試験当日にベストを尽くすためには筆記具選びも重要なポイントです。
今回は司法書士試験の筆記具事情を深掘り!
実はIl Duomo店長、司法書士の友人がおりまして
今回は試験勉強や試験時のことをインタビューしてみました。
択一式(マークシート)は鉛筆で、記述式の問題では万年筆かボールペンを使うよう指定があるそう。
今回鉛筆の話はおいておいて・・・。
司法書士試験に向いている万年筆とボールペンとは一体どういったものなのか。
どちらにしても手が疲れにくいものが良いことは言うまでもありませんが、他にもポイントがあるんです。
友人の経験談もふまえ、後半でおすすめな万年筆とボールペンも紹介します!
もくじ
【インタビュー】司法書士試験では問題形式によって筆記具を使い分ける
答案構成用紙の使い方は人それぞれだから書く文量は一概には言えないけど・・・
記述式は万年筆よりボールペン派が多し!
私も大きい文具店に買いに行ったんだけど、
「司法試験向け万年筆コーナー」っていうのが設置されてた!司法書士試験と司法試験は違うものなんだけど、
最初はとりあえずそこに置いてある万年筆を買ったのね。
司法書士は国家資格で土地や建物の登記、法務局に提出する書類の作成、簡易裁判の申し立てなどの業務がある。
ほとんどの方はそうじゃないかな。
試験会場にいくと、万年筆を使っている人も見かけるけど。
司法試験=万年筆って人が多いから、司法書士試験もそうなのかと思っていた。
万年筆だと乾く前に手でこすって回答をダメにしちゃいそうで・・・。
実は、司法試験と司法書士試験はまったく違うものなの。
確かに弁護士さんって万年筆ユーザーが多いんだよね。
司法試験受けるときに、「試験には金ペンがいいらしい!」ってみんな買って、
そのまま万年筆ユーザーになる人が多い。なぜかというと、司法試験は書くべき分量が司法書士試験と比べると
半端なく多いから!問題に答えていくわけじゃなくて、設問に対してひとつの論文を書き上げるんだよ。
それがまるまる何時間も、しかも三日間かけて(!)あるわけで、
とにかくガリガリと書き続けなくちゃいけないから、手が疲れないってことはとても重要。
でも司法書士試験は、マークシートが多いし、記述する設問も文字数としてはそんなに多くないから
ボールペンを使う人が多いのね。
自宅で使うぶんにはブロッターや吸い取り紙を使うという手もあるけど、
おそらく試験会場には持ち込めないからね。
だからボールペンで、普段の勉強で持ち慣れているものを選んだわけだね。インクの乾きを考えたら、万年筆だと極細のほうが乾くのが早いので
使いやすいかもしれないね。ボールペンはどんなものを?
修正するときは二重線を引いて近くに正しい答えを書くんだけど、スペースが狭い場合もあるからね。
あと、大きい字で書いてしまうと、答案用紙が足りなくなってしまうからなるべく小さい字で書いていかないといけない。
それぞれの試験の特徴があるのね。
あと、試験時も清書する前のメモ書きとかはもちろんするので、
メモ書き、走り書きは万年筆。清書はボールペン。という使い分けをしてもいいかも。
本番でボールペンを使うならそちらで慣れることももちろん大切だけどね。
試験のときに買った万年筆は使っていないんだけど
最近手帳用に万年筆を使っているよ。
手が疲れないし、お客さんの前で100円ボールペン出すのもなあと思って
仕事をがんばったご褒美に、と。
ビスコンティのレンブラントピンクを買ったんだ。
けっこう頻繁に使っているよ。
レオナルドのペンも綺麗だな~と思って、狙ってる。
また仕事を頑張ったご褒美とか、節目にぜひ万年筆を買ってくださいな!
では、司法書士試験に向けてがんばるみなさん、応援しています!
司法書士試験はとにかく過去問を解きまくるのが大事。
問題解いて解いて解きまくっちゃってください!
Il Duomo店長が考える 司法書士試験向きの万年筆、ボールペン
司法書士の友人によると試験では万年筆よりボールペンのほうが良いのでは、とのこと。
とはいえ、実際に試験で万年筆を使っている方もいらっしゃるわけです。
友人の話もふまえ、私が考える司法書士試験向けの万年筆とボールペンとはどういったものなのか、ご紹介します。
おすすめの万年筆
力を入れなくてもインクがスルスルと出てくる万年筆。
手が疲れにくいというのは大きなメリットですね。
以下のような万年筆が司法書士試験に向いているといえます。
細い字幅
字幅はFかEFがおすすめ。
友人の話にもあったように、小さなスペースに書かなくてはならない場合もあるので字幅は細いものを選んでください。
スペースに余裕がある場合でも、太い字幅のものでは文字がつぶれて読みづらくなってしまうので避けたほうが良いですね。
インクフローが良すぎないもの
手でこすって答案用紙を汚さないために、インクがどばどばと出てくるようなタイプはNG。
かといってインクが出づらくては困るので、書いてみて違和感を感じたら調整に出してみると良いでしょう。
硬めのペン先
書き続けているとどうしても力が入ってきてしまうもの。
時間が足りない!と焦っているときに「柔らかいペン先がだめにならないように・・・」なんて気にしている余裕はありませんよね。
硬いニブなら多少ガリガリと書いても大丈夫。
ペン先がステンレス、あるいは硬めの14金の万年筆がおすすめです。
少し太めの軸
長時間書くなら少し太めの軸を選ぶと良いでしょう。
細い軸の万年筆で長時間書き続けると手が疲れてしまいます。
太めの軸は書きづらいイメージがあるかもしれませんが、適度な太さがあるものは慣れれば意外と書きやすいんですよ!
迷ったらこんな万年筆がおすすめ
バランスが良く、インク残量もみえて安心。硬めのニブ。
スペックだけでもかなりおすすめですが、やはり美しい。
EFかFがおすすめです。
同じスーベレーンでもM800やM1000は柔らかめのニブ。
M600はある程度コシがありとても使い勝手が良いのですが字幅が太く出るのでEFがおすすめです。
国産のおすすめはこちらになります。
Il Duomoではお取り扱いがないので
Amazonのリンクを貼ってあります。
おすすめのボールペン
扱いやすく、司法書士試験でも重宝されるボールペン。
最近はたくさん書いても疲れにくいものがたくさん出てきていますね。
油性と水性のいいとこ取りをしたゲルインクのものであればなめらかに書くことができる上にインクがさっと乾きます。
もし、「司法書士試験合格後もかっこいいボールペンを使いたい!」とか
「ゲン担ぎに高級ボールペンを!」という方がいらしたときのために、
司法書士試験に合った高級ボールペンの選び方をシェアします。
手に合ったバランスの良いものを
ボールペンにも、いろいろとデザインによって差があります。
後ろのほうが重かったり、太さもいろいろ。
見るポイントとしては「長さ」「重さ」「軸の太さ」「クリップあたり(キャップチューブ)のデザイン」の3つです。
長さ、軸の太さは万年筆の選び方と似ています。
長すぎるとバランスが悪いですし
軸の太さは力の入れ具合を左右します。
重さは多少あると自重で進むことができラクなのですが
重すぎると試験中に疲れます。
どの大きさ・重さがご自身の手に一番合っているか、いろんなボールペンを持って試してみるといいでしょう。
基本的にペン先の反対側(万年筆でいうところのキャップがあるあたり)のデザインが凝っていると、
後ろのほうが重くなってしまうことがしばしば。
シンプルなデザインのほうがバランスは良いと思います。
おすすめ高級ボールペン
長時間筆記にも耐えられるバランスの良いペンたちを集めてみました。
ちなみにリフィルはG2規格でしたら互換性がありますので
以下ジェットストリームG2リフィルがおすすめです。(リフィルはAmazonに飛びます)
まとめ
万年筆とボールペン、どちらが気になりましたか?
司法書士試験で使用するとなると、日常生活で使う筆記具とは違う観点で選ばなくてはなりません。
ご自身にとって使いやすいものが見つかると良いですね。
万年筆で試験に挑む方へ一点、私から注意。
試験当日はボールペンも必ず持って行ってくださいね。
万年筆はボールペンと比べるとトラブルが起こる可能性は高いため、万が一何かあったときのために予備の筆記具があると安心です。
ご協力いただいた司法書士の友人には大きな感謝を…!
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細い字幅の万年筆がほしいんだけど、海外製のこれって実際どうなの?という方。
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