Il Duomo Magazine

輸入万年筆屋のIl Duomo店長が、最新文具情報や筆記によって心豊かに暮らす方法をハックするマガジン。

Day2:ミッション・ビジョン・計画をきめよう。手帳でセルフマネジメント

time 2016/12/16

Day2:ミッション・ビジョン・計画をきめよう。手帳でセルフマネジメント

ミッション・ビジョン・計画へ落とし込もう

さて、前回のワークで出てきたたくさんのあなたの要素・価値観・能力・願望などなど…。それをミッション・ビジョン・計画へと落とし込んでいきましょう。

ミッションを決める

ミッションとは、「目的」です。
たとえばGoogle の使命は、

「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」

です。

目標売上や、ビジネスプランとは全く違う観点ですが、マネジメントにおいていちばん大切なことです。なんのためにビジネスをするのかが、ゴールや目標を決める道しるべとなるのです。

いままで出てきたワークの要素で、あなたが大事にしているものや、価値観・能力を総合して、文章にしてみましょう。人生のミッションが必ず見つかるはずです。
「そんなこと言ったって…それがわからないから困ってるんだよ」というひとも、とりあえずミッションを言葉にしてみましょう。もしも暮らしていく中で、ちょっと違うなと思ったら、随時振り返り、書き直せばいいのです。

例えば、Il Duomo店長はこうです…。
「農的暮らし(農家民宿やベジ料理)や筆記生活を通して、新しい文化を提案する。
日々の暮らしの中で様々なことに悩んでいる人に、精神の深いところで寄り添う。」

追記:野望は無いけど、Il Duomo手帳部やる意味あるかな

この記事を読んでくれた子育て中のママ友から、質問が。
「Il Duomo手帳部やってみたいんだけど…。私は今子育て中で、休職中だし、人生におけるミッションというのは、見えづらいんだけど。」

でも、話をしていたら、こんなことが見えてきました。

  • ガツガツした野望は無いけど、仕事上で「こんな風に尊敬される仕事をしたい」という理想はある
  • そのために本を買って読んだりはしているが、休職中なので実践が出来ず、もやもやしている

私は思わず言いました。
「理想って、ベンチャー企業を立ち上げる とか モルディブで余生を過ごせるように40歳までに1億稼ぐ とか、そんな大きなことじゃなくてもいいんだよ。」
「ていうか、すでに理想あるじゃない。しかもそれに向かって何か動いてるじゃん!それってすごいことだよ~」

この世界に、大きなことはあまりありません。大体のモノゴトはちいさな中で収まりながら、それが積み重なって社会が出来ています。
私だって理想の最終形態は言い換えれば「自分のおばあちゃんのような人になる」というものです。おばあちゃんは本当に優しくって料理・漬物が美味しくって、いつもにこにこしていて、家事も完璧。おまけにおばあちゃんの作る野菜も美味しいのです。それでいておごらず、いつも謙虚です。(聖母か‼)

ですので、無理に転職とか移住とか起業とかは考えなくたって、今の自分の延長線上に理想の自分を置けるはずです。そしてそのあなたがかかわる世界のことを考えると、おのずとミッションは見えてくるはずです。
野望がない!と思っている方は、一度考えてみてください。

先のママ友の場合だと、聞く力と、人を和ませる力が彼女にはあるので、それを活かした仕事のしかたで、ミッションにつながってくると思います。
今は子育て中でなかなか動けませんが、たまに子供を預けてセミナーに通ったりと、本を読むだけでないインプットをしていくといいのかな、と思います。また、その理想の自分を人に伝えることも大事です。誰か役に立つ情報を伝えてくれたり、力になってくれます。

ビジョンを描く

ccf20161215_0001前回のワークで、いろいろな欲しいものや、実現させたいこと、理想のくらし、理想の精神などがわかりました。
それをミッションに基づきながら、ビジョンにしていく作業に移りましょう。

私の場合、イラストが趣味なので、上のようなイラストにしました。農的暮らしのこと、ライフワーク、ペンのこと、片付けのこと、家族のこと、そして精神的なことが描かれています。
私の脳内妄想が、すべて詰まったワクワクするものです。

これはドリームマップ®に近いものだと思います。ちょっと構造は違いますが、ドリームマップ®は以下のような作り方です。

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[button color=”#E56DAB” title=”ダウンロード” url=”https://duomo-pen.com/wp-content/uploads/2016/12/ドリームマップ.pdf”]

ドリームマップ®のルールは

  • 「3年後」「5年後」など短期的なビジョンであること
  • 数値化すること
  • 「こうなりたい」でなく「こうなった、こうなっています」など過去形や現在形で書かれる
  • 夢や仕事を軸にしている
  • 「社会貢献」「他者への貢献」「物質的自己実現」「精神的自己実現」の4つの窓(位置が決まっている)

ということ。私としては2種類作るといいかな、と思います。「人生のビジョン」と「〇年後のビジョン」
というのも、人生のビジョンは「目的地からみえる風景」で、〇年後のビジョンは「道の途中から見える風景」のこと。

登山でも同じで、「頂上でこんな景色みたいな」という目的があり、頂上が目標となります。でも地図を見ながら、「この途中の広場も見晴らしがいいから、ここでコーヒー飲もうか」という「中期目標・中期目的」もありえるのです。このコーヒータイムを目指すからこそ、道の遠さにおじけづくことなく、最終目的地までゆっくり歩めるというわけです。だから、まずは最終目的地である「人生のビジョン」をつくり、そのあと「〇年後のビジョン」をつくりましょう。

ルールはドリームマップ®とほぼ同じですが、

  • 真ん中の円に書くのは「仕事」でなくても、ライフワークや実現したい自分でもかまわない(精神面を重視する人もいると思うので)
  • 「人口の何割」や「500万円」など数値化すること
  • 「社会貢献」「他者への貢献」「物質的自己実現」「精神的自己実現」の4つの窓(位置が決まっている)にイラストや切り抜きを貼ったり、文章を書く。
  • 「こうなりたい」でなく「こうなった、こうなっています」など過去形や現在形で書くこと
  • 基本的に、役割はごちゃまぜです。「母」とか「仕事」も同じ部分に並べていきます。(あまりにも仕事とプライベートの役割が複雑な方は、分けた方がいいかも)

具体的に何を書くか説明していきます♪

窓1:どんな社会に住んでいたいか

自分が自己実現を果たし、社会にはたらきかけた結果、こんないい社会になりました、というビジョンを視覚で訴えます。なるべく数値化します。数値化できないことは、なるべく具体的に書きましょう。

例;

  • (万年筆屋)日本人女性の1割以上が万年筆をもち、人生に寄り添うペンとして大事に使っています
  • (農家)Farm Rootsの野菜で家族を健康にしたいという女性が増え、300家族のクオリティ・オブ・ライフが上がりました
  • (プライベート)アンティーク着物を日常的に着る人が増えたり、古民具や古民家の文化を大事にする和の文化がトレンドになりました

窓2:どんな人と一緒にいて、だれを笑顔にしたいか

これは主に家族・友人・職場などコミュニティへの貢献になります。社会という大きな枠でなく、ちいさな単位で考えます。

  • (子育て)こどもは自立心があり、自分で考えて行動できる子になりました
  • (職場)職場の人間関係も良く、みんなで高めあえる存在です
  • (夫婦)毎月1回は旦那さんと夕食デートをしています

窓3:欲しいもの(物質的自己実現)

車が欲しいとか、家が欲しいとか、いろいろな願望があるかと思います。理想の自分が何を持っているか、どんな暮らしをしているかは、ここに書きましょう。具体的に欲しいものの写真があれば貼りましょう。
「ダイエットに成功した自分」「海外生活している自分」などは物質的自己実現に当たるかと思います。

  • 作家ものの器や家具に囲まれたこだわりのシンプルライフを送っています
  • 体重48kgになり、7号のワンピースを着ています
  • 海の見える一軒家に暮らしています

窓4:なりたい自分(精神的自己実現)

これは一番大事なんじゃないかな~と思っているのです。なぜなら私は「こころ」が人間においては最も重要だと考えているからです。こころが感情をつくり、信念を作り、行動をつくり、それが積み重なったものが人生です。こころは一番大切にしてあげなければいけません。

ですから、「こんなメンタリティーの自分でいたい」「こんな気持ちで毎日過ごしたい」「人生の深い部分を味わいたい」という願望は、より丁寧にビジョン化する必要があるかと思います。でも数値化はしなくてもいいです。

  • いつでも自信に満ち溢れ、周りの人にも自信を持ってもらえるように後押しできる人です
  • ヨーガを通じて瞑想し心穏やかに過ごしています
  • 感謝にあふれて、喜びに満ちています

自分のリソースに合ったメンタリティーを目指そう

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ちなみに、また後日お話ししますが、人によってこころのエネルギーの作り方は違います。古代インドの考え方で「4元素」というものがあります。この世のものは火・土・風・水のいずれかで出来ているという考え方です。
人もこのように、火のように燃やしてエネルギーをつくるひと、土のようにだれかのエネルギー源になるひと、水のように流れを起こすことでエネルギーをつくるひと、風のように目に見えない空気の動きでエネルギーをつくるひと、など色々な人がいます。松岡修造さんのような「熱い男」は火の男ですね…。
何が言いたいかというと、勝手にエネルギーが湧いてしかたがない人もいれば、ふんわりと浮かんでいることでエネルギーを得る人もいるということです。だから、あなたに合ったメンタリティーを探すのが一番大事なのです。

もし、ふんわり浮かんでいることでエネルギーを得ることができる人がいたとします。
その人の良さは朗らかなムードで周りの雰囲気を和らげることでした。
でもその人がそんな自分を受け入れられず、「火の人」にあこがれを持ち、
「いつでもどこでもエネルギーに満ち溢れていて、声は大きく、仕事は24時間、睡眠を削ってでもアメリカンドリームを成し遂げる人になりたいぜ」と言っても、どこかで違和感を感じたり、あまりに自分と違いすぎて自己嫌悪に陥る可能性が強くなります。

ですから、けして自分にうそをつくことなく、無理をすることなく、今の自分の延長線上かつあこがれの人に近いメンタリティーを探してくださいね。友達に「私ってどんな性格にみえる?」と聞いてみたり、瞑想してりして深く考えるのもおすすめです。

(かといってそれが本当にあなたの理想なら、あきらめる必要はありません。)

最近の私の気づきがコレだったのです。
私は自分がエネルギーを燃やす「火」の人だと勘違いしていました。確かに、やりたいことは必ずやり遂げるし、目立つのも嫌いではありません。でも、常にエネルギーを燃やし続けるタイプではないと気づきました。たとえばイベントをたくさん打ち上げたり、いつもパーティーとかをしてエネルギーを出し続けていると、だんだん疲れてきて、自己嫌悪に陥るのでした。
私はいまはどちらかというと「土」に近いと思っていて、地味なこと・コツコツやること、土(いちばん下)の目線から世界をしみじみと眺めるほうが向いています。なりたい理想像も、エネルギーに満ち溢れている人よりかは、落ち着いていつもにこにこしている人の方がしっくりきます。
(そういえば、バーテンのバイトをしていたとき、心眼のあるお客さんに「きみ、根が地味だから無理してバーテンなんかしちゃだめだ」と言われたことが…。でもその時は受け入れられませんでした。)

きっと、それぞれの心のリソース(財産・もっているもの)が、すでにあなたの中にあると思います。それを伸ばしていけばいいのです。でも、時間がかかると思います。ビジョンも、たまに作り変えるとだんだんしっくり来るようになってきますので、心配しないでくださいね。

ミッション・ビジョンを計画にしていこう

これまでできたミッション・ビジョンをもとに、「では実際、これを実現するにはどう歩みを進めるか」という計画を立てていきましょう!

長期目標:5か年計画

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[button color=”#E56DAB” title=”5か年計画ダウンロード” url=”https://duomo-pen.com/wp-content/uploads/2016/12/5年計画.pdf”]
このワークシートをみてください。縦軸に役割(妻・部長・ライフワーク上の役割など)があり、横軸に5年の欄があります。
役割ごとに、5年後、どうなっていたいかまず「5年目」のところに埋めていきます。
そしてそのためには4年目どうなっていればよくて、そのためには…と逆から埋めていきます。

これも数値化するとわかりやすいので、5年目のところには、例えば食関連のミッションがあり、料理によって仕事で活躍したい人であれば「フードコーディネーターとして活躍し、書籍を3冊出版している」など具体的に書きましょう。

短期計画:1年計画

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[button color=”#E56DAB” title=”1年計画ダウンロード” url=”https://duomo-pen.com/wp-content/uploads/2016/12/1年計画.pdf”]
5か年計画の、1年目はできましたか?
それを1年のアクションプランとして、何を実行するか月ごとに書いていきましょう。

月ごとにアクションプランをたててみて、「これじゃあ忙しすぎて眠れなさそうな殺人的スケジュールだ!」と思ったら、5か年計画を見直しましょう
ちょうどいいアクションプランは、「自分ならまあまあこなせるスケジュール」の1.3倍くらいの負荷をかけることです。あまり負荷をかけすぎると体を壊しますし、負荷が無くてもやる気がでませんし成長できません。

これは私が実際試して思ったことです。子供が急に熱を出すことが想像の3倍くらいあって(私に似て体が強くない子でした。汗)今年中にやろうと思っていたことが全然できなかったり。農家が忙しくて、夏は毎日草刈りしていたり。
結婚していたり、子供がいたりすると、または急に親を介護せねばならなくなったり、女性にはそれでなくても役割が多いもので、なかなか思うように物事は進みません。ある程度スケジュールには余裕があると、思うようにいかなくて自己嫌悪に陥らなくても済みます。

こちらも、手帳にログを付けながら試していく中で、あまりにも無理そうなスケジュールであれば、その都度変更してもいいのです。またワークシートに書き込み、手帳に貼りなおせばいいだけです。だんだん、自分のキャパシティに合った1日の行動量というのが見えてきますから、心配いりません。

手帳にミッション・ビジョン・計画を貼ろう

15439715_1321919044539023_5102253166283039482_nさあ、やっと手帳の出番ですよ!
できたミッション・ビジョン・計画を手帳に貼ったり、書き直したりしていきましょう。
大きすぎたら縮小コピーなどして、できれば手帳の初めの方に貼りましょう。貼ったりはがしたりするのでマスキングテープを使うのをおすすめします。

img_0861 img_0872私の手帳に貼ったビジョンと5か年計画の写真です♪見開きの余白には、大好きな格言や御朱印が…

もともと5か年計画や1年計画が付属している手帳もありますが、きっと変化していくので、その都度貼りなおした方がいいでしょう。

毎日これをみることが大事です。手帳はほぼ毎日開くものなので、いつでも自分のなりたい理想像を心に留めておくことにより、行動を起こす原動力となります。
もちろん行動に移すことによって、状況が変わってくることも、気持ちが変わることもあります。でも、それはそれであなたの運命の一部として、受け入れて、少しずつミッション・ビジョン・計画も進化させていけばいいのです。

さっきから何度も「ミッションやビジョン、計画などは変えてもいい」と言っていますが、実はこれが大事で、人間は毎日新しいのです。細胞は毎日死んで、生まれ変わっています。「わたし」も変わって当然です。理想の自分もどんどん変化・進化させていけば、よりあなたをあなたらしくする成長の仕方が見つかるのだと思います。

では、明日からも楽しく手帳ライフしましょうね。

 

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Editor

岐阜県出身、岐阜県在住。
文具好きが高じて輸入万年筆販売をすることに。 独自ルートがあり、高級文具の種類3000種以上。
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