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  • ローラーボールペンとは?万年筆・ボールペンとの違いと選び方|高級イタリアブランドも紹介

    ローラーボールペンとは?まずは基本から

    こんにちは、Il Duomoの佐藤です。

    当店では万年筆を多く扱っておりますが、
    「万年筆は気になるけれど、普段使いにはもう少し気軽なものがいい」
    というお声をいただくことも少なくありません。

    そんなときにご案内したいのがローラーボールペンです。
    今回は、ローラーボールとはどんな筆記具なのか、ボールペンや万年筆との違い、
    そして選ぶときのポイントを、あらためて整理してみたいと思います。

     

    ローラーボールは「水性インクのボールペン」

    ローラーボールペンは、ボールペンと同じくペン先の小さなボールが回転してインクを紙へ運ぶ仕組みです。
    大きく違うのはインクの種類で、ローラーボールには水性インクが使われています。

    一般的な油性ボールペンが「軽い力でもしっかり書ける反面、少しかすれやすい」のに対して、
    水性のローラーボールは、インクの伸びがよく、なめらかで濃い線が引けるのが特徴です。
    書いた瞬間の「すっと走る感覚」は、油性ボールペンとはまた違った心地よさがあるかと思います。

     

    万年筆との違い ― 書き味は近く、扱いはより手軽に

    ローラーボールがよく「万年筆の入り口」としてご紹介されるのは、
    そのなめらかな書き味が万年筆に近いからです。

    万年筆はペン先(ニブ)が紙に触れてインクが流れる構造のため、
    独特のしなりや字幅の表情が楽しめますが、その分インクの補充やお手入れといった
    お付き合いも必要になります。

    ローラーボールは、多くのモデルでカートリッジやリフィルを差し替えるだけで使え、
    キャップやノックを開ければすぐに書き出せる手軽さがあります。
    「万年筆の書き味に近い感覚を、もっと気軽に味わいたい」という方には、
    ちょうどよい選択肢になるかと思います。

    万年筆そのものとの違いをより詳しく知りたい方は、
    ビスコンティの筆記具一覧などで、
    同じデザインの万年筆・ローラーボールを見比べてみるのもおすすめです。

     

    ローラーボールのメリットとデメリット

    選ぶ前に、特徴を簡単に整理しておきます。

    メリット
    ・水性インクならではのなめらかで濃い書き味
    ・万年筆に近い感覚を、より手軽に楽しめる
    ・キャップ式・回転式など、上質なボディデザインのモデルが多い

    デメリット
    ・油性ボールペンに比べるとインクの消費はやや早め
    ・水性のため、紙によってはにじみやすいことがある
    ・複写伝票など、強い筆圧が必要な用途には不向き

    普段の手帳やノート、手紙やメッセージカードなど、
    「文字を書く時間そのものを楽しみたい」場面で力を発揮してくれる筆記具かと思います。

     

    せっかくなら、長く付き合える一本を

    ローラーボールは、コンビニで手に入る手軽なものから、
    一生ものとして選べる高級モデルまで、幅広く展開されています。

    当店Il Duomoでは、イタリアを中心とした高級筆記具ブランドのローラーボールを取り扱っております。
    同じブランド・同じシリーズで万年筆とローラーボールが揃うことも多く、
    「書斎では万年筆、持ち歩きにはローラーボール」といった楽しみ方もしていただけます。

    たとえば、独創的なデザインで人気の
    ビスコンティ ホモサピエンス フル デモ ローラーボールや、
    名画をモチーフにした
    ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション ローラーボールなどは、
    書く道具でありながら、手元に置く喜びも感じられる一本です。

    ビスコンティ ホモサピエンス フル デモ ローラーボール

    ビスコンティ ヴァン・ゴッホコレクション ジャガイモを食べる人々 ローラーボール

    そのほか、デルタピネイダーといったブランドにも、
    万年筆と並ぶ魅力的なローラーボールが揃っています。

     

    まとめ

    ローラーボールペンは、水性インクのなめらかな書き味と、
    万年筆に近い感覚を手軽に楽しめる、ちょうどよい立ち位置の筆記具です。

    はじめての上質な一本としても、万年筆と使い分ける二本目としても、
    きっと毎日の「書く時間」を豊かにしてくれるかと思います。

    気になるモデルがありましたら、ぜひ一度手に取ってみてください。
    書き味のお問い合わせやご相談も、お気軽にお寄せいただければ幸いです。

  • イタリア万年筆のおすすめブランド・メーカー|ビスコンティとアウロラを徹底比較

    イタリア万年筆界の二大巨頭ビスコンティ(Visconti)とアウロラ(Aurora)。どちらもイタリア製高級万年筆を代表するブランドですが、その個性や書き味は対照的です。「次の一本はビスコンティかアウロラか、迷っている」── そんな方に向けて、両ブランドを歴史・代表モデル・ニブ・書き味・デザイン・価格帯の6軸で徹底比較します。

    本記事で紹介する万年筆はすべて、両ブランドの国内正規取扱店Il Duomo(イル・ドゥオモ)で取り扱っています。専門スタッフによるインク通し・書き味チェック・検品済みで安心です。

    ブランド比較 ― 創業の歴史と哲学

    項目 ビスコンティ(Visconti) アウロラ(Aurora)
    創業年 1988年 1919年(100年以上の歴史)
    拠点 フィレンツェ(イタリア中部) トリノ(イタリア北部)
    創業者 ダンテ・デル・ヴェッキオ / ルイジ・ポーリ イザイア・レヴィ
    ブランド哲学 革新的素材・芸術との融合 古典美・伝統技術の継承
    象徴的素材 火山岩(ホモサピエンス)・フォージドカーボン レジン・セルロイド・自社製造金ニブ

    アウロラは1919年創業、イタリア万年筆ブランドの中で最古参の一つです。トリノに本社を構え、王室御用達としての歴史も持ち、「イタリア万年筆の正統派」と評価されています。一方ビスコンティは1988年創業の新興ながら、革新的素材と芸術性で世界を席巻、いまや高級万年筆の象徴的ブランドの一つに成長しました。

    古典 vs 革新 ── これが両ブランドの一番大きな違いです。

    代表モデル比較

    フラッグシップ:ビスコンティ「ホモサピエンス」 vs アウロラ「88」

    ビスコンティ ホモサピエンスは、エトナ火山の溶岩を素材に使った前例のないモデル。マット質感と独特の重量感が特徴で、ビスコンティの象徴です。

    対するアウロラ 88は、1947年に初代モデルが登場した伝説的シリーズ。シンプルで上品なブラックボディと18Kゴールドニブで、「クラシックな万年筆の王道」を体現しています。

    エントリー:ビスコンティ「ミラージュ・ミュトス」 vs アウロラ「イプシロン」

    両ブランドのエントリーラインを比較。ビスコンティ ミラージュ・ミュトスは宝石やギリシャ神話の神々をテーマにしたカラフルなレジンモデル。一方アウロラ イプシロンは1989年登場のロングセラー、シンプルなデザインで万年筆入門に最適です。

    限定生産品:ビスコンティ「コメディア・ヴァンゴッホ」 vs アウロラ「大陸シリーズ」

    ビスコンティの限定品は、ダンテ「神曲」(コメディア)、ゴッホの絵画(ヴァンゴッホ)など、文学・美術モチーフが多いのが特徴。

    対するアウロラの限定品は、世界の大陸(エウロパ、アフリカ、アジア…)や、イタリアの古地図(マッパ・アンティーカ)、神話的旅行記(イル・ヴィアッジョ・セグレト)など、地理・歴史モチーフが中心です。

    ニブ・書き味比較 ― 両ブランドの最大の個性

    ビスコンティ アウロラ
    ニブ製造 外部調達(ボック社等)+独自技術 自社製造(イタリア国内唯一)
    ニブ素材 14K / 18K / スチール 14K / 18K / スチール
    特徴技術 スマートタッチ(角度の幅を許容) 独特のフィードバック(紙の感触ダイレクト)
    書き味の傾向 しなり強め・なめらか カリカリ感あり・コントロール良好
    初心者向け ◯(角度許容で握り癖選ばない) △(ややクセあり、慣れが必要)
    万年筆ファン向け ◎(熟練者には熱狂的ファン多い)

    アウロラのニブはイタリア国内で唯一、自社製造している貴重な存在です。これがアウロラ独自の書き味を生み出しています。一方ビスコンティはボック社等のニブをベースに独自技術を加えており、近年「スマートタッチ」で書き味の柔軟性を高めています。

    書き味の個性で言うと:

    • ビスコンティ: しなりとなめらかさを楽しむ、「書き味は柔らかい方が好き」な方に
    • アウロラ: フィードバック(紙の凹凸を感じる感触)を楽しむ、「書いている実感が欲しい」方に

    デザイン傾向 ― マット質感 vs 古典的光沢

    ビスコンティは素材で個性を出すブランド。火山岩のマットな質感、フォージドカーボンの織り目、ゴッホの絵画から抽出した発色 ── 触感と視覚の両方で印象的です。

    アウロラはクラシカルなブラックボディが多く、上品な光沢とエレガントなトリム(金具)が特徴。ビジネスシーンや格式の高い場面で違和感のないデザイン哲学です。

    価格帯比較

    価格帯 ビスコンティ アウロラ
    〜3万円 ミラージュ・ミュトス(スチール) イプシロン(スチール)
    3〜7万円 ミュトス上位・レンブラント イプシロン上位・スタジオーネ
    7〜15万円 ホモサピエンス・ヴァンゴッホ 88・タレンタム・オプティマ
    15万円〜 ディヴィーナ オーバーサイズ・コメディア 大陸シリーズ・マッパ・アンティーカ

    同じ価格帯でも、ブランドの個性で選択肢が大きく変わります。エントリー帯でも書き味とデザインの志向で選ぶブランドが決まりやすいでしょう。

    どちらを選ぶべき? ― シーン別おすすめ

    ビジネス・フォーマルシーン → アウロラ

    上品なブラックボディと自社製ニブの安定感。ビジネス手帳・契約書のサイン・フォーマルな場での筆記に最適。アウロラ 88やイプシロンが定番です。

    個性派・芸術志向 → ビスコンティ

    火山岩素材、画家オマージュ、限定生産品。「他人と違う一本」が欲しい方、芸術や美術が好きな方に。ホモサピエンスやヴァンゴッホコレクションが代表。

    万年筆入門 → どちらも◯、ただし方向性で選ぶ

    • 柔らかい書き味重視 → ビスコンティ ミラージュ・ミュトス
    • クラシカルな安心感 → アウロラ イプシロン

    コレクション目的 → 両方持つのが正解

    本格的な万年筆コレクターは「ビスコンティの素材革新」と「アウロラの伝統技術」を両方所有することが多いです。それぞれが補完し合う関係。

    よくある質問(FAQ)

    ビスコンティとアウロラ、書き味どっちが滑らか?

    一般的にはビスコンティの方がしなりがあり滑らかな書き味、アウロラはコントロール感が強くフィードバックがあります。ただし個体差・ニブ素材・調整状態でも変わるため、可能であれば試し書きをおすすめします。

    ニブの修理・調整はどちらが受けやすい?

    両ブランドとも正規取扱店経由でメーカー対応可能です。Il Duomoでは両ブランドの調整・修理対応もしているので、購入後のサポートも安心です。

    アウロラのインクとビスコンティのインク、互換性は?

    カートリッジは規格(欧州標準)が異なる場合があるため、専用カートリッジ使用が基本です。ボトルインクはどちらのブランドのインクでも問題なく使用できます。

    結局、最初の一本はどちらがいい?

    「迷ったら好きな方の見た目で選ぶ」が正解。実物を握って書いてみるのが一番ですが、デザインの直感が長く愛用する決め手になります。Il Duomoの実店舗(入間市)でも試し書き可能です。

    まとめ ― イタリア万年筆の二大巨頭、それぞれの世界を楽しむ

    ビスコンティとアウロラは、どちらもイタリア万年筆を代表する素晴らしいブランドです。革新と伝統、マットと光沢、素材と古典 ── 対照的な個性が、両ブランドの魅力でもあります。

    「次の一本」を考えているなら、本記事の比較を参考に、ご自身のライフスタイルや書き方の好みに合った一本を選んでください。両ブランドの主要モデルはすべて、ヨーロッパ高級万年筆正規取扱店Il Duomo(イル・ドゥオモ)でお求めいただけます。

    ▶ Il Duomo でビスコンティとアウロラの商品を比較する

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  • ビスコンティ完全ガイド ― イタリア万年筆の革新者と代表シリーズ徹底解説

    イタリア・フィレンツェ生まれのビスコンティ(Visconti)は、1988年の創業以来、革新的な素材と古典的な美意識を融合させた万年筆で世界中の万年筆愛好家を魅了し続けてきました。火山岩マグマ素材を使った「ホモサピエンス」、画家ゴッホの絵から色彩を抽出した「ヴァンゴッホコレクション」、ダンテ「神曲」をモチーフにした限定生産品「コメディア」など、ビスコンティの万年筆はどれも単なる筆記具ではなく、芸術品としての存在感を放ちます。

    本記事では、ビスコンティのブランドストーリーから代表シリーズ・技術・価格帯・選び方まで、初心者から上級者まで役立つ完全ガイドをお届けします。記事中で紹介する商品はすべて、ビスコンティ国内正規取扱店Il Duomo(イル・ドゥオモ)でお求めいただけます。

    ビスコンティとは ― イタリア万年筆の革新者

    ビスコンティは、1988年にダンテ・デル・ヴェッキオ(Dante Del Vecchio)とルイジ・ポーリ(Luigi Poli)の2人によってイタリア・フィレンツェで設立されました。創業当時から「過去を尊敬しつつ未来を切り拓く」というブランド哲学を掲げ、伝統的なセルロイドやレジン素材だけでなく、火山岩・ロックブロンズ・フォージドカーボンなど、万年筆業界で前例のない素材を次々に開発・採用してきました。

    とくに有名なのが、2007年に発表された「ホモサピエンス」シリーズ。エトナ火山の溶岩から作られたバサルティック・ラヴァ素材は、世界の万年筆愛好家に衝撃を与え、ビスコンティの代名詞となりました。また、画家ゴッホの絵画から色を抽出するヴァンゴッホコレクション、ダンテ「神曲」三部作をモチーフにしたコメディア限定生産シリーズなど、文化・芸術との結びつきも深いブランドです。

    ビスコンティの代表シリーズ ― 6つの顔

    1. ホモサピエンス(Homo Sapiens)― 火山の力強さ

    エトナ火山の溶岩(バサルティック・ラヴァ)を樹脂と混合した素材で作られた、ビスコンティを代表するシリーズ。マットな質感と独特の重量感、手に吸い付くような握り心地が特徴です。「ブロンズ」「ラヴァカラー」「クリスタルドリーム」など複数のバリエーションがあり、オーバーサイズモデルは存在感抜群。

    2. ヴァンゴッホコレクション ― 画家の絵筆を握るような

    画家フィンセント・ファン・ゴッホの代表作から色彩を抽出し、レジン素材に再現したコレクション。「星月夜」「ひまわり」「カラスのいる麦畑」「夜のカフェテラス」「刈り込まれた柳」「花咲く桃の木」など、絵画タイトルがそのままモデル名になっています。万年筆ファンだけでなく、美術ファンからも人気が高いシリーズです。

    3. ミラージュ / ミュトス ― ビスコンティのエントリー

    ビスコンティの中でも入手しやすい価格帯のシリーズ。レジン素材を使い、「コーラル」「アンバー」「エメラルド」「オーロラ」など宝石をイメージしたカラーリングが魅力。後継ライン「ミュトス」はギリシャ神話の神々(アポロン、ハデス、アテナ、デメテル)をモチーフにしたカラーバリエーションが特徴で、ビスコンティ入門におすすめです。

    4. ディヴィーナ(Divina)― 黄金比のフラッグシップ

    古代ギリシャの「黄金比(1:1.618)」を取り入れた、ビスコンティのフラッグシップモデル。螺旋状の彫りが入った独特のグリップ形状で、エレガントかつクラシカルな印象。オーバーサイズモデルは存在感が圧倒的です。

    5. コメディア(Comedia)― ダンテ「神曲」三部作

    ダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」三部作(地獄篇=Inferno、煉獄篇=Purgatorio、天国篇=Paradiso)をモチーフにした限定生産シリーズ。それぞれの世界観を表現したカラーリングと装飾が施され、コレクター垂涎の的です。

    6. レンブラント(Rembrandt)― クラシカルなエントリー

    オランダの画家レンブラントの名を冠した、クラシカルなデザインのシリーズ。レッド・ブルー・ホワイトなどシンプルなカラーで、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。

    ビスコンティの技術・特徴

    スマートタッチペン先 ― 滑らかな書き味の秘密

    ビスコンティ独自の「スマートタッチ(Smartouch)」テクノロジー。ニブの内部構造を工夫することで、紙に当たる角度に幅をもたせ、書く人の握り癖を選ばないのが特徴です。14K・18K・スチールの3種類が用意されており、好みや予算に応じて選べます。

    パワーフィラー ― ボトルインク派に

    ホモサピエンス・ヴァンゴッホ・コメディアなど多くの上位モデルが採用する独自吸入機構。一回の吸入で大容量のインクを保持でき、ボトルインク派の方に最適です。

    マイペンシステム ― 自分だけの一本に

    ビスコンティのキャップ上部に、誕生石やシルバー・ゴールドプレートを埋め込み、自分だけのカスタマイズができる「マイペンシステム」。プレゼントや記念日の特別な一本にぴったりです。

    価格帯別おすすめ ― 予算で選ぶビスコンティ

    価格帯 シリーズ 特徴
    〜3万円 ミラージュ / ミュトス / レンブラント ビスコンティ入門、スチールニブ中心
    3〜7万円 ミュトス上位、ホモサピエンス エントリー 14Kニブ選択肢登場、書き味格上げ
    7〜15万円 ホモサピエンス、ヴァンゴッホコレクション ビスコンティの真骨頂、所有満足度高
    15万円〜 ディヴィーナ オーバーサイズ、コメディア、限定生産品 コレクターズアイテム、芸術品の領域

    ビスコンティを購入する際の注意点

    個体差はイタリア万年筆らしさの一部

    ビスコンティを含むイタリア万年筆は、ニブの個体差や微妙な書き味の違いが「らしさ」として受け入れられています。日本製のような均一性とは違う、職人の手仕事の温かみを楽しむのが正解です。気になる方は、購入前に専門店で実際に試し書きすることをおすすめします。

    インクとの相性

    ビスコンティ純正インクが基本ですが、他社インクとの相性も良好です。ただし、長期間使わない場合はインクを抜いて保管し、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

    正規取扱店で購入する安心感

    ビスコンティの限定生産品は、転売市場で高額取引されることもありますが、メーカー保証や調整サービスを受けるためには正規取扱店での購入が確実です。Il Duomoは長年ビスコンティを取り扱ってきた専門店で、専門スタッフがインク通し・書き味チェック・検品を行ってから発送するため、安心してお求めいただけます。

    よくある質問(FAQ)

    ビスコンティのペン先は硬い?軟らかい?

    14K・18Kニブは比較的しなりがあり柔らかめの書き味、スチールニブはしっかりとした硬めの書き味です。書き味の好みでニブ素材を選ぶのがコツです。

    ホモサピエンスは普通の万年筆と違うって本当?

    本当です。火山岩素材は通常のレジンよりも重く、手に持った時の独特の存在感があります。一般的な万年筆と比べてやや重いため、長時間の筆記には握力に配慮した持ち方がおすすめです。

    限定生産品はどこで買えますか?

    限定生産品は流通量が限られており、正規取扱店でも入荷次第完売することが多いです。Il Duomoでは限定生産品の取り扱いがあり、最新の入荷状況は商品ページでご確認いただけます。

    メンテナンスはどうすれば?

    使用後はインクを抜いて中性洗剤で軽く洗浄し、乾燥させて保管します。長期間使わない場合は特にこの手順が重要です。専門店で定期メンテナンスを受けることもおすすめします。

    まとめ ― ビスコンティはイタリア万年筆の頂点

    ビスコンティは、革新的な素材と職人技、芸術との結びつきを兼ね備えた、イタリア万年筆を代表するブランドです。エントリーモデルのミラージュ・ミュトスから、フラッグシップのディヴィーナ・コメディア、火山岩素材のホモサピエンスまで、ライフスタイルや予算に合わせて選べる幅広いラインナップが魅力です。

    本記事で紹介したビスコンティの万年筆はすべて、ビスコンティ国内正規取扱店Il Duomo(イル・ドゥオモ)でお求めいただけます。専門スタッフによるインク通し・書き味チェック・検品済みで、安心してお受け取りいただけます。お問い合わせもお気軽にどうぞ。

    ▶ ビスコンティ正規取扱店 Il Duomo で商品を見る

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  • 万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授

    万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授

    ペンの歴史

    こんにちは、Il Duomo(イル・ドゥオモ)新方です。

    今回は先日ペン調整で研修をしていただいたペンドクターのあまり知られていないペンの歴史をまとめてみました。

    とてつもなく昔からあった書きものの歴史

    万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授

    万年筆の歴史で言うと、そもそも筆記具って古代エジプトまで遡って5~6000年前、パピルスに葦の茎を削ったものをペン先にして、顔料みたいなものを砕いたものをつけて書いていたところが出発点にあるんですね。 で、さらに前のメソポタミア文明シュメールの方だと、同じように葦の茎は使ってるんですけど、紙がないので粘土板に押し付ける形だった。 だから「インクをつけてペンとして書く」っていう意味では、エジプトあたりが一番古いんじゃないか、っていう話になります。

    そこから時代が下ると、中世ヨーロッパで映画とかでも見る羽根ペンですね。 鳥の羽根の軸が中空構造になってるのを利用して、専用のナイフ(クイルナイフ)で削り出して使ってた。 ただ羽根は摩耗するから、書き味が悪くなったら削り直しになるし、いい羽根がいつも入手できるかって問題もあった。

    ペンが生まれた瞬間

    万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授 - 関連画像2

    イギリスの産業革命前夜くらいに鉄をだいぶ薄くできるようになって、「じゃあ鉄でペンの形作って使えるようにしてしまえ」ということで鉄ペンが生まれた。 ただこの段階で、インクとの相性問題が出てくるんですよね。 当時一般的に使われてたのが、いま「古典インク」として販売されているタイプで、鉄を酸に溶かし込んで作るインク。 書いた直後は色が薄くて、鉄分が酸化して定着して黒くなる。 さらに、書いた線が見えないと困るから藍(インディゴ)を加えて最初は青く書けるようにして、あとから黒ずむ。 これが「ブルーブラック」の語源で、公文書はブルーブラックで書け、っていう話にもつながってた。

    ただ、この「水に強い」「長期保存に向く」っていう長所が、万年筆側ではトラブルにもなった。 放っておくと万年筆の中で古典インクが乾いて固まってしまって、普通の水洗いで落ちない。 そういうケースが増えて、結果として「普段ほったらかしでも固まりにくい」「油性インクで水に強い」ボールペンがどんどん増えていった。 万年筆がボールペンに取って代わられた大きな理由はそこですね。

    ボールペン 時代の転換期

    万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授 - 関連画像3

    しかもボールペンは、先端にボールがあって、そのボールが真球に近いか、抜け落ちないようにしつつインクが流れるようにするか、っていう精密加工が必要で、国の工業力が出る筆記具でもある、っていう話がある。 ベアリングを作る技術と重なるんですね。 なので日本のボールペンは世界トップの一つで、逆に中国は伸びてきてるけどリフィルの評価は高くない、という見方もある。

    で、その古典インクが「洗えない・溶かせない」って弱点に対して、固定インクはビタミン c 水溶液です。 酸化還元反応で酸化で定着固まった鉄分を還元反応で溶かしてるんですね。 それでこう対応しています。 開発したのは日本人のインク愛好家ですね。 ご自分で古典インク作っている方ですごいですね。 すごい。 この方の協力でプラチナさんが古典インクのカラーバリエーションを出したのがきっかけで、古典インクっていうのが再評価されてブームちょっとね、来た形になってるんですね。 溶かせるから安心して使えるよみたいな感じで そう それで流行ったんですね 。

    インクブームの流れへ

    ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆これが近代に至って、再評価されるように至ったっていうのは、本当にインクブームに乗っかったってところと、個人個人が使い続けることによって、その人の手に馴染む、要はペン先のところがすり減って、その人の書き癖を覚えてくれる。 使うことでその人に合わせて育ってくれるっていうところが、受けてるという部分はかなり大きいと思うんですよ エージングみたいなものが変わってくるそうです。

    このペン先のところの方も、まあこれはステンレスですけれども、古典インクっていうのは酸、硫酸とか塩酸がものによって使われているので、すぐ錆びちゃうわけですよ、鉄ペンは。 なので錆びない金属ということで金が使われるようになりました そこからが金なんですね そう、それまでは一応あの貴族階級とか上流階級の方では、もうサビないから金で作ったペンをっていうふうなのはあったんです。 ただ、金は擦り減るのが早い、柔らかいです。 なので、金があるところしか使えなかったわけですね。 で、そこに対して、ペン先のところにイリジウム、プラチナ系の耐摩耗性が高い金属ですね。 それをくっつけることを考案したやつがいまして すごい で、じゃあ金の先端のところにそのイリジウムをつけたら、こう摩耗しないで長く使えて、酸にも強い最高のペンできるんじゃないかっていう風な形で作られたわけですね。 ちなみにこのイリジウム、日本国内でも産出しています。 北海道で産出されてるんですね。 あの漫画原作でアニメあの、映画にもなったゴールデンカムイっていう作品がありますけれども、あれの中で北海道編で金掘りしてる連中が、あの金以外でもあの都会の方に売れる金属があるんだっていう風に騒いでたのはこのイリジウムですね。 で、その北海道産のイリジウムを購入してメインで使ってたのがパイロットなんです。北海道産のイリジウムってめっちゃ硬かったらしいんですよ。 パイロットが万年筆に使うようになって、当初毎日筆記具としてね、公式に使われるのが万年筆だった時代に、購入してから三年後にそろそろお手になじんだ頃でしょうかっていう伺いのハガキをパイロットが顧客に出してたんですよ。

    現在と過去の使い方の違い

    万年筆イラスト

     

     

     

     

     

    今と比較にならないくらい使い込んでいる時代で、 三年経ってようやく手になじんだかっていうね。 ちなみに現代だったらヶ月使えば手になじみ始めるって言われてます 3ヶ月か。 ちょっと話ずれるんですけど はい その結構最初の時点でベストの状態にしておく方がいい説と、様子見てなじませた方がいい説と二つあるじゃないですか。それ調整師の間でも意見分かれてるんです。

    ただ結論から言っちゃうと、あの書き味のピークっていうのが種類あるっていう言い方が一番正しいと思うんです。 僕らの調整の方で、その人その人の書き癖に合わせてピークを本当にピークにピッっていう風に上げる形はできます。 ただ、そうすると使い込むとそのトップのピークの書き味っていうのはすぐ劣化し始めちゃうわけです。

    そのペン先のところの最良の状態が劣化し始めると同時に、その人の書き癖っていうのもペンに馴染んでいって、こう使い手として調和が取れる書き味っていうのがこういう風に上がってくるんですね。 グラフの方の書き味のピークがこういう 二種類の山になるんです。 で、その人の手癖と、あの万年筆の方の状態が一致した後のピークっていうのはかなり長続きするんです おー本来、調整師が調整しないで自分で育てるっていうのは、この赤穂者の方を持続する。 書き味を長引かせるっていうふうな、そっちの方を育てるっていうふうちょうになっていくんですね。

    参考文献

    東京大学大学院 総合文化研究科|紙の手帳の脳科学的効用について ~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~

    国際生命情報科学会誌:色彩の生体心理効果(木戸 眞美) 

    一般社団法人映像情報メディア学会|青色のストレス反応抑制効果~唾液コルチゾールによる検証~ 

    University of Waterloo による実験(2017年)

    Journal of Human Environmental Studies :伝達先記憶はソースメモリーより脆弱なのか?

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    Il Duomoで万年筆の世界を体験する

    万年筆の歴史を知ると、その背景にあるイタリア・ドイツ・日本それぞれのクラフトマンシップにも興味が湧いてきます。Il Duomoでは、各国の万年筆を実際に手にとってお試しいただけます。

    アウロラ(イタリアの伝統派)
    ビスコンティ(芸術系)
    モンテグラッパ(老舗ブランド)
    Il Duomoのショップで万年筆をみる

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    学びをもっと快適に。疲れにくい万年筆のススメ

    学習に最適な万年筆 

    こんにちは、Il Duomo(イル・ドゥオモ)です。

    大人も子どもも、学びがますます重要になっているこの時代。
    受験勉強はもちろん、リスキリング…社会人のスキルアップや資格取得など、日々の努力が求められる場面は多いですよね。

    例えばTOEICでスコアを100点上げるには200〜300時間、宅建士の試験合格には最大500時間もの学習が必要だと言われています。
    これだけの長時間、少しでも負担を減らしたい…さらには学習に効果的な道具が欲しい!
    そんなときにおすすめしたいのが「万年筆」です。

     長時間の筆記でも疲れにくい理由

    万年筆の最大の魅力は、書くときの手の負担が少ないこと。

    ペン先が紙に軽く触れるだけでインクがスムーズに出る構造なので、強い筆圧をかけずに済みます。
    特に軸が太めのモデルでは筆圧が下がり、持ちやすいのも特徴。

    万年筆は長時間の勉強やノート作成でも手が痛くなりにくいのです。

    社会人の方からは「長時間使っても手が疲れにくく、集中力が続く」といった嬉しい声もいただいています。

    「書いて覚える」には、科学的な理由がある

    学習に最適な万年筆

    昔ながらの学習法、「手で書いて覚える」。実はこれ、ただの気合い論ではありません。

    東京大学の研究によれば、手書きでノートを取った学生は、デジタルデバイスでタイピングした学生よりも記憶の定着率が高かったというデータがあります。

    言語聴覚士さんから聞いた話ですが、特に文字のかたちや語彙などを覚える際、「指の感触」が非常に重要で、
    書字障害のお子さんなどに砂に文字をゆっくり書くワークをすることで文字の形を覚えやすくするアプローチがあるとのこと。
    手書きには「書く」という動作と「見る」という視覚的情報がセットになっており、脳の広範囲が活性化されるそうです。
    書字障害へのアプローチとしても「手で書く」ことの重要性が認められていることから、やはり手書きは記憶力を高めるうえで大きな効果があると言えるでしょう。

    青インクが記憶を助ける?

    学習に最適な万年筆

    さらに注目されているのが、「青色のインク」の効果です。

    青は“集中”や“冷静さ”を引き出す色として、心理学的にも高い評価を得ています。青色を見ることでストレスホルモンの分泌が抑えられ、リラックスした状態で学習に取り組めるとも言われています。

    実際に「青インクでノートを取ると記憶に残りやすい」という声も多数。脳が“普段と違う刺激”に反応しやすいため、黒ではなく青を使うことで印象が強く残るのです。

    あの有名な「青ペン書きなぐり勉強法」も、まさにこの発想から生まれています。書いたページが青で埋まっていく達成感は、モチベーションアップにもつながりますよ。

    万年筆ユーザーに向いている!効果的な勉強法4選

    せっかくなら効果的な勉強法をしたいもの。
    筆記ならではの五感をくすぐる方法や、インクの色を活用した勉強法をご紹介します。

    1. コーネルノート法(Cornell Method)

    学習に最適な万年筆 コーネル法

    記憶の整理と復習に最適なノートレイアウト法。

    やり方:

    ノートを以下の3つの領域に分けます:

    1. メインノート欄(講義や読書内容などを記録)
    2. 左:キーワード・質問欄(復習時に使う)
    3. 下:要約欄(復習後に内容をまとめる)

     

    学習に最適な万年筆 コーネル法

    なぜ記憶に効く?

    ・情報を自分の言葉で整理することで、理解が深まる
    ・後日見返すときに効率的
    ・「問いを立てる」習慣が定着しやすい

    🖋おすすめ万年筆活用法:
    左欄と右欄で色(インク)を分けると、視覚的に情報を分類しやすくなります。青系インクでメイン、疑問に思ったことを赤インク、など。

    2.マッピング法(マインドマップ)

    学習に最適な万年筆 マインドマップ法

    関連づけて覚えるのが得意な人におすすめ。

    やり方:

    中央にテーマを書き、そこから放射状に枝を伸ばして関連キーワードをつなげていきます。

    もし対立する分野があれば視覚的にも対立させたり、仲間同士を近づけたりすると連想しやすいです。

    なぜ記憶に効く?

    ・脳の“連想記憶”に働きかける構造
    ・図と文字の組み合わせで視覚的に記憶しやすい
    ・理解・発想・記憶を同時に促進

    🖋おすすめ万年筆活用法:
    複数色のインクを使って枝の階層ごとに色分けすると、構造がはっきりします。ブルーブラック・ターコイズ・セピアなども映えます。

    3. Feynman(ファインマン)テクニックノート

    学習に最適な万年筆 ファインマンテクニック 学習に最適な万年筆 ファインマンテクニック

    「教えるように書く」ことで、記憶も理解も深まる!

    やり方:

    1. 学習したこと(これから書くこと)のタイトルを書く
    2. 学んだ内容をノートに「人に教えるつもり」で書く(難しい言葉を使わず、自分の言葉で説明する)
      実際に声に出して説明するのが大事!
    3. 説明しきれなかった部分や疑問に思ったことをメモしておく
    4. ③のうまく説明できなかったところを見直して再学習

    学習に最適な万年筆 ファインマンテクニック

    学習に最適な万年筆 ファインマンテクニック

    なぜ記憶に効く?

    ・「教えようと書く」ことによって、理解があいまいな箇所を可視化

    🖋おすすめ万年筆活用法:
    重要な部分は赤インク、それ以外はブルー系など分けるとわかりやすい。声に出してみて、重要なキーワードが出てきたら違う色にしてもいいでしょう。

    4. 青ペン暗記ノート法(応用編)

    語彙ノート 学習に最適な万年筆 

    「青インクで書くと記憶に残る」をさらに活かす方法。

    黙読・他人に読まれる・自分の録音を聞く・リアルタイム音読の4条件を比較し、リアルタイムの音読が記憶において最も有効であることがわかっています。

    やり方:

    ・覚えたい内容は青ペンで書く
    ・繰り返し書きながら声に出す!

    なぜ記憶に効く?

    ・青色の心理効果(集中・リラックス)
    ・繰り返しのアウトプットで学習強化
    ・声に出すことでより「生産効果」が高まり、記憶に残る

    🖋おすすめ万年筆活用法:
    視認性の良いブルー・ターコイズ・ロイヤルブルーなどを使うと記憶に残りやすく、色の美しさがモチベーションにも。

     万年筆が特におすすめな方

    こんな方には、ぜひ万年筆を学習のお供にしてみていただきたいです。

    • 長期間の受験勉強を頑張る学生の方
    • 資格試験に挑戦する社会人の方
    • 語学学習に取り組む方
    • 記憶力を高めたい中高生
      …などなど

     

     万年筆選びで注目すべきポイント

    「どんな万年筆が勉強向きなの?」と迷われる方のために、以下のような基準で選ぶと安心です。

    • 軽くて持ちやすいデザイン(手の大きさや筋力にもよりますが40gくらいまでが扱いやすい)

    • 筆圧に左右されない滑らかな書き心地

    • カートリッジ式でインクの扱いが簡単

    • 青インクが映えるインク窓付きモデル(青ペン勉強法の場合)

    初心者向けのモデルでも、驚くほど快適に書ける万年筆がたくさんあります。

    字幅は?

    ビスコンティ 字幅サンプル

    一般的なノートのサイズ、漢字を書くこと、それと視認性のことを考えると、EFかFがおすすめです。

    特に舶来品であれば、EFがよいでしょう。

    (字を大きく書く方はMやBでもよいと思います。)

    長時間筆記のことを鑑みると、フレックスや柔らかすぎるペンなど特殊なペン先(スタブ、イタリック、ミュージックニブなど)は避けた方がよいです。

    あると便利!吸い取り紙やブロッター、おすすめノート

    大量の文字を書くと、インクが手に付きがち。

    ブロッターを使ってインクを適宜吸い取ってあげると快適です。

    ブロッター 勉強 学習に最適な万年筆の道具
    ブロッター

    吸い取り紙
    ブロッティングぺーパー 吸い取り紙

    ノートは、紙の質感によっていろいろな種類があるのでお好みですが、五感をより刺激するなら「ざらざら系」ノートがおすすめ。

    コクヨが出しているペルパネプ ザラザラという商品は、絶妙にザラザラな質感の紙を採用しており、
    記憶に残りやすいノートと言えるでしょう。
    ザラザラな分、滲みは出ますのでお好みで。

    万年筆に向いている 学習用ノート

    ノート ペルパネプ ザラザラ

    ツバメノートも適度な質感で勉強に向いています。

    ツバメノート 学習に適したノート

    ツバメノート  B5

     好きなペンと色で、学びの時間が変わる! 学びに寄り添う、特別な一本を

    「お気に入りのペンがあるだけで、自然と書きたくなる」

    そんな経験、ありませんか?わたしはあります…!

    お気に入りの万年筆を手にすることで、書くこと自体が楽しくなり、勉強にも前向きになれるという声は多く聞かれます。
    インクの香り、ペン先が紙を滑る感触、美しい発色…。万年筆は五感を心地よく刺激してくれるツールでもあるのです。

    気分によってインクの色を変えたり、ペンのデザインを選んだりと、まるで毎日を彩るファッションのような楽しみ方もできます。

    毎日の学習は、時に辛くなることもありますよね。
    そんなときでも、「この万年筆があるから、もう少し頑張ってみよう」と思えるような一本が、きっとあなたの背中を押してくれます。

    学びの相棒として、あなたにぴったりの万年筆を探してみませんか?
    集中力と記憶力を高めるお手伝いができたら、私たちも嬉しいです。

    🖋 勉強におすすめの万年筆と青インクは、こちらのページ↓でご紹介しています。
    自分だけの“特別な一本”を、ぜひ見つけてみてください。

    学習に最適な万年筆

    参考文献

    東京大学大学院 総合文化研究科|紙の手帳の脳科学的効用について ~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~

    国際生命情報科学会誌:色彩の生体心理効果(木戸 眞美) 

    一般社団法人映像情報メディア学会|青色のストレス反応抑制効果~唾液コルチゾールによる検証~ 

    University of Waterloo による実験(2017年)

    Journal of Human Environmental Studies :伝達先記憶はソースメモリーより脆弱なのか?

    ▼ あわせてお読みください
    万年筆の歴史 【書く道具の歴史】ペンドクターから伝授
    万年筆で 読書記録のススメ
    それぞれのメーカーの書き味の違いを最大限感じるために

  • 2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

    あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。

    今日は2024年のペンを振り返ろうと思います。

    2024年はどんな年でしたか?
    Il Duomoでは、年末に掘り出し市セールやポイントチャリティキャンペーンを実施することができ、
    みなさまの温かいお気持ちに感謝する年末となりました。

    すでに売り切れの商品もありますが、振り返る意味で載せておきます。

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン

    デルタ 限定生産品  少数民族シリーズ センチネル族 万年筆

    今年の顔と言ってもいいのではないでしょうか?デルタ復活後、はじめての少数民族シリーズ。以前のデルタでも少数民族シリーズはリリースされており、マサイ族やベルベルなど、有名な少数民族からあまりなじみのない民族まで、文化がデザインに落とし込まれているのが魅力のシリーズでした。
    デルタ復活後1本目の少数民族は、まだ謎に包まれているセンチネル族をチョイス。
    クリップ部のデザインや、ニブデザインの島の形がジオグラフィック!という感じでグッと来ました。

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像2

    レオナルド 限定生産品 モーメントゼログランデ2.0 ガラッティカ プラネタリーネブラ 万年筆

    レオナルドのガラッティカシリーズは宇宙をイメージした3種のレジンでリリース。
    一番人気だったのはこちらのプラネタリーネブラでした。青緑色と金色のラメのマーブルがまさに星雲!ひとつひとつ模様が違うのですが、どれも美しく素敵な軸でした。

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像3

    ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

    不動の人気を誇るディヴィーナエレガンスシリーズ。黄金比を利用した、ねじったデザイン(シルバー)にゆらぎのある樹脂。これも今年かわらず人気でした。
    限定品もおもしろいですが、こういった定番のものが安定して購入されるというのは、やはりうれしいものです。ディヴィーナエレガンスシリーズは、いろいろな万年筆やボールペンを買われた方が最終的にたどり着くペンと言いますか、初心者向けではないものの、玄人志向のペンだなと思います。

     

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像4

    ナーヴァル ホライゾン ドーン 万年筆

    2024年からお取り扱いをはじめたナーヴァル。アメリカ生まれのナーヴァルですが、手が届きやすい価格帯なのにとても綺麗でギミック豊富な軸ばかり。
    なかでも太陽の光の移り変わりをあらわした「ドーン」や「ダスク」は日本人の感覚にも合うテーマだなと思いチョイスしてみました。
    DAWN TILL DUSKという言葉は、夜明けから夜更けまでという意味。
    日本語では夜明けや夕暮れ関連の言葉が何種もあるので、なじみがあるなと思います。

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像5

    スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ オレフィチェ 万年筆

    安定的におすすめしているスクリーボ。今年のスクリーボの顔は、オレフィチェ!
    華やかなボローニャの通りをイメージ。金ラメいりの上品な樹脂が、いままでにない雰囲気。繊細で上質な書き味は変わらず。とめはねはらいが綺麗に出るのでペン習字にもよいですね。2025年も楽しみなメーカーです。

     

     

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像6

    レオナルド モーメントゼロ プラヴィダ 万年筆 スチールニブ(ゴールド/シルバートリム)

    鮮やかな軸が目立ちました!春の訪れを心から喜ぶような模様ですが、通年求められる印象でした。鮮やかさをさらに際立たせるように、ゴールドトリムが人気でした。通常シルバートリムのほうが人気なので、とても興味深かったです。みなさん軸とトリムのバランスはかなり慎重に選ばれているようです。

     

    2024年を振り返って-万年筆界の動向

    2023年にコロナ禍が明けてから、海外のメーカーも通常通り動くようになってきた2024年ですが、
    ロシア・ウクライナ情勢のこともあり、ヨーロッパでは物価高や原料の高騰が著しいのが現状です。
    万年筆やボールペンなどの筆記具も言わずもがな、影響がありました。

    そんななかで、少しずつ万年筆界も活気を取り戻してきたのが今年の様子だったかなあと思います。

    ナーヴァルのように、きれいだけども高級万年筆のなかでは比較的安価なブランドが出てきているのも、最近らしい動向かなと思います。

    コロナ禍を経て、リモートワークが当たり前になったり、食事のテイクアウトが普及したり、暮らしにも変化があるなかで、
    万年筆という道具はどのように求められるのか、私自身は不安も大きかったのです。

    しかしながら、「手で筆記を楽しみたい」というニーズは減ることがなく、むしろ定着していった様子もあり。
    ノートとペンで書く、という特別な体験はパソコンやスマートフォンが主流の暮らしの中でより一層、特別さを増して行っているのかなあと思います。
    来年もみなさまに上質な筆記体験をお届けできるよう、尽力いたします。

    引き続き、Il Duomoをどうぞよろしくお願いいたします。

     

    こちらに、2024年特に人気だったペンをさらにピックアップして載せてありますので
    よろしければ、こちらもどうぞ!↓クリックすると開きます

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像7

    おまけ:Il Duomo’s Book Shelf 今年読んでよかった本

    毎年恒例になりつつある、おすすめ本コーナー。
    店長が2024年に読んでよかったと思う本を置いておきます。

    今年はビジネス書を読むことが多く、なかなか文学を味わうことができなくて…
    ですが、その中で「これはよかった!」と思う本をご紹介。

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像8
    わたしの今いるところ そしてこれから 中村桂子・編

    子供の時からなぜか太古の生物が好きだったのですが、もう少し深く知りたいなと思っていた時に生命誌博物館の元館長さん、中村桂子さんの存在を知りました。
    ゴーギャンの絵画のタイトルにあるように、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」とテーマを、
    文学と科学を行ったり来たりしながら横断的に編集するという、とても難しい編集をやってのけたのが中村さんです。
    生命誌博物館の雑誌はどれも秀逸!

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像9

    島とクジラと女をめぐる断片 アントニオ・タブッキ

    北大西洋の中ほどに浮かぶアソーレス諸島。アフリカと言ってもいい気候の島で伝統捕鯨で生計を立てる人々と、
    そこへ来る観光客たちが織り成す、人間模様を描きます。アントニオ・タブッキはイタリア人で、須賀敦子さんが訳をしています。
    須賀敦子さんの簡潔な訳も読みやすく、タブッキ節が難解ながらも心地よい。
    アントニオ・タブッキなら、「インド夜想曲」がまずおすすめですが、2冊目3冊目にはこちらもぜひ。

     

    2024年、人気だったペン・おっ!と思ったペン - 関連画像10

    すべての見えない光 アンソニー・ドーア

    ナチス時代のドイツ。孤児院で育ちながら、工学に興味を持ち、そのたぐいまれな才能を買われナチス党に入った少年と、
    同じ時代のフランスで博物館勤務の父と二人で暮らしている好奇心旺盛な盲目の少女。ふたりをつなぐ自然科学への興味、そしてフランスが持つ、幻のいわくつきの宝石をめぐるナチスの思惑…
    二人の目線を丁寧に描きながら、希望を描く長編小説です。
    アンソニードーアの代表作と言ってもいいでしょう。
    争いの絶えない世の中を照らすのは、なんなのか。
    アンソニー・ドーアの深淵をみつめる眼がやさしく、ただの小説で終わらない壮大なテーマが描かれています。
    腰を据えて読まないといけないのがネックですが、長期休みにはぜひ…!

     

    2025年ももみなさまに楽しいペンの情報をお届けしてまいります。
    どうかみなさま、よいお年をお迎えくださいね。

     

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    ▼ あわせてお読みください
    2023年の万年筆を振り返り。
    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します
    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?
    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ
    Leonardoレオナルドの万年筆の特徴!書き味は?おすすめペン&気を付けること
    スクリーボ(Scribo)万年筆の特徴とおすすめのモデル。書き味は?

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    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します | 旧デルタの時との違いも

    こんにちは、万年筆のネットショップIl Duomoの店長・佐藤です。

     

    デルタのドルチェヴィータDVについて、よくお問い合わせをいただくことがありますので
    まとめてたいと思います。

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

     

    とくあるご質問としては

    「2018年以前のデルタとはどう違うの?」

    「プレミアとか、ミッドサイズとか、いろいろとモデルが増えているけど、どこが違うの?」

    「モデルの違いによる書き味の違いはある?」

    「以前のデルタのミッドサイズ、現在のデルタのミッドサイズの違いは?」

    「書き味はどう変わった?」

    など。

    こんなにラインナップが多いのですから、悩みますよね。ぱっと見同じに見えますし。

    ドルチェヴィータ ラインナップ デルタ スクリーンショット

    ひとつひとつご説明していこうと思います。

    デルタの特徴

     

    まずデルタについて

     

    デルタ(DELTA)はもともと1982年ナポリ創業のペンブランドです。

    美しいレジンと、南イタリアの伝統職人アルチザンによる手仕事感の残るナポリらしいペンづくりをして

    世界中で人気を博しました。

    1994年にナポリで開催されたG7サミットではデルタの万年筆が調印式に使われ、その名を知らしめました。

    特にオレンジと黒のかけあわせがいかにもナポリらしい、名前もジューシーなドルチェヴィータ(甘い生活という意味)シリーズは

    日本では小説や映画の影響もあり、人気になりました。

    しかし2017年~18年にかけて色々とあって休業。

    創業者は複数人いましたが、ひとりはレオナルド・オフィチーナ・イタリアーナを新たに創業。

    デルタの中心人物ニノ・マリノ氏はネットゥーノやマイオーラの経営を通して、デルタ再開の機を狙っていたようです。

    2022年、満を持して本格的に再始動。ニノ・マリノ氏が代表をつとめるマイオーラの工場の別ブランドラインとして、動いています。

    マイオーラ・レオナルド・デルタの違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

    【ドルチェヴィータ軸の比較】マイオーラ・ミト・オリジンとレオナルド・DNA、デルタ・DVのちがい

    マイオーラとデルタは、似ていますがマイオーラのほうがでっぷりとした軸のほうが多く、デルタは以前のデルタにかなり近いデザインです。

    レオナルドの特徴やおすすめモデルについてはこちらの記事をどうぞ。

    Leonardoレオナルドの万年筆の特徴!書き味は?おすすめペン&気を付けること

    いま出ているDV(ドルチェヴィータ)シリーズの、モデル違いについて

    DVプレミア |スチールニブ/14Kニブ選べる

    デルタ DVpremiere両用式 プレミア

    デルタ DVpremiereピストン式 プレミア

     

     

    DVオリジナルミディアム(両用式)|スチールニブ/14Kニブ選べる

    デルタ DVミッドサイズ スチール 両用式

    DVオリジナルミディアム(ピストン)|スチールニブ/14Kニブ選べる

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します | 旧デルタの時との違いも

    DVオーバーサイズ |18Kニブ

    デルタ DVオーバーサイズ

    ライトバランス DV |スチールニブ/14Kニブ選べる

    ライトバランス デルタ 14K

    一番最初に出たのがプレミア。その後ライトバランスが出て、オリジナルミディアム、最近(2023年末)オーバーサイズが発売されました。

    それぞれの違い

    プレミアとオリジナルミディアムの違いですが、デザイン全体の違いとなります。
    プレミアはキャップ・尻軸が円錐形です。キャップリングデザインも違います。

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

     

    特にキャップリングはオレンジレジンで贅沢に挟まれており、いまにもプレミア!という感じのたたずまい。

    オリジナルミディアムとプレミアを比較すると、オリジナルミディアムサイズのほうが太めで短く、でっぷりとしたデザインとなっています。

    プレミアはややすっきりとしたデザインですが、軸が長めです。

    ニブはどちらも同じものを使用しています。以前のデルタ ドルチェヴィータ ミディアムオリジナルに近いのはやはりオリジナルミディアム

    ライトバランスは、他にも各種色があるなかでドルチェヴィータカラーのオレンジ色を出してくれた、という文脈なので
    他とは比較対象にはならないかもしれませんが、細め軸・すっきりとしたデザインで、ライトバランスという重りのある機構はおもしろいです。
    首軸がくびれていて、持つところとしてはやはり一番細いです。
    キャップリングが上のほうにあるのも特徴ですね。

    オーバーサイズは旧デルタのオーバーサイズを復刻したものと思われ、かなり大きいです。
    両用式かつアイドロッパー式となっています。

    まだ計測ができていないので、計測次第ここにも書きます。

    デルタ 比較 ピストンと両用式

    ※ちなみにオリジナルミディアムでも、両用式とピストン式で長さが若干違います。
    ピストン式のほうが0.5cmほど長い!プレミアも同じくピストン式のほうが長いです。

     

    簡単にまとめると

    円錐形のキャップ・尻軸、特殊なキャップリングなのがDVプレミア。

    オリジナルミディアムはでっぷりとしたデザインで、旧デルタのオリジナルミディアムにも近い。

    ライトバランスは他にも色があるなかでのドルチェヴィータカラーラインナップ。

    オーバーサイズはかなり大きい!

     

    モデルの違いによる書き味の違いはあるのか

    結論から申し上げますと、オーバーサイズ以外は同じニブを使用しています。
    プレミアも、オリジナルミディアムもライトバランスも、ニブの種類は同じです。

    デルタのスチールニブ、14Kニブの書き味

    デルタは、Jowoというメーカーを使用しています。

    スチールニブの方向性としてはレオナルドと似ていて、硬すぎず柔らかすぎず、万人受けするような、サクサクとした書き味に、インクフロー多めで滑らかに仕上げるというもの。

    レオナルドのほうが、若干キレはありますが、その分カリカリすることもあります。

    デルタは丸い研ぎ出しで、とめはねはらいは、日本のペンほど綺麗には出ませんが、気持ちよく書けるニブとなっています。

    また、フレックスニブもあります。これも出来栄えはレオナルドに似ています。

     

    デルタの14Kニブは、スチールニブよりも柔らかですが、柔らかすぎるということなく、誰にでも使いやすい・扱いやすいニブです。

    スチールニブと比較すると、ややキレがあり、とめはねはらいも表現しやすい印象です。

    そしてどのメーカーにも言えますが、ほんとうに微細なことになりますが、スチールニブから伝わってくる振動と、金ペンから手に伝わる振動では
    総じて金ペンのほうが上質な感じになります。
    コスト的に仕上げに時間をかけているということもありますし、
    金属自体の特徴でもあるのかなと思います。

    ですので、長く(期間もそうですし、一日の使用時間)使いたい方は金ペンのほうがおすすめです。

    字幅はどちらも国産の1~1.5段階上と思っていただければと思います。

    サンプルをあげておきます。

    スチールニブの字幅サンプル

    デルタ字幅サンプル バリエーション

    デルタ字幅サンプル バリエーション

    14K

    デルタ字幅サンプル バリエーション デルタ字幅サンプル バリエーション

    このような感じ。5㎜方眼に書いています。

     

    モデルによる印象の違いはあるか

    基本的にはニブが同じであれば、同じような書き味になりますが
    軸の重さ、バランス、軸の太さなどにより、書きやすさは変わってきます。

    私の主観も入るので、それを引き算して読んでいただきたいのですが、以下のように感じます。

    ・DVプレミア →ミディアムに比べると細め・長めなのでスチールも14Kもすっきり書ける印象。EF,Fが似合う感じが。

    ・DVオリジナルミディアム→ 太め・短め(キャップポストしてもそこまで長く感じない)軸なのと、プレミアより重いので自重で書ける感じがある。太軸なのでEFよりはF,Mあたりが似合う。スタブも良い。でもEFでも書きづらいということはない。

    ・DVオーバーサイズ →#8という大きいニブを使用しているため、細字よりは中字以降のほうが合う。 ※書き味は、未入荷なので要追記!

    ・ライトバランス→ 細軸・軽いので、サクサク書ける印象。尻軸の重りを活かして、ご自身のバランスを探すのも乙。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

     

    以前のデルタのミッドサイズ、現在のデルタのミッドサイズの違いは?

     

    違いを表にしてみました。

     

    旧デルタのミディアムオリジナル(時代によっても多少違います) 現デルタのオリジナルミディアム
    機構 カートリッジ、コンバーター両用式 カートリッジ、コンバーター両用式/ピストン吸入式 選べる
    全長 約13.8cm (収納時) 約16.7cm (キャップポスト時) ピストン:約14.2cm(収納時)約17.5cm(キャップポスト時) 

    両用式約14.2cm(収納時)約17.2cm(キャップポスト時)

    胴軸径 約1.6cmφ 胴軸:約1.5cm⌀ グリップ(最小径):約1.24cm⌀
    キャップ径 約1.8cmφ キャップリング部:約1.7cm⌀
    重さ 約30-34g ピストン:約37g 胴軸:約26g
    両用式:約35g 胴軸:約24g
    キャップのみ:11g
    クリップ ローリングウィール式 ローリングウィール式
    キャップリング シルバー925 シルバー925/バーメイル
    字幅ラインナップ EF/F/M/B EF/F/M/B/STUB 1.1mm/STUB 1.5mm/フレックスEF/フレックスF
    ニブのメーカー Bock(ハート穴) Jowo(ハート穴丸形)
    天冠 デルタロゴのプレート デルタロゴのプレート
    シリアルナンバー キャップに印字 キャップに印字

     

    こうして違いをみると、まずピストン吸入式と両用式を選べるようになったのは良いですね。

    それとトリム(金属)カラーも、シルバーとゴールドと気軽に選べるようになりました。

    また、気になるサイズ感については、旧デルタよりも若干、現在のほうが長くなり、軸径は旧デルタのほうが太いです。

    ですので旧デルタのほうが寸胴、というふうになります。
    ただ、ほんのわずかな違いなので、印象としてはほとんど同じかと思います。

    重さも、年代によって違うようですが旧デルタのほうが30-34gと、軸が短い分なのか?軽め。
    デザインにおいてはほとんど同じということがわかります。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

     

    旧デルタのオーバーサイズとの違い

    旧デルタにもオーバーサイズが限定生産品として、存在しておりました。

    今回出たオーバーサイズは、その復刻版と思われ、サイズも似たものと思われますが

    現時点で未入荷ですので、計測など済み次第、追記します。

     

    書き味はどう変わった?

    デルタ ニブ 字幅

    旧デルタはおおむねBock、現在はJowoを採用しています。(旧デルタの情報があまりないので、もしご存知の方がいらしたらお教えください・・・!)

    メーカーの違いだけでは書き味はわかりませんが、ひとまず、ほぼ違うものになったということだけは言えます。

    私は今現在、旧デルタのペンを持っていないので、以前書いた時の感触を思い出しながら記しますが

    比較すると、現在のJowo製ニブのほうが格段に安定感は増している印象を受けます。

    特に書き出しや、インクフローの安定感など、とても良くなりました。

    ハート穴が無くなってしまったのは残念ですが…それでも書き味が向上している方が良いでしょう。

    上の方にも書きましたが、方向性としては今のところレオナルドと似ていますが、

    これからどのように独自性を出していくか、を見ていくのが楽しみです。

     

    総評

    旧デルタのドルチェヴィータを選びたいならオリジナルミディアム、独自性を追求したいならプレミア、
    でっぷりした迫力を選びたいならオーバーサイズ、スリム感を選ぶならライトバランス
    …という感じでしょうか。

    ナポリの明るさを存分に楽しめるドルチェヴィータシリーズが復活したとあって、
    万年筆界に太陽が戻ってきた!という感じがします。

    気になっていた方も、そうでない方も、ぜひぜひお手にとって頂きたい逸品です。

    美しいペンの写真たち、並べておきます。画像をタップすると商品ページに行けます。

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

    デルタ DV ドルチェヴィータ 万年筆

     

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  • 2023年の万年筆を振り返り。

    2023年の万年筆を振り返り。

    こんにちは、Il Duomoの佐藤です。

    もう早いもので2023年も終わりですね。みなさま、今年はどんな年でしたか?

    わたしは昨日、今年新たにお迎えした万年筆で今年の振り返りをしました。

    やはりお気に入りのペンで書くと、気持ちも整い、心に素直に向き合える気がします。

     

    2023年を振り返る。印象的だったペンたち

     

    さて、2023年もたくさんのペンが私たちの前を通り過ぎていきました…。

    そのなかでも特に人気だったペンや、店長やスタッフお気に入りのペンなど

    2023年で印象的だったペンをご紹介します。

     

    デルタ DV オリジナルミッドサイズ 万年筆 ゴールドトリム

    さて一投目は、やっぱり今年の顔!デルタ・オリジナルミッドサイズ。

    以前のデルタに最も近いサイズ感ということで、人気を集めました。

    ぽってりとした太い軸にストンと切り落とされた天冠と尻軸が、かわいいのです。

    ゴールドとシルバーがありますが、当店ではどちらかというとゴールドトリムが人気でした。オレンジに映えるからでしょうか。

    (でもほとんど同じくらいの数が出ていると思います。お好みでお選びください♪)

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

     

     

    デルタ イル・ペルジーノ 限定生産品 万年筆

     

    最近入荷したのですが、あまりの迫力に滑り込みで入ってきました!

    ルネサンス初期の画家をイメージしたイル・ペルジーノ。

    赤い模様が薔薇のようにも見えますが、

    よくみるとルネサンス独特の文様。

    格調高いしつらえが、まさにルネサンス…!

    クラシカルな服を着て、このイル・ペルジーノさんを連れてパーティーに出かけたい。

    持っている人間側がむしろこの万年筆に合わせにいかねばならないような、そんな誇りの高さを感じさせるすごいペンです。

     

    デルタ イル・ペルジーノ

     

    デルタ アレッサンドロ・マンゾーニ 万年筆

     

    もう欠品してしまっていますが、こちらも印象的でしたので。

    アレッサンドロ・マンゾーニは19世紀イタリアの国民的作家。

    1827年に発表した長編小説「いいなづけ」は、古いイタリアの風俗を表した名作ですが、ペストの流行などを描いているため、コロナ禍で話題になりました。

    マンゾーニの深い洞察力をあらわしたかのような深い緑にルネサンス後半らしいキャップリングの文様が魅力的で、人気となりました。

    デルタの限定生産品は、人気なのですが本数がほんとうにわずかなことが多いので、気になったらお早めにどうぞ!

    デルタ アレッサンドロ・マンゾーニ 万年筆

     

    アウロラ 限定生産品 イタリア神秘の旅 マントヴァ  万年筆

     

    北イタリアの水の街、マントヴァをイメージしたモデル。

    蓮の花や水辺のイメージで、ピンク色やうす緑色、青色のクラックが美しい!

    透けるアウロロイド樹脂なので、軸からインクは透けます。

    イタリア神秘の旅シリーズは、それぞれの街のコンセプトを色で表現しますが、毎度、どこを深掘りしたのかをみるのが楽しみです。

    いつか行ってみたいな〜、と思いをはせるのも一興。

    アウロラ イタリア神秘の旅 マントヴァ

     

     

    アウロラ インテルナツィオナーレ サンド 万年筆

     

    エボナイト軸の「サンド」も、じわじわと人気を集めました。

    今年はエボナイト軸をよく検品した気がしています。

    たくさんエボナイト軸を見ていると、やはりエボナイトという素材の持つ温かさや奥深さ、精密さが伝わってきて…

    やっぱりエボナイトっていいなあ、と思うのでした。

    レジンはレジンで良いのですが、なんというか、エボナイトはゴムの一種だからか、漆のような有機的なかんじがあり、レジンとは全く違った良さがあります。

    アウロラ インテルナツィオナーレ サンド

     

    ビスコンティ 限定生産品 ホモサピエンス アースオリジン-ウォーター/アース 万年筆

    ビスコンティの、肝いりのこちら。

    ホモサピエンスシリーズのかたちで、レジンはジョナサン・ブルックス氏のもの。

    4元素(土・水・風・火)をコンセプトにしているので2024年は風と火が出てくるかと思います。

    西洋では未だに生活に根付いている4元素の考え方。調べてみて、ご自身に合うエレメントを選んでみてもいいかもしれませんね。

     

    ビスコンティ アースオリジン ウォーター アース

     

    レオナルド モーメントゼロ アロハ 万年筆 スチールニブ

     

    レオナルドからはこちらをピックアップ。

    レオナルドのモーメントゼロシリーズは使いやすい形と色とりどりのレジンで人気がありますが、今年はこちらが人気でした!

    爽やかなソーダのような青、海の青…
    アロハというだけあって夏の雰囲気ですが、寒色で雪にも合うかも?年中通して人気でした。

    レオナルドのモーメントゼロシリーズ アロハ

     

    モンテグラッパ 限定生産品 ワイルド-アークティック 万年筆

     

    モンテグラッパからはこちら。モンテグラッパイトというモンテグラッパ独自の樹脂を使用した、環境を考える契機になりそうな1本。

    こちらは北極の自然をイメージして作られています。

    シロフクロウのクリップが、他のペンとは一線を画していますね。

    天冠には二人を象徴するワイルドエクスプローラーのバッジがかたどられており、

    先のモットー「WHAT YOU LOVE – YOU WILL PROTECT あなたが愛するものをあなたが守る」の文字が刻まれています。

    ちなみに前作「ワイルド-バオバブ」もまだご注文可能!

    モンテグラッパ ワイルド アークティック

     

    スクリーボ 限定生産品 フィール グラニリャ 万年筆 14Kフレックス/18K

     

    こちらも印象的でした。このグラリニャとヴェルデアンティコは、アールヌーヴォーをコンセプトにした2本でした。

    スクリーボのグラリニャ。グラニリャは、19世紀に登場した、建築物などに使われる、大理石の粉末などを固め天然酸化物などで着色した素材のことです。

    このペンを見てから、街で見かける床素材が気になって仕方ありません。ちょっと古い建築ですと、このグラリニャをよく発見することができます。

    スクリーボのペンは、安定感があり、誠実なものづくりをしているなと日々感じています。ボローニャのブランドらしいカラーで、2024年も推していきたいと思います!

    スクリーボ グラリニャ

    オマス パラゴンシリーズ 万年筆

    さて、最後にオマス。

    2023年に復活したオマス!あのパラゴンシリーズも蘇りました。

    グリーンサフトがこの中ですと人気だったように思いますが、

    ワイルドもヴィンテージ感があって素敵。

    サリサリ感のあるペン先は、同オーナーのASCとはまた違った書き味。ペン芯やペン体のつくりもまったく違い、オマスのほうがやや硬めに仕上がっています。

    2024年はどのようなモデルが登場するのでしょうか?楽しみです!

    2023年の万年筆を振り返り。

    いかがでしょうか?2023年の振り返りをしてきました。

    今年も多くのお客様にペンをお届けすることができ、ありがたい1年でした。

    また、今年は数年ぶりにお買い物をされる方もあり、やっとコロナ禍が終わったのだな…と思える年でもありました。

    まだまだざわざわとすることの多い世間ですが

    自分の羅針盤としてペンとノートをいつも携えていたいものです。

    では、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

     

    おまけ:今年のベスト読書

    毎年恒例?となりつつある店長の今年のベスト本。

    今年はあまり読書ができなかったのですが、積読はいつも以上に増えました(笑)

    積読棚(笑)には大好きな新潮クレストブックスさんの海外文学などが並んでいます。(帰れない山冬の犬世界の果てのビートルズなど)

    来年はイタリア文学を中心に読んでいきたいと思っております。

     

    さて、いくつかご紹介します。

     

    1. 大地の五億年 藤井一至・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像2

    世界中を這いずり回りながら土の研究をしている著者が、わかりやすく・かつロマンたっぷりに土の歴史、土の不思議さを語っている話題作。

    研究者ではありながら、エッセイストとしても素晴らしい文才の持ち主!

    土って、意外にも歴史は新しく、地上の生命活動が活発になってから、何億・何兆…もの生き物たちが食べては分解してを繰り返して、やっとこさできたものなのです。

    いまのところ土が確認されている惑星は地球だけ。土を見る目が変わる1冊です。

     

    2. 塩一トンの読書 須賀敦子・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像3

    須賀敦子さんを読んだら?と勧められたのが昨年で、今年は須賀敦子さんの良さがだんだんわかってきました。

    さっぱり簡潔な文章のなかに滋味深さがあります。

    これは書評のまとめ本で、ご自身が翻訳した本のことなどがエッセイ調で描かれています。

    このなかに出てきた、イタリア文学「インド夜想曲」(イタリア文学なのにインドって…?)はいま挑戦中。須賀敦子絶賛インド夜想曲、来年の1冊になるかもしれません!

     

    3. アフリカの白い呪術師 ライアル・ワトソン著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像4

    メルマガでも紹介したかもしれない、タイトルは怪しいこの1冊。読んでみると文化人類学ベースのルポ風小説となっています。

    昔、まだ人類学の研究も若かったころ、サバイバル道具を何も持たずにサバンナの村に分け入って、村人と同じ暮らしをする白人がいた…という。

    彼はそのうちに人類学の研究者にもなり、村人から呪術師としての修行を授かることになります。

    そんな彼の一生を追った、冒険譚でもあります。

    人類学が好きな方にはおすすめ!

     

    4. 本が語ること、語らせること 単行本  青木海青子・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像5

    私設図書館「ルチャ・リブロ」を奈良県東吉野村にひらいた著者が、初のエッセイを刊行!

    おなじく私設図書館をひらいた友人が、開設記念に?贈ってくれました。

    本を前にすると、普段語れないことも語れたりする。

    私設図書館をひらき、お悩み相談をうけたりしている著者が、日常の中では「いいひと」になれないのに、「司書」として人の悩みに対峙できる不思議さ…など。

    さくっと読めるのですが、含蓄のある言葉が並んでおり、読み返したくなります。

     

    5. LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる ケイト・マーフィ著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像6

    「聴く技術」を期待して読むと期待外れかもしれませんが、「傾聴」に焦点を当てて、その可能性を探った1冊。

    聴いているだけなのに、なんでも話したくなってしまう諜報員の聴く技術や、社会実験の話などが盛りだくさんの分厚い本ですが、軽く読むことができます。

    いかに「発信するか」にフォーカスされがちなSNS時代ですが、たんねんに聴くと世界が開けてくる、という話。

     

    6. 水と原生林のはざまで  シュヴァイツァー・著

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像7

    わたしの青春の一冊でもありますが、ひさびさにまた出会いたくなって、年の瀬に購入。1875年に生まれたシュバイツァーは37歳のとき熱帯のガボンで伝道と医療活動をします。

    聖者のように評されるシュバイツァーですが、この本を読むと、ドリフのコントのように、患者とアフリカの大自然に振り回されて翻弄されて奪われて…「もう本当に嫌だ!こいつら最低!」と言いながら、それでもなぜか医療活動を続けてしまう、ちょっと滑稽な愛おしいシュバイツァーの様子がありありと想像できるのです。

    一番最高なのは、死にかけかと思われた患者が、診療所のヤシの実を、さっさと木に登り取って盗み食い(?)し、シュバイツァーがあきれるシーン。

    確かに大変な当時の医療現場の様子が描かれているのですが、シュバイツァーの振り回されっぷりが、リアルで人間味があり、おもしろくもあるエッセイです。

     

    7.働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話   コクヨ野外学習センター

    2023年の万年筆を振り返り。 - 関連画像8

    おっと、忘れていました、こちら…!瀬戸の本屋さん「ひとしずく」さんで購入した本。
    コクヨさんの人気ポッドキャストを活字化した1冊。
    ビジュアル的にも読みやすいのに、なかなか衝撃的!?刺激的な…様々な民族の「仕事観」。
    自分の仕事観をやすやすと飛び越えていく、○○族のみなさんたちには脱帽です。
    いかに狭い価値観で生きているか、ということをまざまざと感じさせられる1冊となっています。
    これはみなさんにおすすめできます!

     

    2024年も素敵な本と、素敵なペンに出会えますよう…!

     

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  • 万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    いろいろな吸入方法!

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    万年筆を選ぶとき、いろいろな観点から選択することが出来ると思いますが、
    今回は吸入方式に焦点を当ててみていきたいと思います。

    それぞれにメリット・デメリットがあり
    ご自身の生活スタイルに合った吸入方式を選ぶと
    お手入れの気もちの面で楽になり
    ちょうどいい付き合い方ができるかと思います。

     

    手軽なカートリッジ式

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    いちばん簡単なのは、カートリッジ式。
    インクの小さなタンクを挿して使います。

    カートリッジ式

    良い点
    ・一番手軽
    ・首軸や手が汚れない
    ・インク漏れの恐れが少ない(0ではない)

    惜しい点
    ・インク量で換算するとコスパが悪い
    ・(当たり前だけど)吸入の喜びは無い
    ・いろいろなインクを使えない
    ・コンバーターが無いと綺麗に洗えない

    …ということで、おすすめできるかたは

    「なるべく手を汚したくない、手間をあまりかけたくないけど手軽に万年筆を使いたい」かたと言えるでしょう。

    また、カートリッジの容量と、筆記量のバランスでいくと
    筆記量が多い人は「あれ!?こんなにすぐ無くなるの?」となる可能性があります。

    大容量インクカートリッジも存在しますので、そのあたりも調べながら選ぶと良いですね。

     

    コンバーター式

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像2

    次に身近なのがコンバーター式。
    胴軸を開き、コンバーターという取り外し式のインクタンクにインクを吸入します。

    コンバーター自体は首軸から取り外せる消耗品です。
    ネジでくっつけるタイプと、ネジ無しタイプがあります。

    また、これはピストン吸入式に近いかもしれませんが
    首軸に合着していて取り外せないタイプも稀にあります。

     

    コンバーター式

    良い点
    ・カートリッジ式の次に手軽
    ・いろいろなインクを入れることができる
    ・コンバーター自体が消耗品で取り換えられるので修理に出すリスクがひとつ減る
    ・インクボトルを使えるのでコスパ◎
    ・洗浄しやすい

    惜しい点
    ・インクタンクが吸入式と比べるとやや少ないか
    ・手が汚れる可能性
    ・頻繁にコンバーターを取り外す場合、定期的にコンバーターを替える必要アリ
    ・インク漏れの可能性アリ

    カートリッジ式と比べると万年筆の良さがグッと高まるコンバーター式!

    お手入れのしやすさから、各メーカーとてもバリエーションが多い形式でもあります。

    デメリットは致命的なものはありませんが、
    特にヨーロッパでは限定生産品はピストン吸入式になる可能性が高く
    コンバーターファンからすると、高級な限定生産品のなかでは選択肢が少し狭まってしまうのが現状です。

    そうなんです。

    万年筆はカートリッジ式<コンバーター式<吸入式
    の順に手軽<<手間 になりますが
    リーズナブル<<高級
    という順でもあります。

    (もちろん例外あり)

    そうなりますと、例えばイタリアのセルロイド軸がほしいな、となった時
    コンバーター式やカートリッジ式のセルロイド軸はあまり(ほとんど?)ありません。

     

    いろいろな吸入式

    ビスコンティ トスカーナヒルズ

    そして、いろいろなタイプがあるのが
    胴軸内のタンクに直接吸入するタイプです。
    尻軸を動かす「ピストン吸入式」や、空気圧を利用する「プランジャー式」などいろいろなタイプが存在します。

    胴軸内タンクに吸入するので、コンバーターと分けるためにいったん「タンク吸入式」と呼びます。

    通常の吸入式と同様です。

     

    おすすめできる方は、「インクを大容量で使いたい方・インク吸入が好きな方」と言えるでしょうか。
    インク吸入って、手間ではあるのですが同時に代えがたい喜びでもあるのですよね。

    いろいろなタンク吸入式

    良い点
    ・インクタンク量が大きいものが多い
    ・吸入する喜びを味わえるギミックが搭載されているものもある

    惜しい点
    ・タンク内が壊れた時、メーカー修理になるので時間がかかる
    ・内部がどうなっているか見れないものが多い
    ・インク漏れの可能性アリ
    ・重くなりがち

    先ほどのコンバーターの逆で、高級・限定生産品ラインナップはほとんどがこの吸入式ですので
    そういった軸が好きな方はタンク吸入式を選ぶことになるでしょう。

     

    ピストン吸入式

    一番オーソドックスなピストン吸入式。
    尻軸ピストンをくるくる回します。
    原理はコンバーターと同じです。

    尻軸があがってくるタイプと、上下しないロータリー式があります。

    また、ピストン吸入式なのですが内部にタンクが2つあるダブルタンクリザーバー(アウロラ)など
    機構はさまざまだったりします。

    インク窓がある場合と無い場合があります。

    ピストン吸入式亜種

    ビスコンティやピナイダーに多いのですが
    尻軸を引っ張って出してから吸入するプル&ターン式、
    ノックしてから吸入するタイプなど
    ピストン吸入式ではあるのですが、ちょっとギミックが足されている
    遊び心満載な吸入式も存在します。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像3

    これはビスコンティのプル&ターン式。↑

    プランジャー式

    空気圧を利用して一気にインクを吸い上げる!という迫力ある吸入式。
    尻軸のピストンを引っ張り出して、インクに浸けてから下げます。
    すると一気にインクがタンク内に吸われます。
    大容量のインクが使えるということ、
    インク漏れのリスクの少なさなどがメリットとして挙げられます。

    ミッドナイトインフローレンス ビスコンティ ヴィスコンティ Visconti 万年筆

    パイロット、ツイスビ―、ビスコンティ、ASCなどに多い吸入方式です。

    アイドロッパー式

    胴軸をそのままタンクとして使うやりかたで、
    胴軸をさかさまにしてスポイトでそのままインクをIN!
    これで大丈夫なの…?と少々心配になりますが
    胴軸部と首軸部を接合するネジ部にパッキンがあるので漏れにくい構造になっています。

    歴史は古く、かなり昔からある方法なのです。

    一番大容量で使えるタイプです。
    筆記量が多いかたにはおすすめ!
    ただ、パッキンがあるといってもリスクは他の方式より高くなりますので
    持ち歩く際は十分気を付けましょう。

    イタリアでは、デルタやマイオーラでみられます。

    その他・レバー式など

    ヴィンテージ万年筆などにありますが
    胴軸のレバーを使って吸入したり、プッシュして吸入するなどいろいろなタイプがあります。

    あまり見ることはないかもしれません。

    たまに限定生産品などで昔のレバー式が復活することもあります。
    少々マニアックな方式ですね。

     

    万年筆を選ぶときは、吸入方法にも着目してみてくださいね!

    吸入方式から見る、おすすめのペン

    ではいろいろな吸入方式のペンをご紹介します。

     

    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆 (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen
    デルタ DV オリジナルミディアムサイズ 万年筆  (スチールニブ/シルバートリム) Delta DV Original Mid-Size Fountain Pen

    カートリッジ/コンバーター両用式の有名なオレンジ軸!
    デルタのDVミッドサイズ。
    魅力的な太め軸と、手軽なコンバーター式の組み合わせが入門者にももってこい!

    Divina Elagance Visconti

    ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

    先ほど説明したプル&ターン式を採用している、黄金比を使ったなんとも高貴なペン!
    ゆらいだマーブルと螺旋の黄金比の軸に、万年筆ファンからの熱い支持があります。

     

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか? - 関連画像4

    デルタ ライトバランス デューン 万年筆 Delta Write Balance Dune ST Fountain Pen

    こちらも実はアイドロッパー式になる!
    カートリッジ式/コンバーター式/アイドロッパー式と
    三拍子そろった軸なのです。
    さらにこちらのライトバランスは尻軸に重りがあって、バランスを変えることも可能。
    アイドロッパー式のときは重量が重くなりますので重りは無しでもいいかもしれません。
    それと、アイドロッパー式にするとインクの色が胴軸から透けて、印象が変わる場合がありますので、それを加味して色選びをしてくださいね。

     

     

    ▶ マイオーラ アルファ アイドロッパー ネロ ローズゴールドトリム 万年筆 Maiora Alpha Eyedropper Nero RGT
    マイオーラ アルファ アイドロッパー ネロ ローズゴールドトリム 万年筆 Maiora Alpha Eyedropper Nero RGT
    マイオーラのアルファのスチールニブタイプはアイドロッパー式です。

    キアロスクーロ
    ▶レオナルド モザイコ キアロスクーロ 万年筆 14Kニブ(ゴールド/パラジウムトリム) Leonardo Mosaico Chiaroscuro Fountain Pen
    レオナルドのモザイコシリーズやモーメントゼログランデはピストン吸入式で、タンクが大きく筆記量が多いかたに便利。
    レオナルドはピストン吸入式のものを分解できるツールがあるのも必見!

     

    ▶ スクリーボ 限定生産品 フィール インヴェルノ 万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Inverno (Winter) Fountain Pen
    ▶スクリーボ 限定生産品 フィール インヴェルノ  万年筆 14Kフレックス/18K SCRIBO Feel Inverno (Winter) Fountain Pen
    スクリーボはオーソドックスなピストン吸入式です。
    凍てついた土を思い起こさせる色合いです。
    朝の散歩のとき、しゃきしゃきと踏みたくなる霜柱や
    硬い地面。でも、それはもうすぐ来る春を孕んでいる、冷たさ。
    イタリアの大地も凍てついているのでしょうか。

     

    さまざまな吸入方式が存在しますが、ご自身のライフスタイルや
    どこに優先順位を置くかでぴったりのペンを選べるといいですね♩
    Il Duomoでは「吸入方式で探す」というというページもありますので、ぜひ探してみてくださいね。

     

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  • それぞれのメーカーの書き味の違いを最大限感じるために

    それぞれのメーカーの書き味の違いを最大限感じるために

    それぞれのメーカーの書き味の違い、のその前に

    ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

    こんにちは、Il Duomoの佐藤です。

    万年筆に関してよくあるご質問でいただくのが
    「○○(メーカー)の【商品名A】と△△()の【商品名B】の書き味はどう違いますか?」というもの。

    「ほしいペンがあるのですが、すでに持っている◆◆(別メーカー)の【商品名】と比較するとどうですか?」
    というお問い合わせも多いです。

     

    例えばビスコンティのゴッホシリーズのようなスチールニブと、ペリカンM600との比較‥‥など。

     

    もちろんすぐに違いが明確に答えられることもあるのですが、
    わたしもすべての万年筆を試したことがあるわけではないので、
    非常に難しいこともあります。

     

    それは、以下のような理由からです。

     

    書き味の表現の難しさ

    ぬらぬらイメージ画像

    ひとくちに書き味、と言っても
    その感じ方・好みがそれぞれなこと、
    それと使用環境がみなさん違うということで難しさが生じます。

     

    書き味は使用環境(筆記角度や姿勢)や紙、インクにけっこう左右されます。

    このメーカーはこういう特徴がある!ということも言えるのですが、
    お客様のお使いになる環境によっては同じような体験ができない可能性もあります。
    とはいえ、質問するなという意味ではなく、できる限り感触が伝わるようにお答えしたいなとは思っています。
    わたしの回答が100%とは限らないということをご理解いただきたいのです。

     

    そしてそして、複雑なことにメーカーも日々ニブの特徴を変えてきているなと思います。

     

    例えばビスコンティ…
    以前は金ペンはコシはありつつも柔らかめな個体も多かったのですが、
    最近ではEFやFは意識的に硬めに、国産に匹敵するほど細めに仕上げてきています。
    もちろんその中で個体差はあります。
    生産ロットによっても、全然違うこともあり。
    もちろん方針は同じなのですが、
    「あれ、今回は柔らかいな…」とか「今回はフロードバドバ系だな。」ということも。

     

    アウロラは以前よりもフローが増えて、使いやすくなった感触はあります。
    以前はまさに鉛筆のようなサリサリ感でしたが、カリカリと感じることもままあったので、
    それを改善してきているのでしょう。

     

    モデルによってニブが違うメーカーもあります。
    モンテグラッパは、金ペンでも3種類ほどあり、それぞれに特徴が違います。
    比較的新しく出来たニブはやはり細めに出るように、かっちりした硬めのニブです。
    恐らくですがアジア圏に向けたマーケットの拡大で、なるべく問題なく細い字幅が出るようなニブが求められているのではないでしょうか。

     

    モンテグラッパ スコルピオ

     

    万年筆の書き味を最大限楽しむには

    レオナルド モザイコ ハワイ Mosaico Hawaii

    こういった細かな書き味の違いは、やはり何本も書いていないと分からないと思います。
    紙からペン先へ、ペン先から手へと伝わってくる感触を
    手が記憶して、比較ができるようになります。

     

    蛇足ですが、万年筆を何千本も検品してきた私は、手が肥えて(?)しまって
    標準的な判断がむしろ難しいときもあります。
    (細かなことにも反応してしまうときがあり)
    そういったときはスタッフ何人かで確認をします。
    意外にスタッフによっては、わたしが微妙にNGかなと思ったものが「めっちゃいいですね!」というときもあります。
    万年筆は育てるという一面もありますから、あまりに厳しくしすぎるとつまらなくなってしまう。
    そのあたりを加味して検品しています。
    万年筆の妙ですね。

     

    さてこの上で、書き味の違いを最大限味わうのに必要なことがあります。
    それは

     

    ①筆圧をなるべく無くして書くこと
    ②適切な筆記角度、良い姿勢、良い持ち方で書くこと
    ③純正インクで書くこと
    ④万年筆に適した紙で書くこと

     

    です。

    基本的なことになりますが、これを繰り返していくことでいずれ素晴らしい筆記体験ができると思います!

     

    ①筆圧をなるべく無くして書くこと

    基本的に万年筆というのは、筆圧がなくても使えます。
    紙に触れるとじわ~とインクが出てきます。
    メーカーも、それを基準に作っているため、筆圧が高い状態では良いパフォーマンスが得られません。
    ぜひ筆圧を下げて書いてください。

     

    ②適切な筆記角度、良い姿勢、良い持ち方で書くこと

    これも同様に、適切な書き方、筆記角度でメーカーは検品していますから
    寝かせすぎたりねじって書いたりするとあまりよくありません。
    ぜひこちらもご覧ください。

     

    ③純正インクで書くこと

    メーカーとインクの関係性は、非常に重要です。
    プリンタも純正インクを使わないと詰まってしまうように…
    インクが合わないとザリザリした書き味になることもあったり、
    最悪の場合インクが出ないこともあります。
    ぜひインクがかすれたり、うまくいかない場合は純正インクで試してみてください。

     

    ④万年筆に適した紙で書くこと

    万年筆は、わりとつるつるした紙が相性が良いことが多く
    逆にザラザラの紙ですと、カリカリ感が目立つことがあります。
    万年筆そのものの滑らかさをかんじたい場合は万年筆用、
    そうでなくても万年筆向きの紙をお使いになるとパフォーマンスがさらに上がりますよ。
    (わたしはザラザラの紙も好きですし、コピー用紙も使いますが…ふだんは万年筆向きの紙を使用しています。)

     

    もちろん、万年筆は感覚だ!とにかく直感で合うものを探すんだ!というタイプの方も
    万年筆との付き合い方として素敵だと思います。

     

    あくまで書き味体験の話では、↑のようなことがおすすめです。

     

    書き味パフォーマンスを最大限にして、違いを楽しもう

    そんな書き味に関するお話でした。

    もしも、ざっくりでいいから傾向を知りたい、という方がいらしたら、

    こちらをお読みいただき、さらに疑問があるかたはぜひLINEやメールでお知らせください。

     

    では!

    あわせて読みたい

    各メーカーの書き味について、もっと詳しく知りたいかたはこちらの記事もどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ
    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較
    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    ペン先のサイズ(字幅)の選び方や、ペン先素材の違いについてはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたには、こちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

     

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