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レオナルドの新旧ニブの違いについて。
こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。
レオナルド(LEONARDO OFFICINA ITALIANA)は2021年はじめから順次古いニブから新しいニブに変わっていましたが
基本的には現在(2022.2時点)はすべて新しいニブに変更になっています。
レオナルド モーメントマジコ ピエトラサラータ 万年筆 (ロジウム/ゴールドトリム)
どこがどう変わったかと言うと、
まず大きな違いとしては、
イタリアの万年筆メーカーのなかでは、
レオナルドは以前よりペン先を他社に依頼していました。
といっても、どういった方針のペン先にするか、
ペン先メーカーに伴い、ペン芯や内部のパーツも変わりました。
ペン芯の形は、
安定感が出ています。
書き味はどうか、というと、
かなり変わりました。
以前はスチールニブは平べったいつくりで、かつ薄く、
柔らかさを出す作りになっていました。
新しいスチールニブは、分厚くなり、硬めの書き味になりました。
しかしものすごく硬いというわけでもありません。
安定してどの角度にも対応できる優秀なニブになりました。
そして14Kです。
以前の14Kニブは、スチールニブと比べると硬めでした。
ですので以前のレオナルドは、一般的にいわれる「鉄ペン=硬い 金ペン=柔らかい」の逆を行っていたわけです。
しかし今回のニブ変更で14Kは以前よりも薄めで柔らかめの作り
この変更は「以前よりもインク供給に安定感が出て良い」
感触は、ややサリサリとする感じですが、インクフローが良く、
レオナルドの新旧ニブ比較、まとめ
総評としては、とてもポジティブな変更だと思います。
旧スチールニブがとても柔らかいということで評判がよかったため
スチールニブが欲しい方はちょっと残念かもしれません。
しかしながら以前のニブはそれはそれで問題もありました。
(柔らかいスチールニブは、金属の戻りが悪いためにペン芯からペン体が離れてしまう恐れがあるし、
筆記角度や筆圧によってはペンポイントの左右がずれやすい。)
インクによってはフローが渋くなること
またペンポイントの安定性ということでは現在のニブのほうが良い
こんな感じで、ニブというのはメーカーもしのぎを削っているので
問題があればその都度マイナーチェンジを繰り返す…ということもありますし
今回のレオナルドのようにガラッと変わることもあります。
(YouTubeも撮影し直さないと、レオナルドのスチールニブについて
誤解される方が多いかもしれないので近々撮影し直す予定です。)
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