2022年はみなさまいかがでしたか?
Il Duomoでは、今年もさまざまなユニークなペンが
わたしたちの前に現れては、
お客様のところへ旅立っていきました。
2022年に取り扱ったなかで
印象的だったペンや人気だったペンを
ここでご紹介しようと思います。
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2022年を振り返る特集|ゆくペンくるペン
▶ビスコンティ ゴッホシリーズ
ヴァンゴッホシリーズは、印象派の巨匠、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画から
色を抽出したレジンで作られたシリーズ。
マグネティックロックのキャップ、18面体カットされた輝く軸、
使いやすい大きさのデザインで
人気シリーズとなっています。
こちらが、今年からインクセットになり箱もそれぞれ絵画が印刷されました。
より特別感があり、コレクション性が高くなってリニューアルです。
▶ビスコンティ 限定生産品 オペラマスター アンタークティカ 万年筆 Visconti Opera Master Antarctica Fountain Pen
「南極大陸」をイメージした、使いやすく気品のあるオペラマスターの透明軸。
冷たそうなレジンデザインは、全体の形にもマッチしています。
ビスコンティは14K,18Kニブが自社生産になりました。
以前よりも細めに出て、硬めではあるのですが、ニブのかたちもスタイリッシュで
他と一線を画す、おもしろい書き心地となっています。
▶レオナルド モーメントマジコ DNA 万年筆 14Kニブ (ロジウム/ゴールドトリム) Leonardo Momento Magico DNA Fountainpen
モーメントマジコシリーズから
DNAというオレンジ色がまぶしい軸が登場したのが、今年のことでしたね。
ピストン吸入式なので大量にインクが吸え、
実用的なのに加え
まぶしい太陽のようなオレンジ色は
さすがナポリのブランドです。
▶スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ ステュディオルム 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO La Dotta Studiorum Fountain Pen
ボローニャを拠点にしているスクリーボ。
最近発売になったものですが、とても印象的です。
ボローニャの風景を軸に落とし込んだ逸品・・・
レジンをひとつひとつ職人が手彫りしており
表情が個体によって違いますし、
面によっても光によっても変わるので
イタリア万年筆らしいなあと惚れ惚れします。
▶アウロラ 限定生産品 イタリア神秘の旅 マテーラ 万年筆 Aurora Il Viaggio Segreto in Italia Matera Fountain pen
▶アウロラ 限定生産品 ヴォルテッラ 万年筆 Aurora Il Viaggio Segreto in Italia Volterra Fountain pen
アウロラからの新商品で印象的だったのはやはりこれ!
イタリア神秘の旅(シークレットジャーニー)シリーズ。
隠れた名所を案内するようなコンセプトで
美しいアウロロイド樹脂が存分に楽しめます。
地下水槽をイメージしたマテーラに、乳白色のヴォルテッラ。
どちらも人気があります。
▶アルマンドシモーニクラブ ボローニャエクストラ エジプシャンシリーズ ネフェルティティ 万年筆 ASC Bologna Extra Egyptian Series Nefertiti
ASCの今年印象的な軸は、エジプシャンシリーズ!
特にネフェルティティはセルロイド軸でもめずらしいキャラメルリボンのような色が優雅です。
50本限定のネフェルティティですが、まだ若干数取り寄せが可能。
迫力ある軸とマジックフレックスのふわふわな書き心地が絶妙。
▶マイオーラ ミト オリジン 万年筆 (スチールニブ) Maiora Mitho Origine Fountain Pen
大振りなイタリアらしい、オレンジのレジンが華やかな軸に
さくさく、フロー良し、と使いやすいニブがついています。
太め軸なので筆圧を弱くしたい方にもおすすめです。
マイオーラは基本的には書き味や字幅はレオナルドと似ています。
安定して実用的だと思います。
▶ピナイダー ラグランデベレッツァ ロック 万年筆 Pineider La Grande Bellezza Rock Fountain Pen
ラグランデベレッツァシリーズが吸入式になってリニューアル!
ルテニウムコーティングの暗いトーンと
明るいレジンのイタリアらしい美しさが洗練されています。
スチールニブではありますが、吸入式がありがたい。
▶ピニンファリーナ・セーニョ PF TWO ライトブルー 万年筆 Pininfarina PF TWO Light Blue Fountain Pen
ちょっと変ったところですとこのピニンファリーナ・セーニョは新しい発見でした。
細部に予断を許さないデザイン。
軸も、色とアルミニウムの素材があいまって、軽やかでかっこいいのがわかります。
そして書き味もさらさら、フローが潤沢、切れ味良しと、とてもおすすめです。
▶ティバルディ モデル60 ザズーグリーン 万年筆 TIBALDI Modello 60 Zazou Green Fountain Pen
モデル60はクラシカルな形をしているのですが
尻軸部など、かなり凝ったつくりになっています。
まるでアクセサリーのようなたたずまいは
みていて惚れ惚れしてしまいます。
ワイン色に近い紫&深いグリーンがすごく大人っぽい!
▶モンテグラッパ ゼロ ゾディアックシリーズ
▶モンテグラッパ ゼロ ゾディアック サジタリウス(射手座)スチールニブ 万年筆 Montegrappa Zero Zodiac Saggittarius
ここにきてじわじわと人気が出てきているゼロ ゾディアックシリーズ。
細身な軸と、それぞれの星座に合わせたモンテグラッパイトの色が
神秘的な印象を与えます。
ご自身の星座にあわせて、ラッキーアイテムとして持っておくのも素敵。
▶ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション 花魁 万年筆 Visconti Van Gogh Oiran Fountain Pen
ゴッホが浮世絵に傾倒していたのは有名です。
この「花魁」はゴッホがパリに移住後に出会った日本の浮世絵に影響を受け、
1887年に描いた同名の絵画からインスピレーションを受けつくられたものです。
背景の金屏風のような色あいはゴールドトリムで採用し、花魁が身につける着物の色を軸に採用しています。
▶モンブラン グレートキャラクターズ エンツォ・フェラーリ スペシャルエディション 万年筆 Montblanc Great Characters Enzo Ferrari Fountain Pen
モンブランのフェラーリ。
細かいところまでフェラーリのデザインが閉じ込められています。
フロントグリルが天冠になっていたり
エンツォ・フェラーリさんの名言が書かれていたり。
車好きのかたにはたまりませんね。
▶スクリーボ 限定生産品 ピウマ ルーチェ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Luce Fountain Pen
▶スクリーボ 限定生産品 ピウマ アッセンツァ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Piuma Assenza Fountain Pen
スクリーボの両用式の軽いモデル、ピウマ。
気品あふれる雰囲気が、さすがスクリーボ、といったところ。
黒×ゴールド/銀色(プラチナ)という、とてもシンプルな題材を
ここまでかっこよくデザインしているペンは見たことがないです。(スタッフ談)
特筆すべきは哲学的で文学的な商品コンセプト、
翻訳するのも楽しく、大変でもあり…
格闘したのもいい思い出です。
▶アウロラ 限定生産品 88(オタントット) レッドマンバ 万年筆 Aurora 88 Red Mamba
特殊な加工をした赤い表面がいかにも毒蛇らしく…ずっと見入ってしまいそう。
アウロラのテーマカラーが実はこのような赤色なので
アウロラらしい軸となっています。
▶レオナルド モーメントゼロ ジェイド 万年筆 スチールニブ(ゴールド/シルバートリム) Leonardo Momento Zero Verde Giada Fountain Pen
▶レオナルド モーメントゼロ ジェイド 万年筆 14Kニブ(ゴールド/シルバートリム) Leonardo Momento Zero Verde Giada Fountain Pen
2022年の新カラージェイドは引き続き、人気。
レオナルドの定番商品になりつつあります。
淡いひすい色。新緑のイメージそのものです。
みなさんは2022年はどんな年でしたか?
世間は大変なことがずっと起こっていた印象の2022年でしたが
ペンを片手に、平和を築いていきたいですね。
|2022年、読んだ中でいちばんこころ震えた本。
さて、万年筆がお好きなかたは
読書もお好きなかたが多いかもしれません。
2022年、店長佐藤が読んで一番震えた本を紹介します。
▶メモリーウォール アンソニー・ドーア著
あらすじ
表題作「メモリー・ウォール」は、
化石発掘が趣味の夫を亡くし認知症をわずらっているケープタウンに住む女性と、
記憶をカートリッジにして取り出すことができる装置を巡るちょっとSFチックな短編です。
静謐な文章で、自然系小説(というジャンルがあるのか…)では
根強い人気のあるアンソニードーア氏の隠れた名作。
歴史、自然科学、社会問題、そして愛憎が静かに絡み合っていく文章は
派手なところはありませんが、しみじみと、ああ、いい。と思えます。
著者のアンソニー・ドーア氏は主人公や舞台を世界中のいろいろな人種・場所に設定するので
自分がその地で生きている「だれか」になりきれるようで、それも楽しいのです。
絶版になっており、高値がついていますが
図書館などにある可能性もあるのでぜひ、機会があれば読んでみてください!
▶CONTE MAGAZINE VOL.2 WINTER 2021
そして、2021年発行の雑誌なのですが
沖縄をテーマにしたものすごい熱量と取材と
ものすごい筆力、パワーのある文章で打ちのめされた雑誌。
発行部数は少ないのですが読む価値があります。
ちなみに2021年のベストはこちら。昨年の年末にはこれを夢中で読み返していた記憶。
ネットで万年筆を買うって不安・・・という方。
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