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  • 万年筆で思い出を残そう!旅ノート生活のすすめ

    万年筆で思い出を残そう!旅ノート生活のすすめ

    旅行に行ったら写真だけじゃなくて文章を残そう

     

    万年筆で思い出を残そう!旅ノート生活のすすめ

     

    こんにちは。

     

    今回は旅に出たとき、万年筆とノートを使って思い出を残すノート術を提案したいと思います。

    日常から離れて、美味しい食べ物をたくさん食べたり、美しい景色を見たりとリフレッシュにも最適な旅行が大好き!という人も多いかと思います。

     

    そんな楽しい旅行の思い出を残しておくには、カメラは必需品です。

    カメラメーカーもおしゃれなカメラをたくさん売り出していますし、家電量販店のカメラ売り場でも20〜30代女性が販売員に相談している姿を多く見かけます。

     

    スマホでもきれいな写真が手軽に撮れるし、インスタグラムなどに投稿する人も増えましたよね。

     

    旅先で綺麗な景色を見れば撮る。美味しい食事が出てきたら撮る。デジタルの写真だとどれだけ多く撮影してもかさばったり、後から現像費用なんてものもかかりません。

    普段の生活で経験できないものを撮りたくなる気持ちは当然です。

     

    しかし、写真はあとから見返せばワクワク感が追体験できるけれど、ビュースポット以外の旅行中の気持ちや記録は意外と覚えていないものです。

    写真に残せないモノはノートに書き留める

     

    ここで提案です。

    ノート術のひとつ「旅ノート」を作って、万年筆を使って後々まで残しておきたい気持ちを、旅ノートに書き留めていくのです。

    文章は短くてもOK!写真にキャプションを付けるような気持ちで気軽に書いてみましょう。

     

    感動するような目前の景色も写真は一瞬で撮れます。

    同時に、感動して撮りたいと思ったその時の気持ちも、シャッターを切った瞬間に流れていってしまってませんか?

    感動したり、大笑いしたり、撮りたいと思った気持ちの中にあるのはうれしくて楽しい気持ちだけでしょうか?

    もしかしたら、泣けるような気持ちや、懐かしさを感じる気持ちがあったかも知れませんよね。

     

    万年筆で思い出を残そう!旅ノート生活のすすめ - 関連画像2

     

    万年筆は書くときの力加減で、文字が細くなったり太くなったりします。

    色が薄くなったり濃くなったりもします。

    壮大に感動したり、楽しかったことを書く文章は太くて濃い文字になり、感傷に浸ったり物悲しいときの文章は細くて薄い文字になるでしょう。

     

    旅行から帰ってきて写真を見返したとき、月日が経っていれば経っているほど、そのときの気持ちまではなかなか覚えていられません。

    でも、短くても自分で書いたそのときの気持ちを表す文章を読み返すと、文字の濃淡などで気持ちが蘇ってくるはずです。

     

    万年筆を使ってトラベラーズノートをつけているインスタグラマーの方の1ページはこんな感じです。

     

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    イラストも添えると臨場感がアップ

     

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    旅ノートのために用意したノートも、気持ちを書いた文章が短めだとページに余白ができるかと思います。

    旅の中で残しておきたい気持ちを文章で書き留めた後、残っている余白にイラストを加えましょう。文章に表した気持ちとそのときの場面がセットになって記憶に蘇って、旅に戻ったような臨場感を味わえるはずです。

     

    美術館などに立ち寄ったときには、チケットを貼り付けておくのも良いですね。

     

    イラストの描き方はいろいろあります。

    カラフルにしたいけど、色鉛筆やマーカーをたくさん持ち歩くのはかさばる…という人には万年筆を使ってイラストを描いてみることをオススメします。

     

    同じ万年筆を使って単色のシンプルなイラストから始めてみてもいいです。

    単色の万年筆で文章とイラストを書き留めているインスタグラマーさんの一枚。

     

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    インクの色で季節感を表現しよう

    万年筆でイラスト?と思われるかも知れませんが、近年人気が高まっています。

    インスタグラムをはじめ、SNSに投稿している人も多く、万年筆イラストの書籍も出版されていますね。

     

    「インク沼」という言葉があるほど、万年筆のインクはたくさん販売されています。

     

    日本の万年筆メーカーも10〜20色程度のカラフルな万年筆用インクを販売しています。

    メーカーによってはインクを混ぜ合わせることもできて、色作りも楽しめるようになっていたりします。


    プラチナ ミクサブルインク ミニ 20ml オーロラブルー


    プラチナ ミクサブルインク ミニ 20ml シクラメンピンク

     

    海外のものには日本以上に多種多様のインクがあります。
    東京の文房具専門店「銀座・伊東屋」ではインクだけのイベントが催されることもあるようです。

    その数なんと、42ブランド1,000種ものインクが集められているそうです。

     

    見出しに書いている通り、インクにこだわることで、季節感も十分に表せます。

    赤、オレンジ、黄のような暖色系の色を使えば、秋らしい感じのイラストになりますし、寒色系で冬らしいイラスト、淡い色で春らしいイラストになります。

     

    プラチナ万年筆社の公式インスタグラムに公開されている緑の景色がこちら。

     

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    まとめ

     

    万年筆で思い出を残そう!旅ノート生活のすすめ - 関連画像3

    いかがでしたか?

    四季のゆたかな日本はどの季節にもすばらしい景色が待っています。

    海外に行くときは見たこともない新しい文化を感じることでしょう。
    出かける前にノートと万年筆を用意して、旅行カバンの中にいれてお出かけしてみませんか?

    さあ、新しいノート術で旅ノート生活を始めましょう!

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    万年筆を選ぶ参考になる、字幅・ペン先解説記事はこちらをどうぞ。

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    万年筆ブランドや代表モデルにご興味のあるかたはこちらもどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)
    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

     

    旅のお供におすすめのIl Duomoの万年筆

    旅先で使う万年筆は、軽くて持ち運びやすいモデルがおすすめ。インク漏れの心配が少ない構造のものや、書き味のしっとりした万年筆を選ぶと、旅ノートがもっと楽しくなります。

    レオナルドのペン(軽量・しなやか)
    ビスコンティのペン
    Il Duomoのショップで万年筆をみる

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  • SNSで人気の万年筆イラストレーターさん、おすすめ5選

    SNSで人気の万年筆イラストレーターさん、おすすめ5選

    万年筆はイラストにもぴったりの筆記具です

     

    こんにちは。今日は手書き以外の万年筆の楽しみ方について紹介していきたいと思います。

     

    万年筆というと、一般には「文字」を書く道具というイメージが強いですが、もちろん絵を描くことにも使えます。

    アナログで漫画等を書く際に使われるGペンとか、丸ペンは、万年筆のペン先と同じ形状ですよね。

    実際に万年筆でイラストや、絵などを描いている方は結構いらっしゃいます。

    インスタグラムで「#万年筆イラスト」で検索すると、結構な数の作品がヒットします。

    (1)サトウヒロシ さん

    ソルティフロッグ・デザインスタジオ」を立ち上げて、万年筆画家・絵本作家・デザイナーとして活躍されています

    定期的に「万年筆ラクガキ実況中継!LIVE」を行ったり各種のメディアへの登場や、SNSの利用など、精力的に活動されています。

     

     

    ふんわりとした色合いがとても素敵ですね!

    (2)古山浩一 さん

    万年筆画の第一人者の一人です。

    特徴としては、万年筆で輪郭を書き、それに水性絵具で着色をするという表現が多いようです。

     

    絵本などで作品を目にしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

    町工場二階空目薬煙突工房というサイトを運営されています。

     

    ブログからも最新の活動をチェックすることができますよ!

    (3)兎村彩野 さん

    ドイツの万年筆ブランドであるLAMYのSafariだけで書くイラスト「LAMY Sketch」が人気となり、その後、LAMY社公認のイラストレーターとなりました。

    WEBサイト「ウサムラマガジン」を公開しています。

     

    シンプルスケッチ」という線画のみで表現したおやつや雑貨のイラストがオシャレですね!

    こちらは書籍化もされています。

    https://twitter.com/to2kaku/status/926076644510461953

     

    シンプルでほっこりする絵柄なので、コピックで色付けしてもとってもかわいいです!

    https://twitter.com/to2kaku/status/1074839961889718273

    (4)惠{kei} さん

    乙女心をくすぐるモチーフの万年筆イラストを生かし、雑貨販売もされている惠{kei}さん。

    レトロでクラシカルな雰囲気の花柄がとっても素敵です!

    お気に入りの万年筆や手帳との相性も良さそうです。

    twitterやinstagramでも発信していますよ~

     

     

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    #fauntainpen #drawning

    47keiさん(@47kei)がシェアした投稿 –

    (5)東京・代官山 蔦屋書店の文具担当 佐久間和子さん

    代官山 蔦屋書店文具部の公式Twitterの担当者です。

    彼女が公式Twitterに投稿している「お誕生日おめでとう」の万年筆イラストが素晴らしいと評判になっています。

     

    万年筆と誕生色を意識したインクで愛らしい動物たちのイラストを表現しています。

    万年筆のイベントについても投稿しているので、気になる人はチェックしてみるといいかもしれませんね。

     

    万年筆イラストを始めるのにおすすめな書籍

    (1)「万年筆ラクガキ講座」(著者:サトウヒロシ)

    万年筆画家のサトウヒロシ氏が、万年筆と多彩なインクを使って「万年筆ラクガキ」をすることを勧める入門書。

    万年筆の使い方から、表現方法まで、基本的なことをわかりやすく図解してくれます。

    これまで、絵に特別な興味を持っていなかった人でも、描いてみようかなという気持ちにさせてくれます。

     

    (2)「万年筆ですぐ描ける Simple Sketch」(著者:兎村彩野)

     

    ▶ Amazonで見る

    兎村彩野氏が誰でも簡単に万年筆でのイラスト等を書くためのポイントを教えてくれる一冊。

    万年筆の使い方や手入れの仕方にも触れており、万年筆初心者にも嬉しい内容となっています。

     

    (3)「楽しい万年筆画入門」(著者:古山浩一)

    万年筆画について、一から教えてくれる本。

    ▶ Amazonで見る

    万年筆画を始めようとしている人はもちろん、単純に「へぇ〜、そうなんだ」という気持ちで、気軽に楽しめて、万年筆画について色々と知ることができる一冊だと思います。

     

    万年筆イラストを描くときのおすすめインクは?

    万年筆のインクというと、黒、ブルー、ブルーブラックが一般的なイメージかもしれませんが、ボトルインクでは、実にさまざまな色のインクが各メーカーから発売されています。

     

    パイロット iroshizuku【色彩雫】シリーズ

     

    ▶ Amazonで見る

    パイロット社は「色彩雫」シリーズ(全24色)を発売しています。このシリーズはボトルも非常に洒落ていて、飾っていても見栄えが良く、おしゃれです。

    日本の美しい情景や植物をイメージして作られた色彩雫シリーズでより豊かな筆記の時間が楽しめそうです。

     

    セーラー 四季織シリーズ

    ▶ Amazonで見る
    また、セーラーからは「四季織」というシリーズのインク(全16色)が発売されています。

    こちらも日本の四季の美しさをモチーフとしたシリーズとなっていて、春夏秋冬に各4色ずつ展開されています。

    四季織のインクで俳句や短歌が書きたくなるようなネーミングですね。

     

    プラチナ ミクサブルインクシリーズ

    一方、プラチナからは、色を混ぜて独自の色を作ることができる、ミクサブルインクが発売されています。

    ▶ Amazonで見る

    全9色のインクが販売されているほか、専用のうすめ液もあるので淡い色合いを求めている人はオリジナルインクを作ってイラストに挑戦してみるのもいいかもしれません。

    スポイトでインクを調合するのも理科の実験みたいでなんだかわくわくしてきますね。

     

     

    まとめ

    いかがでしたか?

    万年筆と言えば、筆記!というイメージは浸透していますが、イラストを描くのもおすすめです。

    普段手書きする機会がない人でも、お気軽に万年筆を楽しんでみてください!

    これからも万年筆の楽しみ方をどんどん紹介していくのでぜひチェックしてくださいね!

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  • 今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選

     

    上質な万年筆が豊かな筆記の時間をもたらします

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選

    こんにちは!

    近年、万年筆の人気がどんどん高まっているのを感じますね。

    万年筆や万年筆用インクの新製品が次々と発売されていることからも、その人気の高まりが伺えます。

     

    そこで、今回は万年筆初心者の方におすすめの万年筆を3本ご紹介したいと思います。

    初心者の方でも手が届き、機能と価格のバランスが良い1~3万円台から選びました。

    王道の国産万年筆

    日本の万年筆は品質が安定していて、画数の多い日本語を書くために細かい字を書けるよう設計されています。

    海外でも日本製万年筆の人気は高く、愛好家も多くいます。

    数ある日本製万年筆の中から私がおすすめするのは、プラチナの#3776 センチュリーシリーズです。

    プラチナ PLATINUM #3776 センチュリー 万年筆 ブラック 細字 PNB-10000-1-F

    大きな特徴として、「スリップシール機構」が挙げられます。

    万年筆はその構造上どうしてもインクが揮発しやすく、長期間使わないとペン先が乾燥してしまいます。

    スリップシール機構とは、キャップを完全気密にすることで、インクの揮発を防ぐ仕組みのことです。

    なんと最長2年間インクの乾燥を防ぐことができるんだとか!

     

    ペン先は14~18金ですが柔らかすぎず、サリサリとシャープな書き味です。

    とめ・はね・払いの表現もしやすく、書きやすい万年筆です。

     

    私は#3776センチュリーの中でも「ニース」というシリーズをおすすめしたいと思います。

    透明感のあるすりガラス風のボディや、ピンクゴールドの金具(ピュールというカラーを除く)が美しく、女性に特におすすめです。

    ラベンダー色や淡いピンクなど、可愛いカラーバリエーションも魅力です。

     

    見てください。めっちゃ可愛いです!!(´;ω;`)


    プラチナ万年筆 #3776 センチュリー ニース PNB-20000R#22-4 リラ 太字


    プラチナ万年筆 #3776 センチュリー ニース ラヴァンド 細字(F) ブロッターカード付

     

    おしゃれで機能的なイタリア万年筆

    おしゃれなデザインと機能性で人気の高いイタリア製の万年筆。

    初心者の方には、アウロラのイプシロンをおすすめしたいと思います。

     

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選 - 関連画像2

    アウロラ イプシロン イタリア トリコロール 万年筆

     

    アウロラはイタリアの万年筆メーカーです。

    ペン先からボディまで自社工場で一貫して生産を行い、こだわりの万年筆を生み出し続けています。

     

    イプシロンは、初めてペンを使う人や若い世代にもアウロラのペンが書きやすいことを知ってもらおうと開発されたシリーズです。

    クリップ部は、イタリア語ではイプシロンと読むYの形になっています。

    握りやすい絶妙な太さで設計されていて、キャップは丸みを帯びて可愛らしさも感じられます。

     

    イプシロンのペン先は基本的にスチールですが、サリサリとして少し手応えを感じる書き味は、鉛筆にも似て書きやすいです。

    インクフロー(インクの出具合)も安定していて、ストレスなく使うことができます。

    普段づかいにもぴったりです。

     

    最近発売されたのが、イプシロンの金ペン。

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選 - 関連画像3

    アウロラ イプシロン ナイトブルー 万年筆

     

    海外メーカーの万年筆は比較的線が太めに出る傾向がありますが、アウロラの万年筆はわりと細い線が出ると感じる方が多いようです。

    細かい日本語を書くにも不便はないでしょう。

    予算3万円以内のおすすめ万年筆

    もう1本、イタリア製の万年筆からご紹介します。

    ビスコンティの中から手に取りやすい価格の、レンブラントシリーズです。

     

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選 - 関連画像4

     

    ビスコンティとは、イタリア・フィレンツェにある万年筆メーカーです。

    1988年に2人の万年筆コレクターによって設立された比較的新しい会社ですが、万年筆への情熱はとても強く、職人による手作りのペンにこだわっています。

     

    レンブラントシリーズは、「光と影の魔術師」と呼ばれた天才画家レンブラントをオマージュしたシリーズです。

     

    一つ一つ模様の違うマーブルレジンの軸がとても美しい万年筆です!

    かといって奇抜な色合いではないので、使うシーンを選びません。

    カラーも白や黒から青、赤、ピンクとバリエーション豊富なので、お気に入りのものが見つかるのではないでしょうか。

     

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選 - 関連画像5

    ビスコンティ レンブラント ピンク 万年筆

    今日から万年筆デビュー!女子におすすめな万年筆3選 - 関連画像6

    ビスコンティ レンブラント ダークフォレスト(暗い森) 万年筆

    ニブ(ペン先)はスチールですが、2018年により書きやすいものへと改良されました。ゴールドのニブと比較するとカリカリした書き味ですが、スチールニブにしては柔らかく、なめらかで心地良い書き味です。

    線幅は海外製にしては細めで、日本製万年筆とほぼ変わらない感覚で使えます。

    万年筆初心者の方でも、違和感なく使えると思います。

     

     

    ※日本国内で流通しているものは新旧のニブが混在しています。

    新しいニブのものをお求めなら、お店に確認をしてから購入することをおすすめします。

     

    まとめ

     

    以上、初心者の方におすすめの万年筆を3本ご紹介しました。

    海外製の万年筆もご紹介しましたが、日本製に比べて個体差が大きいことは否めないので、購入前に相談に乗ってくれるお店・アフターケアの充実したお店で購入するのがいいと思います。
    Il DuomoではLINE@でご相談に乗ることができますので、ぜひ店長におすすめを聞いてみてください。

    一生モノの一本に出会えますように!

    あわせて読みたい

    万年筆選びの基本(デザイン・ペン先・ブランド)はこちらの記事でも詳しく解説しています。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    字幅選びや国産・舶来の違いについてはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    「結局どれが一生使えるの?」とお悩みのかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

     

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  • 左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか?

    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか?

    左利きの人が万年筆を楽しむために。使ってみた感想は?

    こんにちは。Il Duomo佐藤です。よくお問い合わせをいただくのが、「左利きなのですが、万年筆は選べますか?」というご質問。

    私自身は右利きなのですが、このたび友人の左利きブロガーさんであるメリッサさんがIl Duomoで万年筆を買ってくださり、「左利きでも万年筆ライフは楽しめる!」ということを記事にしてくれましたので、シェアしたいと思います。

     

    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか?

    メリッサさん、こんなアイコンしてますがご本人は柴咲コウ似の絶世の美女であります。

     

    メリッサって誰?というあなたはこちら

    https://suteki-mama7.com/introduction/

    左利きはつらいよ

    こんにちは、左利きのメリッサです。

    駅の改札で、自販機で、スープ用のレードルで、生活のありとあらゆる場面で「この世界は左利きに厳しい。」と痛感しながら生きてまいりました。

    これはもれなく文房具にも言えること。

    左利きが文字を書く際には、右利きの人が気にも留めないような些細なところで気を使っているものです。

    私は学生時代から万年筆に憧れを抱き、ときには実際に購入して書いてみたりもしました。

    が、この左利き問題にぶち当たっては挫折を繰り返し、万年筆愛用者にはなれずいたんです。

    それが今回ご縁があってIl Duomoさんで万年筆を購入し、素晴らしい万年筆ライフをスタートさせることができましたので、

    万年筆の左利き問題に悩むあなたへ一筋の光になれたら幸いでございます。

    左利きでも万年筆で書きたい

    結論から申し上げますと、現在私は非常に満足度の高い万年筆ライフをおくっております。

    ちなみに、参考までに私の万年筆歴を申しますと、最初に購入したのは小学生のとき。

    ボールペンが必要となり文具店に行きましたが気に入るものがなく、隣にあった万年筆に一目惚れ。

    といっても自分で買えるとなると1000円以内のもので、紙を破きながら書いていた記憶があります。

    その後大人になってからも3000円くらいまでのものを数種試しましたが、相性がいいものに出会えず断念…。

    今回は注文してから届くのが楽しみ過ぎて、フライングで万年筆に適したノートなんぞを購入したりしていたものですから、手に入れてからもう日々カリカリ・・・。

    恍惚!

    朝晩のジブン時間が至福すぎて、ありがとうノートが見開きだけで終わらない。

    https://suteki-mama7.com/happy-notebook/

     

    使い始めて2週間ほどですが、今のところ懸念していた調整の必要もなさそうです。

    憧れだったインクの吸入を楽しむ余裕さえあります。

    左利きでも万年筆を諦めないで、、、良かった!

    万年筆を購入する前に不安だったこと

    私たち左利きが文字を、特に万年筆で書く際に困りそうな点は以下の3つ。

    1.文字を書きながら手がこすっちゃう問題

    左利きが横書きに文字を書くと、左手が書いた文字を隠します。

    文章をバランスよく美しく書くのが、非常に難しい。

    これは万年筆に限られた話ではないですが、インクの渇きが悪いと左手が真っ黒になりますし、字もこすれて汚くなります。

    2.紙がペン先に引っ掛かりやすい問題

    右利きの人とは運筆の方向が違い、横線は押して書きます。

    アルファベットを含め、文字は大体書き順が左から右。

    はらいやはねも、手の近くから外へ押すかたちになりますよね。

    この動きによって、ペン先が紙に引っかかったり、ときには紙を破いてしまうことも。涙

    3.インクの出が悪い問題

    ボールペンを左利きが使うと、結構な比率ですぐにインクが出なくなるという悩みを抱えていることを、右利きの皆さまはご存じでしょうか。

    最後までインクを使い切る・・・なんてこと、実を言うと稀だったりします。

    だから、書きやすいペンとの出会いは貴重!

    万年筆もインクの出方が特徴的ですし、かすれたり、出にくかったりするのでは?という不安がありました。

    文字を書くとき左利きはそうでなくても問題が多い

    自分で書いていて思いましたが、左利き切ない。

    食事するときは肘が当たると非難され、スープを注ぐときはレードルの注ぎ口が逆で不器用扱いされ、ハサミも包丁も左利き専用を買うとなると割高で、平均寿命が右利きに比べて10年近く短いだなんて、もう!!!

    その上、幼少時期から一生続く「文字を書く」という日常の行為にまでストレスを抱えなきゃならないなんて・・・。涙

    正直どの筆記具でも問題はあります。

    しかし万年筆は他のペンに比べて値が張るイメージがありますので、失敗したくないという気持ちはより強くなりますよね。

    相性の良い万年筆に出会えることを、切に祈るばかりです。

    万年筆を買うにあたって

    というわけで万年筆購入を決意する前、不安を減らすために私がしたことをご紹介しましょう。

    1.文房具屋さんで試し書き

    利き手に関係なく、万年筆を購入するときに試し書きはした方が良いと思います。

    左利きであれば尚更、できる限り試しておきましょう。

    とくに確認しておいて良かったと感じるのは、相性の良いペン先の太さ。

    左利きはペン先太めを勧められることが多いのですが、私は極力細いのが好きなんです。

    そうでなくても私は筆圧が強く、ボールペンでもノートを破いてしまうことがあるくらい。

    自分の書き癖でどれくらいまで細いペン先で大丈夫か、店先で何度も試し書きしました。

    2.近くでペン先の調整ができるか下調べ

    Il Duomo店長さんに左利きの万年筆問題について質問してみたところ、左利きはペン先を調整した方が書きやすくなるとのこと。

    とはいえ万年筆事情について詳しくない私は、ペン先が調整できるということも初耳!

    そこで、自宅近くでペン先を調整してもらえるところがあるか調べてみることに。

    ナガサワ文具センター(神戸では有名な文具店)が不定期でペンクリニックを行っていると分かったので、いざとなったら駆け込もう!と安心できました。

    左利き用の万年筆も

    色々と調べて行くうちに、左利き用に作られた万年筆があるということを知りました。

    しかし・・・

    私はただ万年筆で書ければ良いというわけではないのです。

    美しく、持っているだけで心が満たされるような万年筆で、さらにストレスフリーで書ける充実感を味わいたいのです。

    特に私は、ジブンと向き合うための静かな時間に使うという目的がありますので尚更。

    というわけで機能的な左利き向けの万年筆は、早々に選択肢から外れることになりました。

    私が選んだ万年筆

    見た目に美しく、私の心を揺さぶる万年筆。

    とはいえデビューと言っても過言ではない万年筆購入にあたり、予算が限られているため、Il Duomo店長さんにご相談。

    好きな雰囲気や予算を伝えてお勧めしてもらった中から、ビビッと惚れたViscontiゴッホコレクションのDrガシェ。

     

    ビスコンティ 万年筆 ヴァンゴッホ コレクション 医師ガシェの肖像

     

    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか? - 関連画像2

    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか? - 関連画像3

    ペンの仕様
    ・ペン先:スチールペン先
    ・文字幅:F/M/B
    ・長さ:約140mm(収納時)/約159mm(筆記時)
    ・最大胴軸径:約12.5mmφ キャップ径:約15mmφ(クリップを除く)
    ・重さ:約31g
    ・カートリッジ/コンバーター両用式(コンバーター付属)
    ・ナチュラルベジタルレジン
    ・マグネティックロックシステム

     

    私の好みにぴったりと紹介してもらった、同じくViscontiレンブラントのホワイト・・・

    も素敵だけど、身の周りのものは毎度ピンクを選びがちな私はここで突然ピンクを。笑

    ペン先は細字で。

    ビスコンティ レンブラント ピンク 万年筆

     

    左利きの私が万年筆を使うことができるのでしょうか? - 関連画像4

    ペンの仕様
    【ペン先】・スチールニブ F/M/B
    【機構】・キャップタイプ
    【サイズ/重さ】・長さ:全長:約141mm (収納時)
    全長:約161mm (筆記時)
    ・軸径最大:約13mmφ  重さ:約30g
    【素材】・ナチュラルベジタルレジン

     

    Viscontiならではのマイペンシステムで、天冠を星座にしていただきました。(※残念ながらいまはマイペンシステムはイニシャルのみのサービスとなっています)

     

    Viscontiは万年筆を探し始めたときから「あ、好き…!」と感じたブランドでして、デザインや歴史、コンセプトなど全体的に私の好み。

     

     

    このような美を追求したデザイン性の高い万年筆は、今のところレフティー専用には見つけられておりません。

    色の出具合が一期一会のマーブル模様にも萌えます。

    調整を施してでもVisconti使いたい!と熱くなりました。

    左利きが万年筆で文字を書いた感想

    何でそんなに心配していたのか、自分が分からないくらいに書き心地スムーズ。

    案ずるよりも産むがやすし、ってことでしょうか。

    今のところペン先を調整したいと思いませんし、滑らかなインクフローはボールペンでのこれまでの悩みを吹き飛ばします。

    私は筆圧が強いという自覚があったので、事前にこちらを見てまして。

    (筆圧が強い人に、Viscontiゴッホコレクションがお勧めされてる!!)

     

     

    ただでさえ筆圧が強いのに、左利きの押し書きだとさらに引っ掛かりそうだと思い、筆圧を極力かけずに文字を書くよう意識しています。

    ゴッホはペン先が固めだそうですが、ぬらぬら系で本当に滑らか。

    レンブラントの方は、もう少し細めでカリッとした書き心地なような気がします。

    自分の書き癖に合ったペン先の向きと角度を見つけたので、使い続けるうちに馴染んで、もっと抵抗が少なく気持ちよく書けるようになることでしょう。

    私が書きやすいペン先の向きと角度

    左利きの万年筆の書き方でよく目にするのが、手を巻き込むようにして字の上側から書く、あるいは紙を斜めにズラした書き方ではないでしょうか。

    どちらも手は汚れにくいですし、自分が書いた字が見えやすいので良いのかもしれませんが・・・。

    私には合っていないんですよね。(あくまで私には、です。)

    またボールペンやシャープペンシルを使うときと同じ持ち方・角度だと、万年筆ではカリカリと引っ掛かる感じがあり、インクの出も滑らかではありません。

    気が付くと筆圧も強くなっています。

    そこで現在、私は『少し上めを持って、寝かせ気味で書く。』というところに落ち着いています。

    力が入り過ぎず、インクもしっかり出てくれるので書き味滑らか。

    字の上に手がのらないので、手も汚れない。

    その代わり線が少し太めになるので、小さな文字には慎重になる必要があります。

    横につらつら書くときは、字が手の陰に入って見えにくいという問題も残ります。

    (メッセージカードくらいの幅だと全体が見えます。)

    そして、邪道だと叱られそうな気がするので小声でお伝えしたいのですが・・・。

    私はキャップを外した方が、書きやすいです。

    寝かせ気味で書くと、キャップの重みでペン先が持ち上がって余計な力が入ってしまうんですよね。

    左利きは「右利きの正解」に縛られずに、自分に合った持ち方・角度・向きを見つけて書く!

    これで良いのではないでしょうか。

    【まとめ】左利きでも至福の万年筆生活は手に入る!

    左利きということで万年筆を購入するか迷っているという方は、

    • 試し書きで自分に合ったペン先の材質や太さを見つける
    • とにかく自分が書きやすいと思う書き方を見つける
    • いざとなったら調整してもらえるところを見つける

    これらをふまえて、まずはお好みの万年筆を探してみてはいかがでしょうか。

    万年筆との出会いは、ご縁。

    自分の手にしっくりと馴染んでくれるよう、大切に愛でていこうと思います。

    あわせて読みたい

    左利きでも安心して使うため、ペン先素材や調整について知っておきたい方はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)
    ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜

    記事内で触れたビスコンティの本社レポや、字幅の選び方はこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!
    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    「結局どれを選べば一生使えるの?」と迷ったかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

     

     

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  • 【ペンクリニックとは】万年筆ペン先調整の方法と料金・効果を徹底解説

    【ペンクリニックとは】万年筆ペン先調整の方法と料金・効果を徹底解説

    ペンクリニックで万年筆のメンテナンスをしよう

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「最近、万年筆の書き味が悪くなってきた」「ペン先がカリカリしすぎて気になる」というかたへ、結論からお伝えすると「ペンクリニック」という選択肢があります。

    ペンクリニックとは、万年筆のお医者さん。専門のペンドクターさんが、あなたの万年筆を診断して、書き味を魔法のように改善してくれるイベントです。

    ポイントを3つ、先にお伝えしますね。

    • 料金は基本無料 (メーカー主催のフェア・百貨店イベント等)
    • 開催場所は百貨店の万年筆売場・大手文具店・万年筆専門店など
    • 当日のお気に入りの1本(あれば調子の悪い1本)を持参すればOK

    「魔法のように書き味が変わった」というお客様の声もたくさんいただいています。
    それでは、ペンクリニックの詳細をこれからお話していきますね♪

    【ペンクリニックとは】万年筆ペン先調整の方法と料金・効果を徹底解説

     

    万年筆好きなら「ペンクリニック」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。

    文具店やデパートの万年筆売り場に行った際に、ペンクリニックに大勢の人が並んでいるのを見た人もいるかもしれません。

    でも、ペンクリニックって一体何?何をしてもらえるの?お金はかかるの?専門的なことわからないし・・・と尻込みしている人もいるのではないでしょうか。

     

    実際にペンクリニックに行ってみた感想も含めてご紹介していきますよ。

    ペンクリニックは万年筆のお医者さん

    ペンクリニックはその名の通り、万年筆のお医者さんです。

    調子が良くない万年筆を調整して不具合を直してくれたり、書き味を向上させたり、好みの書き味(ニブの太さ調整も含めて)に修正してくれるというイベントです。

    実際、日本全国あちこちの文房具店や、百貨店などで開催されています。

     

    ペン先を修理する必要があるのはどんなとき?

    そもそも、万年筆はそんなに調整が必要なのでしょうか。

     

    万年筆のペン先(ニブ)に多く使われている金は、非常に柔らかい金属です。

    なので万年筆を長期間使っていると、徐々に磨耗して、書き味が悪くなったり、インクの出が悪くなったりすることがあります。

     

    また、ペン先を何かにぶつけたり、ペンを落とした際にペン先を傷めたりということもあるかもしれません。

    ずっと使っていなくてインクが出ないという古い万年筆がでてきた、ということも。

    そういった万年筆の不具合等を修理・調整してくれるのがペンクリニックです。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    実際にペンクリニックに行ってみよう

    【ペンクリニックとは】万年筆ペン先調整の方法と料金・効果を徹底解説 - 関連画像2

    ①ペンクリニックのイベントやフェアに行く

    ペンクリニックは万年筆メーカーのフェアなどで開催されています。

    開催場所はさまざまですが、百貨店の万年筆売場や、大手文具店、万年筆専門店など。

    ペンドクターと呼ばれる方や、万年筆メーカーの技師の方が万年筆の調整等をしてくれる場合が多いです。

     

    有名な方としては、川口明弘氏、仲谷佳登氏、長原宣義氏のご子息の長原幸夫氏、宍倉潔子氏などがいらっしゃいます。

    これらのイベントは、基本的に無料です。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

    ただ、不定期に各地で開催されているため、近くの文房具屋のイベント等の告知を常にチェックしたり、WEB上のペンクリニックの情報をチェックしておく必要があります。

    海外・国産の主要万年筆ブランドの特徴を網羅した記事はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

     

     

    ②万年筆店の調整師さんに持っていく

    万年筆専門店に調整を依頼するという方法もあります。

     

    当該店舗で購入した万年筆については一定期間は無料で調整するという保証制度がある場合もあります。

    また、当該店舗で購入されたものは無料だが、他店で購入したものは有料という場合もあるようです。

    その場合は、製品のアフターサービス、または、有料の調整と理解したほうがいいと思います。

    ちなみにIl Duomoでも、ご購入時に「万年筆調整」のオプションをお付けいただけます。
    イタリア万年筆は個体差が出やすいので、ご購入前に「より滑らかな書き味で受け取りたい」というかたには、特におすすめのオプションです。

    また、過去にIl Duomoでお買い上げいただいた万年筆については、調整に関するご相談もLINE@で受け付けています。書き味で気になることがあったら、お気軽にお声がけくださいね。

     

    ③ペン愛好会で調整してもらう

    最後は、万年筆の愛好会が行なっている会合などで、万年筆に詳しい方が無償で調整をしてくれるという場合です。

     

    実際、万年筆愛好家の中には、非常に知識が豊富な方がいらっしゃいますので、色々ためになるお話を聞くことができることも。

    ただ、それらの方も専門で行なっているわけではなく、個人の趣味の延長として行われているという点に注意が必要です。

     

    その結果、その方に調整してもらったために、かえって自分の好みではなくなったとか、書きにくくなったというトラブルになる可能性もあるかもしれません。

    ペン愛好会等で見てもらう際には、その点を認識して、自己責任で行ってもらう必要があります。

     

    ペンクリニックに行ってみた感想

    Il Duomoのお客様から、以前「Il Duomoで買ったわけではないけれど、かすれがある万年筆があります。どうしたらいいでしょう?」というご相談をLINE@でいただいて、わたしから「お近くのペンクリニックに行ってみましょう」とおすすめしたことがあります。

    しばらくして、お客様からお礼のメッセージが入りました。

    ペンクリニックに行ってきました。ドクターは◯◯先生でした。
    数本調整していただいたのですが、家に帰って試してみると、魔法のように書き味が変わりました! 今までのペンの悩みが解消されました。ありがとうございました。

    そうなんです。
    変わるんです。

    というのも、万年筆の書き味というのは、筆記する人によって持ち方も違えば、好みの感じ方もそれぞれ違うもの。さらに「どこまでこだわるか」もメーカーによりますので、どうしても100%お一人おひとりにぴったりの書き味は出荷時の調整では出しきれないのが現実です。

    そこを、お一人おひとりの書き方や好みに合わせて整えてくださるのが、ペン先調整という職人技。
    ご自身の万年筆が魔法のように変化していく瞬間を、ぜひ体験してみてくださいね♪

    Il Duomoのペン先調整サービスについて

    Il Duomoでお買い上げの万年筆は、納品時に新方による試筆チェックを行ったうえでお届けしています。さらに、字幅の調整やインクフローのお好みのご相談も承っております。気になる方は、まずは万年筆をお手にとってみていただくところからどうぞ。

    Il Duomoのペン先調整オプションを見る
    Il Duomoのショップで万年筆をみる

    あわせて読みたい

    万年筆のメンテナンス・お手入れ全般についてはこちら。

    カートリッジ式・コンバーター式万年筆の洗い方
    「万年筆からインクが出ない、かすれる」と思ったら確認すること

    ペン先の選び方や入門記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)
    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    Il Duomoのお客様から、以前、「Il Duomoで買ったわけではないけれど、かすれがある万年筆がある。どうしたらいいの?」という質問をLINE@でいただいて、店長はペンクリニックに行ってみることをおすすめしました。

     

    しばらくしてお客様からお礼のメッセージが入りました。

     

    ペンクリニックに行ってきました。ドクターは○○先生でした。数本調整してもらったのですが、家に帰って試してみると、魔法のように書き味が変わりました! いままでのペンの悩みが解消されました。ありがとうございました。

     

    そうなんです。
    変わるんです。

     

    というのも、万年筆の書き味というのはやはり筆記する人によって持ち方も違えば、好みの感じ方も違います。さらに、どこまでこだわるかというのも、メーカーによりますので、どうしても100%の書き味というのは出荷時に調整することはできないんです。

     

    それを素晴らしいパフォーマンスに魔法のように変化させてくれるのがペン先調整なのです。

    よくある質問 (ペンクリニック)

    Q. ペンクリニックの料金はいくらですか?

    メーカー主催のフェアや百貨店イベントは基本無料です。
    ペンドクターさんも「皆さんに万年筆を気持ちよく使っていただきたい」という思いで対応してくださるので、はじめてのかたも安心して参加してくださいね。
    ただし、万年筆店の有料調整サービスや、特殊な修理(部品交換等)は別途料金がかかる場合があります。

    Q. 予約は必要ですか?

    予約制のイベントもあれば、当日先着順のものもあります。
    人気のペンドクターさんが来るイベントは混雑することが多いので、早めの時間に並ぶか、事前に開催元へ問い合わせて確認するのがおすすめですよ。

    Q. 持参するものは?

    調整したい万年筆と、(できれば)普段使っているインクを持参するとベストです。
    書き味は紙とインクの相性も影響しますので、お気に入りのノートも一緒に持っていくと、ペンドクターさんがより的確な調整をしてくれます。

    Q. どんな効果がありますか?

    魔法のように書き味が変わった」というお声をよくいただきます。
    具体的には、

    • かすれていた書き出しがスムーズに
    • カリカリしすぎていたペン先がなめらかに
    • フローが渋かったペンが潤沢に
    • 自分の持ち方・筆圧に合った書き味へ

    といった改善が見られます。万年筆の書き味は人それぞれですので、自分にフィットさせてくれる調整は、本当におすすめですよ♪

    おわりに

    ペンクリニックというと、専門的な人ばっかりが集まっているのでは、と思うかもしれませんが、ペンドクターの先生方は、皆さんに万年筆を気持ちよく使っていただきたいと考えていらっしゃいます。

    ですから、万年筆を気持ちよく使いたい、自分にフィットした形にしたいという思いがあれば、気楽に参加して構いません。

    きっと、ペンドクターの先生が、あなたの希望をしっかり聞いてくれて、あなたの万年筆を劇的に書きやすく調整してくれることでしょう!

     

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    ▼ あわせて読みたい

  • 万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選

    万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選

     

    万年筆と相性のいいノートを比較してみました!

     

    万年筆を使い始めると文字を書くのがどんどん楽しくなってきます。

    手書きの文字を書くことも特別なことになってきて、文字を書く時間が楽しく感じることが多くなったと思いませんか?

    どんどん文字を書いているうちに、ある時気が付くことがあります。

    それは文字を書く紙によって、万年筆の書き心地が大きく違うこと。

     

    実は紙によって万年筆の書き心地は大きく違います。

    万年筆と相性のいい紙を使ったノートを1冊持つと万年筆で文字を書く楽しみが一気に広がります。

    ぜひ万年筆と相性のいいノートを使ってみてください。

    きっとノートを開いて万年筆を使う時間がぐっと充実してきます!

     

    ペン先との相性が良いノート

    万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選 - 関連画像2

     

    万年筆と相性がいいノートにもさまざまな種類があります。

     

    万年筆ユーザーにもっともおすすめ!ニーシモネ

     

    その中で万年筆で文字を書くことと特に相性のいいノートがマルマンの「ニーモシネ」です。


    マルマン ノートパッド ニーモシネ A4 方眼罫 N187A


    マルマン ノートパッド&ホルダー&5ポケッツ ニーモシネ A4 HN187FA

     

    ペン先がさらさらと走り、インクののりもよく本当に書き心地が素晴らしい!

    「ニーモシネ」を作っているマルマンは日本の老舗メーカーです。

    国産の紙にこだわりノートやスケッチブックを作っています。

    「ニーモシネ」はそのマルマンが作ったビジネス用のノート。

    使いやすい工夫が盛りだくさんで、ノートとして見てもとてもいいノートです。

     

    さらにこの「ニーモシネ」が万年筆で書くとより良くなるのです。

    まずペンの走りがとてもいい。そしてインクの発色が本当にきれいです。

    私も「ニーモシネ」のA4サイズを使っていますが、インクののりがとても良くペン先が紙の上でスムーズに走ります。

    書いていてとても気持ちがよく、どんどん文字を書くことができます。

    また「ニーモシネ」の紙の色が真っ白なので、よりインクの色がきれいに見えます。

    書いていて気持ちのよい「ニーモシネ」でぜひ楽しく文字を書いてみてください。

     

    裏にインクがにじまないノート

    万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選 - 関連画像3

    ノートに万年筆で文字を書いた後、ページをめくると裏に文字のインクがにじんでいることがありませんか?

    それを見るとちょっと残念な気持ちになりますよね。

    万年筆のインクが紙の裏側ににじむことを「裏抜け」といいます。

    にじんだ上に文字を書くと、文字も見えにくくなりますし、何よりノートが雑然としてしまいきれいに見えません。

     

    ノートに使われている紙の種類によって、万年筆のインクが紙の裏側ににじむ度合いは大きく違います。

    紙によってはインクがにじみすぎて、裏側に文字が書きにくくなるほどのものも。

    そこで大事なのが万年筆で書いた文字で紙の裏側がにじまないノートです。

     

    ツバメノートのクリーム上質紙を使ったノート

     

    私が使っているノートの中でも特に裏側がにじまないと感じるノートはツバメノート株式会社の「クリームノート」です。

     


    ツバメノート ノート A4 横罫 7mm×34行 50枚 クリーム A5004


    ツバメノート ノート B5 横罫 8mm×28行 32枚 C3056

     

    少しクリームがかった色の紙は万年筆で書きやすく、とてもおすすめのノートです。

    ぜひ万年筆のインクがどれくらい裏側ににじむかを確認してから、ノートを使ってみてくださいね。

    見た目もオシャレで使いやすいノート

    万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選 - 関連画像4

    万年筆で文字を書くことに適しているノートはたくさんあります。

    最近は各ノートメーカーもこぞって、万年筆を使うことを前提にした素晴らしいノートを作っています。

     

    オシャレで気分の上がるノーブルノート


    ライフ ノート ノーブルノート 方眼 A5 N33


    デルフィーノ LIFEノーブルノート ディズニー プー DZ-78930


    デルフィーノ LIFEノーブルノート ディズニー ミッキー DZ-78926

     

    その中でも特にオシャレで使いやすいのは、ライフ株式会社の「ノーブルノート」!

    表紙のデザインが洋風だけどレトロな雰囲気が漂って本当にオシャレなんです。

    そして職人さんが作ったとってもこだわりのあるノートだけに書き心地も抜群。

     

    何より使いやすいのがサイズが豊富で、中の紙の種類も豊富なところ。

    サイズはA4・B5・A5・B6・B7・ミニと豊富にあり、使う目的によって選ぶことができます。


    A7サイズ ノーブルノート【罫線】 N49

    また中の紙も無地・方眼・横罫と選ぶことができます。


    A7サイズ ノーブルノート【方眼】 N47

    これが本当に便利。

    自分が使うのに目的により適したノートを選んで、ぜひこの「ノーブルノート」

    オシャレさと使いやすさを実感してくださいね!

    まとめ

    万年筆を使い始めると手書きで文字を書くのが楽しくなります。

    そしてさらに楽しく万年筆を使えるようになることのひとつに、万年筆に適したノートを使って文字を書くこと。

    万年筆に合う紙を使っているノートは本当に書き心地が違います。

    また万年筆の文字のインクが裏側ににじむこともありません。

     

    最近は万年筆に適したノートを作るメーカーもとても多く、素晴らしいノートが格段に増えました。

    紙にとことんこだわったノート、書き心地がとてもいいノート、おしゃれなノートとバリエーションも豊富です。

    ぜひ万年筆と相性がいいノートを使って、万年筆ライフをより楽しんでくださいね!

    あわせて読みたい

    万年筆を選ぶ参考になる、字幅・ペン先解説記事はこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    万年筆ブランドや代表モデルにご興味のあるかたはこちらもどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)
    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

     

     

    ノートと相性のいい万年筆 — Il Duomoのおすすめ

    本記事でご紹介したノートとあわせて使ってみたい万年筆を、Il Duomoの取扱モデルからピックアップしました。インクとの相性が良いブランドを中心に。

    アウロラのペン(滑らかな書き味)
    レオナルドをみてみる(柔らかい書き心地)
    Il Duomoのショップで万年筆をみる

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  • 【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「ピネイダー(Pineider)って、どんな万年筆メーカー?」というご質問を、最近よくいただきます。
    2017年からビスコンティの前社長ダンテ・デル・ベッキオ氏がオーナーに就任して以来、面白い万年筆を次々と発表していて、注目度がぐっと上がっているメーカーなんですよ。

    結論からお伝えすると、ピネイダーの特徴は3つ。

    • 1774年フィレンツェ創業の老舗製紙メーカーから発展した文具ブランド
    • フレックスニブ(筆圧で線の幅が変えられるペン先)を標準装着、カリグラフィーに本気のメーカー
    • 羽ペン形クリップと斬新な吸入機構(ハニカム/ミステリーフィラー等)

    本記事では、わたしがフィレンツェ郊外のピネイダー本社にお邪魔したときの工場見学レポをお届けします。
    ピネイダーのパッショーネ(情熱)あふれる手作業のモノづくり、ぜひ最後まで読んでくださいね♪

    (なお、Il Duomoでは商品表記を「ピナイダー」と統一していますが、本記事ではブランド名としてより一般的な「ピネイダー」表記を主に使っています。同じメーカーですので安心してくださいね。)

    Pineider(ピネイダー)は皆さまご存知でしょうか?

    イタリアはフィレンツェにあります、高級な紙と文具などを作る会社です。

    最近、美しい軸としなやかなフレックスニブで話題を集める企業なのですが、まだあまり情報は出回っていないようですね。

    そんなピネイダーの本社(イタリア・フィレンツェ)に、この秋Il Duomo店長がお邪魔してきましたのでレポートしていきますよ~!

     

    YouTubeにUPした動画はこちら!併せて観てね(^^♪

     

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    前ビスコンティ社長のダンテ氏がオーナーに就任

    YouTubeのほうでちらっとお話しましたが、ビスコンティの社長が変わったとの話はご存知でしょうか。

    2017年までの社長さんは創業当時から変わらないダンテ・デル・ベッキオ氏でしたが、昨年から経営陣ががらりと変わっています。

    もともと万年筆コレクターとして有名だったダンテ氏は、ビスコンティを退陣後ピネイダーのオーナーに就任し、そんなに有名ではなかったピネイダーの万年筆&文具関連業のほうにかなり力を入れ始めたようなんですね。

    後から出てきますが、吸入機構や見た目の面白さが大好きなダンテ氏らしい、面白い万年筆がピネイダーから今後たくさん出されてきそう…!

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    ピネイダーの書き味と特徴

    フレックスニブの独特な書き心地

    ピネイダーのいちばんの特徴はフレックスニブ
    筆圧の強弱で線の太さが自在に変えられるペン先で、しなやかな書き味を楽しめます。
    通常使われやすい、買われやすいのは硬めの普通ニブですが、ピネイダーはフレックスニブを推し続けています。それは「カリグラフィーに本気」というブランドの姿勢の現れですね。

    初心者のかたにはやや扱いが難しい部分もありますが、慣れてくると「ふわふわ」「しなり」のある独特の書き味の虜になりますよ。

    羽ペン形クリップ

    ピネイダーのクリップは羽ペンの形をしています。鉄ペンの「アバター」シリーズも羽形ですし、上位の「ラグランデベレッツァ」のクリップはより精巧な曲線美を持っています。

    これも、「筆記とは何か」という哲学に向き合ってきたダンテ氏ならではの意匠かなと思います。

    斬新な吸入機構

    ハニカム(ハチの巣構造のスケルトン)、ミステリーフィラー(尻軸ノックでピストン作動)、ペンフィラーなど、ダンテ氏が考案した面白い吸入機構を備えたモデルが続々登場しています。
    万年筆に「ギミック」「機構の楽しさ」を求めるかたにはたまらないメーカーですね。

    Pineiderがある場所は…

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像2

    ピネイダーがあるのはフィレンツェの郊外、丘の緑が美しい風光明媚なところでした。
    オフィシャルショップがフィレンツェの市街地にあるのですが、私が行ったのはオフィス兼工場のほうでした。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像3

     

    イタリアらしくとても洗練されて美しいロビーに通していただき、カタログを眺めつつお待ちしていると、広報のマリアさんが出てきてくださり、案内してくれました。

     

    ピネイダーは1774年に創業され、もともとは製紙の会社でしたがその後文具やレザーグッズも手掛けるようになりました。
    フィレンツェはルネッサンスの興った街として有名ですが、ルネッサンスと言えば芸術・絵画ですよね。
    そのためにフィレンツェでは画材を作る職人業も盛ん。水彩紙などの紙の生産でも知られているんです。日本の和紙と同じような技法で作る手漉きの紙でつくったレターセットなどもピネイダーは生産していますよ。

    この製紙技術のすごさは後ほど書きますね。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像4

    ピネイダーの万年筆を作るようすを見学

    ピネイダーはもともと製紙工場だったこともあり、工場の9割は紙関連の作業場&倉庫になっていました。残りの1割が文具&レザーエリア。

     

    組み立てる作業を見せてくれました。

     

    イタリア万年筆の特徴でもあり、大量生産・販売が難しい理由でもあると思うのですが、イタリア万年筆って軸のレジンの柄に個体差がありますよね。

     

    例えばこれ、同じラグランデベレッツァのアルコ。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像5

    微妙に柄が違っています。

    それについてはイタリアの方はどう思っているのでしょうか。

     

    職人のマルコさん(↓写真左の男性)に聞いてみました。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像6

    マルコさん「美って言うのはさ…全体だ。全体を見て、美しくなればいいんだ。ひとつひとつ違うのは、人間だって同じさ。

    でも、レジンにも『面』があるからね。そこはちゃんと見ているよ。

    一番美しい面を表に出したいから、表側にクリップやキャップリングの表を付ける。クリップやキャップリング、天冠をつけた完成形が、全体として美しくなっていればそれでOKだと思うんだよねえ。

     

    あと、このペンたちはマグネティックロックで、面によっては反発する部分があるじゃない。だからカチッとはまるところに、美しい面を持ってくるように組み立ててるよ。」

     

    私「なるほど、ただ組み立てるだけでなく、面を見ながら作業されてるんですね。美的センスが求められますね。」

     

    こちらはハチの巣のような構造をした新しい形のスケルトン万年筆!さすがダンテ氏、面白い万年筆を作ります。

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    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像8
    ピナイダー 限定生産品 デモンストレーター ハニカム 万年筆

    これもダンテ氏が考えた構造の万年筆で、中にバネが入っており、シャーペンのように尻軸をノックするとピストンできるようになる構造の吸入方式です。ブラックとローズゴールドの組み合わせがとても綺麗で、面白いペンでした!

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像9

    限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

    ピナイダー 限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像10

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像11

    ピネイダーのキャップリングに書いてある意外なこと

    ピネイダーのキャップリングの裏面には、なにか長い文章が書いてあります。

    読んでみると

    A quick brown fox jumps over the lazy dog.

    と書いてあるのですが…。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像12

    私「すばしこい茶色の狐が怠惰な犬を飛び越えた…??これはどういう意味?なぜここに書いてあるの?」

    と聞いてみますと、こんな答えが返ってきました。

     

    マルコさん「A quick brown fox jumps over the lazy dog. は、カリグラフィーの練習の時によく使う文章で、AからZまですべてのアルファベット26字をすべて用い、かつ重複をなるべく少なくして文章が構成されてるんだ!」

     

    私「なるほど、日本でいうところの、いろはにほへとちりぬるを…だね」

     

    マルコさん「書き味を試すときなんかにも使ったりするよ。特にピネイダーはフレックスニブを推してるし、紙専門の会社だったことから、カリグラフィーには一家言あるわけさ。専属カリグラファーもいるし。ピネイダーはカリグラフィーに本気。そんな意味でこんな文言を入れてるんだと思うよ。」

     

    フレックスニブというのは、筆圧の強弱などで線の幅を自在に変えられるペン先なのですが、基本的にピネイダーはフレックスニブが装着してあります。

    通常使われやすい、買われやすいのは普通のペン先なのに、フレックスニブを推しているのには、そういったピネイダーの歴史や強みが関係していたのですね。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    クリップ部は羽ペンを意識して

    ピナイダー

    ピナイダー 限定生産品 クイーンメリー 万年筆 Pineider Queen Mary Fountain Pen

    さて、クリップは羽の形をしています。鉄ペンの「アバター」というラインがあるのですが、そちらもクリップは羽の形なのですが、ラグランデベレッツァのクリップの方が精巧なつくりをしています。イタリアらしい曲線美のある羽ペンの形。

     

    これも「筆記とは…」という哲学に向き合ってきたダンテ氏だからこそ生み出せたものなのかもしれませんね。

    デザイナーさんのカリグラフィーが印刷に超重要

    「はい、ダンブルドア校長だよwww」と紹介されて出てきたのが、この方。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像13

    一瞬意味が分からなかったので、???となっていると、

    「ほらー、あれだよ、ハリポタの。ダンブルドアだよ~」とみんなで大笑い。

     

    この方が、ピネイダーの専属カリグラファーさんでした。本人は穏やかに苦笑い。

     

    見た目は確かにダンブルドア校長ですが、手先はものすごく繊細…!

    なぜピネイダーに専属カリグラファーが必要かというと、ピネイダーの印刷技術に理由があります。

     

    ピネイダーの印刷には手彫りの版が必要

    ピネイダーは、製紙をするほか、ハイブランドの名刺や便箋に名前を印刷するという仕事も請け負っています。

     

    たとえばサルバトーレ・フェラガモの便箋はピネイダーのものです。普段使うものではなく、おそらく上客への招待状などに使うのだと思います。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像14

    ピネイダーの印刷は、古い伝統的な技術を使っています。4色刷りなら4種類の版を作り、一回ずつスタンプし、乾かしてから次の版…という、現代の技術からするととても気の遠くなるような作業で出来上がっているのです。

    そのぶん、できた印刷は色も形もレトロでエレガント。とても特別感ただよう印刷物になります。

     

    そのすべての版をデザインし、彫るという作業をさきほどのデザイナー兼カリグラファーさんが一手に担っているのです。

     

    この写真↓の後ろに貼ってある紙は、すべて彼がデザインしたもの。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像15

    というわけで、名前の印刷部分も手彫りで一個一個つくるわけです。

    ですのでカリグラファーが必要、ということ。

    完全オーダーメイドのカリグラフィーの版なんて、ピネイダー以外にはないのではないでしょうか。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像16

    彫るのも手彫り。ルーペを使って詳細を確認しながらの作業です。

     

    美しいデース…

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像17

     

    ピネイダーの製紙、印刷はとにかくアナログ感重視

    こうしてオーダーメイドで請け負ったものは倉庫に保管されていました。とにかく紙エリアが広い!

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    こんな機械で印刷をしています。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像19

    こんなレトロな機械です。↑写真右側に、インク缶があります。インク補給も手作業で…。

    上から版ががっちゃん、がっちゃん、と降りてくるところに、人間が紙をサッと入れてスタンプしていくわけです。

    しかも、ズレがないか確認しながら。多色刷りだと少しでもずれると目立ってしまいます。

     

    なかなか気の遠くなるような作業です。

    同行したペンマニア「俺には無理だあ…」

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像20

    俺には無理だといったって、職人さんたちも最初からこの気の遠くなるような作業ができていたわけではないと思います。実際、かなりの集中力が必要なのでとても大変そうでした。

    どれだけ大変かは、上の職人さんの作業場を見ればわかりました。

     

    機械や作業台に、イエス様やマリア様の御絵が貼られていたのです。

    言わずもがなイタリアはカトリック教国です。おそらくこの職人さんは敬虔な教徒だと思われるのですが、それにしても機械にイエス様を貼るだなんて、祈らなければ集中できないほどの作業だということでしょう。

    祈りながら黙々と仕事をする姿が、胸を打ちました。

     

    アナログな技術を使った便箋や封筒たち

    便箋や封筒も、特別な伝統技術を使って作られています。

    この↓レターセットの青い部分は、実はさきほどの印刷技術を使って、1枚1枚スタンプで作られています。大量生産される工業製品では見ることのできない、線の微細なゆらぎが、ハンドメイド感を醸し出しています。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像21

    紙も、いろいろなランクがあり、最高級のものは手漉きの和紙のようなデコボコしたものがありました。

     

    こちら↓の紙はウォーターカットという技術を使っており、高速で噴射される水を使って紙を切るのだそう。そうすることで、ざっくりしたハンドメイド感のある紙が作られるということです。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像22

    ちなみにこのレターセットたち、ピネイダーのペンボックスに入っているんですよ!

     

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    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像24

    貴重すぎて使えない?いえいえ、ぜひ大切なあの人へのお手紙にどうぞ!

    ピネイダーは誇り高き伝統を大切にする企業だった!

    正直、こんなにアナログ感のあるところだとは思いもよりませんでした。日本人の感覚からすると、たしかにアナログな技術の製品は美しいけれど、時間がかかるしコストがかかる。

    紙も、もっと大量生産したらもっと儲かるのに…。「カイゼン」したほうがいいじゃない、とついつい。それで、購入者も安くてそこそこ良いものを選ぶ傾向にありますよね?

     

    でも、イタリアは違います。「美しいものは良いものだ。良いものは良い。高いのはしょうがない。良いものを選んだほうがいい。」最高級の良さを国民全体がわかっているから、伝統的な産業がつぶれない。ハイブランドなどは率先して伝統的な製品を選ぶ。結果、本当に美しいものが受け継がれていく。

     

    フィレンツェの手縫いの靴なんか、美術館級に綺麗です。それがいいとちゃんとわかっており、職人さんから直接買うわけです。

     

    フィレンツェ人はよく「パッショーネ」という言葉を使います。パッション、情熱のこと。

     

    フィレンツェは古くから職人の街として、独自の文化が息づいてきた場所ですが、職人だからこそできることがある、職人こそが一番美しいものを作れるんだという誇りが、そこかしこに現れているようです。

     

    今回ピネイダーにお邪魔して、ダンテ氏にはお会いできませんでしたが、何よりピネイダー自身のポテンシャルやこだわりを感じられたことが収穫だなと思いました。

     

    Il Duomoでは今回工場見学したPineiderのペンを取り揃えています。ぜひチェックしてみてくださいね。

    万年筆の使い方・選び方に困ったら

    万年筆の使い方、ペン先の選び方などご相談に乗れますので、気になる方はぜひLINE@でお気軽にトークしてみてくださいね(*'▽')

    よくある質問 (ピネイダー)

    Q. ピネイダーの初心者向けモデルはどれですか?

    ピネイダーで手の届きやすい価格帯は「アバター 2019」シリーズです。
    スチールニブで色のラインナップも豊富、フレックスニブの入門にもおすすめですよ。
    2026年5月1日時点で、ピナイダー アバター2019 アバロングリーン/エンジェルスキン/デビルレッド/ネプチューンブルー等の万年筆が23,800円〜の取り扱いです。

    Q. フレックスニブは難しいですか?

    慣れるまでは少しコツが要りますが、軽いタッチで筆圧を意識せず書けば普通のニブと同じように使えます。
    線の幅で表情を出したいときに筆圧をかける、という使い分けができるので、カリグラフィーやイラストに挑戦したいかたには本当に楽しい1本です。

    Q. 「ピナイダー」と「ピネイダー」、どっちが正しいですか?

    イタリア語の発音的にはどちらも近いですが、近年は「ピネイダー」と表記される機会が増えています。
    Il Duomoでは商品名としては「ピナイダー」で統一していますが、ブランド名のお話としては「ピネイダー」と呼んでいただいて全く問題ありません。

    Q. ピネイダー万年筆の価格はどれくらいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしている主なピネイダーの万年筆は、

    • ピナイダー アバター2019 各色 万年筆 (23,800円〜)
    • ピナイダー アバター ウルトラレジン デモ 万年筆 (33,800円〜)
    • ピナイダー アバター 各種 ローラーボール (20,200円〜30,800円)
    • ピナイダー アバター 各種 ボールペン (18,800円〜24,800円)
    • ピナイダー ボトルインク 75ml (3,680円)

    などが目安です。上位のラグランデベレッツァシリーズや限定品はもう少し価格帯が上がります。

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがあります。

    Il Duomoの店長があなたのお好みの色や予算などを聞いて、リストアップすることもできますよ。
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    Viscontiの本社工場に行ってきたよ

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    こんにちは!Il Duomo店長の佐藤です。
    9月末に、イタリア万年筆の旅をして参りました。
    実は、いままで私はイタリアへは行ったことはありませんでした。

     

    Il Duomoを立ち上げる前からイタリアにはとても興味があり、イタリアの小さな村シリーズとか、関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅、ふれあい街歩きイタリア編などは大好きでよく録画して観ていたのですが…。

    万年筆を通してでしか、イタリアを見たことがなかったので、やはり一度イタリアへ行って見ないと、その空気感はわからないよね!ということで、今回ビスコンティと、ピネイダーとスティピュラの視察を兼ねてイタリアに行って参りました。

     

    フィレンツェ、モデナ、ミラノに行ってきたのですが、万年筆の旅は主にフィレンツェ。

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像2

    イタリアは最高でしたよ…!特にフィレンツェは青空美術館とも言われていて、町中に彫刻や芸術作品がごろごろ点在し、建築もルネサンス期のものが多く、革小物や靴、ハイブランドのお店など、超一流の宝庫で、フィレンツェを歩くだけでお腹いっぱい。

    こんな街に住んでいたら、そりゃ芸術センス良くなるわ…と思いましたよ。

     

    そう、そんな芸術の街でビスコンティは生まれたんですね。

    ピナイダーの工場見学レポートはこちらをご覧ください。

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    Visconti(ビスコンティ)がある場所は…

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像3

    Visconti本社はフィレンツェの郊外にあります。ちなみにショップはチェントロ(市街地)にあります。

     

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    本社のほうは、昔ながらの馬車が通っていたという(日本でいうと中山道のような)くねくね道を車でチェントロから20分ほど。
    自然豊かな地域に本社のある元・城はありました!敷地内に森があるという広さです。

     

    ちなみにこういったお城というかお屋敷は、イタリアには各地にあります。
    敷地周りを歩くと30分以上かかるお屋敷は想像以上に多く点在していました。昔からの貴族はいまだにお屋敷に住んでいるらしく、「こういうお屋敷に住んでいる人は広い敷地を利用してワイナリーを持っていたりとか、昔からの土地などの資産を運用しているから永代お金持ちなのよ~」と現地の方に教えてもらいました。

     

    日本ではマッカーサーによる農地改革が行われ地主と小作人という関係が壊されたので、このような広大な敷地を持つ貴族のような存在はあまり見かけませんね。

    貴族の城をリノベーションした芸術的な外観

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像8

    そんな貴族の城だったところをVisconti社がリノベーションしています。コの字型の典型的なお屋敷の1階をリノベーションして、オフィスと工場に変えていました。

     

    ↑こんなルネサンス時代の扉に、オートロックが付けられているのがイタリアでは当たり前なのですが、日本なら蔵がオートロックくらいの衝撃です(笑)。温故知新ですね。

    もともと部屋がたくさんあった場所で、当たり前ですが工場用に作られた建物ではありません。
    ですのでレジンを削る場所で1部屋、組み立て(アッセンブリー)の部屋で1部屋、出荷の部屋で1部屋、というように、流れ作業ではなくて1段階ごとに部屋が分かれていました。

    思いもよらないところに階段があったり、城をリノベした感のあるルネッサンスな装飾が、歴史を感じさせました。

     

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    実際の軸を削る現場は、一人の男性が責任者で、普段もひとりで現場を担っていると言っていました。

     

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    大きな工作機械がいくつかあり、おおもとのパソコンにデータを入力すると、クリップや軸などを削りだしてくれる仕組みで完全にオートマチックでしたが、ライン作業ではなく、1つずつデータ入力して、レジンをセットして…という風にチェックしながら進めているようでした。

     

    レジンの削りカスがとても綺麗で思わず撮影。

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    組み立ての現場は職人さんがたくさんいる部屋で、黙々と作業が進められていました。

     

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    こちらではディヴィーナの組み立てを行っている方、ホモサピエンスを組み立てている方、ペン先をチェックしている方…などいろいろな作業を1部屋で行っているようでした。

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    勝手なイメージで、イタリアの職人さんはワイワイガヤガヤ作業をしてるのかなと思っていましたが、かなり静かに作業されていました。音楽もなく、黙々と。

    でも話しかけると冗談を言ってくれたり、笑顔で返してくれたりとそこはやはりイタリア人。みなさんお優しかったです。

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    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像18

    撮影NG!コアな仕事場、試作品ずらり

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像19

    美しい軸が生み出されるデザイン室も入ってしまいました!試作品や、未発表のペン、いままで作られてきた限定品などがずら~り。これは…!萌える…!

     

    デザインは、長年ビスコンティに勤める数名の方がコアメンバーでチームを組んで動いているようでした。

     

    最近発表されたゴッホシリーズの新作も写真撮影中でしたよ!

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像20

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 万年筆 クリスマスボックス

     

    色合いがとてもかわいくて、思わず写真を撮りたくなりました。

     

    が、当時はリリースされていませんでしたので、写真はNGでした。

    マネージャーさんとお話…これからのビスコンティ

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    さてさて、本日のハイライト。今回運よく、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ポジェッシ氏とお話する機会を得ました。(右の方)

    実質の社長さんに当たる方なのですが、とてもスタイリッシュで真面目な印象の方でした。
    ご存知の方も多いかもしれませんが、前年度に、1988年創業以来の社長であったダンテ氏がオーナーを辞め、経営陣がガラリと変わるというビスコンティの歴史では衝撃的な出来事がありました。

     

    イタリアの万年筆業界にも波紋は広がり、その後のビスコンティの動向に注目が集まっています。

     

    現在のゼネラルマネージャーであるフランチェスコ・ポジェッシ氏はミラノでアパレル関係の貿易の仕事を長年されていたそうです。
    ミラノと言えばミラノコレクションが有名で、アパレルのメッカですよね。イタリアのアパレルブランドは海外輸出の配分が大きいので、今回のビスコンティの人事改編でも、海外輸出に長けているフランチェスコ・ポジェッシ氏が起用されたのだと思います。

     

    ちなみに広報部なども人事がガラリと変わったらしく、フランチェスコ氏のようにアパレル関係出身の、しかもミラノ界隈の方が多くいらっしゃいました。

     

    私「ビスコンティの今回の社長交代劇で、今後ビスコンティがどうなっていくのか知りたがっている人が多いと思います。」

     

    フランチェスコ氏「私も就任したばかりで、いまはビスコンティの現状把握などに取り組んでいる。こうして声を聴けるのはうれしいことです。」

     

    私「これから何を変えて、何を変えないのか、気になります。例えばスチールニブの変更はとても喜ばしいことでした。デザインは変わりましたが、書き味が安定したので、自信をもって販売できるから。あとゴッホの箱も変更しましたよね。」

     

    フランチェスコ氏「何を変えて、何を変えない…。そうですね、いままでダンテ氏が作ってきたペンたち、ブランドの強みは活かしていきたい。それに魅せられたコレクターたちをがっかりさせたくはないと思う。いままでのビスコンティは、面白い機構のペンや黄金律を取り入れたデザイン、珍しい素材のペンづくり…には長けていたが、品質を一定させることや経営に関してはあまり気を使ってこなかったように思う。

     

    これからの私の任務は、ビスコンティのブランドをより強固にしていくこと。

    より広い世界に出てもイタリアブランドとして胸を張って輸出していけること。

    興味深いものづくりはしているから、認知度をもっと上げていくこと。

    圧倒的に認知度が足りない。」

     

    フランチェスコ氏「ところでこの箱はどう思う?(ゴッホシリーズの箱を指す)」

     

    私「正直、前の三角錐の箱が良かったとお客様に言われることはあります。中の絵も全面じゃなくて縦長でトリミングされているし。」

     

    フランチェスコ氏「これはトリミングじゃなくて、…ブックマーク(しおり)なんだけど、知らなかった?」

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像22

    この絵の描いてある紙のこと↑

     

    私「え・・・・!( ゚Д゚)」

     

    フランチェスコ氏「イタリア人であればこの形を見ればブックマークであると瞬時に気づくけど、日本人はそうではない?」

     

    私「う~ん、気付かなかったです。日本人にとってはこのブックマークは大きすぎですね(笑)日本はしおりも小さいんです。本も文庫はすごく小さいし。この形を見てブックマークと気づく人はあまりいないかも…ホームページで伝えますね。」

     

    フランチェスコ氏「よろしく(笑)」

     

    私「あと、ホモサピエンスやミリオネアシリーズのような、面白い素材を使ったペンは他のブランドにはなくて、とても好きです。石の肌触りは心地いいですし。こういうのもっと作っていただけると嬉しいです。」

     

    フランチェスコ氏「そうなんだ!OK」

     

    同席していたイタリア人ペンマニア「あのね、金ニブでホモサピエンスより安い価格帯のものがあると、顧客は買いやすいと思うよ。いまレンブラントやゴッホシリーズがスチールニブ帯であって、パラジウムニブになると急に7,8万円(日本の値段で)とか、跳ね上がるじゃない。お客さんにとってはとても手を出しにくい価格だよ。4万円代(日本の値段で)で金ニブのペンがあるととてもいいなあと思うよ。

     

    あと、いままで限定生産品を888本ってのが多かったじゃない。ちょっと多すぎる気がする。200本くらいずつでいいんじゃない。888本ってけっこう多いよ。」

     

    勝手に経営に口を出し始めるフィレンツェ人w

     

    フランチェスコ氏「なるほど、参考になります。」

     

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    そのあと、イタリア人同士で議論というか、ヒアリングが長い間続きました。

    私は残念ながらイタリア語はわからないので、室内の写真を撮らせていただきました。

     

    社長室にあるビスコンティの歴史たち

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    以前はダンテ氏の部屋だったであろう、社長室にはビスコンティの歴史を彩ってきたほとんどすべてのペンが収蔵されています。

    いまではプレミアがついていて手に入らないものもたくさん…。

     

    クリップ部の変遷、素材の変遷も見ていると面白いですね。

     

    ビスコンティは初期はクリップが現在のブリッジ型ではなく、普通のクリップでした。形もいまのものとは違って、さらにクラシカルな雰囲気です。

     

    ディヴィーナやゴッホコレクションは、クラシカルな雰囲気も残しつつ、洗練されたデザインですよね。

    フランチェスコ氏が好きな日本の文具…

    さて、最後に日本からのお土産を差し上げました。

    日本のガラパゴス文具です。

    何をプレゼントしたかというと

     

    御朱印帳。


    御朱印帳 40ページ 蛇腹式 ビニールカバー付 モダン柄 梅柄縞模様(黒)

     

    「寺や神社のスタンプを集めるノートです。」と伝えると「寺のスタンプ…???」となっておられましたので、「ノートにしてください。」と言いました。

     

    空柄便箋。


    アピカ 便箋 LE655 To the sky

     

    和風なおもしろ付箋…


    学研ステイフル ココロ結び 付箋 粗品 M03496

     

    これは「ん・・なにこれ・・?」となっておられたので、「ポストイットですよ」というと、「これが?!」と驚いておられました。

     

    フランチェスコ氏はもともとアパレルメーカー出身だと前述しましたが、イタリアのアパレルの一大消費国と言えば日本も当てはまるわけで、日本には何度かいらしたことがあるそうです。

     

    「無印良品のノート大好きなんだよね。良い紙なのに安くて使いやすいのでいっぱい買い込んだよ」

    と顔をほころばせながら教えてくれました。MUJIノートいいですよね。

     

    ちなみにイタリアは日本ほど大量生産の技術が進んでいないというか、大量生産をあえてしないようなお国柄なので、工業製品は全体的に高価です。 万年筆が裏移りしないようなノートを買おうと思うと、1000円弱くらいはしてしまいます。 100円のノートはザラザラで、日本でいう藁半紙のような質感。そういったノートは主に小学生が使っています。 そう思うと日本の100円ノートの質の高さったらありません。

    フランチェスコ氏は親日

    「僕は日本人好きなんだよね」と、こんなエピソードを話していただきました。

     

    「日本人って、接待で料亭に行くじゃない。で、アパレルの仕事の商談で料亭に僕も行ったんだよね。

    それで、日本人って『まあまあ、どうぞどうぞお飲みなさい』ってどんどん酒を注いでくるわけだ。わいわい大盛り上がりでね。

    僕はそんなにへべれけに飲むことそうないから、その席で久しぶりに酔っぱらっちゃった。で、そのままタクシーで帰ったと思うんだけど、ホテルで朝目を覚ましたら

     

    財布がない!

     

    あー、マンマ・ミーア。
    もう財布は従業員の懐の中だ。そう思いつつも、一応、料亭に電話をしてもらったんだよね。

     

    そしたら…

     

    ちゃんと取ってあったんだよ!!!すぐに取りに行ったら、袋につつまれて財布が運ばれてきて…

     

    びっくりじゃない?

    イタリアなら本当に起こりえないことだよ!

     

    それから僕は日本びいきなんだ。素晴らしい国民性だ。」

     

    日本人としては非常に誇らしいお話でした。

    イタリアでも高級レストランであれば財布取っておいてくれるような気もしつつ…でもそんなへべれけのどんちゃん騒ぎした店で、財布が取っておかれてるとは思わなかったのでしょうね。(イタリアでは高級レストランで酔っぱらうほど飲むことはあまり無い…)

     

    みなさんも財布をみかけたら交番に届けてくださいね。笑

    まとめ

    後日、ビスコンティのクリップのデザインの元となったヴェッキオ橋に行って、ヴェッキオ橋がどんなものか見てまいりましたよ~!橋の上に所狭しと宝石店が並んでいる様子は、まさに「耳をすませば」の童話の中の世界…!(おわかりいただけるだろうか)

    ちなみにダンテ・デル・ヴェッキオさんが創業者なのでヴェッキオ橋のデザインのクリップにしたのではないか、と私は睨んでいます。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像29

    ダンテ氏が社長を退いたことにより、たくさんの人事異動があったであろうビスコンティですが、おそらくフィレンツェ人で固めていた時とはまったく違う雰囲気の職場だったんだろうな、と感じました。

     

    ダンテ氏はもともと万年筆収集家で、ライフワークとして万年筆メーカーを始めたようなところもありますから、「楽しんで万年筆をつくる」という雰囲気の会社だったと思います。
    実際、ダンテ氏は会っても冗談ばかり言う、太陽のように明るい生粋のフィレンツェ人だそうですから。

     

    今回ダンテ氏にお会いできなかったのは残念でしたが、次回は必ず会いに行こうと思います!

     

    日本人の私としては、北のミラノ人で固められた職場は真面目な雰囲気で非常に安心できました。海外輸出を見据えた品質の安定、洗練されたデザイン、管理された納期…が期待できるのではないかと思いました。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

     

    ホモサピエンスのデモンストレーターなどは変わらず美しいものが発売されていますから、もともとビスコンティのデザインが好きな方も、楽しめるのではないでしょうか。

    海外・国産の主要万年筆ブランドの特徴を網羅した記事はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    イタリア出張で出会ったペンたち

    こんなペンたちが絶賛生産中でした!工場で生産現場を見ると、店長としても愛着がわいて思わずお勧めしたくなります!

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像30

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション クリスマスボックス

    2018年11月リリースの特別仕様のクリスマスボックス!実物をリリース前に拝見しましたが本当に綺麗!緑のほうもパッと明るいすごく目立つ色で、こんな緑は見たことがありません。

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像31

    限定生産品 ビスコンティ ホモサピエンス ブロンズ スワール 万年筆

    ビスコンティはそのホモサピエンスシリーズの形をもとに、特別なアクリルレジンを使って美しいデモンストレーターを毎年限定888本のみ生み出しています。

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像32

    ヴィスコンティ ディヴィーナファッション ピンクゴールド 万年筆

    女性向けのライン。ディヴィーナ独自の螺旋部分の金色が、ネイルみたいに本当にキラキラしていて綺麗でした!女性向けでこんなに迫力あるペンはなかなかありません!

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像33

    世界888本 ビスコンティ 万年筆 キャンティシャーレ

    ホモサピエンスの限定スケルトンは本当に美しい。セルロイドとアクリルを混ぜたアクリロイドという素材が使われています。

     

     

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  • 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    アウロラ88のフレックスニブを動画レビュー!

     

    こんにちは。今日はアウロラ88のフレックスニブの動画をダイジェスト版でご紹介したいと思います。

    動画を見たい方はこちら!↓

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    アウロラを代表する88(オタントット)シリーズ

    アウロラの88(オタントット)は、1947年に誕生したアウロラを代表する万年筆で、建築家マルチェロ・ニッツォーリによってデザインされました。

    この万年筆は胴軸の先端を回転させる最新のピストン式インク充填方式を採用しており、1952年にはヨーロッパで100万本以上を販売する大ヒットとなりました。

     

    88(オタントット)は、1970年代に一旦製造が中止されましたが、1980年代の終わりに復刻版が発売されています。

    ただ、これは単なる当時の復刻版ではなく、リザーブタンク付ピストン吸入方式など、最新の技術を採用しています。

    その意味で、現在の88(オタントット)は、当初のデザインと最新の技術を融合させたものと言えます。

     

    2017年は、1947年の88(オタントット)の誕生からちょうど70年となります。

    これを記念して、アウロラ社は88(オタントット )の70周年記念アニバーサリーモデルを発売しました。

    カラーはシルバー、イエロー、グリーン、オレンジ、ブラウン、レッド、ネイビー、ゴールドの8種類で、2017年5月から12月までの8ヶ月に渡り、毎月1種類ずつ、各色とも188本の限定での発売でした。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

     

    外観はとにかくゴールド!

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    アウロラ88(オタントット)70周年記念モデルのゴールドは、70周年記念モデルの最後を飾るものとして2017年12月に発売されました。

    このモデルは、インク窓と主軸の部分が黒いのを除き、クリップも含めて全て金色で、キャップを閉めた状態だと全体がゴールドとなります。

     

     

    このモデルは、メタルの軸に、クリップなその金具部分も全てゴールド仕上げとなっており、それだけでもアウロラとしては珍しいデザインといえるでしょう。

     

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像2 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像3 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像4

     

    フレックスニブのやわらかい書き味

     

    この70周年記念モデルは、14金のペン先で、フレックスニブという特別に柔らかいペン先を使用しています。

    現在の88(オタントット)よりも、ペン先の先端部分(穂先)が細く、長く伸びています。

    これは、発売当初の88(オタントット)の形状です。

     

    ペン先の太さはFのみで、フレックスニブのFということで、FFと表示されています。

    また、ペン先(ニブ)の模様も、現在の88(オタントット)のペン先の模様と比べて、シンプルなデザインとなっています。

    フレックスニブというだけあり、ペン先の柔らかさは予想以上で、アウロラのペン先が硬いというイメージを全く覆します。

     

    力を入れずに書くと国産のFクラスの太さで描くことができますが、少し力を入れたり、筆圧が強い人が使うと、ペン先が開いて文字が太くてしまいます。

    ただ、これだけペン先が柔らかいにも関わらず、アウロラ特有の「さりさり」という書き味は残されています。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    ゴールド好きにはたまらない

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像5

    外観のところでも述べましたが、本当に、軸の本体部分を除いて、全てゴールドですので、ゴールドが好きな人にはたまらない一本といえるでしょう。

    88(オタントット)は1947年の発売当初には、樹脂製のもの、ゴールド・プレート・キャップのもの、全体が18金張りのものがあったということですので、それにならったものではないでしょうか。

    綺麗ではありますが、人前で使うにはちょっと気恥ずかしい感じで、勇気がいるかもしれません。

     

    カリグラフィも楽しめるフレックスニブ

    88(オタントット)の70周年記念モデルは、そのペン先の柔らかさから、筆圧を調整することで、細い字と太い字を書き分けることが可能です。

    これを利用して、カリグラフィー的な使い方ができるかもしれません。

    通常、カリグラフィーには、ペン先が平らになったペンを使うのが一般的です。

     

    本格的にカリグラフィーの文字とするには専門的なペンが必要になるでしょうが、88(オタントット)の70周年記念モデルは、適切に力の入れ具合をコントロールすることで「カリグラフィー的」な文字を書くことができるかもしれません。

    興味のある方は、挑戦してみてください。

     

    さいごに

    アウロラ88(オタントット)の70周年記念モデルは、それ自体限定品として特別な存在ですが、その中でもゴールドは特別感が際立ったモデルといえるでしょう。

    コレクションとして、また、特別な時に使用する一本としても、特別な存在になると思います。

    興味のある方は、ぜひ、自分の手に取ってみてください。

     

    あわせて読みたい

    同じくアウロラの人気モデルレビューはこちら。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
    アウロラ ミネラーレ万年筆をレビュー!

    イタリア万年筆の楽しみ方や歴史についてはこちらも。

    イタリア万年筆の良さとは。改めて万年筆屋が語ってみる
    エボナイトやセルロイドの歴史とイタリアメーカーの関係性

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  • 秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    リラックスタイムにお気に入りの万年筆でつらつらと

    こんにちは!

     

    朝晩を中心にだいぶ涼しくなってきて、秋を感じる瞬間も増えてきました。

    「〇〇の秋」という言葉はたくさんありますが、皆さんは何を思い浮かべますか?

    芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そして読書の秋!

    読書をするときは、「読書ノート」をつけるのがおすすめです。

    今日は読書ノートとともに、季節を感じる万年筆の楽しみ方をお伝えしたいと思います。

    秋の夜は読書がすすみます

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    そもそも、なぜ「読書の秋」と言われるようになったのでしょう?

    その由来は、韓愈(かんゆ)という人が書いた漢詩にあると言われています。

    その漢詩とは、ざっくりとまとめると

     

    「涼しく夜が長い秋は、灯火の下で読書をするのにふさわしい」

     

    という内容のものです。

    この漢詩を、夏目漱石が小説「三四郎」の中で「灯火親しむべし」と引用し、秋=読書のイメージが広まったと言われています。

    戦後には、11月7日に第一回の「読書週間」が開催されました。

    第二回からは、11月3日の文化の日を挟んだ2週間を「読書週間」とすることとなり、現在まで続いています。

    書店では毎年読書週間に合わせて、特集コーナーが設けられたりイベントが行われたりします。

    気温も関係しています。

    人の集中力が高まるのは18℃位の気温のときだそうです。

    ちょうどいい気温に加え、春よりも湿度が低い秋の夜は心地よく、読書をするのに最適です。

    また、秋の夜長というように、秋は日が昇ってから落ちるまでが一番短くなる季節です。

    温かい灯りの下でゆったりと読書をするというのも、秋の夜長の素敵な楽しみ方ですね。

    日記を書くように読書ノートを書いてみよう

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣 - 関連画像2

    「この本はどんな内容だったっけ?」「こんな内容が書いてあるのはどの本だったかな?」と、本の内容を忘れてしまったことはありませんか?

    せっかく本を読んでも、身につかなければもったいないです。

    そこで、読んだ本の要点や感想を記録する「読書ノート」を作ることをおすすめします。

     

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    読書ノートをつけていくと、読書をした記録が目に見える形で残るので、どんどん本を読みたいというモチベーションアップに繋がります。

    また、書くことで情報のアウトプットになるので記憶の定着に役立ち、本の内容を忘れにくくなるのです。

    パソコンなどを使ってもいいのですが、このメリットを活かすには手書きがよりよいと言えそうです。

     

    読書ノートに書くことは…

     

    • 本自体の基本情報(タイトルや作者、出版日など)
    • 読んだ日付
    • あらすじ要点や感想

     

    などで、難しく考える必要はありません。

    日記を書くのと同じように、お気に入りのノートにお気に入りのペンで、思ったとおりに書けばいいのです。

    形式が決まっている方が書きやすければ、読書ノート専用のノートも販売されています。

     

    ネットで検索してみると、読書ノートの付け方を紹介しているサイトがたくさんありますので、それを参考にするのもいいと思います。

    1日1ページ手帳を使っているなら、そのページの一角を読書ノートに充てるといった形でつける方法もありますよ。

    楽しみ方は人それぞれです。

    秋らしさ抜群の万年筆 モンテグラッパのハートウッドシリーズ

     

    ここで、読書ノートをつけるのにピッタリの秋らしい万年筆をご紹介します。

    モンテグラッパのハートウッドシリーズです。

     

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣 - 関連画像3

    モンテグラッパは、1912年伝統工芸が盛んなイタリアのベネト地方にイタリア初の筆記具製作所として設立されました。イタリアでは初めて万年筆を製造した会社です。

     

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣 - 関連画像4

    モンテグラッパ ハートウッド ペアウッド 万年筆

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣 - 関連画像5

    モンテグラッパ ハートウッド チーク 万年筆

     

    ハートウッドシリーズは、モンテグラッパから誕生した筆記具の新シリーズです。

    名前の通り、軸は色違いでチーク・ウォールナット・ペアウッドというヨーロッパに広く分布する木でできています。

    トリム(装飾部分)はブロンズでできていて、落ち着いた色合いに仕上がっています。

    オーガニックな自然素材の温かみとシックな色合いが、まさに秋にピッタリな万年筆です。

    木軸の万年筆には、同じ木目のものが2本として存在しません。

    手触りが自然で使い込むごとに味わいが深まり、どんどん愛着がわいてくる万年筆です。

    今年の秋は自分だけのとっておきの万年筆を使って、読書ノートをつけながら本を読むという楽しみ方はいかがでしょうか?

    あわせて読みたい

    記事内で触れた万年筆ブランドや、選び方のポイント記事もあわせてどうぞ。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?①(デザイン編)
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    「結局どれを選べば一生使えるの?」というかたはこちらもおすすめです。

    一生ものの万年筆はどう選ぶ?万年筆屋が思う一生使えるペン

     

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