ビスコンティ(VISCONTI)ミッドナイト イン フローレンス。吸い込まれそうな、深みのあるレジン

 

 

今回ご紹介するのはビスコンティのミッドナイトインフローレンス。
ホモサピエンスシリーズのデモンストレーターで、2019年の限定品です。

 

フローレンスとはフィレンツェの英語名。
つまりミッドナイトインフローレンスとは《フィレンツェの夜》。
その名の通り、夜をイメージした黒に近い深い紫を基調に、さまざまな色が混ざり合っているレジンが美しい万年筆です。

 

 

▼こちらの動画はIl Duomo店長が実際にインクを入れて書いている動画です!ぜひあわせてご覧ください。

 

 

以前とは変更になったパッケージ

 

 

箱が変わった?と思った方、その通り!昨年までのものと、変更になっています。
現在は軸の色に合わせたパッケージになっているため、ミッドナイトインフローレンスはラメ入りです。
箱は硬めで、しっかりしている印象。モデル名も書かれています。
中央はガラス(アクリルガラス)。中のペンが見える仕様は嬉しいですね。

 

外観・素材は?

おなじみの形

ホモサピエンスシリーズのデモンストレーターは毎年発売されており、形はどれもほとんど同じです。
本体には溝が彫られていて、キャップの内側にある凸をそこに合わせながら押し込むことで、閉まります。
クリップは可動域が広めなので挟みやすそうです。

ビスコンティ 限定品 ホモサピエンス ミッドナイトインフローレンス 万年筆 Visconti Homo Sapiens Midnight in Florence Fountain Pen

ありそうでなかった、この色合い

 

 

冒頭でお伝えした通り、深い紫を基調にさまざまな色が混ざり合っています。
グレー、水色、薄い紫・・・パール感のある部分もあって、どの角度から見ても惚れ惚れする美しさ。

 

フィレンツェというとあの街並みから、赤茶けたイメージをお持ちの方が多いかもしれませんね。
でも実は、フィレンツェのイメージカラーは紫なんです!
地元サッカーチームのユニフォームをはじめ、パーティや公式的な場では紫が好んで使用されています。
すみれ色=高貴な色と考えられており、フィレンツェ市民にとってちょっと格式高い色。
緑(フィレンツェの丘)や、赤(キャンティーシャーレ)などのペンはこれまでもあったのですが、ミッドナイトインフローレンスのような色が販売されるのは初めて。
こんな色待ってたよー!という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

ビスコンティ・ホモサピエンスのデモンストレーターの代名詞、アクリロイド

ビスコンティのホモサピエンスシリーズのデモンストレーターの大きな特徴と言えば、アクリロイドの美しさ。
アクリロイドとは、セルロイドとアクリルのいいとこどりをしたレジンです。

 

 

セルロイドは昔からある樹脂で、あたたかみがあり、メガネ等に使われてきました。
しかし熱に弱く、経年劣化していくという短所が。
じゃあもっと丈夫なものを!とプラスチックの製品が増えていったわけですが、製品にしたときの仕上がりの美しさはセルロイドが圧勝。

 

そこでビスコンティは、セルロイドの美しさアクリルの丈夫さ、両方を兼ね備えたアクリロイドを採用しました。
ミッドナイトインフローレンスのこの深みのある美しさは、アクリロイドが創り出しています。
実際に触ってみてもあたたかみがあって、上質さを感じられる万年筆です。

 

パラジウムのニブ

ニブはパラジウム(23K)という特殊な金属。

 

 

ミッドナイトフローレンスに限らず、ビスコンティの高価なラインはこちらの素材が採用されています。
パラジウムは金と同じような耐久性・やわらかさを持つ金属で、非常に加工が難しいんです。
したがって今までペン先に使うメーカーはなかったのですが、ビスコンティがはじめて採用しました。

吸入方法は?特徴的な機構

今回はFサイズで吸入、試し書きをしてみました。
おもしろい機構なので、そのあたりも合わせてお伝えしていきますね。

吸入するのは、ビスコンティのブルーのインク

今回は、ビスコンティのブルーのインクを吸入してみました。
このインクボトル、おもしろい形をしていますよね。
最後までインク使いやすいというメリットはあるのですが、上部が大きくなっている分、普通に使っていると倒れやすいんです・・・。
私はもともと入っていたアクリルのケースに入れて使用しています。
こうすることで、ボトルが安定し、扱いやすくなるのでオススメです。

ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

では吸入していきます!吸入方式はツイスビーに近いです。

1.尻軸を引っ張り上げる
2.ペンのゴールドの装飾より1cmくらい下までをまっすぐインクに浸け、尻軸をぐっと押し込む
(カチャンと音がする)
3.そのまま5秒程待つとインクが入っていく

ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

↑インク壺に入れて、出したピストンを一気に下げる!

ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

入りました。タンクの6-7割ほどしか入らなかったのですが、要研究ですね。

こちらの万年筆、ダブルタンクパワーフィラーという特殊な機構を採用しています。
パイロットのプランジャー方式とほとんど同じと考えてもらって構いません。
ペン先に近い方にある小さい本タンクと、胴軸部分にあるの予備タンクに分かれています。

 

次項でもう少し詳しく解説しますね。

 

特殊な機構、ダブルタンクパワーフィラー

なんのためにこのような機構になっているのか。
これ、飛行機に乗る際に便利なんです!
本タンクにインクが入った状態だと、気圧の変化でインクが漏れてしまうことがあるですよね。
それを解決してくれるのが予備タンク。
離陸前に本タンクに入っているインクを予備タンクに移すことにより、溢れ出てしまうのを防ぐことが可能です。

本タンク⇒予備タンク
1.ペン先を上に向けて尻軸を左に回す(予備タンクが開き、本タンクからインクが流れていく)
2.尻軸を右に回してバルブを締める
予備タンク⇒本タンク
1.ペン先を上に向けて尻軸を左に回す
2.ペン先を下に向ける(予備タンクから本タンクへインクが流れていく)
3.尻軸を右に回してバルブを締める

 

おもしろい仕掛けですよね。
2つ合わせて2ml~3mlのインクが入るため、世界的に見てもかなり大容量だと言えます。
文字をたくさん書く方にとって、これは嬉しい仕様!

いざ試し書き

今回試し書きに使用したのはFサイズ。
パイロットのFと比較すると、こちらは国産のM相当になります。
日本のものより太めなので選ぶときは注意が必要ですよ。

ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

筆圧をかけずにサラサラ~っと書けました。フローはいいですね。
ただ、書き味は「ものすごくやわらかい!」という感じではありません。

 

パラジウムのペン先をビスコンティは《ドリームタッチ》と名付けています。
当初、かなりやわらかいんじゃ!?なんて噂もありましたが、実際はそうでもないです。

ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

コシがしっかりしていて、ペン芯も非常に分厚く作られています。アウロラに近いですね。
ニブのカーブはさほど急ではないので、いわゆるガチニブという感じでもないです。
バランスがとれたいいニブと言えます。

 

非常になめらかな書き味ということは伝わりましたでしょうか?

まとめ

大容量で、実用性にも優れているこちらの万年筆。
深みのある色合いが美しく、コレクションとしてもおすすめな1本です。

 

フィレンツェを訪れる機会があれば、ぜひこのミッドナイトインフローレンスのように美しい夜の様子を見てきてくださいね!

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