カテゴリー: 万年筆ブランドまとめ

国産ブランドから、ヨーロッパのブランドまで、万年筆や文具のブランドの特徴をまとめています。

  • ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見!

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見!

     

    アート好きにはたまらない万年筆!

     

    こんにちは。
    今日は美術ファン必見の万年筆を掘り下げていきたいと思います。

     

    今回ご紹介するのは、永きにわたって人気があるビスコンティ・レンブラントシリーズ万年筆の、2018年モデル「ダークフォレスト」です。

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見!

    光と陰の魔術師と呼ばれたレンブラント

     

    レンブラント・ファン・レインは17世紀にオランダで活躍した画家で、長い西洋美術史の中でも重要人物の一人になっています。

     

    絵画の題材は肖像画や宗教画、神話画などさまざまなジャンルにわたっています。

    「光と陰の魔術師」の異名で知られ、明暗のコントラストが強い絵画を多く残しています。

    全体的に暗い雰囲気の情景に、一部分だけスポットライトを当てたような感じですね。

     

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像2

     

     

    「夜警」はとくに有名です。

    スポットライトが当たっているかのような刺激的な構図と光の使い方が、当時とても革新的とされていました。

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像3

     

    幻想的なヨーロッパの暗い森をイメージ

     

    17世紀の画家、レンブラントをオマージュして作り上げたビスコンティレンブラントシリーズ。その中でも2018年モデルは自然現象に着目したテーマとなっていて、今回ご紹介するダークフォレストは文字通り暗い森をイメージしています。

     

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像4

     

    レンブラントのダークフォレストに採用されている、黒に近いグリーンとブルーのマーブル模様は、まさに日のとっぷり暮れた暗い森をイメージさせてくれます。

     

    ダークグリーンとブルーのコントラストは美しくて、まさに芸術的な万年筆です。

    レンブラント絵画の特徴としてもうひとつ、緑褐色を基調とした輝くような色彩で彩られるという特徴があります。

    黒に近いグリーンが基調のこの万年筆は、緑褐色基調の絵画を描いてきた画家レンブラントへのオマージュとしてまさにぴったりのデザインです!

    独自の機構がビスコンティの特徴

    レンブラントへのオマージュがひしひしと伝わってくるこの万年筆は美術好きにはたまらない製品です!

     

    さらに、ビスコンティ製品には他社製品ではみられない独自機構も前衛的に取り入れていますので、ビスコンティ万年筆は持っていてもうれしくて、書いてもウキウキしてきます。

     

    マグネティックロック機構

    まずひとつめに、キャップを締めるのが気持ち良いマグネティックロック機構です。

     

     

    万年筆の他にローラーボールにも採用されています。

    キャップの締まり加減にも高級感が溢れていて、ついつい何かを書いてはカシャンと締めたくなるのです。

    クリップの形状にもこだわりのデザインがありますよ。

    ペンという道具と、ペンで書かれた文章が世界の平和と友好の架け橋になりますようにとの願いを込めて、地元フィレンツェのヴェッキオ橋を模した形になっているのです。

     

    美しいレジン、安定した書き味

    こちらはダークフォレストではありませんが、レンブラントのピンクです。
    マーブルの美しいレジンがご確認いただけますでしょうか。

    現物を見ると、とても質のいい透明感のあるレジンだということがわかります!

     

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像5

     

    ビスコンティ レンブラント 万年筆

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像6

     

    そして肝心の書き味は、日本の字幅と比べるとやや太い感じですが、インクフローは大変素晴らしい安定感です。
    紙へのあたりも硬すぎないのにコシがしっかりあって、毎日ガシガシ使えるようなイメージです。

    日常づかいにとってもおすすめですよ!

    アート好きな男性へのプレゼントにも

    徹底的にこだわり抜いたこのビスコンティのレンブラント・ダークフォレスト万年筆。
    一本持っていても損はないです。

     

    初めての一本にも妥協したくない方、より高級感のある万年筆が欲しいと考えていらっしゃる方、外国製万年筆を使ってみたい方、多くの方々に胸を張ってオススメします!

    美しくて芸術的な万年筆になっているビスコンティのレンブラントダークフォレストは色合いから重厚感も醸し出されていますよね。

     

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像7

     

    高級感と重厚感から男性にも十分好まれるはずなので、ポップアートが好きな男性に対しては重厚な筆記具として、中世美術が好きな男性に対しては好みにぴったりハマった万年筆として、アート好きな男性(彼氏・ご主人・お父さん)へのプレゼントとしても外れることはないでしょう。

     

    ※日本国内で流通しているものは新旧のニブが混在しています。

    新しいニブのものをお求めなら、お店に確認をしてから購入することをおすすめします。

     

    レンブラントシリーズはたくさんあります

    ビスコンティのレンブラントシリーズは他にも色がたくさんあるのでおすすめです。

     

    日食の妖しく幻想的な雰囲気が表現されたビスコンティレンブラントシリーズのエクリプス。

     

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像8

    ビスコンティ レンブラント エクリプス(日食)

     

    透き通るようなスノーホワイトの軸とエレガントなシルバーのトリムが美しいレンブラントシリーズのホワイト。

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像9

    ビスコンティ レンブラント ホワイト

     

    ビスコンティレンブラント2018ではいままでになかった可愛らしい色合いのデザインも登場。

    ビスコンティの万年筆レンブラントシリーズはアート好き必見! - 関連画像10

    ビスコンティ レンブラント ピンク

     

    他にもビスコンティのレンブラントシリーズは発売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

    まとめ

     

    いかがでしたでしょうか。

    高級万年筆のビスコンティから発売されているレンブラントシリーズは美術・アート好きな方への贈り物にもおすすめの万年筆です。

    もちろん、ご自身の特別な一本にもぴったり!

    今後も新しいデザインのレンブラントシリーズが発売されるはずですので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!

    Il Duomoでも随時新作を紹介していきます。

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  • 【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「ピネイダー(Pineider)って、どんな万年筆メーカー?」というご質問を、最近よくいただきます。
    2017年からビスコンティの前社長ダンテ・デル・ベッキオ氏がオーナーに就任して以来、面白い万年筆を次々と発表していて、注目度がぐっと上がっているメーカーなんですよ。

    結論からお伝えすると、ピネイダーの特徴は3つ。

    • 1774年フィレンツェ創業の老舗製紙メーカーから発展した文具ブランド
    • フレックスニブ(筆圧で線の幅が変えられるペン先)を標準装着、カリグラフィーに本気のメーカー
    • 羽ペン形クリップと斬新な吸入機構(ハニカム/ミステリーフィラー等)

    本記事では、わたしがフィレンツェ郊外のピネイダー本社にお邪魔したときの工場見学レポをお届けします。
    ピネイダーのパッショーネ(情熱)あふれる手作業のモノづくり、ぜひ最後まで読んでくださいね♪

    (なお、Il Duomoでは商品表記を「ピナイダー」と統一していますが、本記事ではブランド名としてより一般的な「ピネイダー」表記を主に使っています。同じメーカーですので安心してくださいね。)

    Pineider(ピネイダー)は皆さまご存知でしょうか?

    イタリアはフィレンツェにあります、高級な紙と文具などを作る会社です。

    最近、美しい軸としなやかなフレックスニブで話題を集める企業なのですが、まだあまり情報は出回っていないようですね。

    そんなピネイダーの本社(イタリア・フィレンツェ)に、この秋Il Duomo店長がお邪魔してきましたのでレポートしていきますよ~!

     

    YouTubeにUPした動画はこちら!併せて観てね(^^♪

     

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ

    前ビスコンティ社長のダンテ氏がオーナーに就任

    YouTubeのほうでちらっとお話しましたが、ビスコンティの社長が変わったとの話はご存知でしょうか。

    2017年までの社長さんは創業当時から変わらないダンテ・デル・ベッキオ氏でしたが、昨年から経営陣ががらりと変わっています。

    もともと万年筆コレクターとして有名だったダンテ氏は、ビスコンティを退陣後ピネイダーのオーナーに就任し、そんなに有名ではなかったピネイダーの万年筆&文具関連業のほうにかなり力を入れ始めたようなんですね。

    後から出てきますが、吸入機構や見た目の面白さが大好きなダンテ氏らしい、面白い万年筆がピネイダーから今後たくさん出されてきそう…!

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    ピネイダーの書き味と特徴

    フレックスニブの独特な書き心地

    ピネイダーのいちばんの特徴はフレックスニブ
    筆圧の強弱で線の太さが自在に変えられるペン先で、しなやかな書き味を楽しめます。
    通常使われやすい、買われやすいのは硬めの普通ニブですが、ピネイダーはフレックスニブを推し続けています。それは「カリグラフィーに本気」というブランドの姿勢の現れですね。

    初心者のかたにはやや扱いが難しい部分もありますが、慣れてくると「ふわふわ」「しなり」のある独特の書き味の虜になりますよ。

    羽ペン形クリップ

    ピネイダーのクリップは羽ペンの形をしています。鉄ペンの「アバター」シリーズも羽形ですし、上位の「ラグランデベレッツァ」のクリップはより精巧な曲線美を持っています。

    これも、「筆記とは何か」という哲学に向き合ってきたダンテ氏ならではの意匠かなと思います。

    斬新な吸入機構

    ハニカム(ハチの巣構造のスケルトン)、ミステリーフィラー(尻軸ノックでピストン作動)、ペンフィラーなど、ダンテ氏が考案した面白い吸入機構を備えたモデルが続々登場しています。
    万年筆に「ギミック」「機構の楽しさ」を求めるかたにはたまらないメーカーですね。

    Pineiderがある場所は…

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像2

    ピネイダーがあるのはフィレンツェの郊外、丘の緑が美しい風光明媚なところでした。
    オフィシャルショップがフィレンツェの市街地にあるのですが、私が行ったのはオフィス兼工場のほうでした。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像3

     

    イタリアらしくとても洗練されて美しいロビーに通していただき、カタログを眺めつつお待ちしていると、広報のマリアさんが出てきてくださり、案内してくれました。

     

    ピネイダーは1774年に創業され、もともとは製紙の会社でしたがその後文具やレザーグッズも手掛けるようになりました。
    フィレンツェはルネッサンスの興った街として有名ですが、ルネッサンスと言えば芸術・絵画ですよね。
    そのためにフィレンツェでは画材を作る職人業も盛ん。水彩紙などの紙の生産でも知られているんです。日本の和紙と同じような技法で作る手漉きの紙でつくったレターセットなどもピネイダーは生産していますよ。

    この製紙技術のすごさは後ほど書きますね。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像4

    ピネイダーの万年筆を作るようすを見学

    ピネイダーはもともと製紙工場だったこともあり、工場の9割は紙関連の作業場&倉庫になっていました。残りの1割が文具&レザーエリア。

     

    組み立てる作業を見せてくれました。

     

    イタリア万年筆の特徴でもあり、大量生産・販売が難しい理由でもあると思うのですが、イタリア万年筆って軸のレジンの柄に個体差がありますよね。

     

    例えばこれ、同じラグランデベレッツァのアルコ。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像5

    微妙に柄が違っています。

    それについてはイタリアの方はどう思っているのでしょうか。

     

    職人のマルコさん(↓写真左の男性)に聞いてみました。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像6

    マルコさん「美って言うのはさ…全体だ。全体を見て、美しくなればいいんだ。ひとつひとつ違うのは、人間だって同じさ。

    でも、レジンにも『面』があるからね。そこはちゃんと見ているよ。

    一番美しい面を表に出したいから、表側にクリップやキャップリングの表を付ける。クリップやキャップリング、天冠をつけた完成形が、全体として美しくなっていればそれでOKだと思うんだよねえ。

     

    あと、このペンたちはマグネティックロックで、面によっては反発する部分があるじゃない。だからカチッとはまるところに、美しい面を持ってくるように組み立ててるよ。」

     

    私「なるほど、ただ組み立てるだけでなく、面を見ながら作業されてるんですね。美的センスが求められますね。」

     

    こちらはハチの巣のような構造をした新しい形のスケルトン万年筆!さすがダンテ氏、面白い万年筆を作ります。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像7

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    ピナイダー 限定生産品 デモンストレーター ハニカム 万年筆

    これもダンテ氏が考えた構造の万年筆で、中にバネが入っており、シャーペンのように尻軸をノックするとピストンできるようになる構造の吸入方式です。ブラックとローズゴールドの組み合わせがとても綺麗で、面白いペンでした!

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像9

    限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

    ピナイダー 限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

     

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    ピネイダーのキャップリングに書いてある意外なこと

    ピネイダーのキャップリングの裏面には、なにか長い文章が書いてあります。

    読んでみると

    A quick brown fox jumps over the lazy dog.

    と書いてあるのですが…。

     

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像12

    私「すばしこい茶色の狐が怠惰な犬を飛び越えた…??これはどういう意味?なぜここに書いてあるの?」

    と聞いてみますと、こんな答えが返ってきました。

     

    マルコさん「A quick brown fox jumps over the lazy dog. は、カリグラフィーの練習の時によく使う文章で、AからZまですべてのアルファベット26字をすべて用い、かつ重複をなるべく少なくして文章が構成されてるんだ!」

     

    私「なるほど、日本でいうところの、いろはにほへとちりぬるを…だね」

     

    マルコさん「書き味を試すときなんかにも使ったりするよ。特にピネイダーはフレックスニブを推してるし、紙専門の会社だったことから、カリグラフィーには一家言あるわけさ。専属カリグラファーもいるし。ピネイダーはカリグラフィーに本気。そんな意味でこんな文言を入れてるんだと思うよ。」

     

    フレックスニブというのは、筆圧の強弱などで線の幅を自在に変えられるペン先なのですが、基本的にピネイダーはフレックスニブが装着してあります。

    通常使われやすい、買われやすいのは普通のペン先なのに、フレックスニブを推しているのには、そういったピネイダーの歴史や強みが関係していたのですね。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    クリップ部は羽ペンを意識して

    ピナイダー

    ピナイダー 限定生産品 クイーンメリー 万年筆 Pineider Queen Mary Fountain Pen

    さて、クリップは羽の形をしています。鉄ペンの「アバター」というラインがあるのですが、そちらもクリップは羽の形なのですが、ラグランデベレッツァのクリップの方が精巧なつくりをしています。イタリアらしい曲線美のある羽ペンの形。

     

    これも「筆記とは…」という哲学に向き合ってきたダンテ氏だからこそ生み出せたものなのかもしれませんね。

    デザイナーさんのカリグラフィーが印刷に超重要

    「はい、ダンブルドア校長だよwww」と紹介されて出てきたのが、この方。

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    一瞬意味が分からなかったので、???となっていると、

    「ほらー、あれだよ、ハリポタの。ダンブルドアだよ~」とみんなで大笑い。

     

    この方が、ピネイダーの専属カリグラファーさんでした。本人は穏やかに苦笑い。

     

    見た目は確かにダンブルドア校長ですが、手先はものすごく繊細…!

    なぜピネイダーに専属カリグラファーが必要かというと、ピネイダーの印刷技術に理由があります。

     

    ピネイダーの印刷には手彫りの版が必要

    ピネイダーは、製紙をするほか、ハイブランドの名刺や便箋に名前を印刷するという仕事も請け負っています。

     

    たとえばサルバトーレ・フェラガモの便箋はピネイダーのものです。普段使うものではなく、おそらく上客への招待状などに使うのだと思います。

     

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    ピネイダーの印刷は、古い伝統的な技術を使っています。4色刷りなら4種類の版を作り、一回ずつスタンプし、乾かしてから次の版…という、現代の技術からするととても気の遠くなるような作業で出来上がっているのです。

    そのぶん、できた印刷は色も形もレトロでエレガント。とても特別感ただよう印刷物になります。

     

    そのすべての版をデザインし、彫るという作業をさきほどのデザイナー兼カリグラファーさんが一手に担っているのです。

     

    この写真↓の後ろに貼ってある紙は、すべて彼がデザインしたもの。

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像15

    というわけで、名前の印刷部分も手彫りで一個一個つくるわけです。

    ですのでカリグラファーが必要、ということ。

    完全オーダーメイドのカリグラフィーの版なんて、ピネイダー以外にはないのではないでしょうか。

     

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    彫るのも手彫り。ルーペを使って詳細を確認しながらの作業です。

     

    美しいデース…

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    ピネイダーの製紙、印刷はとにかくアナログ感重視

    こうしてオーダーメイドで請け負ったものは倉庫に保管されていました。とにかく紙エリアが広い!

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    こんな機械で印刷をしています。

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    こんなレトロな機械です。↑写真右側に、インク缶があります。インク補給も手作業で…。

    上から版ががっちゃん、がっちゃん、と降りてくるところに、人間が紙をサッと入れてスタンプしていくわけです。

    しかも、ズレがないか確認しながら。多色刷りだと少しでもずれると目立ってしまいます。

     

    なかなか気の遠くなるような作業です。

    同行したペンマニア「俺には無理だあ…」

    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像20

    俺には無理だといったって、職人さんたちも最初からこの気の遠くなるような作業ができていたわけではないと思います。実際、かなりの集中力が必要なのでとても大変そうでした。

    どれだけ大変かは、上の職人さんの作業場を見ればわかりました。

     

    機械や作業台に、イエス様やマリア様の御絵が貼られていたのです。

    言わずもがなイタリアはカトリック教国です。おそらくこの職人さんは敬虔な教徒だと思われるのですが、それにしても機械にイエス様を貼るだなんて、祈らなければ集中できないほどの作業だということでしょう。

    祈りながら黙々と仕事をする姿が、胸を打ちました。

     

    アナログな技術を使った便箋や封筒たち

    便箋や封筒も、特別な伝統技術を使って作られています。

    この↓レターセットの青い部分は、実はさきほどの印刷技術を使って、1枚1枚スタンプで作られています。大量生産される工業製品では見ることのできない、線の微細なゆらぎが、ハンドメイド感を醸し出しています。

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    紙も、いろいろなランクがあり、最高級のものは手漉きの和紙のようなデコボコしたものがありました。

     

    こちら↓の紙はウォーターカットという技術を使っており、高速で噴射される水を使って紙を切るのだそう。そうすることで、ざっくりしたハンドメイド感のある紙が作られるということです。

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    ちなみにこのレターセットたち、ピネイダーのペンボックスに入っているんですよ!

     

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    【ピネイダー(Pineider)】イタリア万年筆の特徴・書き味と本社工場見学レポ - 関連画像24

    貴重すぎて使えない?いえいえ、ぜひ大切なあの人へのお手紙にどうぞ!

    ピネイダーは誇り高き伝統を大切にする企業だった!

    正直、こんなにアナログ感のあるところだとは思いもよりませんでした。日本人の感覚からすると、たしかにアナログな技術の製品は美しいけれど、時間がかかるしコストがかかる。

    紙も、もっと大量生産したらもっと儲かるのに…。「カイゼン」したほうがいいじゃない、とついつい。それで、購入者も安くてそこそこ良いものを選ぶ傾向にありますよね?

     

    でも、イタリアは違います。「美しいものは良いものだ。良いものは良い。高いのはしょうがない。良いものを選んだほうがいい。」最高級の良さを国民全体がわかっているから、伝統的な産業がつぶれない。ハイブランドなどは率先して伝統的な製品を選ぶ。結果、本当に美しいものが受け継がれていく。

     

    フィレンツェの手縫いの靴なんか、美術館級に綺麗です。それがいいとちゃんとわかっており、職人さんから直接買うわけです。

     

    フィレンツェ人はよく「パッショーネ」という言葉を使います。パッション、情熱のこと。

     

    フィレンツェは古くから職人の街として、独自の文化が息づいてきた場所ですが、職人だからこそできることがある、職人こそが一番美しいものを作れるんだという誇りが、そこかしこに現れているようです。

     

    今回ピネイダーにお邪魔して、ダンテ氏にはお会いできませんでしたが、何よりピネイダー自身のポテンシャルやこだわりを感じられたことが収穫だなと思いました。

     

    Il Duomoでは今回工場見学したPineiderのペンを取り揃えています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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    よくある質問 (ピネイダー)

    Q. ピネイダーの初心者向けモデルはどれですか?

    ピネイダーで手の届きやすい価格帯は「アバター 2019」シリーズです。
    スチールニブで色のラインナップも豊富、フレックスニブの入門にもおすすめですよ。
    2026年5月1日時点で、ピナイダー アバター2019 アバロングリーン/エンジェルスキン/デビルレッド/ネプチューンブルー等の万年筆が23,800円〜の取り扱いです。

    Q. フレックスニブは難しいですか?

    慣れるまでは少しコツが要りますが、軽いタッチで筆圧を意識せず書けば普通のニブと同じように使えます。
    線の幅で表情を出したいときに筆圧をかける、という使い分けができるので、カリグラフィーやイラストに挑戦したいかたには本当に楽しい1本です。

    Q. 「ピナイダー」と「ピネイダー」、どっちが正しいですか?

    イタリア語の発音的にはどちらも近いですが、近年は「ピネイダー」と表記される機会が増えています。
    Il Duomoでは商品名としては「ピナイダー」で統一していますが、ブランド名のお話としては「ピネイダー」と呼んでいただいて全く問題ありません。

    Q. ピネイダー万年筆の価格はどれくらいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしている主なピネイダーの万年筆は、

    • ピナイダー アバター2019 各色 万年筆 (23,800円〜)
    • ピナイダー アバター ウルトラレジン デモ 万年筆 (33,800円〜)
    • ピナイダー アバター 各種 ローラーボール (20,200円〜30,800円)
    • ピナイダー アバター 各種 ボールペン (18,800円〜24,800円)
    • ピナイダー ボトルインク 75ml (3,680円)

    などが目安です。上位のラグランデベレッツァシリーズや限定品はもう少し価格帯が上がります。

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがあります。

    Il Duomoの店長があなたのお好みの色や予算などを聞いて、リストアップすることもできますよ。
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    こんにちは!Il Duomo店長の佐藤です。
    9月末に、イタリア万年筆の旅をして参りました。
    実は、いままで私はイタリアへは行ったことはありませんでした。

     

    Il Duomoを立ち上げる前からイタリアにはとても興味があり、イタリアの小さな村シリーズとか、関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅、ふれあい街歩きイタリア編などは大好きでよく録画して観ていたのですが…。

    万年筆を通してでしか、イタリアを見たことがなかったので、やはり一度イタリアへ行って見ないと、その空気感はわからないよね!ということで、今回ビスコンティと、ピネイダーとスティピュラの視察を兼ねてイタリアに行って参りました。

     

    フィレンツェ、モデナ、ミラノに行ってきたのですが、万年筆の旅は主にフィレンツェ。

     

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!! - 関連画像2

    イタリアは最高でしたよ…!特にフィレンツェは青空美術館とも言われていて、町中に彫刻や芸術作品がごろごろ点在し、建築もルネサンス期のものが多く、革小物や靴、ハイブランドのお店など、超一流の宝庫で、フィレンツェを歩くだけでお腹いっぱい。

    こんな街に住んでいたら、そりゃ芸術センス良くなるわ…と思いましたよ。

     

    そう、そんな芸術の街でビスコンティは生まれたんですね。

    ピナイダーの工場見学レポートはこちらをご覧ください。

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    Visconti(ビスコンティ)がある場所は…

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    Visconti本社はフィレンツェの郊外にあります。ちなみにショップはチェントロ(市街地)にあります。

     

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    本社のほうは、昔ながらの馬車が通っていたという(日本でいうと中山道のような)くねくね道を車でチェントロから20分ほど。
    自然豊かな地域に本社のある元・城はありました!敷地内に森があるという広さです。

     

    ちなみにこういったお城というかお屋敷は、イタリアには各地にあります。
    敷地周りを歩くと30分以上かかるお屋敷は想像以上に多く点在していました。昔からの貴族はいまだにお屋敷に住んでいるらしく、「こういうお屋敷に住んでいる人は広い敷地を利用してワイナリーを持っていたりとか、昔からの土地などの資産を運用しているから永代お金持ちなのよ~」と現地の方に教えてもらいました。

     

    日本ではマッカーサーによる農地改革が行われ地主と小作人という関係が壊されたので、このような広大な敷地を持つ貴族のような存在はあまり見かけませんね。

    貴族の城をリノベーションした芸術的な外観

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    そんな貴族の城だったところをVisconti社がリノベーションしています。コの字型の典型的なお屋敷の1階をリノベーションして、オフィスと工場に変えていました。

     

    ↑こんなルネサンス時代の扉に、オートロックが付けられているのがイタリアでは当たり前なのですが、日本なら蔵がオートロックくらいの衝撃です(笑)。温故知新ですね。

    もともと部屋がたくさんあった場所で、当たり前ですが工場用に作られた建物ではありません。
    ですのでレジンを削る場所で1部屋、組み立て(アッセンブリー)の部屋で1部屋、出荷の部屋で1部屋、というように、流れ作業ではなくて1段階ごとに部屋が分かれていました。

    思いもよらないところに階段があったり、城をリノベした感のあるルネッサンスな装飾が、歴史を感じさせました。

     

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    実際の軸を削る現場は、一人の男性が責任者で、普段もひとりで現場を担っていると言っていました。

     

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    大きな工作機械がいくつかあり、おおもとのパソコンにデータを入力すると、クリップや軸などを削りだしてくれる仕組みで完全にオートマチックでしたが、ライン作業ではなく、1つずつデータ入力して、レジンをセットして…という風にチェックしながら進めているようでした。

     

    レジンの削りカスがとても綺麗で思わず撮影。

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    組み立ての現場は職人さんがたくさんいる部屋で、黙々と作業が進められていました。

     

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    こちらではディヴィーナの組み立てを行っている方、ホモサピエンスを組み立てている方、ペン先をチェックしている方…などいろいろな作業を1部屋で行っているようでした。

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    勝手なイメージで、イタリアの職人さんはワイワイガヤガヤ作業をしてるのかなと思っていましたが、かなり静かに作業されていました。音楽もなく、黙々と。

    でも話しかけると冗談を言ってくれたり、笑顔で返してくれたりとそこはやはりイタリア人。みなさんお優しかったです。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

     

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    撮影NG!コアな仕事場、試作品ずらり

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    美しい軸が生み出されるデザイン室も入ってしまいました!試作品や、未発表のペン、いままで作られてきた限定品などがずら~り。これは…!萌える…!

     

    デザインは、長年ビスコンティに勤める数名の方がコアメンバーでチームを組んで動いているようでした。

     

    最近発表されたゴッホシリーズの新作も写真撮影中でしたよ!

     

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    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 万年筆 クリスマスボックス

     

    色合いがとてもかわいくて、思わず写真を撮りたくなりました。

     

    が、当時はリリースされていませんでしたので、写真はNGでした。

    マネージャーさんとお話…これからのビスコンティ

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    さてさて、本日のハイライト。今回運よく、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ポジェッシ氏とお話する機会を得ました。(右の方)

    実質の社長さんに当たる方なのですが、とてもスタイリッシュで真面目な印象の方でした。
    ご存知の方も多いかもしれませんが、前年度に、1988年創業以来の社長であったダンテ氏がオーナーを辞め、経営陣がガラリと変わるというビスコンティの歴史では衝撃的な出来事がありました。

     

    イタリアの万年筆業界にも波紋は広がり、その後のビスコンティの動向に注目が集まっています。

     

    現在のゼネラルマネージャーであるフランチェスコ・ポジェッシ氏はミラノでアパレル関係の貿易の仕事を長年されていたそうです。
    ミラノと言えばミラノコレクションが有名で、アパレルのメッカですよね。イタリアのアパレルブランドは海外輸出の配分が大きいので、今回のビスコンティの人事改編でも、海外輸出に長けているフランチェスコ・ポジェッシ氏が起用されたのだと思います。

     

    ちなみに広報部なども人事がガラリと変わったらしく、フランチェスコ氏のようにアパレル関係出身の、しかもミラノ界隈の方が多くいらっしゃいました。

     

    私「ビスコンティの今回の社長交代劇で、今後ビスコンティがどうなっていくのか知りたがっている人が多いと思います。」

     

    フランチェスコ氏「私も就任したばかりで、いまはビスコンティの現状把握などに取り組んでいる。こうして声を聴けるのはうれしいことです。」

     

    私「これから何を変えて、何を変えないのか、気になります。例えばスチールニブの変更はとても喜ばしいことでした。デザインは変わりましたが、書き味が安定したので、自信をもって販売できるから。あとゴッホの箱も変更しましたよね。」

     

    フランチェスコ氏「何を変えて、何を変えない…。そうですね、いままでダンテ氏が作ってきたペンたち、ブランドの強みは活かしていきたい。それに魅せられたコレクターたちをがっかりさせたくはないと思う。いままでのビスコンティは、面白い機構のペンや黄金律を取り入れたデザイン、珍しい素材のペンづくり…には長けていたが、品質を一定させることや経営に関してはあまり気を使ってこなかったように思う。

     

    これからの私の任務は、ビスコンティのブランドをより強固にしていくこと。

    より広い世界に出てもイタリアブランドとして胸を張って輸出していけること。

    興味深いものづくりはしているから、認知度をもっと上げていくこと。

    圧倒的に認知度が足りない。」

     

    フランチェスコ氏「ところでこの箱はどう思う?(ゴッホシリーズの箱を指す)」

     

    私「正直、前の三角錐の箱が良かったとお客様に言われることはあります。中の絵も全面じゃなくて縦長でトリミングされているし。」

     

    フランチェスコ氏「これはトリミングじゃなくて、…ブックマーク(しおり)なんだけど、知らなかった?」

     

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    この絵の描いてある紙のこと↑

     

    私「え・・・・!( ゚Д゚)」

     

    フランチェスコ氏「イタリア人であればこの形を見ればブックマークであると瞬時に気づくけど、日本人はそうではない?」

     

    私「う~ん、気付かなかったです。日本人にとってはこのブックマークは大きすぎですね(笑)日本はしおりも小さいんです。本も文庫はすごく小さいし。この形を見てブックマークと気づく人はあまりいないかも…ホームページで伝えますね。」

     

    フランチェスコ氏「よろしく(笑)」

     

    私「あと、ホモサピエンスやミリオネアシリーズのような、面白い素材を使ったペンは他のブランドにはなくて、とても好きです。石の肌触りは心地いいですし。こういうのもっと作っていただけると嬉しいです。」

     

    フランチェスコ氏「そうなんだ!OK」

     

    同席していたイタリア人ペンマニア「あのね、金ニブでホモサピエンスより安い価格帯のものがあると、顧客は買いやすいと思うよ。いまレンブラントやゴッホシリーズがスチールニブ帯であって、パラジウムニブになると急に7,8万円(日本の値段で)とか、跳ね上がるじゃない。お客さんにとってはとても手を出しにくい価格だよ。4万円代(日本の値段で)で金ニブのペンがあるととてもいいなあと思うよ。

     

    あと、いままで限定生産品を888本ってのが多かったじゃない。ちょっと多すぎる気がする。200本くらいずつでいいんじゃない。888本ってけっこう多いよ。」

     

    勝手に経営に口を出し始めるフィレンツェ人w

     

    フランチェスコ氏「なるほど、参考になります。」

     

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    そのあと、イタリア人同士で議論というか、ヒアリングが長い間続きました。

    私は残念ながらイタリア語はわからないので、室内の写真を撮らせていただきました。

     

    社長室にあるビスコンティの歴史たち

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    以前はダンテ氏の部屋だったであろう、社長室にはビスコンティの歴史を彩ってきたほとんどすべてのペンが収蔵されています。

    いまではプレミアがついていて手に入らないものもたくさん…。

     

    クリップ部の変遷、素材の変遷も見ていると面白いですね。

     

    ビスコンティは初期はクリップが現在のブリッジ型ではなく、普通のクリップでした。形もいまのものとは違って、さらにクラシカルな雰囲気です。

     

    ディヴィーナやゴッホコレクションは、クラシカルな雰囲気も残しつつ、洗練されたデザインですよね。

    フランチェスコ氏が好きな日本の文具…

    さて、最後に日本からのお土産を差し上げました。

    日本のガラパゴス文具です。

    何をプレゼントしたかというと

     

    御朱印帳。


    御朱印帳 40ページ 蛇腹式 ビニールカバー付 モダン柄 梅柄縞模様(黒)

     

    「寺や神社のスタンプを集めるノートです。」と伝えると「寺のスタンプ…???」となっておられましたので、「ノートにしてください。」と言いました。

     

    空柄便箋。


    アピカ 便箋 LE655 To the sky

     

    和風なおもしろ付箋…


    学研ステイフル ココロ結び 付箋 粗品 M03496

     

    これは「ん・・なにこれ・・?」となっておられたので、「ポストイットですよ」というと、「これが?!」と驚いておられました。

     

    フランチェスコ氏はもともとアパレルメーカー出身だと前述しましたが、イタリアのアパレルの一大消費国と言えば日本も当てはまるわけで、日本には何度かいらしたことがあるそうです。

     

    「無印良品のノート大好きなんだよね。良い紙なのに安くて使いやすいのでいっぱい買い込んだよ」

    と顔をほころばせながら教えてくれました。MUJIノートいいですよね。

     

    ちなみにイタリアは日本ほど大量生産の技術が進んでいないというか、大量生産をあえてしないようなお国柄なので、工業製品は全体的に高価です。 万年筆が裏移りしないようなノートを買おうと思うと、1000円弱くらいはしてしまいます。 100円のノートはザラザラで、日本でいう藁半紙のような質感。そういったノートは主に小学生が使っています。 そう思うと日本の100円ノートの質の高さったらありません。

    フランチェスコ氏は親日

    「僕は日本人好きなんだよね」と、こんなエピソードを話していただきました。

     

    「日本人って、接待で料亭に行くじゃない。で、アパレルの仕事の商談で料亭に僕も行ったんだよね。

    それで、日本人って『まあまあ、どうぞどうぞお飲みなさい』ってどんどん酒を注いでくるわけだ。わいわい大盛り上がりでね。

    僕はそんなにへべれけに飲むことそうないから、その席で久しぶりに酔っぱらっちゃった。で、そのままタクシーで帰ったと思うんだけど、ホテルで朝目を覚ましたら

     

    財布がない!

     

    あー、マンマ・ミーア。
    もう財布は従業員の懐の中だ。そう思いつつも、一応、料亭に電話をしてもらったんだよね。

     

    そしたら…

     

    ちゃんと取ってあったんだよ!!!すぐに取りに行ったら、袋につつまれて財布が運ばれてきて…

     

    びっくりじゃない?

    イタリアなら本当に起こりえないことだよ!

     

    それから僕は日本びいきなんだ。素晴らしい国民性だ。」

     

    日本人としては非常に誇らしいお話でした。

    イタリアでも高級レストランであれば財布取っておいてくれるような気もしつつ…でもそんなへべれけのどんちゃん騒ぎした店で、財布が取っておかれてるとは思わなかったのでしょうね。(イタリアでは高級レストランで酔っぱらうほど飲むことはあまり無い…)

     

    みなさんも財布をみかけたら交番に届けてくださいね。笑

    まとめ

    後日、ビスコンティのクリップのデザインの元となったヴェッキオ橋に行って、ヴェッキオ橋がどんなものか見てまいりましたよ~!橋の上に所狭しと宝石店が並んでいる様子は、まさに「耳をすませば」の童話の中の世界…!(おわかりいただけるだろうか)

    ちなみにダンテ・デル・ヴェッキオさんが創業者なのでヴェッキオ橋のデザインのクリップにしたのではないか、と私は睨んでいます。

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    ダンテ氏が社長を退いたことにより、たくさんの人事異動があったであろうビスコンティですが、おそらくフィレンツェ人で固めていた時とはまったく違う雰囲気の職場だったんだろうな、と感じました。

     

    ダンテ氏はもともと万年筆収集家で、ライフワークとして万年筆メーカーを始めたようなところもありますから、「楽しんで万年筆をつくる」という雰囲気の会社だったと思います。
    実際、ダンテ氏は会っても冗談ばかり言う、太陽のように明るい生粋のフィレンツェ人だそうですから。

     

    今回ダンテ氏にお会いできなかったのは残念でしたが、次回は必ず会いに行こうと思います!

     

    日本人の私としては、北のミラノ人で固められた職場は真面目な雰囲気で非常に安心できました。海外輸出を見据えた品質の安定、洗練されたデザイン、管理された納期…が期待できるのではないかと思いました。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

     

    ホモサピエンスのデモンストレーターなどは変わらず美しいものが発売されていますから、もともとビスコンティのデザインが好きな方も、楽しめるのではないでしょうか。

    海外・国産の主要万年筆ブランドの特徴を網羅した記事はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    イタリア出張で出会ったペンたち

    こんなペンたちが絶賛生産中でした!工場で生産現場を見ると、店長としても愛着がわいて思わずお勧めしたくなります!

     

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    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション クリスマスボックス

    2018年11月リリースの特別仕様のクリスマスボックス!実物をリリース前に拝見しましたが本当に綺麗!緑のほうもパッと明るいすごく目立つ色で、こんな緑は見たことがありません。

     

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    限定生産品 ビスコンティ ホモサピエンス ブロンズ スワール 万年筆

    ビスコンティはそのホモサピエンスシリーズの形をもとに、特別なアクリルレジンを使って美しいデモンストレーターを毎年限定888本のみ生み出しています。

     

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    ヴィスコンティ ディヴィーナファッション ピンクゴールド 万年筆

    女性向けのライン。ディヴィーナ独自の螺旋部分の金色が、ネイルみたいに本当にキラキラしていて綺麗でした!女性向けでこんなに迫力あるペンはなかなかありません!

     

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    世界888本 ビスコンティ 万年筆 キャンティシャーレ

    ホモサピエンスの限定スケルトンは本当に美しい。セルロイドとアクリルを混ぜたアクリロイドという素材が使われています。

     

     

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  • 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    アウロラ88のフレックスニブを動画レビュー!

     

    こんにちは。今日はアウロラ88のフレックスニブの動画をダイジェスト版でご紹介したいと思います。

    動画を見たい方はこちら!↓

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    アウロラを代表する88(オタントット)シリーズ

    アウロラの88(オタントット)は、1947年に誕生したアウロラを代表する万年筆で、建築家マルチェロ・ニッツォーリによってデザインされました。

    この万年筆は胴軸の先端を回転させる最新のピストン式インク充填方式を採用しており、1952年にはヨーロッパで100万本以上を販売する大ヒットとなりました。

     

    88(オタントット)は、1970年代に一旦製造が中止されましたが、1980年代の終わりに復刻版が発売されています。

    ただ、これは単なる当時の復刻版ではなく、リザーブタンク付ピストン吸入方式など、最新の技術を採用しています。

    その意味で、現在の88(オタントット)は、当初のデザインと最新の技術を融合させたものと言えます。

     

    2017年は、1947年の88(オタントット)の誕生からちょうど70年となります。

    これを記念して、アウロラ社は88(オタントット )の70周年記念アニバーサリーモデルを発売しました。

    カラーはシルバー、イエロー、グリーン、オレンジ、ブラウン、レッド、ネイビー、ゴールドの8種類で、2017年5月から12月までの8ヶ月に渡り、毎月1種類ずつ、各色とも188本の限定での発売でした。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

     

    外観はとにかくゴールド!

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    アウロラ88(オタントット)70周年記念モデルのゴールドは、70周年記念モデルの最後を飾るものとして2017年12月に発売されました。

    このモデルは、インク窓と主軸の部分が黒いのを除き、クリップも含めて全て金色で、キャップを閉めた状態だと全体がゴールドとなります。

     

     

    このモデルは、メタルの軸に、クリップなその金具部分も全てゴールド仕上げとなっており、それだけでもアウロラとしては珍しいデザインといえるでしょう。

     

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像2 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像3 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像4

     

    フレックスニブのやわらかい書き味

     

    この70周年記念モデルは、14金のペン先で、フレックスニブという特別に柔らかいペン先を使用しています。

    現在の88(オタントット)よりも、ペン先の先端部分(穂先)が細く、長く伸びています。

    これは、発売当初の88(オタントット)の形状です。

     

    ペン先の太さはFのみで、フレックスニブのFということで、FFと表示されています。

    また、ペン先(ニブ)の模様も、現在の88(オタントット)のペン先の模様と比べて、シンプルなデザインとなっています。

    フレックスニブというだけあり、ペン先の柔らかさは予想以上で、アウロラのペン先が硬いというイメージを全く覆します。

     

    力を入れずに書くと国産のFクラスの太さで描くことができますが、少し力を入れたり、筆圧が強い人が使うと、ペン先が開いて文字が太くてしまいます。

    ただ、これだけペン先が柔らかいにも関わらず、アウロラ特有の「さりさり」という書き味は残されています。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    ゴールド好きにはたまらない

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味! - 関連画像5

    外観のところでも述べましたが、本当に、軸の本体部分を除いて、全てゴールドですので、ゴールドが好きな人にはたまらない一本といえるでしょう。

    88(オタントット)は1947年の発売当初には、樹脂製のもの、ゴールド・プレート・キャップのもの、全体が18金張りのものがあったということですので、それにならったものではないでしょうか。

    綺麗ではありますが、人前で使うにはちょっと気恥ずかしい感じで、勇気がいるかもしれません。

     

    カリグラフィも楽しめるフレックスニブ

    88(オタントット)の70周年記念モデルは、そのペン先の柔らかさから、筆圧を調整することで、細い字と太い字を書き分けることが可能です。

    これを利用して、カリグラフィー的な使い方ができるかもしれません。

    通常、カリグラフィーには、ペン先が平らになったペンを使うのが一般的です。

     

    本格的にカリグラフィーの文字とするには専門的なペンが必要になるでしょうが、88(オタントット)の70周年記念モデルは、適切に力の入れ具合をコントロールすることで「カリグラフィー的」な文字を書くことができるかもしれません。

    興味のある方は、挑戦してみてください。

     

    さいごに

    アウロラ88(オタントット)の70周年記念モデルは、それ自体限定品として特別な存在ですが、その中でもゴールドは特別感が際立ったモデルといえるでしょう。

    コレクションとして、また、特別な時に使用する一本としても、特別な存在になると思います。

    興味のある方は、ぜひ、自分の手に取ってみてください。

     

    あわせて読みたい

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    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?
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    エボナイトやセルロイドの歴史とイタリアメーカーの関係性

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  • 【万年筆メーカー】イタリア・ドイツ・国産の有名ブランド12選 — Il Duomo店長が解説

    【万年筆メーカー】イタリア・ドイツ・国産の有名ブランド12選 — Il Duomo店長が解説

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。

    「万年筆メーカーって、結局どこを選べばいいの?」というご質問を、お客様からよくいただきます。
    万年筆って、国産から舶来品(はくらいひん)まで、本当にいろいろなメーカーがあるんですよね。それぞれに歴史があって、書き味もまったく違いますから、迷ってしまうのも当然かなと思います。

    今回は、わたしが実際に検品で触ってきたり、お客様にお薦めしている代表的な万年筆メーカー12社を、国別にざっくりとご紹介していきますね。

    結論からお伝えすると、選び方はとってもシンプル。

    • 日本語をきっちり書きたい → 国産メーカー (パイロット・セーラー)
    • 世界の王道・実用性 → ドイツメーカー (モンブラン・ペリカン・ラミー)
    • 芸術性・個性・「ゆらぎ」を楽しみたい → イタリアメーカー (アウロラ・ビスコンティ・モンテグラッパ・レオナルド)

    もちろん米英仏のブランドにもそれぞれ魅力がありますので、あわせてご紹介しますね♪

    万年筆メーカー早見表

    メーカー 特徴のひとこと こんな方に
    ドイツ モンブラン 世界的高級ブランド・ぬらぬら系 ステータス・贈答品
    ドイツ ペリカン 世界トップ品質・全体バランス◎ 迷ったらまずココ
    ドイツ ラミー 人間工学デザイン・カリカリ系 はじめての1本に
    イギリス パーカー 英国王室御用達・安定感 ビジネス用途
    アメリカ クロス 細身デザイン・永久保証 女性・繊細な書き味
    フランス ウォーターマン 世界初の万年筆・装飾美 歴史好き
    国産 パイロット カリカリ系・国内最大手 日本語筆記・初心者
    国産 セーラー 21K柔らかニブ・老舗 長時間筆記
    イタリア アウロラ イタリア最古・サリサリ系 個性派・字幅にこだわる方
    イタリア ビスコンティ 芸術性・斬新な機構 ヴァンゴッホ柄ファン・芸術愛好
    イタリア モンテグラッパ セルロイド+純銀925・ジュエリーのよう 装飾美・コレクター
    イタリア レオナルド 新興・コスパ◎・希少素材 イタリア入門・お試し派

    ここから先は、各メーカーの個性をひとつずつご紹介していきますね。

    ドイツの万年筆メーカー

    モンブラン

    モンブラン ユニセフ 万年筆

     

    『モンブラン』は、ドイツの歴史ある万年筆ブランドです。高級ブランドとして世界的に認知されており、1本持っていればステータスにもなるでしょう。初心者でもなめらかに書ける点が人気です。

     

    ペリカン

    【万年筆メーカー】イタリア・ドイツ・国産の有名ブランド12選 — Il Duomo店長が解説

    『ペリカン』も有名なドイツの万年筆ブランドです。実用性を重視しており、本格的で高価なものから子どもの使えるものまで、幅広く展開されています。

    ペリカンの代表モデル「スーベレーン」について詳しくはこちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

     

    ラミー


    LAMY ラミー 万年筆 EF 極細字 サファリ ペトロール L24PE-EF 両用式 限定 正規輸入品

    もうひとつ、ドイツの万年筆ブランドとして『ラミー』があります。斬新で機能的なデザインが特徴的です。自社生産を貫いているところも特筆すべき点です。

     

    パーカー

    パーカー 万年筆 F 細字 ソネット ブルーラッカーCT 1950885 両用式 正規輸入品

    『パーカー』はイギリス(創業はアメリカ)の有名な万年筆ブランド。「世界で最も愛されているペン」という称号を持ち、120年以上の歴史を誇ります。英国王室御用達にも認定されています。

     

    クロス

    クロス 万年筆 F 細字 センチュリー2 3309-F メダリスト 正規輸入品

    アメリカ発の有名万年筆ブランドには『クロス』があります。1846年に創業された、アメリカでもっとも歴史の古い万年筆ブランドで、流線型のデザインと、コストパフォーマンスに優れている点が特徴です。

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    ウォーターマン

    【万年筆メーカー】イタリア・ドイツ・国産の有名ブランド12選 — Il Duomo店長が解説 - 関連画像2

    『ウォーターマン』はフランスのブランド(創業はアメリカ)で、世界で最初に万年筆を開発した老舗です。ポーツマス条約やベルサイユ条約の調印式など重要な国際会議でも使われてきました。美しいデザインが特徴で「ライティング・ジュエリー」とも呼ばれています。

     

    パイロット

    パイロット 万年筆 カスタム74 FKK1000RB-F 細字ブラック

    国内の万年筆ブランドでは『パイロット』が有名です。豊富な種類があるため、自分に合った1本を見つけられるでしょう。日本らしい和テイストデザインの商品もあります。

     

    セーラー

    セーラー万年筆 万年筆 プロフェッショナルギア スリム 銀 ブラック 細字 11-1222-220

    同じく有名な国内の万年筆ブランドに『セーラー』があります。日本で初めて万年筆の国産化に成功した由緒あるメーカーです。ペン職人による手作業にこだわり、Made in Japanを体現している万年筆といえます。

     

    イタリアの万年筆メーカー

    ここからは Il Duomo の本領、イタリアの万年筆メーカーをご紹介していきます。

    イタリア万年筆の魅力は、効率より美を優先する「人間らしさ」。手作業ならではの個体差や、経年で深まる風合いを「ゆらぎ」として楽しめるかたに、ぜひ知っていただきたい4ブランドを選びました。

    「カイゼンカイゼン」で個体差をなくしてきた日本のモノづくりとは正反対の、頑固で美意識の高いイタリア人らしいペン作り。それぞれに個性がありますので、ぜひ見比べてみてくださいね♪

    アウロラ (Aurora)

    『アウロラ』は1919年トリノ創業、イタリア最古の万年筆メーカーです。

    代表モデルは「88シリーズ」「オプティマ」、限定生産品の「インテルナツィオナーレ」。
    特に88シリーズは、アウロラの顔ともいえるロングセラー。シックな黒+ゴールドトリムから、希少なエボナイト軸まで、表情豊かなラインナップを揃えています。

    書き味はサリサリ感のある独特な書き味。調整師さんいわく「めちゃくちゃ攻めている」研ぎで、日本なら万人受けするように仕上げるところを、キレッキレに研いでくるのがアウロラの流儀です。

    合うかたにはたまらない書き味ですが、好みが分かれるところでもあります。Il Duomoでは個体差や折れリスクへの対応も含めて検品させていただいていますので、気になるかたはぜひお声がけくださいね。

    2026年5月1日時点で、アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ 万年筆が89,800円〜、アウロラ 88(オタントット) シルバーキャップが184,800円〜などのラインナップを取り扱っています。

    Il Duomoでアウロラの万年筆を見る

    ビスコンティ (Visconti)

    『ビスコンティ』は1988年フィレンツェ創業の若きブランド。
    万年筆の黄金時代を経験していないからこそ、常識にとらわれない斬新で芸術的なコレクションが次々と発表されています。店長のわたしも熱烈なファンであります。

    人気モデルは「ヴァンゴッホシリーズ」と「ホモサピエンス」。
    ヴァンゴッホは天然レジンを使用した美しい模様の軸で、ゴッホの絵画(自画像・ひまわり・星月夜・アイリス等)をモチーフにしたシリーズ。芸術好きの心をくすぐります。

    ホモサピエンスはなんと玄武岩(イタリア・シチリア島のエトナ火山産)を素材に使った万年筆。重そうに見えて意外にすべすべで軽く、しかし石としてのパワーを感じさせる独特な1本です。

    書き味は、スチールニブはやや小ぶりでフロー絞り気味、細い字向け(国産同等の細さが出ます)。18Kは細長く鋭利で硬め、他では見られない独特の書き味です。

    2026年5月1日時点で、ビスコンティ ヴァンゴッホ コレクション 星月夜 万年筆が44,800円〜、ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆が134,800円〜などの取り扱いがあります。

    Il Duomoでビスコンティの万年筆を見る

    モンテグラッパ (Montegrappa)

    『モンテグラッパ』は1912年、ヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパ創業のイタリア最古級メーカー。
    ヘミングウェイも愛用していたと伝わる、品格のあるブランドです。

    素材へのこだわりが半端ではなく、セルロイド軸 + 純銀925 + エボナイトペン芯という贅沢な組み合わせを今も作り続けています。
    セルロイドはものすごく深みがあって美しいですし、クリップなどの純銀部分はジュエリーのような輝き。ただ、磨いたり保管に気を遣ったりと小売店からすると管理が大変で…(汗)、それでも作り続けてくれているところに、イタリアらしい頑固さを感じます。

    代表モデルは「ヴェネツィア」「エクストラ」「モザイコ」など。
    ヴェネツィアシリーズは比較的お求めやすい価格帯で、イタリア装飾美の入門にもおすすめです。

    2026年5月1日時点で、モンテグラッパ ヴェネツィア スチールニブが66,800円〜、14K/フレックスニブが114,800円〜などのラインナップがあります。

    Il Duomoでモンテグラッパの万年筆を見る

    レオナルド (Leonardo Officina Italiana)

    『レオナルド』は比較的新しいイタリア万年筆メーカー。「Officina (オフィチーナ) = 工房」の名のとおり、職人気質のモノづくりが魅力です。

    代表モデルは「モーメントゼロ」「モーメントゼログランデ」。
    ローズウッドエボナイトのような希少素材を使った限定品から、レジン製のお求めやすいモデルまで、幅広いラインナップを揃えています。

    書き味はバランスがよく、コストパフォーマンスも◎。
    「イタリア万年筆を初めてお迎えしてみたいかた」「ビスコンティやアウロラの前にお試ししたいかた」に、わたしからもおすすめしている1本です。

    2026年5月1日時点で、レオナルド モーメントゼロ ハワイブルー スチールニブが32,800円〜、モーメントゼロ ポジターノ 14Kニブが73,800円〜などの取り扱いがあります。

    Il Duomoでレオナルドの万年筆を見る

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがあります。

    万年筆メーカー選びの基準

    「メーカーがいっぱいあって、結局どれを選べばいいの?」というかたへ、Il Duomo視点での選び方をお伝えしますね。

    用途で選ぶ

    • 日本語をきっちり書きたい → 国産 (パイロット・セーラー)。「とめはねはらい」が美しく出ます
    • 英語・横書きが多い → 海外メーカー全般。やや太めの字幅が映えます
    • 長時間の筆記 → セーラー21K、ペリカン スーベレーン (柔らかい書き味で疲れにくい)
    • ビジネスで失敗したくない → モンブラン、パーカー (世界共通の安心感)
    • 個性・芸術性 → ビスコンティ ヴァンゴッホ、モンテグラッパ セルロイド

    はじめての1本なら

    はじめて万年筆をお迎えするかたには、「国産1本」+「海外王道1本」の標準パターンをおすすめしています。

    • 国産から1本: パイロット カスタム74 (これを選んでおけばまず間違いない)
    • 海外王道から1本: ペリカン スーベレーン or ラミー サファリ

    そこから慣れてきたら、ぜひイタリア万年筆の世界も覗いてみてくださいね♪
    イタリア入門にはレオナルド モーメントゼロが手の届きやすい価格帯ですよ。

    よくある質問 (万年筆メーカー)

    Q. 初心者にはどのメーカーがおすすめですか?

    はじめての1本でしたら、国産のパイロット カスタム74が「これを選んでおけばまず間違いない」とよく言われている王道です。
    海外メーカーから入りたいかたには、ラミー サファリ (ハードルが低くてカリカリ系の楽しい書き味) もおすすめですよ。

    Q. メーカーごとに書き味はどれくらい違いますか?

    かなり違います、というのが正直なお答えです。
    ざっくりとオノマトペでお伝えすると、

    • パイロット・ラミー → カリカリ系 (硬めで弾力あり)
    • モンブラン・ファーバーカステル → ぬらぬら系 (フロー豊か)
    • セーラー21K → ふわふわ系 (柔らかい)
    • アウロラ → サリサリ系 (独特な研ぎ)
    • ビスコンティ18K → 細長く鋭利 (尖った感触)

    同じ値段でもメーカーが違うだけで世界が変わるので、ぜひ何本か触ってみてくださいね。

    Q. イタリア万年筆は個体差があると聞きました。大丈夫ですか?

    たしかにイタリア万年筆は個体差があります。手作業の部分が多く、それが「ゆらぎ」として味になっているのです。
    ただ、Il Duomoでは1本ずつ検品 (1本15〜30分かけることも!) しておりますので、お客様にがっかりしていただかないように努めています。検品書もお付けしていますので、ご安心くださいね。

    Q. 万年筆メーカーの代表モデルの価格はだいたいいくらくらいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしている主要モデルの価格レンジは、

    • ビスコンティ ヴァンゴッホ 万年筆 (44,800円〜)
    • レオナルド モーメントゼロ スチール (32,800円〜) / 14K (73,800円〜)
    • アウロラ オプティマ オー・ソレ・ミオ (89,800円〜)
    • モンテグラッパ ヴェネツィア スチール (66,800円〜) / 14Kフレックス (114,800円〜)

    などが目安です。国産・ドイツ系のモデル価格は各メーカー公式サイトでご確認くださいね。

    まとめ

    万年筆メーカーは、それぞれに歴史も書き味も個性もまったく違います。
    国産の安定感、ドイツの実用性、イタリアの芸術性…どれも素敵で、選ぶのに迷ってしまうのも当然ですね。

    大事なのは「自分の用途に合うかどうか」と「お迎えしてからの相性」。
    気になるメーカーがあったら、ぜひIl Duomoまでお声がけくださいね。1本ずつ検品して、お客様にぴったりの1本をお探しするお手伝いをさせていただきます♪

    ▶ Il Duomoのショップで万年筆を探す

    いかがでしたか?あなたはいくつの万年筆ブランドをご存知でしたでしょうか。まだまだブランドはたくさんありますので、自分に合うブランドを探してみてください。

     

    ↓こちらがロングバージョン。気合を入れて読んでくださいね!

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    ▼ あわせて読みたい

  • はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    万年筆っていろいろなブランド・メーカーがありますよね。
    文具メーカーが万年筆製造していることもあれば、時計やアクセサリーなどとともに万年筆もファッションの一部として製造しているブランドもあります。

    はじめての万年筆えらび・第4回はそんな様々なブランドの特徴をざっくり見ていこうと思います。
    ※かなり長いので、お目当てのブランドがある方は、ぜひ「もくじ」をひらいてみてくださいね。

    国産ブランドの万年筆の特徴

    国産の万年筆はパイロット・プラチナ・セーラーと大きなメーカーがあります。そのどれもが、国内のみならず海外でもその品質の高さで好まれて使われています。

    PILOT パイロットの万年筆の特徴

    国内最大手といっても過言ではない、文具メーカーであり、良品質の万年筆を次々と生み出すヒットメーカーです。インクも生産しており、その品質も非常に高い。
    ペン先の製造もしているので、ペン先を選べる「カスタムシリーズ」が代表モデルとなっています。

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    PILOT パイロット カスタム74
    はじめての万年筆、これを選んでおけばまず間違いないでしょう、といえる1本です。11種類ものペン先から選べ、その材質は14金。スタンダードモデルにして最高の一品です。
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    PILOT パイロット KAKUNO

    知らない人はいない、かもしれないほど売れた入門用万年筆、kakuno。1000円程度で買えるのに、素晴らしい書き心地でコストパフォーマンスが高いと評判のペンです。

    パイロットの万年筆の特徴

    ①日本人の手に合った持ちやすい軸
    ②摩擦に強いペンポイントを採用し、寿命が長いといわれる
    ③ペン先の種類の豊富さ
    ④弾力の強い信頼性のあるカリカリとした書き味
    さらに、特徴的なのは昔ながらのデザインともいえる、キャップ部のクリップの丸い意匠。ころんとした形が、オーソドックスななデザインをレトロ調にしてくれています。

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    Sailor セーラーの万年筆の特徴

    セーラーは創業が1911年と、100年以上もの間日本人の筆記に携わっている老舗メーカーであります。他の国産ブランド同様、万年筆の質には高い評価があります。国産ブランドでは唯一21金を使用したペン先があることでも知られています。

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    SAILOR セーラー 四季織
    日本ならではの色彩を春夏秋冬の移り変わりになぞらえて作られた入門用ともいえるモデルです。好きな季節の色を筆箱に忍ばせておくのも、日本人ならではの粋ですね。
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    SAILOR セーラー プロフィット21
    21金を使用したセーラーの代表格ともいえる1本。その柔らかいペン先ゆえ、長時間の筆記にも耐えられると高い評価を受けています。次元の違う書き味、とも言われるすばらしい軸とペン先です。

    セーラーの万年筆の特徴

    ①国内生産を一貫して守り続ける姿勢
    ②長時間筆記にも耐えられる柔らかい書き味
    ③リーズナブルなものでも品質が高い
    ④長く使える安心感のあるブランド

    Pulatinum プラチナ萬年筆の万年筆の特徴

    最も日本人の筆記用途に即しているのでは?と言われるのがプラチナの万年筆です。プラチナ萬年筆株式会社の名の通り、万年筆を主に生産してきたメーカーでもあります。職人の技術を大事にしており、手作りでしかできないうつくしいセルロイド万年筆なども生産を続ける数少ないメーカーでもあります。
    platinum-kingyo

    Pulatinum プラチナ萬年筆 #3776 セルロイド キンギョ
    プラスチックが普及する以前に万年筆の軸の素材として多く使われてきたセルロイドですが、いまでは生産するメーカーが少なくなってきました。プラチナ萬年筆では今も美しいセルロイド軸を作り続けています。#3776は富士山の標高を現わしており、最高の書き心地を追求したモデルでもあります。

    pulatinum-18k
    Pulatinum プラチナ萬年筆 18Kスタンダード 近代蒔絵 ウメニウグイス
    プラチナの高級ラインの中で一番柔らかいペン先を持つ、18Kスタンダードシリーズ。日本伝統の描法、蒔絵を万年筆に適用し、海外でも人気を博しています。

    プラチナ萬年筆の万年筆の特徴

    ①職人の伝統技術を守り続ける昔ながらの経営スタイル
    ②インクフローを調整した日本人向けの書き味
    ③インクが乾かない独自の機構を持つ万年筆も
    ④書き味への並々ならぬこだわりをみせるブランド

    プラチナ萬年筆では、子会社である「中屋万年筆」と提携して3万件もの膨大な筆記データを集め、理想の万年筆を生み出す努力を日夜重ねています。

    国産3大ブランドのレビュー

    パイロット、セーラー、プラチナの3つのブランドが大手ですが、その特徴はどれも「価格に対して質が高い」という品質・コストパフォーマンスの面ではほぼ同等といえます。
    しかし書き味やバランスを細かく見ていくと、それぞれに特色があり違いが大きいですので、こちらの記事を参考にされるといいと思います。
    国産スタンダード万年筆 比較レビュー
    見た目もほとんど同じ黒×金のスタンダード万年筆を細かく、詳しく解説されている良記事です。

    さらに、ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方や、14K・18K・スチールニブの違いについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?
    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    海外ブランドの万年筆の特徴

    もともとアメリカで生まれた万年筆なので本場はやはりアメリカはじめヨーロッパ。欧米諸国には万年筆ブランドが数多くあります。多くのファッションブランドも自身のレーベルから万年筆を出したりしていますが、(例:エルメスの万年筆)そういったものは省いて、主なメーカーをご紹介したいと思います。

    舶来品(海外メーカー)の万年筆と国産の万年筆では、書き味や字幅の感じかたにけっこう違いがあります。「舶来品って太いの?」「日本語に合うの?」というかたは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

    舶来万年筆(海外万年筆)と国産万年筆の書き味、字幅の違いは?

    アメリカ:Cross クロスの万年筆の特徴

    アメリカの万年筆・ボールペンメーカーとして名高いクロス。1846年創業とその歴史は古く、万年筆やボールペンの歴史とともにブランドを成長させてきました。男性のみならず、女性からも厚い支持を受けていることでも知られます。その理由はデザインにあります。

    cross-silver
    Cross クロス センチュリー
    細身の軸に、繊細なデザインと小さ目のペン先。万年筆といえば大ぶりなタイプを想像しがちですがクロスならばこんな万年筆も見つかります。

    cross-botanica
    Cross クロス ボタニカ レッド
    他の万年筆ブランドでは見られない、現代的なファッション寄りの1本です。かといって書き味が他と劣るわけではなく、安心の保証もついていますので質はしっかりしています。

    クロスの万年筆の特徴

    ①細身で繊細なデザインが多い
    ②他の海外製に比べるとやや細めの書き味
    ③安心と自信の永久保証付き

    永久保証があるのは品質への自信の表れですね。いまやボールペンの方が有名なクロスですが、ペン先の安定感もあってかひそかな愛用者が多い様子。

    アメリカ:Monteverde モンテベルデの万年筆の特徴

    イタリアのデルタ社の米国輸入総代理店であるYAFA PEN COMPANYが、長年の万年筆販売の経験を生かして作り上げたブランドがMonteverdeです。

    イタリアの芸術的な万年筆をアメリカ式にリーズナブルな価格で再現しています。

    筆記具としても、アクセサリーとしてファッションのお供に持ち出せるペンをコンセプトにしています。

    ちなみにMonteverdeという村がイタリアにあります。

    モンテベルデ

    モンテベルデ インプレッサ

     

    モンテベルデの万年筆の特徴

    ①イタリアンスタイルの万年筆がリーズナブルな価格で買える
    ②国産万年筆と比べるとペン自体が大きい

    イタリアンスタイルの伊達男らしくしゃれた万年筆がかなりお安く手に入るので人気のモンテベルデ。

    はじめての万年筆よりかは、スタンダードなものと併せて持ちたいペンですね。

    アメリカ:Sheaffer シェーファーの万年筆の特徴

    シェーファーは小さな宝石店から成長した高級筆記具ブランドです。レバー式吸入法などさまざまな機構を生み出すなど、品質が高い万年筆を数多く生み出してきました。また流れるようなデザインにも特徴があり、スタイリッシュでビジネス向きなブランドです。

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    Sheaffer シェーファー プレリュード 
    お手頃価格ながら、高級感のあるデザインで、ビジネスマンにぴったり。
    グリップは滑りにくいように工夫されており、書き心地も滑らかです。

    シェーファー レガシー

    シェーファー レガシー

    ペン先と軸が一体になった、硬めの書き味の質実剛健な1本。
    レガシーというだけある、重厚感たっぷりな万年筆。

    シェーファーの万年筆の特徴

    ①軸からペン先までの流れるようなデザイン
    ②「ホワイトドット」と呼ばれるクリップの丸いしるしは品質保証の証
    ③独特の上方に反ったペン先で紙あたりが柔らかい
    ④舶来品としては少し細めの書き味

    ドイツ:Lamy ラミーの万年筆の特徴

    人間工学に基づいた計算のもとに作られるペンたちは疲れにくく書きやすいと世界的に人気を集めるラミー。ドイツ製品ならではの素晴らしい出来栄えのペンは、デザインでも他とは一線をひき、注目を集めています。
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    LAMY ラミー サファリ
    樹脂でできたボディに、硬めのペン先が人気のモデルです。
    持ちやすいようにグリップが削られた形になっており、長時間使っても疲れません。

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    LAMY ラミー アルスター 
    アルミの素材感とラミーならではのデザインが人気のシリーズ。書き味はサファリと似たような感じらしいですが、素材がアルミなので樹脂のラミーより重く、バランスがいいのです。

    ラミーの万年筆の特徴

    ①人間工学に基づく洗練されたデザイン
    ②鉛筆で書いた時のようなカリカリ感

    ラミーの万年筆はほかの高級万年筆と比べると格段に安いのですが、その品質はドイツ国内製ともあってピカイチ。はじめての万年筆にはおすすめです。

    Il Duomoのショップで文具をみる

    ドイツ:Faber Castel ファーバーカステルの万年筆の特徴

    ファーバーカステルは18世紀からの長い歴史を持つ世界最古の文具ブランドです。会社の名前の経営者であったファーバーカステル侯爵夫妻に由来しています。もともと鉛筆メーカーであったファーバーカステルは「持ちやすさ」「使いやすさ」にこだわりがあります。そして伯爵の名に恥じない高貴な万年筆が多いのも特徴です。

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    Faber Castel ファーバーカステル タミシオ マルサラ
    ファーバーカステルといえばこのリブの模様が有名です。そして美しく描く台形状のキャップにはファーバーカステル家の家紋の刻印がきざまれ、よりいっそう高貴な印象をかもしだしています。

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    Faber Castel ファーバーカステル 伯爵コレクション ギロシェ

    ファーバーカステルには「Grav von(グラフフォン)Faber Castel」と、「Faber Castel」の違ったラインがあります。グラフフォンの方はより高級な筆記具を出すラインで、通称「伯爵コレクション」とされています。伯爵コレクションのなかの「ギロシェ」は18金のペン先で、重厚感のあるバランスの良い万年筆です。

    ファーバーカステルの万年筆の特徴

    ①「Grav von(グラフフォン)Faber Castel」の方のラインは伯爵コレクションと呼ばれ高級品を生産している
    ②細長いデザインと重い軸
    ③ぬらぬら書けるフローの良いペン先

    「紳士的な輝きを放つ筆記具」ー ファーバーカステルの万年筆が胸元に入っていたら、みな目を奪われることでしょう。ファーバーカステルは有名な超高級エンピツやシャーペンが得意なので、そちらが人気が高いのですが、併せて揃えたい1本です。

    ドイツ:Pelican ペリカンの万年筆の特徴

    万年筆といえば、ペリカンーと言われるほどに代表的な万年筆メーカーであります。実は初期のころはインクメーカーとして名を馳せていました。その経験を生かした万年筆づくりは世界トップとも言われます。高級万年筆で迷ったら、まずペリカンを当たってみれば間違いないでしょう。

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    Pelican ペリカン スーベレーンシリーズ M600
    言わずと知れた万年筆の超王道!ペリカンのフラグシップモデル・スーベレーン。このシリーズにはM300.M400.M600.M800.M1000と大きさによって種類が異なるモデルがあり、用途に合わせて、もしくは自分の手のひらに合ったサイズを選ぶことができます。なんとペン先も別売りのものを買えば、自分で付け替えられます。写真は一番人気のM600。
    pelican-demonstrater
    Pelican ペリカン デモンストレーター M205 ブルー
    ペリカンの安定の書き心地とバランス感はそのままに、透明軸でインクを楽しめるモデルで大変人気があります。ピストン吸入式の醍醐味を味わうならこれが間違いないでしょう。

    ペリカンの万年筆の特徴

    ①世界トップの品質、全体的なバランスの良さ
    ②クリップ部のデザインがペリカンのクチバシになっている
    ③ピストン吸入式を多くのモデルで採用している

    万年筆にハマっていくと、必ず欲しくなるのがペリカンのスーベレーンです。ふわふわ・滑らかな書き心地と素晴らしく計算された重心を体験してみませんか。

    スーベレーンの魅力をもう少し掘り下げて知りたいかたは、こちらの記事もどうぞ。

    世界的人気を誇るペリカンの【スーベレーン】の魅力とは?

    また、スーベレーンが採用している「ピストン吸入式」を含めた、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    ドイツ:Montblanc モンブランの万年筆の特徴

    ヨーロッパ最高峰の山・モンブランの名を掲げたブランド・モンブラン。様々な著名人が愛したことや、最高級筆記具であることから、モンブランのペンを持つことは一種のステータスともなっています。入門用のものは廃止されて、高級ラインのもののみ生産されています。
    ※モンブランは1980年代にスイスのリシュモングループに買収されており、実質スイスのメーカーとも言えますが、ドイツで創業され、その歴史はドイツとともにあるのでドイツということにしておきます。

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    Montblanc モンブラン ボエム
    クリップ部のカラーストーンがジュエリー感を際立たせるデザインで、ほかのモデルより短めとなっています。尻軸を回すとペン先がにょきにょき出てくる格納式で、機構もかっこいい。スーツの胸ポケットにぴったりなのではないでしょうか。
    montblanc-mister
    Montblanc モンブラン マイスターシュテック149
    万年筆界で1.2を争うといわれるマイスターシュテック149。デザイン・質感・重量感・太さすべてが「書く」ことの満足感を最大限に膨らませてくれる最高峰の万年筆です。

    モンブランの万年筆の特徴

    ①「ホワイトスター」と呼ばれるモンブランのマークがポイント
    ②「モンブラン樹脂」という独自開発のレジンが魅力
    ③太目・黒の男性的なデザインが多い
    ④とにかく模造品が多いので注意!

    パワードレッシング(持ち物や服などで自分の格・権威を見せるファッションのこと)にもよく使われるモンブランは、持つ人に所有感とステータスを与えてくれます。しかしそれは名ばかりでなく、ペンの質に基づいたものなのです。

    Il Duomoのショップで文具をみる

    スイス:Caran’Ache カランダッシュの万年筆の特徴

    カランダッシュはロシア語で「鉛筆」を意味し、その名の通りカランダッシュの筆記具は6角形の鉛筆を模した形が有名です。もともとカランダッシュは鉛筆メーカーであったので、こういったデザインが作られているのです。カランダッシュは万年筆よりもボールペンの人気でよく知られており、その品質は世界一とも言われています。しかし万年筆もスイスならではの細密な職人技術と徹底した品質管理により優れたペンが多く存在します。

    carandache-rnx316
    Caran’dAche カランダッシュ RNX.316 PVD
    RNXとは”ROUND AND HEXAGONAL”の略で、その名の通り尻軸部分の丸いフォルムと全体の六角形が見事に調和したデザインのペンです。
    carandache-yn-cubric
    Caran’dAche カランダッシュ エクリドール キューブリック
    カランダッシュらしい六角形のフォルム、純銀仕上げと洗練されたデザイン。重めの軸が書きやすく、持つ手が美しくなると人気のモデルです。

    カランダッシュの万年筆の特徴

    ①日本で人気なのは2万円以上の高級ライン
    ②仕上げのメッキが10ミクロンと、他社より厚いので耐久性が高い
    ③鉛筆のような六角形のデザインが多い
    ④細長いデザインなのでカートリッジ・コンバーター両用式のみの展開

    ボールペンの種類の方が豊富なカランダッシュですが、万年筆の評判も上々です。細いデザインでカートリッジ・コンバーターしか入らないので、吸入を楽しむよりかはおしゃれに持ち歩くファッション道具としてパートナーにしてみては。

    フランス:Waterman ウォーターマンの万年筆の特徴

    もともとアメリカで創設者のウォーターマンが「毛細管現象」を利用した世界初の万年筆を作り出した、由緒あるメーカー。

    のちに拠点をフランスに移し、その後は歴史ある万年筆づくりの経験とフランスのデザイン性の高さを融合させてパワーアップしています。

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    Waterman ウォーターマン カレン グロッシーレッド

    キャップからペン先までの流れるラインを見てください。
    その特徴的な形のペン先によって、全体が「カレン(船)」のようなデザインになっています。ペン先はかなり硬く、ボールペンを使い慣れている人に特におすすめです。
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    Waterman ウォーターマン メトロポリタン プライベートエディション ブロンズサテン
    世界中どの都市に行っても馴染むようなペンーそんな「メトロポリタン」な人をイメージして作られた、ウォーターマンの伝統を受け継いだモデルです。「鉄ペン ・ 金属軸・ 嵌合式」というウォーターマンの特徴がすべてそろったベーシックモデルともいえます。キャップの模様がおしゃれです。

    ウォーターマンの万年筆の特徴

    ①真鍮軸で重め、低重心で初心者にも書きやすい
    ②硬めのペン先・キャップ部は嵌合式が多い
    ③フランスらしいシンプルかつ流れるようなデザイン

    フランス:S.T. Dupont エステーデュポンの万年筆の特徴

    ライターのブランドとして有名なエステーデュポンですが、筆記具も多く手掛けており、マニアも多く存在します。
    というのもライターをはじめとした金属加工技術がずば抜けているからです。
    ゴールド・シルバーのみならず、そういった金属製品に漆を塗る技術をもち、その美しさは他と比べようがありません。

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    S.T. Dupont デュポン 万年筆 アトリエ コレクション ラインD ミディアム 純正青漆 & パラディウム
    はじめての万年筆にはなりそうにもない値段ではありますが、青のシナ漆が美しすぎるのでご紹介します。透明感のある漆の青とパラジウムの輝きが相まって、唯一無二の魅力があります。
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    S.T. Dupont デュポン 万年筆 デフィ ペンコレクション

    S.T.デュポンの万年筆の特徴

    ①金属加工技術が高いメーカー
    ②ペン先まで自社生産で信頼性がある
    ③金属製なので重いが安定感がある

    高価なものが多いのもデュポンの特徴ですが、独特の漆加工技術や重厚感、デザイン性からファンが多いブランドでもあります。

    イタリア:Aurora アウロラの万年筆の特徴

    万年筆のジャンルの一つともいえるイタリア製万年筆は、そのデザイン性の高さから他とは一線を画して「イタリアンスタイル」と呼ばれます。アウロラは1919年の創業以来イタリアの万年筆界を引っ張ってきたブランドです。他者ではあまり使われなくなった「エボナイトペン芯」を使用していることでも有名です。

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    AURORA アウロラ タレンタム フィネス
    アウロラのレギュラーモデル、タレンタム。他にもいろいろなカラーがありますが、このフィネスは女性用に他よりも少しコンパクトで軽めに仕上がっています。ペン先は14K。
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    AURORA アウロラ 限定888本 ソーレ
    アウロラ独自の「アウロロイド樹脂」というレジンを使用し、非常に美しい軸を作り上げています。イタリアのまぶしい太陽「ソーレ」をイメージした軸にぴったりのオレンジの色合いです。リザーブタンクの吸入式で機構も抜群の良さ。

    アウロラの万年筆の特徴

    ①アウロロイド樹脂を使用した美しい軸が特徴
    ②キャップやペン先などの細部のデザインがイタリアらしく美しい
    ③ペン先から軸まですべて自社製造している
    ④硬めのペン先で「サリサリ」の書き味

    とにかくそのレジンの美しさから、人気のあるアウロラ。しかしその歴史の深さから生まれるさまざまなペンたちは、美しさだけではなく実用性やギミックの面白さで人気が高いのです。

    アウロラの代表モデル「88(オッタントット)」の外観と書き味のレビューはこちらをご覧ください。

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    Il Duomoのショップではアウロラの万年筆を取り扱っています。

    Il Duomoのショップでアウロラの万年筆をみる

    イタリア:Delta デルタの万年筆の特徴

    映画「クローズド・ノート」で主人公役の沢尻エリカさんが劇中でデルタの「ドルチェビータ・ミニ」を使ったことで一躍有名になったデルタ。南イタリアの職人が手作りする装飾のひとつひとつは、もはや芸術品の域。日本でもかなり人気のあるブランドです。

    Delta Capri Marina Grande fountain pen - penna Stilografica
    Delta デルタ カプリコレクション マリーナグランデ
    デルタがカプリ市とコラボして作ったコレクションのひとつで、カプリの海をイメージして作られています。ネイビーと明るいブルーのコントラストがとてもお洒落な1本。14金ニブと大き目軸はで書き味・バランス共にもGood。 

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    Delta デルタ ドルチェビータ ピストンフィリング
    ドルチェビータシリーズはデザインをほとんど同じにして、様々な軸の太さ・長さ・機構などを違えているモデルがあります。キャップの装飾はポンペイの遺跡の彫刻を模しているとか。所有欲をくすぐります。

    デルタの万年筆の特徴

    ①これぞイタリア!ともいえる個性的なビジュアル
    ②実用に耐えうる硬く滑らかな書き味
    ③装飾に手彫りの彫金を使用している

    派手な軸が有名でイタリア外でもかなり人気の高いデルタですが、実用にも耐えうる剛健なモノづくり屋さんだということはあまり知られていません。舶来品は大き目の軸に大き目のニブ、というのが定番ですが、デルタは細め軸も実はたくさん生産しています。

    新しい「DV」シリーズの各モデルのサイズ・仕様の違いは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

    DELTAデルタ・DVの各種モデルのサイズ・仕様の違いを説明します

    Il Duomoのショップではデルタの万年筆を取り扱っています。

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    イタリア:Visconti ビスコンティの万年筆の特徴

    1988年創立と比較的新しいビスコンティですが、万年筆コレクターが創業したメーカーとあって、こだわりはかなりのものがあります。セルロイド軸を復刻させたり、近年では新しい吸入方式に挑戦したりとビスコンティの挑戦は続きます。軸の美しさ、ギミックの楽しさ、両方供え合わせるメーカーです。

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    Visconti ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 自画像
    16面カットされた軸がきらきらと光を反射し、ゴッホの絵画にインスピレーションを得たレジンの模様が輝きます。ギフトボックスには各種類の絵が。たくさんの種類のあるコレクションなので所有欲が止まりません!コンプリートBOXもあります。マグネティックロック採用。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)
    Visconti ビスコンティ レンブラント
    こちらも画家・レンブラントをオマージュした1品。マグネティックロック採用でキャップの開け閉めが高級感ある動作になります。ビスコンティの中ではエントリーモデルになりますが、非常に高級感ある雰囲気です。スチールペン先ながら滑らかで書きやすい。

    ビスコンティの万年筆の特徴

    ①吸入方式にこだわりがある高級ラインも
    ②30g以上のわりと重めのペンが多い
    ③レジンに特徴のあるシリーズが多いので個体差が多い

    Il Duomoがリアルにおすすめするのはビスコンティです。舶来品は高い!と思われがちですが、高いなりの理由はあるもの。国産にはない色気を醸し出しています。持っているだけで筆記感に浸れる美しい万年筆たちはもはやプライスレス!

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

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    イタリア:Stipula スティピュラの万年筆の特徴

    しっとりと落ち着いた万年筆を作ることで知られるスティピュラ。スティピュラとは「1本の藁」という意味。ローマ時代の、論争を終わらせる同意書に、1本の藁を二つに割いてペンにし相互に署名したという逸話をもとにブランド名が成り立ちました。筆記とは平和への糸口だーと、そんなスティピュラの思いがうかがえますね。その名に恥じず、スティピュラの万年筆は書き味が優れていると愛好家の中ではかなりの人気があります。

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    Stipula I Castoni Chic Blue Fountain Pen - Stilografica
    Stipula スティピュラ  イ・カストーニ ブルー
    スティピュラのホームタウン・トスカーナ地方の景色からインスピレーションを得たペンです。さりげなくクリップ先に埋め込まれているのはアメジスト。イタリアらしいペンです。

    スティピュラの万年筆の特徴

    ①「署名」にポイントを置いた剛健な作り
    ②手作りの彫金やレジン掘り出しなどが職人技
    ③他メーカーの機構部を下請けしている実力派

    あまり日本に本数が輸入されていないので認知度も低いスティピュラですが、愛好家の中ではかなり評価の高いスティピュラ。いまではすっかり減ってしまったエボナイト軸の万年筆を生産している希少なメーカーでもあります。筆記へのこだわりは職人さんたちの熱いハートからくるもの…。魅力的なメーカーです。

    イタリア:Montegrappa モンテグラッパの万年筆の特徴

    「ライティングジュエリー」と名高いモンテグラッパ1912年創業。ペン一筋に成長してきました。そのデザインは、持つ人を輝かせる魅力があります。特徴ある軸の形や、装飾で高級感を醸し出しています。ヘミングウェイが愛用していたことでも有名です。

    palora-red
    Montegrappa モンテグラッパ  パローラ
    イタリア語で「言葉」という意味のパローラ。モンテグラッパの筆記具を日常的に使ってほしいと生み出されたラインです。

    montegrappamulecopperfountainpen-pennastilografica
    Montegrappa モンテグラッパ  ミューレ
    胴でつくられたボディ、繊細なペン先の装飾がなんともいえない綺麗な見た目のミューレ。天冠には1912と創業年があしらわれています。

    モンテグラッパの万年筆の特徴

    ①ライティングジュエリーといわれる高級感あるつくり
    ②著名人に愛用者が多いことで知られる

    ヘミングウェイなど数々の著名人も愛したモンテグラッパの万年筆。男性であれば胸ポケットに挿したり、女性もバッグに忍ばせたり、アクセサリー感覚で使えるデザインが豊富です。

    モンテグラッパの代表的な「エキストラ1930」と「フェリチタ」の書き味比較は、こちらの記事でレポートしています。

    【モンテグラッパの書き味とは?】エキストラ1930とフェリチタの比較、調整のレポート

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    イギリス:Parker パーカーの万年筆の特徴

    もとはアメリカで生まれたパーカーは、1888年からとかなり歴史の古い会社です。1987年からイギリス資本が入って拠点はうつされましたが、アメリカンなデザインはそのままになっている感があります。
    長い歴史の中で書き味はかなり研究されており、機構には定評があります。もともとは柔らかいペン先が主流でしたが、最近はやや硬めに書き味を変更してきているとのこと。

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    Parker パーカー デュオフォールド2014
    パーカーのフラグシップモデルと言えばこちら、デュオフォールド。大柄な軸に大き目のニブで、アメリカンらしい装いです。ペン芯やバランス感、存在感ともに評価の高いペンです。

     

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    Parker パーカー ソネット マットブラックCT
    デュオフォールドと並びパーカーで人気の高いペンです。パーカーらしいデザインはそのままに、デュオフォールドよりも細目な軸になっていますので、女性にもおすすめです。

    パーカーの万年筆の特徴

    ①長い歴史で培った筆記へのこだわり
    ②柔らかめの書き味で日本語にも対応しやすい
    ③クリップはパーカー印の「矢」の形でかっこいい

    若い男性に人気のイメージなパーカーですが、デュオフォールドのようなプレミアム感のあるラインや女性用のパールカラーのペンもたくさんあります。
    また、バランス感において評価の高いパーカーは実はコスパが高いといわれています。イギリスに拠点を移した今も、研究熱心なパーカーの精神は受け継がれているようです。

    イギリス:Yard-O-Led ヤード・オ・レッドの万年筆の特徴

    1882年からイギリスで家族経営で長い間守られてきたヤード・オ・レッドの歴史はグレートブリテンの歴史そのもの。その精神は現代に受け継がれています。ペンシルやボールペンに人気が集まりますが、ビクトリアン調の高貴なデザインの彫金の万年筆は他に類を見ない美しさです。なかなかはじめての1本にはなりそうにない価格です。

    Viceroy
    Yard-O-Led ヤード・オ・レッド  バイスロイ バーレイ
    バイスロイーviceroyとは王の命令でを他国を統治する総督のこと。威厳のある地位にふさわしく、大き目の軸になっています。一回り小さめの「ポケット」サイズのものもラインナップされています。

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    Yard-O-Led ヤード・オ・レッド ビクトリアン
    その名の通りビクトリア調の文様が彫金されています。その仕上げはすべて手作業で研磨されます。純銀なので経年の色の変化が楽しめそうな1本です。

    ヤード・オ・レッドの万年筆の特徴

    ①英国が認めた純銀のみを使った質の高い製法
    ②カートリッジ式かコンバーターのみ
    ③生涯保証がついて安心

    王国イギリスが生み出した至宝ともいえるヤード・オ・レッドのペンたち。使うのも恐れ多そうないで立ちですが、憧れの対象として強く印象に残る万年筆ですね。

    まとめ

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    「はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)」はいかがでしたか?各ブランドの特徴とおすすめな万年筆を並べてみました。ブランドによっては初めての万年筆にしてはかなりお高めな設定のところもありましたが(^^;)価格設定も、特徴も千差万別でしたね。
    というのも、ただ安ければエントリーモデルにおすすめできるかというと、そうではありませんので!やはり使い勝手のいいもの、万年筆への憧れを満たすものでなければはじめての1本にはおすすめできません。
    そんな観点で選んでみました。

    きっと読まれた方それぞれに合うブランド・印象に残ったブランドがあったのではないでしょうか?
    今回の記事を参考に、はじめての万年筆えらびを楽しんでいただければと思います。

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  • イタリアは芸術的?ドイツは名門?各国の万年筆事情

    イタリアは芸術的?ドイツは名門?各国の万年筆事情

    世界各国で愛されている万年筆。その作られ方には、実はお国柄が出ているようです。車のメーカーを思い浮かべてみれば、「イタリアは派手なデザインの車が多くて、ドイツは頑丈な名車で…」など商品が国民性を表しているのがわかるでしょう。各国のモノづくりへのイメージは、商品が違っても変わりません。
    今回はドイツやイタリア、日本など、各国における万年筆事情について見ていきましょう。

    イタリアは芸術が命

    まず、イタリアは、ルネッサンスを意識した古典的な黄金比のデザインが多いのが特徴です。女性のラインのような曲線が好まれたり、はっきりした色が多いのも特徴です。イタリア人は芸術に関して手を抜きません。個体差が出てしまうので日本では敬遠されがちなマーブル模様なども、イタリアブランドではよく見られます。芸術的なデザインのものは、見ているだけでうっとりさせられます。

    質実剛健なドイツ

    これに対して「質実剛健」とされるドイツの万年筆は、人間工学に基づいた実用的なデザインが多くなっています。一方で『ファーバーカステル』の「伯爵コレクション」など、貴族的な印象を持たせるものも見られます。ドイツの万年筆は派手すぎるものはあまりなく、堅実なイメージが強いといえるでしょうか。検品体制が徹底していて安心できるのも特徴です。

    安定した最高ラインを量産できる日本

    日本の万年筆は世界一の安定性と質を誇るといわれています。誰でも使えるデザインで、やわらかなペン先が魅力です。また、日本ならではの竹や木材を使った軸や、伝統工芸品とのコラボも多く、海外のファンが多いのも特徴です。

    洗練されたデザインのフランス

    フランスの万年筆は、より洗練されたデザインと凝った作りが特徴です。シンプルながらもディテールにはこだわり、独特の美意識が感じられます。パリジャンやパリジェンヌのファッションイメージと一致するような気がします。

    王国としてのイギリス

    イギリスの万年筆はビクトリアンなデザインが印象的だといえるでしょう。また「紳士の国」だけあり、イギリス紳士服に合うデザインで作られている点も見逃せません。

    アメリカはコスパが良い

    アメリカの万年筆は、コストパフォーマンスを重視し、いいものを大衆的に広めようという傾向が強く出ています。デザインや相場観も万人向けで、安心して購入できるといえるでしょう。

    精密設計が得意なスイス

    時計の有名なスイスの万年筆は、精密な設計とデザインが特徴的です。彫金を得意とし、金メッキをする場合にも金の厚みの基準は群を抜いています。

    安くて見栄えのいい中国

    最後に、近年成長の著しい中国の万年筆については「高級に見えるものをどこよりも安く!」という考えが垣間見られます。値段は一般的な万年筆の10分の1程度だとか。これからが面白い万年筆かもしれません。

     

    いかがでしたか? 時計や車と同じように、万年筆にもお国柄が出ていると思うと、その国の万年筆により愛着がわきそうです。万年筆を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

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    2017年に本記事を公開してから10年近くが経ち、世界の万年筆事情は大きく変化しています。2026年現在のアップデート情報をお届けします。

    イタリア:革新と伝統の並走

    ビスコンティはホモサピエンス・ヴァンゴッホ・コメディアと限定生産を続け、デルタは経営体制刷新後も限定品を継続発表。アウロラは2019年に創業100周年を迎え、大陸シリーズで世界の地理を巡るコレクションを展開しています。ピナイダー、レオナルド、スクリーボなど中堅ブランドも独自のポジションを確立し、イタリア万年筆の多様性は2017年当時よりも一層豊かになりました。

    👉 ビスコンティ(Visconti)完全ガイド 2026年版

    👉 ビスコンティ vs アウロラ ― イタリア万年筆 二大ブランド徹底比較

    ドイツ:王道は王道のまま

    モンブランは引き続きビジネス万年筆の王様、ペリカンとファーバーカステルは限定品で個性を磨いています。2020年代はカスタムニブ・カリグラフィーの市場が拡大し、ペリカンのスタブニブ、ファーバーカステルのオンドロ・コレクションなどが注目を集めました。

    日本:細字の精緻さで世界トップ

    セーラー(プロフィット・四季織)、パイロット(カスタム74・キャップレス)、プラチナ(#3776)は、日本らしい細字ニブの精緻さで世界中の万年筆ファンから支持されています。とくに最近は海外の万年筆愛好家から「ジャパニーズニブ」の評価が高まっており、輸出も拡大中。

    中国:急速に存在感を増す新興勢力

    2020年代以降、Wing Sung、Moonman、PenBBSなどの中国ブランドが急成長。低価格ながら高品質なニブ・素材・デザインで世界の万年筆ファンに支持されています。「コスパで選ぶなら中国製」という選択肢が現実的になった10年でした。

    アメリカ:プレミアム路線とアクセサリー化

    エドソン(ウォーターマン)、コンクリン、コンウェイ・スチュアートなど、プレミアム路線の老舗が健在。とくに高級モデルはコレクターズアイテムとしての価値も上昇しています。

    2026年版・万年筆選びのトレンド

    • 素材の多様化:火山岩、フォージドカーボン、エボナイト、セルロイドの復活など、選択肢が広がっています
    • 限定生産品の人気急上昇:転売市場でも高値で取引されるケース増加
    • カスタムニブ・調整サービスの普及:自分の握り癖に合わせた調整がスタンダードに
    • SDGs・サステナビリティ:リサイクル素材を使った万年筆も登場

    万年筆の世界は2017年と比べてより深く、より多様に進化しています。各国の万年筆事情を知ることで、自分の好みに合った一本を選びやすくなるはずです。

    本記事の関連商品は、ヨーロッパ高級万年筆正規取扱店Il Duomo(イル・ドゥオモ)でお求めいただけます。

    ※2026年5月22日更新。本セクションは最新情報を反映して追記しました。

  • 【店長の検品日記】ビスコンティ・ヴァンゴッホコレクション・自画像(EF)とアイリス(F)を比較レビューしてみた=Visconti Van Gogh Portrait&Irises

    【店長の検品日記】ビスコンティ・ヴァンゴッホコレクション・自画像(EF)とアイリス(F)を比較レビューしてみた=Visconti Van Gogh Portrait&Irises

    こんにちは。Il Duomoの店長・佐藤です。

    ビスコンティのゴッホコレクションの自画像(EF)とアイリス(F)がたまたま手元に揃ったので、こりゃEFとFを比べるいい機会だなと思って比較レビューしてみました。

    YouTubeにもアップしたのでぜひそちらも併せてご覧ください(^^♪

     

    ※注意※ 店長追記
    2022年9月22日現在、ビスコンティのスチールニブは仕様が変わっています。
    ご注意ください。

     

    ビスコンティのゴッホコレクションとは

    visconti-complete1

    ビスコンティのゴッホコレクションは、ビスコンティのラインナップの中でも一番人気の商品なのではないでしょうか?ゴッホの名画のカラーを使ったレジンと、マグネティックロックが使われている両用式のビスコンティの一押しのラインです。

     

    実は私、はじめて高級文具に触れたのもこの「ゴッホコレクション」が初めてでございました(遠い目)。まだ万年筆のマの字も知らなかったうら若き頃、取引先でもあり、親戚のイタリア人のお兄様がわれら夫婦への結婚祝いにと、「ひまわり」と「アルルの寝室」のローラーボールをプレゼントしてくれたのです!

     

    これは本当に嬉しかったですね。芸術好きな私たちにぴったりのプレゼントでしたし、初めて持つ高級文具の質感に惚れ惚れしてしまいしばらく使わずに飾ってあったことを思い出します(笑)。今はしっかり使っていますよ(^^;)

     

    そんなこんなで私には思い出深く、いまでも大切なモデルの一つのゴッホコレクションですが、全種類では12種類(廃盤になったものも…)あり、それぞれのBOXに実際のゴッホの絵がプリントされているのが特徴です。これがアート好きの心をくすぐります…!

    先ほど申し上げたようにコンバーターとカートリッジが両方使える両用式で、初心者の方でも使いやすいのが特長です。

     

    18面カットでダイヤモンドのようにきらきら輝く軸

    ビスコンティ・ゴッホコレクション・アイリス

    同じ両用式で、ゴッホよりもお求めやすい入門モデル・レンブラントと一線を画しているのはやはり軸のレジンの美しさ。

     

    それぞれの名画から抽出したカラーのレジンを数種類混ぜ合わせてマーブル模様にしてあるのです。

     

    さらにそれをダイヤモンドカットのように18面カットに面取りしてあるため、光にかざすとまさに宝石のようにきらきらと輝きます。これには老いも若きも、男も女も、うっとりするに違いありません。とりあえず私はいつもうっとりヨダレをたらしています(;´Д`)

     

    これですね、職人さんが一つ一つ手作りで軸を削りだしているため、どの軸も表情がぜんぜん違います。いままで何本もゴッホコレクションを検品してきましたが、本当に軸の模様が千差万別。

     

    ネットなどで評判を見ていると「どんな模様が来るかわからないから怖い」という評価もあります。

     

    でも、これまでのIl Duomoのお客様の反応を見ていると、「こ…これは綺麗ですねー…!」と言われる方がほとんど。どの模様が来るのかも、日本人なりに言えば「ご縁」のような気がします。どんな模様が来るかわからない、ハラハラドキドキ感も楽しめれば最高です。(ペリカンとかなら2-3本店頭で比較…というのもできなくはないですが、ビスコンティの場合は在庫そんなにないだろうから難しいかも。それに見た目は見すぎているとよくわからなくなってくるw)

     

    EFとFの違い、書き味はどうなのか

    さて、純正インクで検品を始めます。

     

    Il Duomo 検品

    動画の中でも触れていますが、Il Duomoでは各社純正インクでの検品を行っています

    本国でも出荷時に検品はされているのですが、日本とは基準がかなり違うのか、まれにインクの通りが悪いのも当たるようです。

     

    また、通常は薄くインクに染めた水でインクの通りを検品しますが、通りがあっても、良い書き味かどうかは正直、しっかりインクを入れてみないとわかりません。

    ですのでそういった細かいことまで分かるように、Il Duomoでは純正インクを入れて試し書きの検品をしているのです。

     

     

    実際にビスコンティの純正インクを吸入してみます。コンバーターはこんなかんじ。

     

    ゴッホコレクション・コンバーター

     

    ビスコンティのインクは粘度が高いぬらぬら系のインクです。ですのでペン先もぬらぬらに合ったフローになっています。

     

    サラサラ系のパイロットなどを入れると書き味が結構悪くなってしまいますし、保証が受けられないので注意が必要です。

     

    アイリス F

    ゴッホコレクション・アイリス

    ゴッホコレクションはスチールのペン先です。しなりはほとんどありません。

    アイリスはF(細字)ですが、どうでしょうか。ビスコンティのFは国産の万年筆のM(中字)くらいかと思います。

    Mまでいくとインクフローは流れるようですし、インクの粘度もあいまって気持ちの良い書き心地。そしてペンポイントのせいなのか、「丸い」書き心地ですね。

     

    ちなみにペン先はレンブラントと変わらないものだと思います。

    ゴッホコレクション・アイリス。試し書き

    自画像 EF

    ビスコンティの自画像1

    さて、EF(極細)ですが、EFはこれまで特別生産だった名残なのか、F/M/Bとペン先のデザインが違います。

     

    F/M/Bには「Visconti F」などとペン先のサイズが書いてあるのですが、EFにはそれはありません。

     

    しかも「Visconti Caligraphy」と書いてあるので最初は「カリグラフィーペンなの?」と思いましたが違うようです。

     

    そしてEFのみ、書き味が違います。細字なので当たり前ですが、滑らかな中にもカリカリとした書き味。ただ、鉛筆のような乾いたカリカリ感ではありません。

    あくまでもぬるぬる、その向こうに感じるカリカリ感…って感じです。

     

    しかもCaligraphyと書いてあったからなのか、関係あるかわかりませんが、縦線は太く出るような気がします。F/M/Bではそのようなことは感じたことはありません。

     

    ビスコンティの自画像試し書き

    ゴッホコレクション・EF

    そんなこともあって、ゴッホのEFは強弱を表現しやすいのでペン習字にすごく向いている気がします。

     

    マグネティックロックとは?

    ビスコンティのモデルには多く採用されているマグネティックロック。

    キャップ部分に磁石が内蔵されており、キャップを閉めるときに力を込めなくてもひとりでにカシャン!と締まる仕様です。

     

    私は高級文具に触れたのがビスコンティが初めてでしたので、「そうか、高級な文具は磁石で閉まるんだな。うん、こりゃ高級感あるわ。」と思いこみましたが、そんなことなかったですね(笑)。

     

    わかりやすい動画がこちら。(1:30くらいのところでマグネティックロックがカシャンと締まる部分が!)

     

    ロットが2016年から変わったもよう

    ビスコンティクリップ

    そうなのです。レンブラントもそうなのですが、2016年にロットが変わってから、クリップや一部BOXのデザインや仕様が変更になりました。

     

    ビスコンティの特徴でもある、フィレンツェ・ヴェッキオ橋をデザインしたといわれる、クリップの部分が、旧ロットでは黒地に白字でViscontiと書いてあったのが、新ロットではスモーク地に白抜きで、より美しいデザインへと変化していました!以前よりも、レジンの色が映えるカラーリングになったのでは?と思います。

     

    良いぞ良いぞ~~(*’▽’)

    まとめ

    ビスコンティ・自画像&アイリス

    水色の自画像と、緑のアイリス。どちらも魅力的でした~。
    自画像の方はゴッホの髭の色の茶色がアクセントになってますし、アイリスは緑と濃い青、そして土色、黄色も混ざっているのでよりカラフルな感じ。

    これはもう好みになってしまうのですが、この二つで悩まれる方も多いのでは?と思ったので比較してみました。(いままでの経験上、男性は自画像、女性はアイリスを好む傾向があるような気も。でもお好みですけれど(^^;))

     

    ビスコンティのゴッホコレクションには、ほかにも黄色「ひまわり」や赤「アルルの寝室」など色々な軸があるので、随時レビューして参りたいと思います。

     

    今日検品した万年筆

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション・自画像アイリス

    【ペン先】
    ・スチールペン先
    ・文字幅:EF/F/M/B
    【機構】
    ・カートリッジ/コンバーター両用式(コンバーター付属)
    【サイズ】
    ・長さ:約140mm(収納時)/約159mm(筆記時)
    ・最大胴軸径:約12.5mmφ キャップ径:約15mmφ(クリップを除く)
    ・重さ:約31g
    【仕様】
    ・マグネティックロックシステム
    【素材】
    ・ナチュラルベジタルレジン
    【付属品】
    ・専用ギフトボックス

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  • 【ビスコンティ万年筆】人気モデルと書き味|Il Duomo店長が徹底解説

    【ビスコンティ万年筆】人気モデルと書き味|Il Duomo店長が徹底解説

    こんにちは、Il Duomoの店長の佐藤です。店長のわたしも熱烈なファンであるビスコンティ。今日は人気モデルと書き味について詳しくお話していきますね。

    ビスコンティは1988年フィレンツェ創業の比較的若いブランドですが、芸術性と斬新な機構で世界的に高い評価を得ているメーカーです。

    結論からお伝えすると、ビスコンティで最も人気なのは「ヴァンゴッホシリーズ」と「ホモサピエンスシリーズ」の2つ。
    ヴァンゴッホは芸術好きの心をくすぐる絵画モチーフ、ホモサピエンスは玄武岩を使った独特の質感で、それぞれにファンが多い1本です。

    書き味は、スチールニブは小ぶりで細い字向け、18Kは細長く鋭利な「他では味わえない独特の感触」。
    ビスコンティは王道ではありませんが、合うかたには本当にハマる、「気に入って何本も使う」タイプの万年筆メーカーですよ。

    各モデルの詳細をこれから掘り下げていきますね♪

    ビスコンティ(VISCONTI)の人気モデルは?

     

    1988年にフィレンツェの二人のコレクターによって作られた若きブランド・ビスコンティ。

    万年筆の黄金時代を経験していないビスコンティだからこそ、万年筆の常識にとらわれない、斬新なコレクションが次々と発表されています。
    そんなビスコンティ(店長も熱烈なファンであります)の人気モデルをざくっと掘ってみます。
    各シリーズに、万年筆、ボールペン、ローラーボール、ペンシル、などありますが割愛しています。

    結論から言うと、ビスコンティで最も人気なシリーズは

    ・ヴァンゴッホシリーズ
    ・ホモサピエンスシリーズ

    になります。

    しかしながら、その他のモデルも、モデルごとにファンがいたりと
    甲乙つけがたいのです。

    ですので、主なモデルをご紹介しつつ、
    人気なモデルはなぜ人気なのか深掘りしていこうと思います。

     

    ペン先について

    ミラージュ、レンブラント、ゴッホコレクションは「スチールニブ」です。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    その他は基本的に18Kとなっております。(ただしオペラは基本的にスチールニブ)

    Il Duomoの店長がビスコンティ本社にお邪魔したときの現地レポートはこちらをどうぞ。

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    ヴァンゴッホシリーズ

    スペック
    キャップタイプ   マグネティックロック
    ペン先   スチール
    文字幅   EF/F/M/B
    インク方式   カートリッジ・コンバーター両用式(コンバーター付属)

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    ビスコンティの万年筆のなかで、ひときわ目立つシリーズがこちら、「ヴァン・ゴッホ・コレクション」
    天然レジンを使用した軸とキャップには、職人が1本1本丁寧に作り上げた美しい模様がデザインされています。

    ビスコンティ 自画像
    ビスコンティ ゴッホ自画像

    コレクションのすべて

    1. ビンセントの椅子 van gogh’s chair
    2. 医師ガシェの自画像 Portrait of Dr. Gachet
    3. ヴァン・ゴッホの自画像 PORTRAIT BLUE
    4. 糸杉 Road with Cypress and Star
    5. ゴーギャンのアームチェアー Gauguin’s Chair
    6. 星月夜 STARRY NIGHT
    7. ビンセント・ヴァン・ゴッホのくつ
    8. 花咲く果樹園 View of Arles
    9. ひまわり SUNFLOWERS
    10. アイリス IRISES
    11. 刈り込まれた柳 POLLARD WILLOWS
    12. アルルの寝室  Bedroom in Arles
    13. ゴッホの椅子 ビンセントチェア  Vincent’s Chair
    14. 赤い葡萄畑 万年筆   Red Vineyard
    15. 花咲く桃の木 万年筆 Souvenir De Mauves
    16. 麦畑 Wheat Field
    17. カラスのいる麦畑 万年筆 Wheatfield with Crows
    18. 農婦のいる古い葡萄畑 Old Vineyard with Peasant Woman
    19. 夜のカフェテラス Cafè Terrace at Night
    20. 小説を読む人 The Novel Reader
    21. 花魁 Oiran

    というラインナップ。
    ビスコンティのシリーズは、どれも芸術好きの心をくすぐりますね。

    廃番になっているものもありますのでお気を付けを!

     

    上の写真の「自画像」なんかは、背景の青、髪の毛の茶色と、その2色の濃淡が加わって非常に美しいし、
    くねりながら魅せる色の曲線は倒錯するゴッホの精神まで映し出しているかのよう。このへんのセンスはイタリア人ならでは、と息を吞みます。

    さらに軸は美しく多面体に面取りされており、光を反射してレジンが綺麗に輝きます。この輝きがとっても高級感たっぷりで良いですよ。
    こちらは「マグネティックロック」という磁石でカチャン!と締まるキャップが特徴的。

     

    ゴッホコレクション ひまわり 万年筆

    ビスコンティ ゴッホコレクション ひまわり

    有名な「ひまわり」も人気です。並んでいると壮観!

    ペン先のサイズ(EF・F・M・B)の選び方について詳しくはこちらをどうぞ。

    【初心者向け】万年筆のペン先のサイズはどうやって選ぶ?

    ミラージュ

    スペック
    キャップタイプ   マグネティックロック
    ペン先   スチール
    文字幅   EF/F/M/B
    インク方式   カートリッジ・コンバーター両用式(コンバーター付属)

    ミラージュ 万年筆 ビスコンティ

    ビスコンティ ミラージュ アクア 万年筆

    ミラージュはビスコンティのなかでは手に入りやすい価格帯で、
    はじめての万年筆にもおすすめです。

    ゴッホやレンブラントとニブは同じで本格的な筆記感は楽しめるのですが
    レジンの雰囲気が、ゴッホ・レンブラントと違います。
    首軸までレジンで小さめ・軽めなので実用的。

    値段の理由は、レジンの質です。
    十分綺麗なのですが、ゴッホがナチュナルベジタルレジンなのに対し
    こちらは普通のレジン。
    透明度がやや劣りますが、イタリア万年筆入門にはうってつけなのではないでしょうか!

    レンブラント

    スペック
    キャップタイプ   マグネティックロック
    ペン先   スチール
    文字幅   EF/F/M/B
    インク方式   カートリッジ・コンバーター両用式(コンバーター付属)

    ビスコンティ レンブラント 暗い森

    ビスコンティ レンブラント ダークフォレスト

     

    レンブラントS

    ビスコンティ レンブラント-S ブルー 万年筆

    レンブラントはオランダの絵画黄金期の画家で、暗闇の中からモチーフを光で浮かびあがらせるかのようにドラマティックな絵画空間を追求した絵画で有名です。

    そのレンブラントの作品へのオマージュとしてビスコンティはこのようなペンを作りました。
    こちらのシリーズも「マグネティックロック・システム」が採用されています。

    レンブラントシリーズは、ミラージュとゴッホの間に位置するシリーズ。
    レジンの質(というかランク)もちょうど中間。
    密度の高い、個体差のある良質なレジンを楽しめます。
    首軸は金属で、バランス◎です。

    ビスコンティのスチールニブの書き味

    ビスコンティのスチールニブは、紆余曲折を経て、このような形に落ち着いています。(2023年4月現在)

     

    ビスコンティのスチールニブ

    やや小ぶりなペン先で、インクフローは絞り気味。
    この狙いは、「細い字が書ける」というものかと思われます。

    国産と同等くらいの線の細さが出せます。

    絞られたフローが悪さをしなければ、滑らかな書き味です。
    EFは、細いのもあり、ややカリカリしますが、その分繊細な線が書けます。

    オペラ・オペラマスター

    スペック
    キャップタイプ   フックセーフロック
    ペン先   オペラ:スチール オペラマスター:18K
    文字幅   EF/F/M/B/STUB
    インク方式   オペラ:ピストン吸入式 オペラマスター:パワーフィラー

    ビスコンティ オペラ ゴールド 

    ビスコンティ オペラ

    ビスコンティ 限定生産品 オペラマスター サバンナ 万年筆

    ビスコンティ オペラマスター サバンナ

     

    オペラはビスコンティの中堅ラインで、上半分のキャップと下半分の軸に異なるレジンを使った2トーンデザインが特徴。
    オペラマスターはその上位ラインで、18Kニブとパワーフィラー(尻軸を回してインクを入れる吸入方式)を採用しています。

    書き味はビスコンティ18Kの細長く鋭利な感触で、フローはミドル。
    ホモサピエンスほど主張が強くない、落ち着いた1本をお探しのかたにおすすめのシリーズです。Il Duomoでも検品の機会があり、安定した個体差の少なさを感じています。

    ディヴィーナエレガンス

    スペック
    キャップタイプ   フックセーフロック
    ペン先   18K
    文字幅   EF/F/M/B
    インク方式   プル&ターン (尻軸をひっぱると通常の吸入式になる!)

    ビスコンティ ディヴィーナ エレガンス インペリアルブルー オーバーサイズ 万年筆

    ビスコンティ ディヴィーナエレガンス インペリアルブルー 万年筆

     

    ディヴィーナエレガンスは、軸全体がねじれた螺旋形が特徴的な美しい1本。
    吸入方式は「プル&ターン」といって、尻軸を引っ張ると通常の吸入式に変わるという面白いギミックを持っています。

    18Kニブで、書き味はビスコンティらしい細長く鋭利な感触。
    螺旋のデザインは女性のかたにも人気で、贈り物にもおすすめです。「意匠の凝った1本」がお好みのかたに、ぜひ手に取っていただきたいモデルですね。

    ホモサピエンス

    スペック
    キャップタイプ   フックセーフロック
    ペン先   18K
    文字幅   EF/F/M/B/STUB
    インク方式   パワーフィラー

    私もはじめてホモサピエンスを手にしたとき、ペンから放たれるオーラにおののきました…。人間が「書く」という行為によって発展してきた歴史を表わしているとされる、このペン。
    ビスコンティは面白いペンを次々と発売しますが、まさか玄武岩を使うとは…。

    写真で見ると、重厚感ありありで、重そうなのですが、そのさわり心地は意外にすべすべで、軽いのです。
    しかしながらやはり「石」としてのパワーを感じさせます。

    鉱石好き、ナショジオ(ナショナルジオグラフィック)好きのわたしからすると
    たまりませんな~という軸です。

    ビスコンティ ホモサピエンス ブロンズ

    ビスコンティ ホモサピエンスブロンズ

    材料に使われている玄武岩は、イタリアの有名な島・シチリア島に鎮座するエトナ火山の玄武岩を使用しています。
    あくまでもイタリア・リスペクトという独自のこだわりが伝わる1本。

    ちなみに、吸入式のパワーフィラーは、尻軸を回してインクを入れる吸入方式です。
    オーバーサイズや、特別生産品についてはダブルタンクパワーフィラーといってさらにインクの量がたくさん入れられる方式を採用しています。
    その量、インクカートリッジ6本にも及びます。

    ホモサピエンスの透明なシリーズ

    スペック
    キャップタイプ   フックセーフロック
    ペン先   18K
    文字幅   EF/F/M/B/STUB
    インク方式   パワーフィラー
    ビスコンティ トスカーナヒルズ
    ホモサピエンスシリーズは、透明軸や半透明軸も限定シリーズとして出ています。
    限定ならではの綺麗なカラーリングや、クリップ部の刻印と色入れもラグジュアリー!
    フィレンツェのメーカーなので、フィレンツェらしいコンセプトのペンが多いのも魅力。

    メディチ

    スペック
    キャップタイプ   フックセーフロック
    ペン先   18K
    文字幅   EF/F/M/B/STUB
    インク方式   パワーフィラー

    ビスコンティ メディチ ローズゴールド

    ビスコンティ メディチ ローズゴールド

    メディチ家は、言わずと知れたフィレンツェの豪家で、ルネサンス期には芸術や学問を保護した立役者です。
    このビスコンティ・メディチはフィレンツェの象徴ともいえるメディチ家をイメージ。
    サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂脇にある
    サン・ジョバンニ洗礼堂という八角形の建物を模して八面体になっています。

    まるでアンティークセルロイドのような深みと輝きを生み出した「アクリシルク」という新素材を使用しています。

    ウッドストックシリーズ

    スペック
    キャップタイプ   ネジ式
    ペン先   18K
    文字幅   EF/F/M/B/STUB
    インク方式   パワーフィラー
    ウッドストックシリーズ ホワイトダヴ
    1962年に開催された伝説のロックフェスティバルの名を冠したペン。
    当時のサイケデリックムーブメントを象徴した、カラフルさで彩られています。
    基本的にはホモサピエンスシリーズと似た印象ですが、
    ねじ式でよりすっきりしたデザインとなっています。
    ニブも14Kで新しいものに変更されています。
    書き味は基本的には通常の18Kと変わりませんが、やや柔らかい印象。

    ビスコンティの18Kの書き味は?

    ビスコンティ ホモサピエンスシリーズ ニブ

    ビスコンティは、近年、インハウスといってペン先を自社生産する体制に変わりました。

    (以前は23Kパラジウムというのが有名でしたが、いまは残っていません)

    ビスコンティのニブの特徴はまず「細長い」ということがあります。
    鋭利な部分が長めなので、尖った感触が存分に味わえます。

    他のメーカーでは見られない、不思議な書き味です。
    どちらかというと硬めかなと思います。

    鋭利なので、ノートなど視認性が高く、小さい字を書くにはもってこいです。

    フローは紆余曲折を経て、ミドルめに落ち着きました。
    ペンポイントは丸めですが、書き出しはけっこう綺麗にでます。

    ビスコンティの18Kは、他と一線を画す、独特な書き味。
    王道ではありませんが、気に入って何本も使用される方も多いです。

    字幅はわりと細めなので、国産の0.5~1段階上くらいを見て頂ければと思います。

     

    ビスコンティ 字幅サンプル

    (Il Duomoで集めているサンプル。5㎜方眼に書いています。)

    よくある質問 (ビスコンティ万年筆)

    Q. ビスコンティのはじめての1本にはどれがおすすめですか?

    はじめてビスコンティをお迎えするかたには、「ミラージュ」が手の届きやすい価格帯でおすすめです。
    ゴッホやレンブラントとニブは同じスチールで本格的な筆記感が楽しめますし、首軸までレジンで小さめ・軽めなので実用的。
    イタリア万年筆入門にもうってつけですよ。

    Q. ヴァンゴッホとホモサピエンス、どちらが人気ですか?

    正直、甲乙つけがたいです(笑)。
    芸術が好き、美しい軸を眺めたいかたにはヴァンゴッホ、素材の独特な質感、ずっしりとした重厚感がお好みのかたにはホモサピエンスがハマります。
    1本目でゴッホを一目惚れで購入されるかたも多いですが、ホモサピエンスは「使い込むほどに愛着が湧くタイプ」なので、好みが分かれるところですね。

    Q. ビスコンティの18Kは硬いって本当ですか?

    はい、ビスコンティ18Kは細長く鋭利で、どちらかというと硬めの書き味です。
    他のメーカーの「ぬらぬら」「ふわふわ」とは違う、独特の感触。鋭利なのでノートに小さい字を書くにはもってこいですが、柔らかい書き味がお好みのかたには合わないかもしれません。
    個体差もありますので、Il Duomoでは1本ずつ検品の上でお届けしています。

    Q. ビスコンティ万年筆の価格はいくらくらいですか?

    2026年5月1日時点で、Il Duomoでお取り扱いしている主なビスコンティ万年筆の価格は、

    • ヴァンゴッホ コレクション 星月夜 万年筆 (44,800円〜)
    • ホモサピエンス オーバーサイズ ブロンズ 万年筆 (134,800円〜)
    • ホモサピエンス ブロンズ ボールペン (58,800円〜) / ローラーボール (72,800円〜)

    などが目安です。シリーズや限定モデルによって価格は幅がありますので、詳しくは商品ページをご確認くださいね。

    ※ 価格情報は2026年5月1日時点のIl Duomo販売価格です。為替や仕入れ状況により変動することがあります。

    まとめ

     

    芸術性で名を馳せているビスコンティだけに、芸術的なコレクションが人気です。

    万年筆コレクターでなくても、実は1本目からゴッホを一目ぼれで買う、という人も多いとか。

    その美しさから、女性にも人気なようですね。

    しかしただ美しいだけでなく、職人の技術や、新しい機構にもチャレンジを続けるビスコンティ。目が離せません!

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  • 【万年筆ブランドまとめ】ビスコンティ(VISCONTI)の歴史と特徴まとめ

    【万年筆ブランドまとめ】ビスコンティ(VISCONTI)の歴史と特徴まとめ

    ビスコンティー 美への追及に妥協はない。職人の手作りにこだわるフィレンツェのブランド

    二人のコレクターによって設立されたビスコンティ

    ビスコンティは「ダンテ・デル・ベッキオ」と「ルイージ・ポリ」の二人の万年筆コレクターによって1988年に設立された万年筆ブランドです。

    フィレンツェに本社があり、13世紀の王城をリノベーションして事務所を設置しています。

     

    【万年筆ブランドまとめ】ビスコンティ(VISCONTI)の歴史と特徴まとめ

    【万年筆ブランドまとめ】ビスコンティ(VISCONTI)の歴史と特徴まとめ - 関連画像2

    彼ら二人の熱きコレクターたちは、現在の万年筆界の質とスタイルは、万年筆の黄金期である1920年代から1950年代のそれを失っている、と意気投合しブランド設立に至ったそうです。彼らは黄金期の再生を目指し、クオリティの高く、優れたペンを次々と生み出しました。

     

    今ではほとんど作られることはなくなった、セルロイド万年筆の復刻モデルなども作っています。
    ルイージはビスコンティを去り、今はダンテがビスコンティをリードしています。

    ダンテは、「ビジネスプランよりも、より素晴らしいペンを生み出すことに情熱を傾けている」と語っています。

    2018年、ダンテ氏は社長を退き、新たに別のCEOが就任。
    いままでのビスコンティの良さは踏襲しつつ、よりファッショナブルに、美しく…というイメージでペンづくりをしているよう。

     

    visconti_logo
    出典:wikipedia

    初期のロゴには、‘The Writing Renaissance’(筆記のルネサンス)とあります。これまでの万年筆文化を踏襲しつつも、イノベーションを巻き起こしたいという気概が伝わってきます。

    ルネッサンスの始まったフィレンツェのブランドらしいコンセプトですね。

    9つの代表万年筆ブランドをコンパクトにまとめた記事はこちらをどうぞ。

    あなたはいくつ知ってる? 有名万年筆ブランド9選

    ビスコンティではルネッサンスの象徴であるミケランジェロをイメージしたモデルの万年筆なども作られています。さあ、ビスコンティをもっと掘っていきましょう。

    海外・国産の主要万年筆ブランドの特徴を網羅した記事はこちらをどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?④(ブランド編)

    職人文化とメイド・イン・フィレンツェにこだわったペンたち

    【万年筆ブランドまとめ】ビスコンティ(VISCONTI)の歴史と特徴まとめ - 関連画像3

    イタリアはじめヨーロッパではもともと職人文化が繁栄しています。世襲制であることも多く、たとえば楽器工房であれば最後の調律部分を担当する人は、自分の調律技術を親から子へと受け継いだりします。服の職人であれば、スーツ全体ではなく、パンツのみを縫うだけの家系の職人さんもいらっしゃるとか。
    そんなイタリアの素晴らしい職人文化を大事にしようと、ビスコンティは万年筆を手作りで仕上げることにこだわりを持っています。

    また、外箱にもこだわりが。
    フィレンツェは芸術的な美しい包装紙も名産。このフィレンツェ産の紙を外箱に使って高級感を出すことも。
    さらに、フィレンツェは革製品でも名のある都市ですので、まれに外装に使われる革にはこだわりがあります。

     

    フィレンツェで生まれたブランドであることを誇りに思い、フィレンツェ産であることを唯一無二の存在価値としてビスコンティは大切にしています。

    より芸術的なペンを!デザインへのこだわり

     

    デザイン性の高さで評価されることの多いビスコンティ。ひときわ目を引くのはキャップ部分です。
    天然レジンをもとに作られた軸には、橋を模してデザインがなされたキャップが被さります。この「橋」には、人々の懸け橋となりますようにという思いが込められているそうですよ。

     

    ビスコンティ 麦畑

    ビスコンティ ゴッホ 麦畑
    ビスコンティ 自画像

    ビスコンティ ゴッホ 自画像

    上の写真は人気の高い、ゴッホシリーズの「自画像」です。
    こちらも職人による手作りのレジンで、一本一本丁寧に独特の印象派の色のゆらめきがデザインされていますね。

    箱にはゴッホの自画像が貼られており、ペンと見比べると、その色や雰囲気の一致性には目を奪われます。
    実は私はゴッホシリーズのファンで、「ひまわり」と「アルルの寝室」を持っています。

    visconti-amerigo-vespucci-limited-edition-bronze-penna-stilografica

    様々な限定モデルを出していますが、デザインの一つの核となるのが「イタリア(フィレンツェ)のアイデンティティ」であるといえます。

    たとえばこれはアメリゴ・ヴェスプーチ限定モデル(Amerigo Vespucci Limited Edition)。アメリゴ・ヴェスプーチは 大航海時代、コロンブスらが“新大陸”を東南アジアの一部と考えたのに対し、アジアとは別の大陸であることを主張した、フィレンツェ出身の航海士です。
    ビスコンティでは希少な1500年代の航海図をもとに、ペンのデザインをしましたが、航海図全体をペンに巻き付けることは困難だったため、イタリアとアメリカ大陸入るようにデザインしたそうです。地図や歴史好きにはたまらない、収集欲をくすぐるいいデザインです。

    イタリア人であること、フロレンティーナ(フィレンツェ人のこと)であることをデザイン前面に押し出した郷土愛あふれるペンが、このほかにもたくさんあります。

     

    ビスコンティ トスカーナヒルズ
    ビスコンティ ホモサピエンス トスカーナヒルズ

    トスカーナとは、ビスコンティのあるフィレンツェが所属する州ですが、
    風光明媚なトスカーナの丘をイメージして、このペンを作っています。

    郷土愛が感じられるのも、ビスコンティの魅力です。

    機構や書き味もこだわる、質実剛健なビスコンティ

    ビスコンティ ホモサピエンス ブロンズ
    ビスコンティ ホモサピエンスブロンズ

    ビスコンティでは近年「パワーフィラー方式」という新たなインク機構を生み出しました。尻軸のピストンを引くことにより2.4―3.8㏄ものインクを吸入できるという便利な機構です。インクカートリッジですと0.8ccなので比べるといかに大量かお分かりいただけるでしょう。しかもダブルタンクといってインクタンク内が二層に分かれているので、インク漏れしにくいという利点があります。

    また万年筆の肝であるペン先は主にドイツの会社に外注していますが、「頼りがいのある柔らかさ」と表現されるほど、評価が高かったりします。

    14K・18K・スチールニブの違いやペン先素材についてはこちらの記事もどうぞ。

    はじめての万年筆を選ぶポイントとは?②(ペン先編)

    また「23K パラジウムドリームタッチ」といってビスコンティ独自のパラジウムのペン先が開発されたのですが、こちらも滑らかな書き心地と人気があります。世界で初めて23Kパラジウムのペン先を使ったことでビスコンティの名をあげました。
    ※→こちら、現在では作られておりません!いまは18Kのニブとなっております。ご注意ください。

    吸入式・カートリッジ式・コンバーター式など、いろいろな吸入方法の違いについてはこちらをご覧ください。

    万年筆のいろいろな吸入方法。どれを選ぶか?

    まとめ

    いかがでしたか?フィレンツェのブランド・ビスコンティは職人の手作りによるクラシカルな万年筆づくりを大事にし、万年筆の歴史を踏襲しつつも、新しい技術やデザインの波を起こしていく、素晴らしいブランドだったのですね。

    2018年に、ビスコンティの本社工場にお邪魔してきたので、そのレポも貼っておきます。

     

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