もくじ
アウロラ・オプティマ オー・ソレ・ミオ。太陽のような輝きの万年筆!
イタリア・ナポリの万年筆メーカー、デルタ(Delta)が休業して久しいですが、
一番悔やまれたのが、デルタのフラグシップモデル「ドルチェビータ」がもう手に入らないということですよね。
そんなイタリア万年筆好きたちの気持ちを知ってか知らずか、デルタ休業後にアウロラからオーソレミオという、オレンジの軸が発売されました。
日本にはまだあまり入ってきていないのですが、イタリアなどヨーロッパ各国では通常モデルとして販売されています。(限定品ではありません!)
Il Duomoいちおしのこちらのオーソレミオ、深堀りしていこうと思います。
モデルはオプティマ。14K、吸入式、アウロロイド、リザーブタンクで完璧なモデル!
こちら、オプティマシリーズのオレンジ軸として出ています。
オプティマといえばバーガンディやブルー、レッドなどが有名どころですが、オプティマは「最適な」という意味があり、ちょっと万年筆を知ると「たしかに最適モデルだ!」とうなづけるスペックを持っています。
オプティマはアウロラのフラグシップモデルで、とりあえずアウロラのおすすめは?と聞かれたら「オプティマ!」と言えるくらい、美しくて扱いやすくて品質の行き届いた良いモデルですね。まさに最適なのです。
どうして最適かというと、なんといっても、非の打ち所がないスペックですよね。
・キャップ式
・ペン先:14金
・文字幅:EF・F・M・B・STUB(スタブは要お問い合わせ)
・長さ:128mm(収納時)/153mm(筆記時)
・最大胴軸径:約13.8mmφ キャップ径:約15.3mmφ(クリップを除く)
・重さ:約22g
・素材:アウロロイド
・インク方式:リザーブタンク付ピストン吸入式
筆記中にインクが切れても、尻軸を回してピストンを押し上げると、
自動的にリザーブタンク(予備タンク)からインクが供給され、
A4用紙で1~2枚程度(ペン先字幅などにより、個人差がありますが)書き続けることができます。
「すっごい綺麗だけど、このニブが金だったらよかったのに…。」というイタリア万年筆は多いのですが、オプティマは14K。
「あー、これコンバーター式か。吸入式ならたくさんインクが入るのに…。」というペンもありますが、オプティマは吸入式。
「イタリア万年筆といえば、やっぱり軸の美しさは外せないよね。」…オプティマはアウロロイド樹脂が美しい。そして金トリム。これは店長的にはけっこう好きなデザインです。イタリア万年筆!って感じでとても良い。
「インク窓あれば最高なのに。」という要望も多いですが、オプティマはインク窓つき。そしてリザーブタンクというギミックが万年筆好きをうならせる。
そしてお値段も、相応といいますか、このスペックでこの美しさならうなづけるレベル。
オレンジのアウロロイドが美しすぎる!
アウロラといえばアウロロイド、というくらい、この特別な透明感と奥行きのある輝きがあるレジンが有名なわけですが
明るいオレンジが、レジンの美しさをさらに際立たせています。ブラックの首軸とキャップとの対比も素晴らしい。
前述しましたが、金のトリムもいいですね。キャップリングのグレカパターン/メアンダー文様(ラーメン模様と間違われますが、ギリシャの文様です)も金で上品に。
サイズ感・重さは?
・長さ:128mm(収納時)/153mm(筆記時)
・最大胴軸径:約13.8mmφ キャップ径:約15.3mmφ(クリップを除く)
・重さ:約22g
胴軸は通常の国産の万年筆よりは太いですが、長さはわりに短めにできており、キャップをうしろにポストすると非常にバランス感としては良くなります。
イタリア万年筆は重い軸が多いので心配される方も多いです。
軸が重いと、力を加えなくても自重で書いていけるという便利さがありますが、どうしても国産の万年筆に慣れているとイタリア万年筆の重さにびっくりすることも多いようです。
しかしこのオプティマは重さも22gということで、インクを満タン(1-1.2ml吸入できます)に吸入してもさほど重くならず、「オプティマ(最適)」とあって国産万年筆に慣れている方でも、馴染みやすいのでは?と思います。
アウロラはイタリア万年筆の中では、金属部が少ないので基本的に軽いものが多いですね。
吸引は?
尻軸をまわして吸入するタイプになります。
この吸入方式自体も、万年筆メーカーによりいろいろな種類のものが出されており、万年筆を選ぶ際に悩みの種になることもありますよね。
オプティマは
・インク方式:リザーブタンク付ピストン吸入式
筆記中にインクが切れても、尻軸を回してピストンを押し上げると、
自動的にリザーブタンク(予備タンク)からインクが供給され、
A4用紙で1~2枚程度(ペン先字幅などにより、個人差がありますが)書き続けることができます。
というギミックがついたおもしろい吸入方式になっています。
(※吸入式・コンバーター式って何?とおもったあなたには以下の記事がおすすめ)
リザーブタンクの良し・悪し
これは私も使っていて思うことではありますが、
予備タンクがあるため、通常のインクタンクよりは洗浄に時間がかかります。
ブルーならブルーのインクを使ったら、完全にブルーを除去するのが難しいのです。(これはインクの色が残っているのがインク窓から見えますので確認しやすいです)
ですので、頻繁にインクの色を変えたい、ですとか、メーカーをまたいでインクをころころ変える方にはあまりおすすめしません。
中でやはり混ざりやすいので、ペンにはあまり良くないです。
「私はブルーブラックしか使わないよー」という方であればリザーブタンクは最適なのではないでしょうか。
書き味-サリサリ感ってなんだ
アウロラはペン先を自社生産しており、品質・評判も上々です。
アウロラのペン先は限定品などはそれ用にまったく違うニブを生産することもあり、おもしろいのですが
この14Kに関しては「サリサリ感」とよく言われる書き味になっています。
よく、「鉛筆のような」ともいわれますが、ペリカンなどのようにぬら~ふわ~とした感じとは全く違い、
ある程度抵抗感のある書き味となっています。
抵抗感といっても、かすれや引っ掛かりとは違います。
字幅は?
イタリア万年筆は通常Fが国産のM以上、というように太めに出るのですが、アウロラの場合はそこまで太くは出ません。
EFが日本のF弱、FがMFくらいを想像していただければいいでしょうか。
(※FサイズとかMサイズとか何?と思ったあなたは以下の記事を参考にしてみてね。)
ほかの色は?
オプティマにはいろいろな色展開がされていて、選ぶのも悩ましいですね。
スペックは基本的にすべて同じです。
限定生産品で毎年変わった色が出ますので、そちらもチェックが必要ですね!
アウロラ オプティマ バーガンディ 万年筆 Aurora Optima 996-CX - Burgundy
アウロラ オプティマ CT 万年筆 ロッソ No.996/CR Aurora Optima Red Fountain Pen
アウロラ オプティマ CT 万年筆 ブルー No.996/CB Aurora Optima Blue Fountain Pen
アウロラ オプティマ GT 万年筆 ブルーゴールド No.996/B Aurora Optima Blue and Gold Fountain Pen
まとめ
今回検品した万年筆
アウロラのオプティマ、オーソレミオ。
最適の名にふさわしい、最適どころか最高の美しさとスペックを備えた心の太陽のような万年筆でした。
これは手放しでおすすめできます。イタリア万年筆の1本目にも良いのではないでしょうか。
・キャップ式
・ペン先:14金
・文字幅:EF・F・M・B・STUB(スタブは要お問い合わせ)
・長さ:128mm(収納時)/153mm(筆記時)
・最大胴軸径:約13.8mmφ キャップ径:約15.3mmφ(クリップを除く)
・重さ:約22g
・素材:アウロロイド
・インク方式:リザーブタンク付ピストン吸入式
筆記中にインクが切れても、尻軸を回してピストンを押し上げると、
自動的にリザーブタンク(予備タンク)からインクが供給され、
A4用紙で1~2枚程度(ペン先字幅などにより、個人差がありますが)書き続けることができます。
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