄光社MOOK)

    こちらも入門書ともいえるムックになります。

    すでに廃番となっている商品もたくさん載っていますが、

    こんなペンがあったんだ~と歴史を感じることもできます。

    まとめ

    たくさん紹介しましたが、気になる本はありましたでしょうか?

    やはり枻出版社さんの本が多くなってしまいました。

    さすが、文具愛の強い趣味の文具箱編集部さん、情報を網羅されてますね。

     

    万年筆やインクの写真が多く掲載されている本は見ているだけでワクワクしてしまいます。

     

    ネットで情報を探すのも良いでしょう。
    でもこれから万年筆の知識を深めていきたいな、という方はそれに加えて本や雑誌も何冊か読んでみると新たな発見があるかもしれませんよ!

     

     

    ネットで万年筆を買うって不安・・・という方。
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  • 【万年筆おすすめ】一生もののペンの選び方とIl Duomo店長厳選6本

    【万年筆おすすめ】一生もののペンの選び方とIl Duomo店長厳選6本

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「万年筆のおすすめが知りたい」「どうせなら一生使える1本を選びたい」というご相談を、Il Duomoでもよくいただきます。
    わたし自身も「一生のパートナーにしたい!」というペンに出会うべく、いまだに探し続けている日々です。

    結論からお伝えすると、一生使えるかどうかは「メーカーの息の長さ」「定番モデルかどうか」「軸の頑丈さ」の3つを見れば、ほぼ判断できるかなと思います。
    そのうえで、Il Duomoが自信を持っておすすめする厳選6本がこちらです。

    1. アウロラ オプティマ — イタリア最古メーカーの定番、サリサリ系
    2. ペリカン スーベレーン M800 緑縞 — 世界トップ品質・飽きが来ない
    3. モンブラン マイスターシュテュック 149 — 大振りなニブの王道
    4. ビスコンティ ホモサピエンス — 玄武岩素材で意外に軽くて丈夫
    5. ASC ボローニャメディオ — セルロイド職人技
    6. モンテグラッパ エキストラ — 純銀925+ガチニブ

    それぞれ、なぜおすすめなのかをこれから詳しくお話していきますね♪

    一生ものの万年筆が欲しい!

     

    万年筆に魅了され、何本か買い足しているうちにそういった考えにたどり着く方は少なくないはず。
    私もそのひとりです。
    ただ、残念ながらまだ「一生のパートナーにしたい!」というペンには出会えていません。

    (万年筆ショップ店長の特性なのか?諸事情で行く当てのなくなってしまった子をお迎えすることがしばしば…
    それもまた、よい出会いですが☺)

     

    もちろん素敵な万年筆はたくさんあります。
    しかし、デザインや書き心地が自分好みだからといってイコール一生ものの万年筆にできるかというと残念ながらそうではないんですよね。
    “長く使うことができる万年筆なのか”これが最も重要!

     

    今回は一生ものにできそうな万年筆の選び方、そして長く使い続けるためのコツをお伝えします。

     

    万年筆は”万年”使える?

    “万年筆”という名前から、「丈夫で100年200年と使えるのでは?」なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
    確かに中には100年以上前のビンテージペンも存在します。
    しかし、そういった万年筆は稀です。

     

    大抵の万年筆は5年10年20年と長く使い続けているとなにかしらの不具合が出てきます。
    クリップが曲がった、フローが悪くなった、キャップにひびが入った、ペン芯が詰まった、
    軸に亀裂が入った、ニブが曲がった、吸入機構が壊れた、尻軸が外れた…などなど。

     

    その時点で修理ができればいいのですが、部品の在庫が尽きていたりそもそもメーカーが倒産していたり・・・。
    そうなってしまってはもう壊れたまま使うことができません。
    となると、とても万年使えるとは言い難い筆記具です。

     

    万年筆の名前の由来は諸説あり、
    万年使えるほどの…という直接的な意味もありますが
    万年には「いつでも」という意味もありますので、
    いつでもどこでもインクが出てくるペン、と考えたほうがいいでしょう。

     

    購入するときの選び方やその後の取り扱い次第で万年筆の寿命は変わってきます。
    万年筆ならなんでも丈夫で長く使える!というわけではないんですよね。

     

    ちなみに・・・
    英語で万年筆はFountain Pen、直訳すると泉のペンです。
    泉が湧き出てくるようにインクが出てくることからこういった名前がつきました。
    そう、英語では<長く使える>といった意味は含まれていないんですよね。

    一生もの万年筆の探し方

    一生ものの万年筆を選ぶにあたり、チェックしていただきたいポイントが3つ。
    ご自身が使いやすく気に入ったものであることも重要ですが、加えてこれらもおさえているか確認してみてくださいね。

     

    1.息の長そうなメーカーから選ぶ

    万年筆が壊れた!そうなった際に、箇所によってはメーカーへ修理を依頼することになります。
    もしもその時、すでに会社が倒産していたら・・・?
    凄腕の万年筆職人さんを探せば直していただけることもあるかもしれませんが、そのまま諦めることになることも…。

     

    まだまだ使いたいと思ってたものがダメになってしまうのって悲しいですよね・・・。
    長く使いたいと考えている万年筆であれば、アフターフォローについても購入前に考える必要があります。


    最近立ち上がったばかりのメーカーよりはモンブランやペリカン、アウロラなど息の長いメーカーから選ぶのがおすすめ。

    歴史があり、すでに根強いファンが多くいるメーカーのほうが今後も続いていく可能性が高くなりますよ。

     

    2.定番・人気の商品なら修理も

    メーカーを絞ったら次はその中からどう選ぶか、ですね。
    私がおすすめしたいのは、できるだけ人気・定番の万年筆。
    逆に特殊な部品を使用している万年筆は避けたほうが良いでしょう。

     

    例えばたまに発売されるペン先のとても小さいもの。
    こういった特殊なものは何年も経つと、替えのパーツが尽きている可能性大。
    壊れたらもう二度と直すことができなくなってしまいます。

     

    人気・定番の商品であれば多く作られる分、部品も残りやすくなります。
    先程のメーカー選びのときと同様、のちの修理のことを考えるなら今後も生産し続けてくれそうな万年筆を選んだほうが良いですね。

     

    3.頑丈に作られているか

    軸が丈夫にでできているか、というのも確認してほしいポイント。
    ちょっとぶつけただけでパーツが外れてしまったり、軸のレジンが著しく劣化してしまったりしては困りますよね。

     

    例えばわかりやすいところでいくと、
    コンバーター/カートリッジ両用式の場合、
    胴軸と首軸をくっつけるネジ部が金属だと、劣化・破損しにくいということがあります。

     

    それと軸に使われている素材はチェックしてほしい!
    熱・紫外線に弱い素材はそれらにさらされると変形・変色しやすいんです。

    基本的には安いアクリル樹脂よりも、高級なレジンのほうが劣化しにくいです。

    (たとえば100均のUVレジンでなにかものを作ると、すぐに割れたり変色したりします。それとおなじように樹脂にもランクがあります。)

     

    セルロイドやエボナイトは紫外線に弱いので、一生ものではない?と思われがちですが実は取り扱いによっては100年以上持ちます。

    たまにヤフオクなどで100年前のエボナイトのペンが出品されていて、とても綺麗なのに驚きます。

     

    紫外線や熱、湿気を避けてお手入れをしっかりすれば、長持ちしますが
    長持ちさせるには、そのお手入れ習慣をずっと続けていく覚悟が必要です…!

     

    金属軸は頑丈ですが酸化・硫化がありますので、これもそれなりに手入れが必要です。

     

    木軸は、湿気や紫外線に弱いです。私としては、木軸に関しては国産の木が日本の気候に合っていておすすめです。
    ただ、最近では湿気対策がきちんとされている住宅も多いので、あまり気にしなくてもいいかもしれません…。

     

    長く使うためには購入後の扱い方も気をつけて

    長く使い続けるためには日々の取り扱い方にも注意が必要です。
    雑に扱っていると万年筆の寿命を縮めてしまう恐れが・・・!

     

    洗浄をしっかりと行う

    Il Duomo店長としては、月1回は洗浄行うことをおすすめしています。
    長期間使わない場合はインクを抜いて洗浄してから保管してくださいね。
    インクを長い間入れっぱなしにしておくと詰まってしまいます。
    更に放っておくとニブが腐食してしまう恐れも・・・。

     

    洗浄方法はこちらを参考にどうぞ!

     

     

    インクをあれこれ入れ替えない

    余計なトラブルを避けるためにはメーカー純正のインクを使い続けるのが一番。
    様々なインクを入れ替えて楽しめるのは万年筆の魅力のひとつですが、本来メーカーはそういった使い方は避けるよう忠告しています。
    万年筆と相性が悪いとパフォーマンスが悪くなったり、インクが詰まってしまう可能性があるからです。

     

    先程月に1回は洗浄を、とお話しましたが「どうしても別のインクが使いたい!」というときはその都度丁寧に洗浄してくださいね。
    前のインクが残っていると混ざってしまい、これが詰まりの原因になります。

     

    長く使い続けたい万年筆に入れるのは、普段使いしやすいこのインクだけ!と決めるのが良いかもしませんね。
    様々なインクを楽しみたい場合はそれ用に別の万年筆を用意するのが良いでしょう。

     

    手の脂は拭いてから保管を!熱や紫外線にも要注意

    手の脂がつくと軸の素材の劣化原因に。
    万年筆を使う前には手を清潔な状態にしてくださいね。
    使い終わったあともセーム革やメガネを拭くようなクリーニングクロスでやさしく拭きましょう。
    指紋も綺麗になるので、次回も気持ちよく使うことができますよ。

     

    セルロイド製の万年筆の場合は熱や紫外線にも注意。
    陽の当たる場所に置いておくとあっという間に変形してしまうことも・・・。
    使わないときは暗所にしまう癖をつけたいですね。

     

    Il Duomo店長厳選!一生ものにできそうな万年筆

    では、ここで一生ものにできそうな万年筆を挙げていきたいと思います。

     

    アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

    アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen

    やはりおすすめなのがアウロラの定番品、オプティマシリーズ。

    アウロラ オプティマというと「ぼきっと折れる?」と問い合わせがきたりしますが、
    負荷をかけないように使用すればよほど大丈夫。(キャップをきつく締めないなど)
    Il Duomoではお手入れ方法や取り扱い方法の資料をお付けして発送しています。

    書き味はアウロラ独特のサリサリ感。「なめらか」というより「気持ちのいい抵抗感」がある独特の研ぎで、合うかたにはたまらない1本です。
    個体差もありますので、Il Duomoでは1本ずつ検品して、書き味を確認した上でお届けしていますよ。
    2026年5月1日時点で、アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆が89,800円〜の取り扱いです。

     

    ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

    ペリカン スーベレーン M800 緑縞 万年筆 Pelikan Souveran M800 Green & Black Fountain Pen

    ペリカンのスーベレーンシリーズはどれもおすすめですが、
    緑縞は定番品としておそらく今後もしばらくはあるモデルでしょう。

    M800は大きさ、書き味含め飽きが来ず一生使えるペンと言えると思います。

    ペリカンの書き味は世界トップ品質、全体的なバランスの良さで語り尽くされています。
    緑縞のシリーズはペリカンの顔とも言える定番中の定番なので、修理パーツの心配もまずありません。「一生もの」を選ぶなら、これ以上の安心感はないかなと思います。

     

    モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

    モンブラン マイスターシュテュック 149 レッドゴールド 万年筆 Montblanc Meisterstück 149 Red Gold FP

    モンブランと言えば!149、というほどに有名なモンブランのマイスターシュテュック149。
    大振りなニブ、どっしりしたデザイン、使い込むほどに愛着が湧く素晴らしいモデルです。

    149の魅力は、何と言っても大振りな18金ニブと、どっしりとしたバランス。
    重めなので最初は持ち疲れするかもしれませんが、使い込むほどにしっくりなじむ1本です。世界共通のステータスペンとして、贈答品にも選ばれ続けているモデルですね。

    ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

    ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 Visconti Homo Sapiens Bronze Fountain Pen

    ビスコンティのホモサピエンスシリーズももはや定番といって良いと思います。
    玄武岩ということで耐久性が不安な方も多いかもしれませんが、意外に軽くて丈夫です。

    イタリアは石の文化で、町のいたるところ、ありとあらゆるものが石で作られています。
    そういった文化の違いを形作る素材の楽しみもあるペンと言えるでしょう。

    書き味はビスコンティ18Kの細長く鋭利な感触。他のメーカーでは見られない独特の書き味で、王道ではないけれど気に入って何本も使われるかたが多いペンです。
    2026年5月1日時点で、ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆が134,800円〜のラインナップです。

    アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

    アルマンドシモーニクラブ ボローニャメディオ グリージョぺルラ セルロイド ゴールドトリム 万年筆 ASC Bologna Medio Grigio Perla Fountain Pen

    ASCはまだ歴史が浅いブランドではありますが、セルロイドのペンということで
    こちらを挙げておきます。

    イタリアはセルロイドの産地としても有名で、
    セルロイドメーカーはひとつひとつのセルロイドに1-3年というかなりの時間をかけて
    製作に取り組んでいます。

    一生残したいペンといえます。

    ASCはオマス(2016年廃業)の後継メーカーで、オマス時代のセルロイドのデッドストックを使ったペンも作られています。
    書き味はサリサリ感+ふわふわ感(マジックフレックスニブ)。万年筆に少し慣れたかたへの2本目以降としておすすめですよ。

     

     

     

     

     

    モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

    モンテグラッパ 限定生産品 エキストラオットー ラピス 万年筆 Montegrappa Extra Otto Lapis

    こちらはスターリングシルバーでクリップやキャップリングが作られています。

    銀細工が得意なモンテグラッパならではのペンです。
    シルバー925の場合、磨けば輝きがずっと続きますし、銀自体の価値もあります。

    また、エキストラ1930やエキストラオットーはセルロイドが使われていることが多いのですが
    これも優秀なセルロイドで、しっかり手入れすれば長持ちします。

    ニブも安定感のあるガチニブなので、長くお使いいただけます。

    モンテグラッパの銀細工は本当に素晴らしくて、磨けば磨くほどに輝きが深まります。シルバー925は銀自体に資産価値もあるので、孫の代まで残してあげられるペンですね。
    ニブはガチニブで安定感抜群。書き味の癖は少なめなので、装飾美と書きやすさの両立を求めるかたに向いています。

     

    よくある質問 (万年筆おすすめ)

    Q. はじめての万年筆におすすめはどれですか?

    「一生もの」を最初の1本にすると敷居が高いので、まずは国産のパイロット カスタム74か、ラミー サファリのような手の届きやすい定番から始めるのがおすすめです。
    そこから書き味の好みが見えてきたら、本記事の6本のような長く愛せる1本をお迎えしてくださいね♪

    Q. 6本の中で、女性に人気なのはどれですか?

    美しさと書きやすさのバランスでいうと、アウロラ オプティマ(小ぶりで持ちやすい)とビスコンティ ホモサピエンス(玄武岩のマットな質感)が女性のかたに人気です。
    モンテグラッパ エキストラの銀細工も、ジュエリーのような輝きで素敵ですよ。

    Q. 価格はだいたいどれくらい見ておけばいいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしているモデルの参考価格は、

    • アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆 (89,800円〜)
    • ビスコンティ ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 (134,800円〜)

    などです。ペリカン スーベレーン M800、モンブラン 149は各メーカー公式サイトでご確認くださいね。

    Q. メンテナンスは難しいですか?

    月1回の洗浄と、紫外線・湿気を避けた保管ができれば大丈夫です。
    セルロイドやエボナイトといった希少素材は紫外線に少し弱いので、暗所のペンケースに収めてくださいね。
    個体差もありますので、心配なときはIl DuomoのLINE@でご相談いただければお答えします。

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがありますので、最新価格は商品ページをご確認ください。

    まとめ

    「これなら一生使えます!」と断言できる万年筆は残念ながらありません。
    ただ、選び方や日々の取り扱いによって長く使い続けることは可能。
    丁寧に扱えば孫の代まで使えるかも!?

     

    すでにコレだ!という万年筆をお持ちの方もいらっしゃるんでしょうね。
    皆さんがどういった理由で選んだのかも気になるところです。
    私も引き続き、一生ものの万年筆を探していきます!

    一生ものを探すのは、終わりのない楽しい旅でもあります。
    気になる1本があったら、ぜひIl Duomoまでお声がけくださいね。検品してご納得いただいた状態でお届けします♪

    ▶ Il Duomoのショップで万年筆を探す

    あわせて読みたい

    「一生もの」を選ぶときに参考になる、各ブランドの詳しい記事もあわせてどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ
    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較
    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    万年筆の基礎(吸入方式・ペン先素材)について知りたいかたはこちらをどうぞ。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

     

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    ▼ あわせて読みたい

  • 万年筆と手帳との相性を研究する!【1日1ページでおすすめの手帳】

    万年筆と手帳との相性を研究する!【1日1ページでおすすめの手帳】

    万年筆と手帳には相性があるってご存知ですか?
    好みなデザインの手帳を買って、お気に入りの万年筆で書こう!と思っている方は注意が必要です。
    普通のノートに万年筆で書いてみると・・・.

     

    万年筆インクがノートで裏移りする画像

    ↑最後の段の123はそれぞれ線を重ねた回数を表しています。

    万年筆インクがノートで裏移りする画像

    ↑インクが濃い部分は特に染みてしまいます。

     

    万年筆はインクの水分が多いため、このように裏側までインクが染み透ってしまうのです。
    こういった状態を”裏抜け”と言います。
    染みてきた側に書くと読みづらくなってしまいますよね。

     

    万年筆と相性が良い手帳を探す上でまず大切なのは「裏抜けしにくい紙が使われていること」だと言えます。
    そして万年筆は「インクフローが良すぎず、細い字幅のもの」が良いでしょう。

     

    万年筆も手帳も、せっかくなら気持ちよく使い続けられるものを手にしてほしい!
    これから万年筆と共に手帳生活を、と考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

    手帳に書くなら字幅の細い万年筆がおすすめ

    手帳用の万年筆を用意する場合は細い字幅で、インクフローが良すぎないものをおすすめします。
    日本で売られている手帳、開いてみたことはありますか?
    書く項目が多い上に、方眼が細かいんですよね。

     

    ここに字幅の太い / インクがどばどばと出てくるタイプの万年筆で書くとどうなるでしょう。
    字はつぶれ、書いているうちにこすってしまって気づけば手帳はぐちゃぐちゃに・・・。



    スッキリと見やすい手帳にするためには字幅選びとインクの出具合はとても重要です。
    ニブは国産であればEFもしくはFが手帳を書くのに適していると言えます。
    海外製であればEF。

     

    ただ、海外の万年筆は「EF表記なのに、書いてみたらFくらいの太さだった!」なんてこともあるので注意が必要です。
    買って書いてみないとわからない、というのは不安ですよね。
    Il Duomoにお問い合わせいただければシリーズ・メーカーの傾向などもお伝えできますのでお気軽にご相談くださいね。

     

    手帳に不向きな万年筆を使うならブロッターを使用してみては?

    「手帳との相性はイマイチでもお気に入りの万年筆を使いたい!」という方はブロッターを使用してみてはいかがでしょう。
    ブロッターとはいわば”インク吸い取り器”。

     

    万年筆で書いた文字の上に押し付けると余分なインクを吸ってくれます。
    ブロッターを使ったあとであれば手でこすっても擦れません。

     

    動画で観ていただくと、どういったものかわかりやすいです。
    ポストカードを利用した手作りのブロッターもご紹介していますよ!

     

     

    ただ、書くたびにブロッターを使うのは手間がかかる!という方もいらっしゃるのでは。
    加えて、美しいインク溜まりも吸い取られてしまうことに・・・。
    こういった点もふまえて、日記を書くのに使う万年筆を選んでみてくださいね。

     

    気になる裏抜けと書きやすさ。3種類の手帳を比較してみた

    手帳を買いに行こう!と出かけて行っても、いざ売り場につくと種類が多すぎてどれが良いのかわからない・・・そんな声をよく聞きます。
    手にとってパラパラとめくっただけで万年筆との相性の善し悪しを見分けるのは至難の業です。

     

    厚い紙なら大丈夫でしょ~と書いてみると意外と裏抜けしたり、逆にそれより薄い紙のほうが綺麗に書くことができたりする場合があるんです。
    こういうものは、インクが裏抜けしないように特殊に作られている紙です。
    紙って奥が深い・・・!

     

    万年筆と相性が良い手帳。
    すなわち裏抜けしないか、書きやすさはどうか。
    以前Il Duomo店長が実際に書いて、万年筆と相性が良い手帳を調べてみたのですが
    今回はその中から特におすすめしたい3種をご紹介します!

     

    ほぼ日手帳

     

    1冊目は殿堂入りともいえるでしょう、ほぼ日手帳。
    こちらはトモエリバー(手帳用)という万年筆との相性が非常にいい紙を採用しています。
    薄くてめくりやすく、軽いので持ち歩きたい方にもおすすめ。

     

    裏移り 手帳ほぼ日手帳

    裏移り 手帳ほぼ日手帳

     

    「薄い紙ってにじみやすいのでは?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、裏側を確認してみてもインクは染みていません。
    何か書いてあるということはわかるものの、気になるほどではないかな。

     

    さすがトモエリバー、発色もいい感じです。
    しっとりした紙質も良いですね。
    触った感じとしては、「辞書みたいなとろり感」です。
    クリーム系の色合いも優しくて好きです。

     

    中身も少しご紹介しましょう。

    1日ページの構成
    ・月の満ち欠け
    ・今年に入って何日目なのか
    ・旧暦
    ・名言
    ・今月の小さなカレンダー
    ・TODOリスト
    ・フリースペース(24時間の時間軸)

    書くスペースに加えて、様々な情報が毎日記載されているのがこの手帳の楽しいところ。

     

    フリースペースが広くとられているので、様々な使い方ができます。
    書くだけでなく、映画の半券やレストランのショップカード貼り付けて記録するのも良いですね。

     

    ほぼ日手帳は、とっても人気なので「ほぼ日手帳文化」とも言える、
    ほぼ日手帳を利用したさまざまな使い方を、使い手さんたちが日々SNSにUPしています。

     

    #ほぼ日手帳 でインスタグラムを覗きますと
    とんでもない世界が広がっています。

     

    ジブン手帳

    続いてジブン手帳。

     

    裏移り 手帳ジブン手帳

     

    ほぼ日手帳のトモエリバーに比べると、書いたときにザリっとした抵抗感があります。
    この手帳で採用されている紙はコクヨが独自に開発したTHIN PAPER。

     

    ・裏抜けしにくい
    ・薄くて、軽い
    ・しっかりしていてヨレにくい

    こういった特徴があります。
    薄いと言えどトモエリバーより厚い紙で、裏抜けはほとんど気になりません。

    なんというか、質実剛健なコクヨ!という感じの信頼性の高い紙になります。

     

    裏移り 手帳ジブン手帳

    もちろん裏移りはありません。トモエリバーよりも少し厚いからなのか?透けも少ない気がします。

     

    書きやすいですし、発色も◎。
    とても優秀な紙と言えます。

     

    こちらの手帳は細かくログをつけたい方、もしくは手帳を始めたいけどどう活用したらいいかわからないという方におすすめです。
    とにかく書く項目が多い!
    たっぷりと手帳時間をとれる人向けです。

     

    書く項目が細かく決められているということはつまり、自由度が低め。
    私のように「どんなことを書こうかなー」と自分で使い方を考えたい人には合わないかな。

     

    EDiT

     

    こちらの動画で紹介している1日1ページ手帳はNEO AGENDAⅡ for EDiTという紙です。
    裏抜けはせず、なめらかで書き心地が良いのが特徴。
    様々な手帳に試し書きをしてみた結果、EDiTの紙が一番私の好みでした!

     

    裏移り 手帳EDIT

    裏移り 手帳EDIT

     

    こちらの手帳は以前私も使っていました。
    シンプルでかっこいいので開くたびに気分があがるんです。
    日本語があまり目立たないように書かれていて、すっきりとした印象。
    使いやすくて大好きな手帳です。

     

    私が良いなぁと思ったのは、月初めの見開き2ページ。
    使い方の例も合わせてご紹介します。

     

    月間プランニングページ
    THEME(今月のテーマ)
    ⇒今月達成したいこと。仕事でもプライベートでも。
    PLANNING LIST(月間プラン)
    ⇒テーマを達成するための具体的なTODOリスト。
    EXPENSE LIST(今月の支出)
    ⇒支出の記録や、買いたいけど一旦保留にしたものをメモするなんて使い方も。
    RECORD(記録に残しておきたいこと)
    ⇒日常の中で感じた小さな幸せ、ふと思いついたアイディア、趣味の記録など。

    こういったページはその月を終えてから振り返りができるのもいいんですよね。

     

    1日ページはまるっとフリーページなので使い方を考えるのが楽しいです。
    方眼ではなくドットがうすく印刷されているタイプなので絵を描いても邪魔になりません。
    6~21時までの時間軸があるので私はタイムログをつけつつ、日記やTODOリストを書いていました。

     

    Il Duomo店長 EDiTの手帳の使い方

     

    まとめ

    手帳を書くための万年筆なら字幅が細く、インクフローが良すぎないものを。
    万年筆で記入することを前提とした手帳探しでは、まず裏抜けしないかどうかをチェックしてみてください。
    きれいに手帳を使うためには大切なポイントです。

     

    しかし、一番裏抜けしない手帳=皆さんにおすすめ!というわけではありません。
    万年筆(インク)との相性もありますし、どういった使い方をしたいかによっても選ぶ手帳は変わってくるでしょう。
    みなさんもぜひ、自分に合うものを探してみてくださいね!

     

     

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  • 【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    試験当日にベストを尽くすためには筆記具選びも重要なポイントです。
    今回は司法書士試験の筆記具事情を深掘り!

     

    実はIl Duomo店長、司法書士の友人がおりまして
    今回は試験勉強や試験時のことをインタビューしてみました。
    択一式(マークシート)は鉛筆で、記述式の問題では万年筆かボールペンを使うよう指定があるそう。
    今回鉛筆の話はおいておいて・・・。

     

    司法書士試験に向いている万年筆とボールペンとは一体どういったものなのか。
    どちらにしても手が疲れにくいものが良いことは言うまでもありませんが、他にもポイントがあるんです。

     

    友人の経験談もふまえ、後半でおすすめな万年筆とボールペンも紹介します!

     

    【インタビュー】司法書士試験では問題形式によって筆記具を使い分ける

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は?

    Il Duomo店長
    司法書士試験ではどんな筆記具を使うの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像2

    司法書士の友人
    択一式(マークシート)で使用できるのは鉛筆のみ、記述式は黒インクのボールペンか万年筆という指定があるよ。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像3

    Il Duomo店長
    問題形式によって筆記具を変えるんだ!記述式は2問だよね。どれくらいの文量を書くの?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像4

    司法書士の友人
    1問あたり、答案用紙はA3サイズ1枚。それとは別に答案の構成を練るためのA4サイズの白紙が1枚配られるよ。
    答案構成用紙の使い方は人それぞれだから書く文量は一概には言えないけど・・・

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像5

    Il Duomo店長
    記述式にはどれくらい時間をかけるの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像6

    司法書士の友人
    1問あたり5,60分を目安にしている人が多いと思う。

    記述式は万年筆よりボールペン派が多し!

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像7

    Il Duomo店長
    約2時間でA3用紙とA4用紙1枚ずつ書いていくのか・・・手が疲れちゃいそう。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像8

    司法書士の友人
    学生時代、「万年筆は疲れなくていいよー」って話はよく聞いたなぁ。
    私も大きい文具店に買いに行ったんだけど、
    「司法試験向け万年筆コーナー」っていうのが設置されてた!司法書士試験と司法試験は違うものなんだけど、
    最初はとりあえずそこに置いてある万年筆を買ったのね。
    司法書士試験と司法試験の違いとは?
    司法書士試験とは、司法書士になるための試験。
    司法書士は国家資格で土地や建物の登記、法務局に提出する書類の作成、簡易裁判の申し立てなどの業務がある。
    一方、司法試験は裁判官、検察官又は弁護士になろうとする人向けの国家試験。法科大学院課程の修了者及び司法試験予備試験の合格者のみ受けることができる。ちなみに裁判官、検察官又は弁護士になるには司法試験だけでなくさらに司法修習を1年間受けて司法修習生考試(通称:二回試験)に合格しないといけない。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像9

    Il Duomo店長
    万年筆を買ったんだね!そのときはどんな万年筆を買ったの?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像10

    司法書士の友人
    国産の5000円くらいの万年筆を買ったかなあ。金ペンではなかったと思う。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像11

    Il Duomo店長
    ほうほう!じゃあ試験で使ったのは万年筆?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像12

    司法書士の友人
    実は…試験の筆記具は私はボールペンにしたよ。
    ほとんどの方はそうじゃないかな。
    試験会場にいくと、万年筆を使っている人も見かけるけど。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像13

    Il Duomo店長
    意外!万年筆を使う方が少数派なんだ。ボールペンを選んだのはどうして?
    司法試験=万年筆って人が多いから、司法書士試験もそうなのかと思っていた。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像14

    司法書士の友人
    万年筆屋さんのインタビューで、こんなことを言うのも申し訳ないのだけど(笑)
    万年筆だと乾く前に手でこすって回答をダメにしちゃいそうで・・・。
    実は、司法試験と司法書士試験はまったく違うものなの。
    確かに弁護士さんって万年筆ユーザーが多いんだよね。
    司法試験受けるときに、「試験には金ペンがいいらしい!」ってみんな買って、
    そのまま万年筆ユーザーになる人が多い。なぜかというと、司法試験は書くべき分量が司法書士試験と比べると
    半端なく多いから!問題に答えていくわけじゃなくて、設問に対してひとつの論文を書き上げるんだよ。
    それがまるまる何時間も、しかも三日間かけて(!)あるわけで、
    とにかくガリガリと書き続けなくちゃいけないから、手が疲れないってことはとても重要。
    でも司法書士試験は、マークシートが多いし、記述する設問も文字数としてはそんなに多くないから
    ボールペンを使う人が多いのね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像15

    Il Duomo店長
    インクを手でこする…試験だとそれは確かに怖いね。
    自宅で使うぶんにはブロッターや吸い取り紙を使うという手もあるけど、
    おそらく試験会場には持ち込めないからね。
    だからボールペンで、普段の勉強で持ち慣れているものを選んだわけだね。インクの乾きを考えたら、万年筆だと極細のほうが乾くのが早いので
    使いやすいかもしれないね。ボールペンはどんなものを?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像16

    司法書士の友人
    メーカー名は覚えていないけど乾きやすいように、極細のものを使ったよ。
    修正するときは二重線を引いて近くに正しい答えを書くんだけど、スペースが狭い場合もあるからね。
    あと、大きい字で書いてしまうと、答案用紙が足りなくなってしまうからなるべく小さい字で書いていかないといけない。

     

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像17

    Il Duomo店長
    なるほど。
    それぞれの試験の特徴があるのね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像18

    司法書士の友人
    自主学習のときに万年筆を使うのはアリだと思う!
    あと、試験時も清書する前のメモ書きとかはもちろんするので、
    メモ書き、走り書きは万年筆。清書はボールペン。という使い分けをしてもいいかも。
    本番でボールペンを使うならそちらで慣れることももちろん大切だけどね。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像19

    Il Duomo店長
    そういえば今は、万年筆を使ってくれてるよね?

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像20

    司法書士の友人
    そうなの。
    試験のときに買った万年筆は使っていないんだけど
    最近手帳用に万年筆を使っているよ。
    手が疲れないし、お客さんの前で100円ボールペン出すのもなあと思って
    仕事をがんばったご褒美に、と。
    ビスコンティのレンブラントピンクを買ったんだ。
    けっこう頻繁に使っているよ。
    レオナルドのペンも綺麗だな~と思って、狙ってる。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像21

    Il Duomo店長
    万年筆の良さがわかる大人になったということで(笑)
    また仕事を頑張ったご褒美とか、節目にぜひ万年筆を買ってくださいな!

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像22

    司法書士の友人
    うん。お仕事がんばります。
    では、司法書士試験に向けてがんばるみなさん、応援しています!
    司法書士試験はとにかく過去問を解きまくるのが大事。
    問題解いて解いて解きまくっちゃってください!

    Il Duomo店長が考える 司法書士試験向きの万年筆、ボールペン

    司法書士の友人によると試験では万年筆よりボールペンのほうが良いのでは、とのこと。
    とはいえ、実際に試験で万年筆を使っている方もいらっしゃるわけです。
    友人の話もふまえ、私が考える司法書士試験向けの万年筆とボールペンとはどういったものなのか、ご紹介します。

     

    おすすめの万年筆

    力を入れなくてもインクがスルスルと出てくる万年筆。
    手が疲れにくいというのは大きなメリットですね。
    以下のような万年筆が司法書士試験に向いているといえます。

     

    細い字幅
    字幅はFかEFがおすすめ。
    友人の話にもあったように、小さなスペースに書かなくてはならない場合もあるので字幅は細いものを選んでください。
    スペースに余裕がある場合でも、太い字幅のものでは文字がつぶれて読みづらくなってしまうので避けたほうが良いですね。

     

    インクフローが良すぎないもの
    手でこすって答案用紙を汚さないために、インクがどばどばと出てくるようなタイプはNG。
    かといってインクが出づらくては困るので、書いてみて違和感を感じたら調整に出してみると良いでしょう。

     

    硬めのペン先
    書き続けているとどうしても力が入ってきてしまうもの。
    時間が足りない!と焦っているときに「柔らかいペン先がだめにならないように・・・」なんて気にしている余裕はありませんよね。
    硬いニブなら多少ガリガリと書いても大丈夫。
    ペン先がステンレス、あるいは硬めの14金の万年筆がおすすめです。

     

    少し太めの軸
    長時間書くなら少し太めの軸を選ぶと良いでしょう。
    細い軸の万年筆で長時間書き続けると手が疲れてしまいます。
    太めの軸は書きづらいイメージがあるかもしれませんが、適度な太さがあるものは慣れれば意外と書きやすいんですよ!

     

    迷ったらこんな万年筆がおすすめ

     

     

    アウロラ オプティマシリーズ

    バランスが良く、インク残量もみえて安心。硬めのニブ。
    スペックだけでもかなりおすすめですが、やはり美しい。

    EFかFがおすすめです。

    【万年筆屋が選ぶ】司法書士試験にぴったりな万年筆、ボールペンの特徴は? - 関連画像23

     

    ペリカン スーベレーン M600シリーズ

    同じスーベレーンでもM800やM1000は柔らかめのニブ。
    M600はある程度コシがありとても使い勝手が良いのですが字幅が太く出るのでEFがおすすめです。

    ペリカンM600

     

    国産のおすすめはこちらになります。
    Il Duomoではお取り扱いがないので
    Amazonのリンクを貼ってあります。

     

    パイロット キャップレス

    パイロット キャップレス

     

    パイロット カスタム 743

    パイロットカスタム743

     

    セーラー プロフェッショナルギア

    セーラー プロフェッショナルギア

     

    おすすめのボールペン

    扱いやすく、司法書士試験でも重宝されるボールペン。
    最近はたくさん書いても疲れにくいものがたくさん出てきていますね。
    油性と水性のいいとこ取りをしたゲルインクのものであればなめらかに書くことができる上にインクがさっと乾きます。

     

    もし、「司法書士試験合格後もかっこいいボールペンを使いたい!」とか
    「ゲン担ぎに高級ボールペンを!」という方がいらしたときのために、
    司法書士試験に合った高級ボールペンの選び方をシェアします。

     

    手に合ったバランスの良いものを

    ボールペンにも、いろいろとデザインによって差があります。
    後ろのほうが重かったり、太さもいろいろ。

    見るポイントとしては「長さ」「重さ」「軸の太さ」「クリップあたり(キャップチューブ)のデザイン」の3つです。

    長さ、軸の太さは万年筆の選び方と似ています。
    長すぎるとバランスが悪いですし
    軸の太さは力の入れ具合を左右します。
    重さは多少あると自重で進むことができラクなのですが
    重すぎると試験中に疲れます。

    どの大きさ・重さがご自身の手に一番合っているか、いろんなボールペンを持って試してみるといいでしょう。

    基本的にペン先の反対側(万年筆でいうところのキャップがあるあたり)のデザインが凝っていると、
    後ろのほうが重くなってしまうことがしばしば。

    シンプルなデザインのほうがバランスは良いと思います。

    おすすめ高級ボールペン

    長時間筆記にも耐えられるバランスの良いペンたちを集めてみました。

    ちなみにリフィルはG2規格でしたら互換性がありますので
    以下ジェットストリームG2リフィルがおすすめです。(リフィルはAmazonに飛びます)

    ▼ジェットストリーム 0.7㎜

     

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    ▼ジェットストリーム 0.38㎜

    ▶ Amazonで見る

     

     

    レオナルド モーメントゼロシリーズ ボールペン

     

    レオナルド モーメントゼロシリーズ ボールペン

    アウロラ オプティマシリーズ ボールペン

    アウロラオプティマシリーズ

     

     

    ピナイダー アバターシリーズ ボールペン

    ピナイダー アバター

     

    まとめ

    万年筆とボールペン、どちらが気になりましたか?
    司法書士試験で使用するとなると、日常生活で使う筆記具とは違う観点で選ばなくてはなりません。
    ご自身にとって使いやすいものが見つかると良いですね。

     

    万年筆で試験に挑む方へ一点、私から注意。
    試験当日はボールペンも必ず持って行ってくださいね。
    万年筆はボールペンと比べるとトラブルが起こる可能性は高いため、万が一何かあったときのために予備の筆記具があると安心です。

     

    ご協力いただいた司法書士の友人には大きな感謝を…!

     

    筆記具選びについてもっと知りたい!という方、Il Duomoではご購入前のご相談もお受けしています。
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  • 万年筆を置くのにおすすめ!おしゃれな木製ペンレスト【Il Duomoのノベルティ】

    万年筆を置くのにおすすめ!おしゃれな木製ペンレスト【Il Duomoのノベルティ】

    この記事では、ペン置きにおすすめのイル・ドゥオモオリジナル国産ヒノキ製ペンレストついて書いていきます。

     

    イル・ドゥオモで15000円以上のペンをお買い上げいただいた方にプレゼントしていますので、

    オリジナルペンレストの特徴や、アイテムができるまでのストーリーも、ぜひ知っていただければと思います!

    現在プレゼントキャンペーン中!ペンレストとは?

    Il Duomo ペンレスト

    ただいまイル・ドゥオモでは、オリジナル国産ヒノキ製ペンレストのプレゼントキャンペーンを実施中です。

     

    1回のご注文の総額が税込み15,000円以上の時に、ペン1本につきオリジナル木製ペンレスト1つを同封させていただいております。

     

    (2020年12月以降のご注文が対象となります。11月までのご注文のお客様には、本革製ペンレストをお届けします)

    ペンレストとは

     

    Il Duomo ペンレスト

    ペンを使っているときに紙にインクが付かないように浮かせるのがペンレストの役割です。

    繊細なガラスペンにもおすすめです。

     

    繊細なペンをやさしく受け止め、大事なペンが転がり落ちて傷が付いたりするのを防ぐのにもとても便利な文房具なので、ぜひお役立てくださいね。

    間伐材を利活用したイル・ドゥオモオリジナルのペンレスト

    ツヤの良い東濃ヒノキを使用

    イル・ドゥオモのペンレストは、東濃ヒノキを使用しており、あたたかみのある風合いが特徴となっています。

    この東濃ヒノキは、ピンク色の肌でツヤが良いという他にない特徴があります。

     

    そのため、住宅などの建築用の高級木材として使用されたり、伊勢神宮の20年ごとに行われる式年遷宮の際に外宮の用材として使われているんです!

     

    Il Duomo ペンレスト

    ヒノキの香りが良く、木と手作りによるぬくもりが感じれるコンパクトなペンレストに仕上がっています。木そのままの色味が感じられる佇まいです。

    間伐材を利活用した環境に優しい素材

     

    こちらのヒノキの素材、実はIl Duomoの事務所がある地元、岐阜県恵那市笠置町の山から切り出した間伐材を利活用して生まれたものなんです。

     

    Il Duomo ペンレスト 間伐材 森の様子の画像

    ▶恵那の森の様子

     

    近年、日本では、戦後の復興のために大量に造られた人工林が、安価な輸入木材の増加などによって需要が下がったことから、林業が衰退し、放置された森林が環境問題になっています。

     

    森林が手入れをされず荒廃すると、土砂災害が発生しやすくなるなど様々な問題を引き起こします。

     

    そのため、人の手によって森林を伐採する、植える、育てる、そしてまた伐採するといった森林保全をしていかなくてはなりません。

    参考:https://www.shinrin-ringyou.com/ringyou/

     

    そこでイル・ドゥオモでも、地域的に身近な問題である森林保全に協力できたらと、間伐材を使用したノベルティづくりに挑戦することにしました。

     

    私たちにできるSDGsに今後一層取り組んでまいります!

    SDGsとは

    持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。

    引用:国際連合広報センター

     

    万年筆を置くのにおすすめ!おしゃれな木製ペンレスト【Il Duomoのノベルティ】

    若手木工作家による、木を生かしたぬくもりのある仕上がり

    木そのままの魅力を活かしたデザイン

    ペンレストのデザインと製作は、岐阜県の2人組木工作家「猫の皿」さんInstagram:@neco_no_saraによるものです。

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 
    ▶猫の皿のお2人(左:松丸さん 右:太田さん)

    猫の皿 看板の画像 

    ▶手作りの看板がかわいい!

     

    猫の皿さんは、地域の材木を用いて木工品を制作している作家ユニットで、イル・ドゥオモの事務所がある岐阜県恵那市笠置町で活動されているご近所さんでもあるんです!

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    木の経年変化とともに、お手入れをすること楽しんでほしいと、木という素材そのままの魅力を感じられる作品作りをされています。

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶香りの良いヒノキの器

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶木工でノコをかけるときに出る廃材を利用して、絵画のようなアーティスティックな作品も精力的につくる オンラインショップでも購入可能

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶伐採された生の桜の木を使ったお洒落なランプシェード

     

    イル・ドゥオモとしても、そうしたお2人のものづくりの想いに共感し、この度ペンレストの制作をお願いすることになりました。

     

    私も大変気に入っているこちらのペンレスト、そのこだわりをやお手入れ方法を作家さん本人にインタビューしてきました!

     

    Q.使いやすさなど機能面で工夫したポイントは?

     

    ペンレストに触れたときのしっとりした手触りにこだわりました。

     

    手作業で一個一個丁寧にやすりをかけ、くるみオイルを塗り込むことによって、ほどよいしっとり感を出し、心地良い木の手触りに仕上げました。

    木材に着色はしていませんが、オイルで深みのある色に変わり、艶も生まれています。

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶左:やすりをかける前 右:やすりをかけ、くるみオイルでコーティングした後

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶このくるみオイル、塗っている間に美味しそうな香りがするのでお2人もお気にいりなんだとか。
    (完成したペンレストはほとんどくるみオイルの香りはしません)

     

    Q.デザイン、形状など見た目でこだわったポイントは?

     

    木の節目や木目もデザインとして活用したことです。

     

    間伐材だと必ずしも節がなく、木目がまっすぐな良い木材ばかりではありません。

     

    ですが、そうした節目なども木の魅力だと考えているので、あえてペンレストには節があったり、木目が崩れたりしている部分を残して、

    木の性質を生かしたデザインとして楽しんでもらえるように制作をしました。

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    形状もイル・ドゥオモの店長さんと相談しながら決めていき、最終的に決まった木目が綺麗にでるシンプルなものにしています。

     

    Q.長く使うためのお手入れはどうすればいい?

     

    時間が経つにつれ、コーティングしたオイルが減ったり、インクや手の汚れが付いてくるかと思います。

     

    そのときは、やすりで削って、オリーブオイルなどをティッシュに含ませたもので塗り直すと長持ちさせることができますよ。

     

    手入れをするのも木工製品の楽しみなので、よかったら試してみてくださいね。

     

    Q.素材に地域の木材を使う理由は?

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶猫の皿の工房の前には、伐採した木材が地元の人から届けられていた

     

    普段から身近にある地域の材を使って制作をしているのですが、今回のペンレストも笠置町の山で採れた間伐材の丸太から作りました。

     

    こうした素材を使っているのも、僕たちが作品を作ることが、山を守ることに繋がったらいいなと思っているからなんです。

     

    僕たちみたいな作り手が、地域で余った木材を製品化して活用ができれば、間伐も進んで、森林保全の後押しができるんじゃないかと考えています。

     

    Il Duomoが猫の皿にペンレストつくってもらう画像 

    ▶地元のヒノキを利用して、お椀をつくっている様子。ここから旋盤にかけられてなかがくりぬかれる

     

    今はまだできることは少ないけれど、いつか山の恵みで作品づくりをすることが、山に還元できるようになれたらいいなと思います。

    オリジナル木製ペンレストのまとめ

    オシャレな見た目や機能性だけでなく、環境に良い素材にもこだわったイル・ドゥオモオリジナル国産ヒノキ製ペンレスト。

    オリジナル木製ペンレストのまとめ

    ・イル・ドゥオモでお買い上げいただいた方にプレゼント

    ・ペンが転がり落ちるのを防いでくれる

    ・高級木材、東濃ヒノキのあたたかみのある風合い

    ・森林保全のため間伐材を利活用

    ・木工作家によるぬくもりある仕上がり

    と、大切なペンを置くのにぴったりです。

    ぜひ使ってみてくださいね!

     

    ネットのみで万年筆屋をしているIl Duomo。

     

    ネットで高級文具を買うのは不安…
    そんな方のために、Il Duomoではオンライン相談室を開設中です。

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    あわせて読みたい

    万年筆のおすすめ周辺アイテムや楽しみ方はこちらをどうぞ。

    Il Duomoのペンケースをご紹介
    Il Duomoのニュースレターについて

    万年筆の選び方やお手入れの基本はこちら。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)

  • イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる

    イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる

    こんにちは、「筆記によって人生をより豊かに、上質に。」をコンセプトに
    ヨーロッパ文具を販売しておりますIl Duomo(イル・ドゥオモ)の店長・佐藤です。

    今日は、ちょっとコラムでも。
    先日、名古屋大学の地球環境システム学科教授の高野先生とお話する機会があり、イタリア万年筆の話になりました。
    そこで思ったことをお話しようかと思います。

    何千本のイタリア万年筆を触ってきて、気づいたこと

    イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる

    ネットショップと、イベントなどでいまは主にイタリア万年筆を販売しております。
    もう立ち上げてから4年目に突入しておりますが、
    その前からイタリア万年筆は触っておりましたので、
    イタリア万年筆を1000本単位で触ってきたわけです。

     

    そのなかで、いろいろとイタリア万年筆ならではの大変なこともあるのですが
    「やっぱりイタリア万年筆って良いな。」と思うことがあります。

    イタリア万年筆はイタリア車に似ている

    イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる - 関連画像2

    万年筆などのモノづくり分野ですと、よく車に例えられます。

    日本の万年筆はトヨタによく例えられます。
    質実剛健、丈夫で使いやすく、不具合が出ない、燃費が良い。

    と、思うとイタリア万年筆はアルファロメオやフェラーリのような感じでしょうか。
    派手で、繊細で、手入れが必要で、気を付けるべきことが多い。

     

    このような差はどこからくるのでしょうか?

     

    以前、イタリアに赴いた際、いくつか万年筆メーカーさんの工房を訪ねたことがありました。

    そのなかで驚いたのは、機械の古さ、でした。

    もちろんとても良い工作機械を使っているメーカーもありましたが、
    意外にも「こんな機械で作っているの!?」というものも多々。

     

    実はイタリアは他の工業でも同じで、例えば織物産業なんかは、
    伝統工芸品ですと、中世の機織り機を手直ししながらそのまま使っているメーカーもあったり。

     

    けっこう驚く年代の機械を、手入れしながらそのまま使っているのです。

     

     

    そんなわけで、手作業の部分がかなり多くなります。
    それで、手作業ならではの風合いが出ます。
    しかし、デメリットとして挙げるならば、個体差が多くなります。

     

    手作業によって、ゆらぎが生じるわけです。

     

    そんなわけで、ゆらぎが多いのがイタリアの工業の特徴です。

     

    日本はと言うと、ゆらぎが出ないように、カイゼンカイゼンをしてきました。
    少しでも効率的な機械があれば、買い替えて、償却させる。

     

     

    その結果、とても質が高く、個体差が出にくい工業製品が多く出回るようになったんですね。

    これは日本の万年筆の良いところです。

    だれもが安心して筆記を楽しめるペンを作っているのです。
    ゆらぎの無さ、というのは安心にもつながります。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

    (もちろん日本の万年筆も、手作業の部分はたくさんあります。)

    海外・国産の主要万年筆ブランドの特徴を網羅した記事はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    ゆらぎは良いものである

    Leonardo レオナルド モーメントゼロシリーズ ハワイ Hawaii

    ただ、あえて言いたいのは、ゆらぎは悪いものではない、むしろ良いものである。ということ。

     

    そうそう、先日高野教授とお話したときは、何の話をしていたかというと
    自然と人間の関りについてだったのです。

     

    高野教授は、名古屋大学で地球が・人類がどうやって持続していけるか、
    自然との共生やエネルギー問題などについて実践的に教えておられます。

     

    フィールドワークで我が家の近くにいらっしゃることが多かったり、
    私事になりますが、町内の移住定住委員会に関わってくださっています。
    わたしも役員?になっているので、仲良くさせていただいておりますが
    町の存続についていろいろと学問的・実践的観点でお話をしてくださいます。

     

    高野教授がおっしゃるには、

    近年、人間は自然を排除しているから、自然のなかのゆらぎというものを感じられなくなってきた。
    自然というのは元来ゆらぐものである。
    昔のモノづくりというのは、本来ゆらぎがあって当然だった。
    しかし、近年の効率化などで、ゆらぎ=不良品という視点がでてきて、
    ゆらぎの製品というのは日本では作られなくなってきた。

     

    しかし、イタリアの工業製品というのは、
    いまだに自然としての人間、のゆらぎが感じられる。
    ひとつひとつ模様が違ったり、書き味に個体差があったり、自然としての人間らしい製品がいまだに作られていて、
    先進国といわれる国の中では珍しい工業体制をとっている。

     

    それが、イタリア万年筆の良さだよね。

    ということでした。

     

     

    なるほど、我がショップでは、イタリア万年筆の個体差について、わりと忌み嫌っていました(笑)
    お客様に迷惑をかけることになるからです。

     

     

    「前と柄が違う」ということもありますし、
    「前と書き味が違う」「仕上げの雰囲気が違う」というお声もいただきます。

     

     

    だからイタリア万年筆を買うのは、不安がつきものなのではないでしょうか。

     

     

    そんなわけで、Il Duomoでは検品にかなり時間を割きます。1本あたりモノによっては15分以上かけることもしばしばです。
    30分くらいうんうん唸っていることも。
    さらにそれを検品書にしたためます。なるべくご不安の無いように、お手紙を書くのです。
    そんなことをやっているから、すぐ日が暮れます。(ああ…)

     

    効率・利益主義のお店からするととんでもないかもしれませんが
    イタリア万年筆が届いてお客様ががっかりしないように、なるべく個体差が出ないようにと思って検品しています。

     

     

    スタッフのほうで直せるものはここで直しますし、
    交換したり、お客様と相談したりします。

     

    効率というのは、優先順位では低めなのです。

     

     

    というわけで個体差が出ないようにしてきた私からしたら、
    高野教授の「個体差はゆらぎの象徴だから、良いものである」という視点はびっくりしました。

     

    それと同時に、イタリア万年筆を褒められてとても嬉しかったです(笑)。

     

    カイゼンカイゼンをあえてせず、イタリア人たちが「おらどこのペンはかっこいいべ!」と胸を張っている、そんな人間臭いペン。

     

    こんなイタリア万年筆の新たな側面が見えて、感動しました。

     

     

    小売店からすると、売りにくいイタリア万年筆

    イタリア万年筆は、小売店目線からすると、売りにくいものだと思います…。

     

    先に挙げた個体差もそのひとつの理由。

     

     

    さらに、材質やペン先の仕上げも「攻めている」ことが多いのですね。

     

     

    例えばモンテグラッパはセルロイド軸をいまだに多く作り続けています。

     

     

    地中海ブルー モンテグラッパ

    セルロイドはものすごく深みがあって美しいですし、さらにはクリップなどには純銀を使っているので、その輝きも本当にジュエリーのよう。

     

    しかし!

    セルロイド軸で、シルバー925、ペン芯はエボナイトと、小売店さんからしたら管理が大変なのです。
    磨いたりしないといけないですし、長く老いておけばセルロイドはくすむ、シルバーは色が濃くなる。エボナイトは収縮する可能性が…

     

    売る前に手入れが必要なのです。保管場所も気を付けないといけません。

     

    なのでたくさん売るのは利益追求型の店舗さんですと、できないのかもしれません。それが取り扱いが少ない理由の一つ。

     

    しかしそういった通常のメーカーだったら「面倒で」作らないような良いものを作っている、というのがモンテグラッパはじめイタリア万年筆のよいところなのです。

     

    それと、アウロラの万年筆

    サリサリ感が良いとファンが多いですが、このペン先の仕上げも、調整師さんいわく「めちゃくちゃ攻めている」らしいです。

     

    日本なら、万人受けするように仕上げるところを、キレッキレに研ぐのだそう。

     

    だからこそ生まれるサリサリ感ですが、合わない人も多いでしょう。

     

    なぜそんな風に作るのか?万人受けするように作ればいいじゃないか…と思いますよね?(笑)
    でも、彼らは攻め続けます。それがイタリアのクラフトマンシップの誇りなのです。
    消費者に何と言われようと、「おれとこのペンはこれだい!」と攻め続ける、頑固さ。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    小売店からしたら「勘弁してよ~」ってかんじですが、
    イタリアのようなモノづくりの姿勢がなくなると、
    人間でなくてもいいじゃないか、すべて3Dプリンタで良いじゃないかとなってしまいますから。

     

     

    人間らしい万年筆、の象徴であるイタリア万年筆。
    検品は大変ですが、イタリアのモノづくりをこれからも応援していきたいと思います。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

     

     

    あわせて読みたい

    イタリア万年筆の歴史や素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    エボナイトやセルロイドの歴史とイタリアメーカーの関係性
    イタリアは芸術的?ドイツは名門?各国の万年筆事情

    具体的なイタリア万年筆ブランドのレビューもいかがでしょうか。

    ビスコンティ人気モデルまとめ
    ピナイダー本社訪問レポート

    Il Duomoでお取り扱いのイタリア万年筆ブランド

    Il Duomoでは、本記事でご紹介したイタリアのクラフトマンシップを体現する万年筆ブランドを取りそろえております。気になるブランドからご覧くださいませ。

    アウロラのペンをみる
    ビスコンティをみる
    モンテグラッパのペンをみる
    レオナルドをみてみる
    スクリーボのペンをみる

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