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  • ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜

    ペンクリニックに行こう! 〜ペン先調整するとどうなる?〜

    ペンクリニックで万年筆のメンテナンスをしよう

     

    万年筆好きなら「ペンクリニック」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。

    文具店やデパートの万年筆売り場に行った際に、ペンクリニックに大勢の人が並んでいるのを見た人もいるかもしれません。

    でも、ペンクリニックって一体何?何をしてもらえるの?お金はかかるの?専門的なことわからないし・・・と尻込みしている人もいるのではないでしょうか。

     

    実際にペンクリニックに行ってみた感想も含めてご紹介していきますよ。

    ペンクリニックは万年筆のお医者さん

    ペンクリニックはその名の通り、万年筆のお医者さんです。

    調子が良くない万年筆を調整して不具合を直してくれたり、書き味を向上させたり、好みの書き味(ニブの太さ調整も含めて)に修正してくれるというイベントです。

    実際、日本全国あちこちの文房具店や、百貨店などで開催されています。

     

    ペン先を修理する必要があるのはどんなとき?

    そもそも、万年筆はそんなに調整が必要なのでしょうか。

     

    万年筆のペン先(ニブ)に多く使われている金は、非常に柔らかい金属です。

    なので万年筆を長期間使っていると、徐々に磨耗して、書き味が悪くなったり、インクの出が悪くなったりすることがあります。

     

    また、ペン先を何かにぶつけたり、ペンを落とした際にペン先を傷めたりということもあるかもしれません。

    ずっと使っていなくてインクが出ないという古い万年筆がでてきた、ということも。

    そういった万年筆の不具合等を修理・調整してくれるのがペンクリニックです。

     

    実際にペンクリニックに行ってみよう

    ①ペンクリニックのイベントやフェアに行く

    ペンクリニックは万年筆メーカーのフェアなどで開催されています。

    開催場所はさまざまですが、百貨店の万年筆売場や、大手文具店、万年筆専門店など。

    ペンドクターと呼ばれる方や、万年筆メーカーの技師の方が万年筆の調整等をしてくれる場合が多いです。

     

    有名な方としては、川口明弘氏、仲谷佳登氏、長原宣義氏のご子息の長原幸夫氏、宍倉潔子氏などがいらっしゃいます。

    これらのイベントは、基本的に無料です。

    ただ、不定期に各地で開催されているため、近くの文房具屋のイベント等の告知を常にチェックしたり、WEB上のペンクリニックの情報をチェックしておく必要があります。

     

     

    ②万年筆店の調整師さんに持っていく

    万年筆専門店に調整を依頼するという方法もあります。

     

    当該店舗で購入した万年筆については一定期間は無料で調整するという保証制度がある場合もあります。

    また、当該店舗で購入されたものは無料だが、他店で購入したものは有料という場合もあるようです。

    その場合は、製品のアフターサービス、または、有料の調整と理解したほうがいいと思います。

     

    ③ペン愛好会で調整してもらう

    最後は、万年筆の愛好会が行なっている会合などで、万年筆に詳しい方が無償で調整をしてくれるという場合です。

     

    実際、万年筆愛好家の中には、非常に知識が豊富な方がいらっしゃいますので、色々ためになるお話を聞くことができることも。

    ただ、それらの方も専門で行なっているわけではなく、個人の趣味の延長として行われているという点に注意が必要です。

     

    その結果、その方に調整してもらったために、かえって自分の好みではなくなったとか、書きにくくなったというトラブルになる可能性もあるかもしれません。

    ペン愛好会等で見てもらう際には、その点を認識して、自己責任で行ってもらう必要があります。

     

    ペンクリニックに行ってみた感想

    Il Duomoのお客様から、以前、「Il Duomoで買ったわけではないけれど、かすれがある万年筆がある。どうしたらいいの?」という質問をLINE@でいただいて、店長はペンクリニックに行ってみることをおすすめしました。

     

    しばらくしてお客様からお礼のメッセージが入りました。

     

    ペンクリニックに行ってきました。ドクターは○○先生でした。数本調整してもらったのですが、家に帰って試してみると、魔法のように書き味が変わりました! いままでのペンの悩みが解消されました。ありがとうございました。

     

    そうなんです。
    変わるんです。

     

    というのも、万年筆の書き味というのはやはり筆記する人によって持ち方も違えば、好みの感じ方も違います。さらに、どこまでこだわるかというのも、メーカーによりますので、どうしても100%の書き味というのは出荷時に調整することはできないんです。

     

    それを素晴らしいパフォーマンスに魔法のように変化させてくれるのがペン先調整なのです。

    おわりに

    ペンクリニックというと、専門的な人ばっかりが集まっているのでは、と思うかもしれませんが、ペンドクターの先生方は、皆さんに万年筆を気持ちよく使っていただきたいと考えていらっしゃいます。

    ですから、万年筆を気持ちよく使いたい、自分にフィットした形にしたいという思いがあれば、気楽に参加して構いません。

    きっと、ペンドクターの先生が、あなたの希望をしっかり聞いてくれて、あなたの万年筆を劇的に書きやすく調整してくれることでしょう!

     

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  • 万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選

    万年筆と相性ばっちりな書き心地のいいノート おすすめ3選

     

    万年筆と相性のいいノートを比較してみました!

     

    万年筆を使い始めると文字を書くのがどんどん楽しくなってきます。

    手書きの文字を書くことも特別なことになってきて、文字を書く時間が楽しく感じることが多くなったと思いませんか?

    どんどん文字を書いているうちに、ある時気が付くことがあります。

    それは文字を書く紙によって、万年筆の書き心地が大きく違うこと。

     

    実は紙によって万年筆の書き心地は大きく違います。

    万年筆と相性のいい紙を使ったノートを1冊持つと万年筆で文字を書く楽しみが一気に広がります。

    ぜひ万年筆と相性のいいノートを使ってみてください。

    きっとノートを開いて万年筆を使う時間がぐっと充実してきます!

     

    ペン先との相性が良いノート

     

    万年筆と相性がいいノートにもさまざまな種類があります。

     

    万年筆ユーザーにもっともおすすめ!ニーシモネ

     

    その中で万年筆で文字を書くことと特に相性のいいノートがマルマンの「ニーモシネ」です。


    マルマン ノートパッド ニーモシネ A4 方眼罫 N187A


    マルマン ノートパッド&ホルダー&5ポケッツ ニーモシネ A4 HN187FA

     

    ペン先がさらさらと走り、インクののりもよく本当に書き心地が素晴らしい!

    「ニーモシネ」を作っているマルマンは日本の老舗メーカーです。

    国産の紙にこだわりノートやスケッチブックを作っています。

    「ニーモシネ」はそのマルマンが作ったビジネス用のノート。

    使いやすい工夫が盛りだくさんで、ノートとして見てもとてもいいノートです。

     

    さらにこの「ニーモシネ」が万年筆で書くとより良くなるのです。

    まずペンの走りがとてもいい。そしてインクの発色が本当にきれいです。

    私も「ニーモシネ」のA4サイズを使っていますが、インクののりがとても良くペン先が紙の上でスムーズに走ります。

    書いていてとても気持ちがよく、どんどん文字を書くことができます。

    また「ニーモシネ」の紙の色が真っ白なので、よりインクの色がきれいに見えます。

    書いていて気持ちのよい「ニーモシネ」でぜひ楽しく文字を書いてみてください。

     

    裏にインクがにじまないノート

    ノートに万年筆で文字を書いた後、ページをめくると裏に文字のインクがにじんでいることがありませんか?

    それを見るとちょっと残念な気持ちになりますよね。

    万年筆のインクが紙の裏側ににじむことを「裏抜け」といいます。

    にじんだ上に文字を書くと、文字も見えにくくなりますし、何よりノートが雑然としてしまいきれいに見えません。

     

    ノートに使われている紙の種類によって、万年筆のインクが紙の裏側ににじむ度合いは大きく違います。

    紙によってはインクがにじみすぎて、裏側に文字が書きにくくなるほどのものも。

    そこで大事なのが万年筆で書いた文字で紙の裏側がにじまないノートです。

     

    ツバメノートのクリーム上質紙を使ったノート

     

    私が使っているノートの中でも特に裏側がにじまないと感じるノートはツバメノート株式会社の「クリームノート」です。

     


    ツバメノート ノート A4 横罫 7mm×34行 50枚 クリーム A5004


    ツバメノート ノート B5 横罫 8mm×28行 32枚 C3056

     

    少しクリームがかった色の紙は万年筆で書きやすく、とてもおすすめのノートです。

    ぜひ万年筆のインクがどれくらい裏側ににじむかを確認してから、ノートを使ってみてくださいね。

    見た目もオシャレで使いやすいノート

    万年筆で文字を書くことに適しているノートはたくさんあります。

    最近は各ノートメーカーもこぞって、万年筆を使うことを前提にした素晴らしいノートを作っています。

     

    オシャレで気分の上がるノーブルノート


    ライフ ノート ノーブルノート 方眼 A5 N33


    デルフィーノ LIFEノーブルノート ディズニー プー DZ-78930


    デルフィーノ LIFEノーブルノート ディズニー ミッキー DZ-78926

     

    その中でも特にオシャレで使いやすいのは、ライフ株式会社の「ノーブルノート」!

    表紙のデザインが洋風だけどレトロな雰囲気が漂って本当にオシャレなんです。

    そして職人さんが作ったとってもこだわりのあるノートだけに書き心地も抜群。

     

    何より使いやすいのがサイズが豊富で、中の紙の種類も豊富なところ。

    サイズはA4・B5・A5・B6・B7・ミニと豊富にあり、使う目的によって選ぶことができます。


    A7サイズ ノーブルノート【罫線】 N49

    また中の紙も無地・方眼・横罫と選ぶことができます。


    A7サイズ ノーブルノート【方眼】 N47

    これが本当に便利。

    自分が使うのに目的により適したノートを選んで、ぜひこの「ノーブルノート」

    オシャレさと使いやすさを実感してくださいね!

    まとめ

    万年筆を使い始めると手書きで文字を書くのが楽しくなります。

    そしてさらに楽しく万年筆を使えるようになることのひとつに、万年筆に適したノートを使って文字を書くこと。

    万年筆に合う紙を使っているノートは本当に書き心地が違います。

    また万年筆の文字のインクが裏側ににじむこともありません。

     

    最近は万年筆に適したノートを作るメーカーもとても多く、素晴らしいノートが格段に増えました。

    紙にとことんこだわったノート、書き心地がとてもいいノート、おしゃれなノートとバリエーションも豊富です。

    ぜひ万年筆と相性がいいノートを使って、万年筆ライフをより楽しんでくださいね!

     

     

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  • ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    ピナイダー(Pineider)の工場見学にいってきた|万年筆の謎を本社工房にお邪魔し解き明かす

    Pineider(ピネイダー)は皆さまご存知でしょうか?

    イタリアはフィレンツェにあります、高級な紙と文具などを作る会社です。

    最近、美しい軸としなやかなフレックスニブで話題を集める企業なのですが、まだあまり情報は出回っていないようですね。

    そんなピネイダーの本社(イタリア・フィレンツェ)に、この秋Il Duomo店長がお邪魔してきましたのでレポートしていきますよ~!

     

    YouTubeにUPした動画はこちら!併せて観てね(^^♪

     

     

    前ビスコンティ社長のダンテ氏がオーナーに就任

    YouTubeのほうでちらっとお話しましたが、ビスコンティの社長が変わったとの話はご存知でしょうか。

    2017年までの社長さんは創業当時から変わらないダンテ・デル・ベッキオ氏でしたが、昨年から経営陣ががらりと変わっています。

    もともと万年筆コレクターとして有名だったダンテ氏は、ビスコンティを退陣後ピネイダーのオーナーに就任し、そんなに有名ではなかったピネイダーの万年筆&文具関連業のほうにかなり力を入れ始めたようなんですね。

    後から出てきますが、吸入機構や見た目の面白さが大好きなダンテ氏らしい、面白い万年筆がピネイダーから今後たくさん出されてきそう…!

    Pineiderがある場所は…

    ピネイダーがあるのはフィレンツェの郊外、丘の緑が美しい風光明媚なところでした。
    オフィシャルショップがフィレンツェの市街地にあるのですが、私が行ったのはオフィス兼工場のほうでした。

     

     

    イタリアらしくとても洗練されて美しいロビーに通していただき、カタログを眺めつつお待ちしていると、広報のマリアさんが出てきてくださり、案内してくれました。

     

    ピネイダーは1774年に創業され、もともとは製紙の会社でしたがその後文具やレザーグッズも手掛けるようになりました。
    フィレンツェはルネッサンスの興った街として有名ですが、ルネッサンスと言えば芸術・絵画ですよね。
    そのためにフィレンツェでは画材を作る職人業も盛ん。水彩紙などの紙の生産でも知られているんです。日本の和紙と同じような技法で作る手漉きの紙でつくったレターセットなどもピネイダーは生産していますよ。

    この製紙技術のすごさは後ほど書きますね。

    ピネイダーの万年筆を作るようすを見学

    ピネイダーはもともと製紙工場だったこともあり、工場の9割は紙関連の作業場&倉庫になっていました。残りの1割が文具&レザーエリア。

     

    組み立てる作業を見せてくれました。

     

    イタリア万年筆の特徴でもあり、大量生産・販売が難しい理由でもあると思うのですが、イタリア万年筆って軸のレジンの柄に個体差がありますよね。

     

    例えばこれ、同じラグランデベレッツァのアルコ。

    微妙に柄が違っています。

    それについてはイタリアの方はどう思っているのでしょうか。

     

    職人のマルコさん(↓写真左の男性)に聞いてみました。

    マルコさん「美って言うのはさ…全体だ。全体を見て、美しくなればいいんだ。ひとつひとつ違うのは、人間だって同じさ。

    でも、レジンにも『面』があるからね。そこはちゃんと見ているよ。

    一番美しい面を表に出したいから、表側にクリップやキャップリングの表を付ける。クリップやキャップリング、天冠をつけた完成形が、全体として美しくなっていればそれでOKだと思うんだよねえ。

     

    あと、このペンたちはマグネティックロックで、面によっては反発する部分があるじゃない。だからカチッとはまるところに、美しい面を持ってくるように組み立ててるよ。」

     

    私「なるほど、ただ組み立てるだけでなく、面を見ながら作業されてるんですね。美的センスが求められますね。」

     

    こちらはハチの巣のような構造をした新しい形のスケルトン万年筆!さすがダンテ氏、面白い万年筆を作ります。


    ピナイダー 限定生産品 デモンストレーター ハニカム 万年筆

    これもダンテ氏が考えた構造の万年筆で、中にバネが入っており、シャーペンのように尻軸をノックするとピストンできるようになる構造の吸入方式です。ブラックとローズゴールドの組み合わせがとても綺麗で、面白いペンでした!

    限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

    ピナイダー 限定生産品 ミステリーフィラー ブラックルシアン 万年筆

     

    ピネイダーのキャップリングに書いてある意外なこと

    ピネイダーのキャップリングの裏面には、なにか長い文章が書いてあります。

    読んでみると

    A quick brown fox jumps over the lazy dog.

    と書いてあるのですが…。

     

    私「すばしこい茶色の狐が怠惰な犬を飛び越えた…??これはどういう意味?なぜここに書いてあるの?」

    と聞いてみますと、こんな答えが返ってきました。

     

    マルコさん「A quick brown fox jumps over the lazy dog. は、カリグラフィーの練習の時によく使う文章で、AからZまですべてのアルファベット26字をすべて用い、かつ重複をなるべく少なくして文章が構成されてるんだ!」

     

    私「なるほど、日本でいうところの、いろはにほへとちりぬるを…だね」

     

    マルコさん「書き味を試すときなんかにも使ったりするよ。特にピネイダーはフレックスニブを推してるし、紙専門の会社だったことから、カリグラフィーには一家言あるわけさ。専属カリグラファーもいるし。ピネイダーはカリグラフィーに本気。そんな意味でこんな文言を入れてるんだと思うよ。」

     

    フレックスニブというのは、筆圧の強弱などで線の幅を自在に変えられるペン先なのですが、基本的にピネイダーはフレックスニブが装着してあります。

    通常使われやすい、買われやすいのは普通のペン先なのに、フレックスニブを推しているのには、そういったピネイダーの歴史や強みが関係していたのですね。

    クリップ部は羽ペンを意識して

    ピナイダー

    ピナイダー 限定生産品 クイーンメリー 万年筆 Pineider Queen Mary Fountain Pen

    さて、クリップは羽の形をしています。鉄ペンの「アバター」というラインがあるのですが、そちらもクリップは羽の形なのですが、ラグランデベレッツァのクリップの方が精巧なつくりをしています。イタリアらしい曲線美のある羽ペンの形。

     

    これも「筆記とは…」という哲学に向き合ってきたダンテ氏だからこそ生み出せたものなのかもしれませんね。

    デザイナーさんのカリグラフィーが印刷に超重要

    「はい、ダンブルドア校長だよwww」と紹介されて出てきたのが、この方。

    一瞬意味が分からなかったので、???となっていると、

    「ほらー、あれだよ、ハリポタの。ダンブルドアだよ~」とみんなで大笑い。

     

    この方が、ピネイダーの専属カリグラファーさんでした。本人は穏やかに苦笑い。

     

    見た目は確かにダンブルドア校長ですが、手先はものすごく繊細…!

    なぜピネイダーに専属カリグラファーが必要かというと、ピネイダーの印刷技術に理由があります。

     

    ピネイダーの印刷には手彫りの版が必要

    ピネイダーは、製紙をするほか、ハイブランドの名刺や便箋に名前を印刷するという仕事も請け負っています。

     

    たとえばサルバトーレ・フェラガモの便箋はピネイダーのものです。普段使うものではなく、おそらく上客への招待状などに使うのだと思います。

     

    ピネイダーの印刷は、古い伝統的な技術を使っています。4色刷りなら4種類の版を作り、一回ずつスタンプし、乾かしてから次の版…という、現代の技術からするととても気の遠くなるような作業で出来上がっているのです。

    そのぶん、できた印刷は色も形もレトロでエレガント。とても特別感ただよう印刷物になります。

     

    そのすべての版をデザインし、彫るという作業をさきほどのデザイナー兼カリグラファーさんが一手に担っているのです。

     

    この写真↓の後ろに貼ってある紙は、すべて彼がデザインしたもの。

    というわけで、名前の印刷部分も手彫りで一個一個つくるわけです。

    ですのでカリグラファーが必要、ということ。

    完全オーダーメイドのカリグラフィーの版なんて、ピネイダー以外にはないのではないでしょうか。

     

    彫るのも手彫り。ルーペを使って詳細を確認しながらの作業です。

     

    美しいデース…

     

    ピネイダーの製紙、印刷はとにかくアナログ感重視

    こうしてオーダーメイドで請け負ったものは倉庫に保管されていました。とにかく紙エリアが広い!

    こんな機械で印刷をしています。

    こんなレトロな機械です。↑写真右側に、インク缶があります。インク補給も手作業で…。

    上から版ががっちゃん、がっちゃん、と降りてくるところに、人間が紙をサッと入れてスタンプしていくわけです。

    しかも、ズレがないか確認しながら。多色刷りだと少しでもずれると目立ってしまいます。

     

    なかなか気の遠くなるような作業です。

    同行したペンマニア「俺には無理だあ…」

    俺には無理だといったって、職人さんたちも最初からこの気の遠くなるような作業ができていたわけではないと思います。実際、かなりの集中力が必要なのでとても大変そうでした。

    どれだけ大変かは、上の職人さんの作業場を見ればわかりました。

     

    機械や作業台に、イエス様やマリア様の御絵が貼られていたのです。

    言わずもがなイタリアはカトリック教国です。おそらくこの職人さんは敬虔な教徒だと思われるのですが、それにしても機械にイエス様を貼るだなんて、祈らなければ集中できないほどの作業だということでしょう。

    祈りながら黙々と仕事をする姿が、胸を打ちました。

     

    アナログな技術を使った便箋や封筒たち

    便箋や封筒も、特別な伝統技術を使って作られています。

    この↓レターセットの青い部分は、実はさきほどの印刷技術を使って、1枚1枚スタンプで作られています。大量生産される工業製品では見ることのできない、線の微細なゆらぎが、ハンドメイド感を醸し出しています。

    紙も、いろいろなランクがあり、最高級のものは手漉きの和紙のようなデコボコしたものがありました。

     

    こちら↓の紙はウォーターカットという技術を使っており、高速で噴射される水を使って紙を切るのだそう。そうすることで、ざっくりしたハンドメイド感のある紙が作られるということです。

    ちなみにこのレターセットたち、ピネイダーのペンボックスに入っているんですよ!

     

    貴重すぎて使えない?いえいえ、ぜひ大切なあの人へのお手紙にどうぞ!

    ピネイダーは誇り高き伝統を大切にする企業だった!

    正直、こんなにアナログ感のあるところだとは思いもよりませんでした。日本人の感覚からすると、たしかにアナログな技術の製品は美しいけれど、時間がかかるしコストがかかる。

    紙も、もっと大量生産したらもっと儲かるのに…。「カイゼン」したほうがいいじゃない、とついつい。それで、購入者も安くてそこそこ良いものを選ぶ傾向にありますよね?

     

    でも、イタリアは違います。「美しいものは良いものだ。良いものは良い。高いのはしょうがない。良いものを選んだほうがいい。」最高級の良さを国民全体がわかっているから、伝統的な産業がつぶれない。ハイブランドなどは率先して伝統的な製品を選ぶ。結果、本当に美しいものが受け継がれていく。

     

    フィレンツェの手縫いの靴なんか、美術館級に綺麗です。それがいいとちゃんとわかっており、職人さんから直接買うわけです。

     

    フィレンツェ人はよく「パッショーネ」という言葉を使います。パッション、情熱のこと。

     

    フィレンツェは古くから職人の街として、独自の文化が息づいてきた場所ですが、職人だからこそできることがある、職人こそが一番美しいものを作れるんだという誇りが、そこかしこに現れているようです。

     

    今回ピネイダーにお邪魔して、ダンテ氏にはお会いできませんでしたが、何よりピネイダー自身のポテンシャルやこだわりを感じられたことが収穫だなと思いました。

     

    Il Duomoでは今回工場見学したPineiderのペンを取り揃えています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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  • どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    どうなる?体制変更後のVisconti(ビスコンティ)。本社から現地レポ!!

    Viscontiの本社工場に行ってきたよ

    こんにちは!Il Duomo店長の佐藤です。
    9月末に、イタリア万年筆の旅をして参りました。
    実は、いままで私はイタリアへは行ったことはありませんでした。

     

    Il Duomoを立ち上げる前からイタリアにはとても興味があり、イタリアの小さな村シリーズとか、関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅、ふれあい街歩きイタリア編などは大好きでよく録画して観ていたのですが…。

    万年筆を通してでしか、イタリアを見たことがなかったので、やはり一度イタリアへ行って見ないと、その空気感はわからないよね!ということで、今回ビスコンティと、ピネイダーとスティピュラの視察を兼ねてイタリアに行って参りました。

     

    フィレンツェ、モデナ、ミラノに行ってきたのですが、万年筆の旅は主にフィレンツェ。

     

    イタリアは最高でしたよ…!特にフィレンツェは青空美術館とも言われていて、町中に彫刻や芸術作品がごろごろ点在し、建築もルネサンス期のものが多く、革小物や靴、ハイブランドのお店など、超一流の宝庫で、フィレンツェを歩くだけでお腹いっぱい。

    こんな街に住んでいたら、そりゃ芸術センス良くなるわ…と思いましたよ。

     

    そう、そんな芸術の街でビスコンティは生まれたんですね。

    Visconti(ビスコンティ)がある場所は…

    Visconti本社はフィレンツェの郊外にあります。ちなみにショップはチェントロ(市街地)にあります。

     

     

    本社のほうは、昔ながらの馬車が通っていたという(日本でいうと中山道のような)くねくね道を車でチェントロから20分ほど。
    自然豊かな地域に本社のある元・城はありました!敷地内に森があるという広さです。

     

    ちなみにこういったお城というかお屋敷は、イタリアには各地にあります。
    敷地周りを歩くと30分以上かかるお屋敷は想像以上に多く点在していました。昔からの貴族はいまだにお屋敷に住んでいるらしく、「こういうお屋敷に住んでいる人は広い敷地を利用してワイナリーを持っていたりとか、昔からの土地などの資産を運用しているから永代お金持ちなのよ~」と現地の方に教えてもらいました。

     

    日本ではマッカーサーによる農地改革が行われ地主と小作人という関係が壊されたので、このような広大な敷地を持つ貴族のような存在はあまり見かけませんね。

    貴族の城をリノベーションした芸術的な外観

    そんな貴族の城だったところをVisconti社がリノベーションしています。コの字型の典型的なお屋敷の1階をリノベーションして、オフィスと工場に変えていました。

     

    ↑こんなルネサンス時代の扉に、オートロックが付けられているのがイタリアでは当たり前なのですが、日本なら蔵がオートロックくらいの衝撃です(笑)。温故知新ですね。

    もともと部屋がたくさんあった場所で、当たり前ですが工場用に作られた建物ではありません。
    ですのでレジンを削る場所で1部屋、組み立て(アッセンブリー)の部屋で1部屋、出荷の部屋で1部屋、というように、流れ作業ではなくて1段階ごとに部屋が分かれていました。

    思いもよらないところに階段があったり、城をリノベした感のあるルネッサンスな装飾が、歴史を感じさせました。

     

     

    実際の軸を削る現場は、一人の男性が責任者で、普段もひとりで現場を担っていると言っていました。

     

    大きな工作機械がいくつかあり、おおもとのパソコンにデータを入力すると、クリップや軸などを削りだしてくれる仕組みで完全にオートマチックでしたが、ライン作業ではなく、1つずつデータ入力して、レジンをセットして…という風にチェックしながら進めているようでした。

     

    レジンの削りカスがとても綺麗で思わず撮影。

     

    組み立ての現場は職人さんがたくさんいる部屋で、黙々と作業が進められていました。

     

     

    こちらではディヴィーナの組み立てを行っている方、ホモサピエンスを組み立てている方、ペン先をチェックしている方…などいろいろな作業を1部屋で行っているようでした。

     

    勝手なイメージで、イタリアの職人さんはワイワイガヤガヤ作業をしてるのかなと思っていましたが、かなり静かに作業されていました。音楽もなく、黙々と。

    でも話しかけると冗談を言ってくれたり、笑顔で返してくれたりとそこはやはりイタリア人。みなさんお優しかったです。

     

    撮影NG!コアな仕事場、試作品ずらり

    美しい軸が生み出されるデザイン室も入ってしまいました!試作品や、未発表のペン、いままで作られてきた限定品などがずら~り。これは…!萌える…!

     

    デザインは、長年ビスコンティに勤める数名の方がコアメンバーでチームを組んで動いているようでした。

     

    最近発表されたゴッホシリーズの新作も写真撮影中でしたよ!

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション 万年筆 クリスマスボックス

     

    色合いがとてもかわいくて、思わず写真を撮りたくなりました。

     

    が、当時はリリースされていませんでしたので、写真はNGでした。

    マネージャーさんとお話…これからのビスコンティ

    さてさて、本日のハイライト。今回運よく、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ポジェッシ氏とお話する機会を得ました。(右の方)

    実質の社長さんに当たる方なのですが、とてもスタイリッシュで真面目な印象の方でした。
    ご存知の方も多いかもしれませんが、前年度に、1988年創業以来の社長であったダンテ氏がオーナーを辞め、経営陣がガラリと変わるというビスコンティの歴史では衝撃的な出来事がありました。

     

    イタリアの万年筆業界にも波紋は広がり、その後のビスコンティの動向に注目が集まっています。

     

    現在のゼネラルマネージャーであるフランチェスコ・ポジェッシ氏はミラノでアパレル関係の貿易の仕事を長年されていたそうです。
    ミラノと言えばミラノコレクションが有名で、アパレルのメッカですよね。イタリアのアパレルブランドは海外輸出の配分が大きいので、今回のビスコンティの人事改編でも、海外輸出に長けているフランチェスコ・ポジェッシ氏が起用されたのだと思います。

     

    ちなみに広報部なども人事がガラリと変わったらしく、フランチェスコ氏のようにアパレル関係出身の、しかもミラノ界隈の方が多くいらっしゃいました。

     

    私「ビスコンティの今回の社長交代劇で、今後ビスコンティがどうなっていくのか知りたがっている人が多いと思います。」

     

    フランチェスコ氏「私も就任したばかりで、いまはビスコンティの現状把握などに取り組んでいる。こうして声を聴けるのはうれしいことです。」

     

    私「これから何を変えて、何を変えないのか、気になります。例えばスチールニブの変更はとても喜ばしいことでした。デザインは変わりましたが、書き味が安定したので、自信をもって販売できるから。あとゴッホの箱も変更しましたよね。」

     

    フランチェスコ氏「何を変えて、何を変えない…。そうですね、いままでダンテ氏が作ってきたペンたち、ブランドの強みは活かしていきたい。それに魅せられたコレクターたちをがっかりさせたくはないと思う。いままでのビスコンティは、面白い機構のペンや黄金律を取り入れたデザイン、珍しい素材のペンづくり…には長けていたが、品質を一定させることや経営に関してはあまり気を使ってこなかったように思う。

     

    これからの私の任務は、ビスコンティのブランドをより強固にしていくこと。

    より広い世界に出てもイタリアブランドとして胸を張って輸出していけること。

    興味深いものづくりはしているから、認知度をもっと上げていくこと。

    圧倒的に認知度が足りない。」

     

    フランチェスコ氏「ところでこの箱はどう思う?(ゴッホシリーズの箱を指す)」

     

    私「正直、前の三角錐の箱が良かったとお客様に言われることはあります。中の絵も全面じゃなくて縦長でトリミングされているし。」

     

    フランチェスコ氏「これはトリミングじゃなくて、…ブックマーク(しおり)なんだけど、知らなかった?」

     

    この絵の描いてある紙のこと↑

     

    私「え・・・・!( ゚Д゚)」

     

    フランチェスコ氏「イタリア人であればこの形を見ればブックマークであると瞬時に気づくけど、日本人はそうではない?」

     

    私「う~ん、気付かなかったです。日本人にとってはこのブックマークは大きすぎですね(笑)日本はしおりも小さいんです。本も文庫はすごく小さいし。この形を見てブックマークと気づく人はあまりいないかも…ホームページで伝えますね。」

     

    フランチェスコ氏「よろしく(笑)」

     

    私「あと、ホモサピエンスやミリオネアシリーズのような、面白い素材を使ったペンは他のブランドにはなくて、とても好きです。石の肌触りは心地いいですし。こういうのもっと作っていただけると嬉しいです。」

     

    フランチェスコ氏「そうなんだ!OK」

     

    同席していたイタリア人ペンマニア「あのね、金ニブでホモサピエンスより安い価格帯のものがあると、顧客は買いやすいと思うよ。いまレンブラントやゴッホシリーズがスチールニブ帯であって、パラジウムニブになると急に7,8万円(日本の値段で)とか、跳ね上がるじゃない。お客さんにとってはとても手を出しにくい価格だよ。4万円代(日本の値段で)で金ニブのペンがあるととてもいいなあと思うよ。

     

    あと、いままで限定生産品を888本ってのが多かったじゃない。ちょっと多すぎる気がする。200本くらいずつでいいんじゃない。888本ってけっこう多いよ。」

     

    勝手に経営に口を出し始めるフィレンツェ人w

     

    フランチェスコ氏「なるほど、参考になります。」

     

     

    そのあと、イタリア人同士で議論というか、ヒアリングが長い間続きました。

    私は残念ながらイタリア語はわからないので、室内の写真を撮らせていただきました。

     

    社長室にあるビスコンティの歴史たち

     

    以前はダンテ氏の部屋だったであろう、社長室にはビスコンティの歴史を彩ってきたほとんどすべてのペンが収蔵されています。

    いまではプレミアがついていて手に入らないものもたくさん…。

     

    クリップ部の変遷、素材の変遷も見ていると面白いですね。

     

    ビスコンティは初期はクリップが現在のブリッジ型ではなく、普通のクリップでした。形もいまのものとは違って、さらにクラシカルな雰囲気です。

     

    ディヴィーナやゴッホコレクションは、クラシカルな雰囲気も残しつつ、洗練されたデザインですよね。

    フランチェスコ氏が好きな日本の文具…

    さて、最後に日本からのお土産を差し上げました。

    日本のガラパゴス文具です。

    何をプレゼントしたかというと

     

    御朱印帳。


    御朱印帳 40ページ 蛇腹式 ビニールカバー付 モダン柄 梅柄縞模様(黒)

     

    「寺や神社のスタンプを集めるノートです。」と伝えると「寺のスタンプ…???」となっておられましたので、「ノートにしてください。」と言いました。

     

    空柄便箋。


    アピカ 便箋 LE655 To the sky

     

    和風なおもしろ付箋…


    学研ステイフル ココロ結び 付箋 粗品 M03496

     

    これは「ん・・なにこれ・・?」となっておられたので、「ポストイットですよ」というと、「これが?!」と驚いておられました。

     

    フランチェスコ氏はもともとアパレルメーカー出身だと前述しましたが、イタリアのアパレルの一大消費国と言えば日本も当てはまるわけで、日本には何度かいらしたことがあるそうです。

     

    「無印良品のノート大好きなんだよね。良い紙なのに安くて使いやすいのでいっぱい買い込んだよ」

    と顔をほころばせながら教えてくれました。MUJIノートいいですよね。

     

    ちなみにイタリアは日本ほど大量生産の技術が進んでいないというか、大量生産をあえてしないようなお国柄なので、工業製品は全体的に高価です。 万年筆が裏移りしないようなノートを買おうと思うと、1000円弱くらいはしてしまいます。 100円のノートはザラザラで、日本でいう藁半紙のような質感。そういったノートは主に小学生が使っています。 そう思うと日本の100円ノートの質の高さったらありません。

    フランチェスコ氏は親日

    「僕は日本人好きなんだよね」と、こんなエピソードを話していただきました。

     

    「日本人って、接待で料亭に行くじゃない。で、アパレルの仕事の商談で料亭に僕も行ったんだよね。

    それで、日本人って『まあまあ、どうぞどうぞお飲みなさい』ってどんどん酒を注いでくるわけだ。わいわい大盛り上がりでね。

    僕はそんなにへべれけに飲むことそうないから、その席で久しぶりに酔っぱらっちゃった。で、そのままタクシーで帰ったと思うんだけど、ホテルで朝目を覚ましたら

     

    財布がない!

     

    あー、マンマ・ミーア。
    もう財布は従業員の懐の中だ。そう思いつつも、一応、料亭に電話をしてもらったんだよね。

     

    そしたら…

     

    ちゃんと取ってあったんだよ!!!すぐに取りに行ったら、袋につつまれて財布が運ばれてきて…

     

    びっくりじゃない?

    イタリアなら本当に起こりえないことだよ!

     

    それから僕は日本びいきなんだ。素晴らしい国民性だ。」

     

    日本人としては非常に誇らしいお話でした。

    イタリアでも高級レストランであれば財布取っておいてくれるような気もしつつ…でもそんなへべれけのどんちゃん騒ぎした店で、財布が取っておかれてるとは思わなかったのでしょうね。(イタリアでは高級レストランで酔っぱらうほど飲むことはあまり無い…)

     

    みなさんも財布をみかけたら交番に届けてくださいね。笑

    まとめ

    後日、ビスコンティのクリップのデザインの元となったヴェッキオ橋に行って、ヴェッキオ橋がどんなものか見てまいりましたよ~!橋の上に所狭しと宝石店が並んでいる様子は、まさに「耳をすませば」の童話の中の世界…!(おわかりいただけるだろうか)

    ちなみにダンテ・デル・ヴェッキオさんが創業者なのでヴェッキオ橋のデザインのクリップにしたのではないか、と私は睨んでいます。

    ダンテ氏が社長を退いたことにより、たくさんの人事異動があったであろうビスコンティですが、おそらくフィレンツェ人で固めていた時とはまったく違う雰囲気の職場だったんだろうな、と感じました。

     

    ダンテ氏はもともと万年筆収集家で、ライフワークとして万年筆メーカーを始めたようなところもありますから、「楽しんで万年筆をつくる」という雰囲気の会社だったと思います。
    実際、ダンテ氏は会っても冗談ばかり言う、太陽のように明るい生粋のフィレンツェ人だそうですから。

     

    今回ダンテ氏にお会いできなかったのは残念でしたが、次回は必ず会いに行こうと思います!

     

    日本人の私としては、北のミラノ人で固められた職場は真面目な雰囲気で非常に安心できました。海外輸出を見据えた品質の安定、洗練されたデザイン、管理された納期…が期待できるのではないかと思いました。

     

    ホモサピエンスのデモンストレーターなどは変わらず美しいものが発売されていますから、もともとビスコンティのデザインが好きな方も、楽しめるのではないでしょうか。

    イタリア出張で出会ったペンたち

    こんなペンたちが絶賛生産中でした!工場で生産現場を見ると、店長としても愛着がわいて思わずお勧めしたくなります!

     

    ビスコンティ ヴァンゴッホコレクション クリスマスボックス

    2018年11月リリースの特別仕様のクリスマスボックス!実物をリリース前に拝見しましたが本当に綺麗!緑のほうもパッと明るいすごく目立つ色で、こんな緑は見たことがありません。

     

    限定生産品 ビスコンティ ホモサピエンス ブロンズ スワール 万年筆

    ビスコンティはそのホモサピエンスシリーズの形をもとに、特別なアクリルレジンを使って美しいデモンストレーターを毎年限定888本のみ生み出しています。

     

    ヴィスコンティ ディヴィーナファッション ピンクゴールド 万年筆

    女性向けのライン。ディヴィーナ独自の螺旋部分の金色が、ネイルみたいに本当にキラキラしていて綺麗でした!女性向けでこんなに迫力あるペンはなかなかありません!

     

    世界888本 ビスコンティ 万年筆 キャンティシャーレ

    ホモサピエンスの限定スケルトンは本当に美しい。セルロイドとアクリルを混ぜたアクリロイドという素材が使われています。

     

     

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  • 【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    【レビュー】アウロラ88 フレックスニブ・ゴールドはフワフワ書き味!

    アウロラ88のフレックスニブを動画レビュー!

     

    こんにちは。今日はアウロラ88のフレックスニブの動画をダイジェスト版でご紹介したいと思います。

    動画を見たい方はこちら!↓

    アウロラを代表する88(オタントット)シリーズ

    アウロラの88(オタントット)は、1947年に誕生したアウロラを代表する万年筆で、建築家マルチェロ・ニッツォーリによってデザインされました。

    この万年筆は胴軸の先端を回転させる最新のピストン式インク充填方式を採用しており、1952年にはヨーロッパで100万本以上を販売する大ヒットとなりました。

     

    88(オタントット)は、1970年代に一旦製造が中止されましたが、1980年代の終わりに復刻版が発売されています。

    ただ、これは単なる当時の復刻版ではなく、リザーブタンク付ピストン吸入方式など、最新の技術を採用しています。

    その意味で、現在の88(オタントット)は、当初のデザインと最新の技術を融合させたものと言えます。

     

    2017年は、1947年の88(オタントット)の誕生からちょうど70年となります。

    これを記念して、アウロラ社は88(オタントット )の70周年記念アニバーサリーモデルを発売しました。

    カラーはシルバー、イエロー、グリーン、オレンジ、ブラウン、レッド、ネイビー、ゴールドの8種類で、2017年5月から12月までの8ヶ月に渡り、毎月1種類ずつ、各色とも188本の限定での発売でした。

     

    外観はとにかくゴールド!

    アウロラ88(オタントット)70周年記念モデルのゴールドは、70周年記念モデルの最後を飾るものとして2017年12月に発売されました。

    このモデルは、インク窓と主軸の部分が黒いのを除き、クリップも含めて全て金色で、キャップを閉めた状態だと全体がゴールドとなります。

     

     

    このモデルは、メタルの軸に、クリップなその金具部分も全てゴールド仕上げとなっており、それだけでもアウロラとしては珍しいデザインといえるでしょう。

     

     

    フレックスニブのやわらかい書き味

     

    この70周年記念モデルは、14金のペン先で、フレックスニブという特別に柔らかいペン先を使用しています。

    現在の88(オタントット)よりも、ペン先の先端部分(穂先)が細く、長く伸びています。

    これは、発売当初の88(オタントット)の形状です。

     

    ペン先の太さはFのみで、フレックスニブのFということで、FFと表示されています。

    また、ペン先(ニブ)の模様も、現在の88(オタントット)のペン先の模様と比べて、シンプルなデザインとなっています。

    フレックスニブというだけあり、ペン先の柔らかさは予想以上で、アウロラのペン先が硬いというイメージを全く覆します。

     

    力を入れずに書くと国産のFクラスの太さで描くことができますが、少し力を入れたり、筆圧が強い人が使うと、ペン先が開いて文字が太くてしまいます。

    ただ、これだけペン先が柔らかいにも関わらず、アウロラ特有の「さりさり」という書き味は残されています。

    ゴールド好きにはたまらない

    外観のところでも述べましたが、本当に、軸の本体部分を除いて、全てゴールドですので、ゴールドが好きな人にはたまらない一本といえるでしょう。

    88(オタントット)は1947年の発売当初には、樹脂製のもの、ゴールド・プレート・キャップのもの、全体が18金張りのものがあったということですので、それにならったものではないでしょうか。

    綺麗ではありますが、人前で使うにはちょっと気恥ずかしい感じで、勇気がいるかもしれません。

     

    カリグラフィも楽しめるフレックスニブ

    88(オタントット)の70周年記念モデルは、そのペン先の柔らかさから、筆圧を調整することで、細い字と太い字を書き分けることが可能です。

    これを利用して、カリグラフィー的な使い方ができるかもしれません。

    通常、カリグラフィーには、ペン先が平らになったペンを使うのが一般的です。

     

    本格的にカリグラフィーの文字とするには専門的なペンが必要になるでしょうが、88(オタントット)の70周年記念モデルは、適切に力の入れ具合をコントロールすることで「カリグラフィー的」な文字を書くことができるかもしれません。

    興味のある方は、挑戦してみてください。

     

    さいごに

    アウロラ88(オタントット)の70周年記念モデルは、それ自体限定品として特別な存在ですが、その中でもゴールドは特別感が際立ったモデルといえるでしょう。

    コレクションとして、また、特別な時に使用する一本としても、特別な存在になると思います。

    興味のある方は、ぜひ、自分の手に取ってみてください。

     

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  • 秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    秋の夜長を彩る 万年筆で綴る読書ノートの新習慣

    リラックスタイムにお気に入りの万年筆でつらつらと

    こんにちは!

     

    朝晩を中心にだいぶ涼しくなってきて、秋を感じる瞬間も増えてきました。

    「〇〇の秋」という言葉はたくさんありますが、皆さんは何を思い浮かべますか?

    芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そして読書の秋!

    読書をするときは、「読書ノート」をつけるのがおすすめです。

    今日は読書ノートとともに、季節を感じる万年筆の楽しみ方をお伝えしたいと思います。

    秋の夜は読書がすすみます

    そもそも、なぜ「読書の秋」と言われるようになったのでしょう?

    その由来は、韓愈(かんゆ)という人が書いた漢詩にあると言われています。

    その漢詩とは、ざっくりとまとめると

     

    「涼しく夜が長い秋は、灯火の下で読書をするのにふさわしい」

     

    という内容のものです。

    この漢詩を、夏目漱石が小説「三四郎」の中で「灯火親しむべし」と引用し、秋=読書のイメージが広まったと言われています。

    戦後には、11月7日に第一回の「読書週間」が開催されました。

    第二回からは、11月3日の文化の日を挟んだ2週間を「読書週間」とすることとなり、現在まで続いています。

    書店では毎年読書週間に合わせて、特集コーナーが設けられたりイベントが行われたりします。

    気温も関係しています。

    人の集中力が高まるのは18℃位の気温のときだそうです。

    ちょうどいい気温に加え、春よりも湿度が低い秋の夜は心地よく、読書をするのに最適です。

    また、秋の夜長というように、秋は日が昇ってから落ちるまでが一番短くなる季節です。

    温かい灯りの下でゆったりと読書をするというのも、秋の夜長の素敵な楽しみ方ですね。

    日記を書くように読書ノートを書いてみよう

    「この本はどんな内容だったっけ?」「こんな内容が書いてあるのはどの本だったかな?」と、本の内容を忘れてしまったことはありませんか?

    せっかく本を読んでも、身につかなければもったいないです。

    そこで、読んだ本の要点や感想を記録する「読書ノート」を作ることをおすすめします。

     

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    読書ノートをつけていくと、読書をした記録が目に見える形で残るので、どんどん本を読みたいというモチベーションアップに繋がります。

    また、書くことで情報のアウトプットになるので記憶の定着に役立ち、本の内容を忘れにくくなるのです。

    パソコンなどを使ってもいいのですが、このメリットを活かすには手書きがよりよいと言えそうです。

     

    読書ノートに書くことは…

     

    • 本自体の基本情報(タイトルや作者、出版日など)
    • 読んだ日付
    • あらすじ要点や感想

     

    などで、難しく考える必要はありません。

    日記を書くのと同じように、お気に入りのノートにお気に入りのペンで、思ったとおりに書けばいいのです。

    形式が決まっている方が書きやすければ、読書ノート専用のノートも販売されています。

     

    ネットで検索してみると、読書ノートの付け方を紹介しているサイトがたくさんありますので、それを参考にするのもいいと思います。

    1日1ページ手帳を使っているなら、そのページの一角を読書ノートに充てるといった形でつける方法もありますよ。

    楽しみ方は人それぞれです。

    秋らしさ抜群の万年筆 モンテグラッパのハートウッドシリーズ

     

    ここで、読書ノートをつけるのにピッタリの秋らしい万年筆をご紹介します。

    モンテグラッパのハートウッドシリーズです。

     

    モンテグラッパは、1912年伝統工芸が盛んなイタリアのベネト地方にイタリア初の筆記具製作所として設立されました。イタリアでは初めて万年筆を製造した会社です。

     

    モンテグラッパ ハートウッド ペアウッド 万年筆

    モンテグラッパ ハートウッド チーク 万年筆

     

    ハートウッドシリーズは、モンテグラッパから誕生した筆記具の新シリーズです。

    名前の通り、軸は色違いでチーク・ウォールナット・ペアウッドというヨーロッパに広く分布する木でできています。

    トリム(装飾部分)はブロンズでできていて、落ち着いた色合いに仕上がっています。

    オーガニックな自然素材の温かみとシックな色合いが、まさに秋にピッタリな万年筆です。

    木軸の万年筆には、同じ木目のものが2本として存在しません。

    手触りが自然で使い込むごとに味わいが深まり、どんどん愛着がわいてくる万年筆です。

    今年の秋は自分だけのとっておきの万年筆を使って、読書ノートをつけながら本を読むという楽しみ方はいかがでしょうか?

     

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  • アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!外観と書き味は?

     

    アウロラから2018年に発売されたアウロラの88(オッタントット)シガロブルーの万年筆。
    佐藤店長が検品しつつレビューしている様子をご紹介します。

     

    アウロラの88(オッタントット)シガロ・ブルー!

    2018年に発売されたシガロブルー。
    2017年にまさに葉巻!というブラウンが発売されたのですが、それのブルーバージョンになります。

    アウロラ シガロブルー sigaro aurora

    アウロラ シガロブルー sigaro aurora

    アウロラ 限定生産品 シガロブルー 万年筆

     

    アウロラ シガロブルー sigaro aurora

    スペック

    ・ペン先:18K ソリッドゴールド・ロジウム仕上げ

    ・文字幅:EF/F/M/B

    ・機構:リザーブタンク付ピストン吸入方式

    ・サイズ:収納時:約137mm (筆記時:約160mm)

    ・直径(最大径):約15.5mm

    ・重量:約44g

    ・素材:ラッカー

     

    ●リザーブタンク付ピストン吸入方式とは?

     

    アウロラ独自の吸入機構です。
    筆記中にインクが切れても、尻軸を回してピストンを押し下げると、
    自動的にリザーブタンク(予備タンク)からインクが供給され、A4で1~2枚程度書き続けることができます。

    オプティマよりも長めでスタイリッシュなイメージの軸

    aurora シガロ アウロラ

    大きめなサイズの外箱に入っています。
    軸のサイズはアウロラのフラグシップモデルであるオプティマよりも長めで、直径はほとんど変わりませんが、オプティマは88よりも短めなので、比べると88のほうが細く見えますね。

    持った感じは?

    軸の長さ、太さ的には男性の手のほうがしっくりくるでしょうか。
    キャップが重いので、ポストすると後ろに重心がかかる感じはあります。

    ですので女性や手の小さい方はキャップはポストしないことをおすすめします。

     

    総重量が44gで、アウロロイド樹脂でできた88(オッタントット)よりもずっしりと重みがあります。
    軸の重さでインクが出ていくような感覚ですので、
    長期筆記にも向いてると思います。

     

    全体が金属でできている軸などですと、70-80gというペンも少なくありませんが、
    シガロブルーは大きさ・重さのバランスも良いです。

    入門的な万年筆に慣れた人にとっては
    シガロブルーは10年単位の筆記を見据えた、
    人生のパートナー的存在になりうるペンでしょう。

    ラッカーの雰囲気がとてもニクイ

    独特のラッカー仕上げがポイントです。
    アウロラといえばアウロロイド樹脂が有名ですが、
    このラッカーは、軸に職人さんが一つ一つ丁寧に色付けしているそうで、なかなか難しい工程だそうです。

    模様も一つ一つ違います!

    ラッカーといえば、アウロラの入門的万年筆・イプシロンにもラッカーがありますが、
    風合いが違います。
    深みがあるといいますか…
    透明感もあわせもち、奥深いブルーです。

    アウロラ シガロブルー sigaro aurora

    アウロラ シガロブルー sigaro aurora

    軸色は、濃い青をベースに、大理石のようなラッカー仕上げ。黒や薄い青の濃淡がとても美しいです…!
    ラッカー自体が非常に高級感があります。

    吸入方式のリザーブタンク付ピストン吸入方式とは?

    aurora シガロ アウロラ

     

    筆記中にインクが切れても、尻軸を回してピストンを押し上げると、自動的にリザーブタンク(予備タンク)からインクが供給され、A4用紙で1~2枚程度(ペン先字幅などによりますが)書き続けることができる吸入方式です。

     

     

    頼りがいのあるニブに任せて

    aurora シガロ アウロラ

    サリサリっとした書き心地がとっても気持ちいいアウロラの88(オッタントット)。

    よく聞くけど、サリサリ感て何?
    サリサリ感は、アウロラのペン先の書き味を表す際によく使われる表現です。
    鉛筆で書いているような、とよく評されますが
    質の良い細かい珊瑚の砂の上で寝転んでいるかのような…。(わかりにくい?)
    ペンポイントの状態が悪いと「ガリガリ」ということがありますが、
    それとは全く違います。
    狙って出している、アウロラ独自の感覚。
    個人的にはこのサリサリ感がすごく好きです。「書いている」という感覚を得られるので、しっかりと地に足をつけて書けるような気がするんです。

    そしてサリサリするのに、アタリは柔らか。ただ柔らかいだけではなく、適度な固さとシャープさも兼ね備えています。

     

    アウロラの字幅の太さは国産のFサイズとほぼ同じくらいか、やや太めくらいですので、普段国産万年筆を使い慣れている人にもおすすめ。

    (動画ではパイロットカスタムのFサイズと比較しています)

    アウロラのニブは世界的にも評価が高く、アウロラのサリサリ感にハマるとアウロラしか使わなくなる人もいるほど。

    アウロラはニブから軸に至るまですべて自社工場で作っている数少ないメーカーなので、書きやすさにもこだわりが詰まっています!

     

    (※FサイズとかMサイズとか何?と思ったあなたは以下の記事を参考にしてみてね。)

     

    キャップなしでもある程度の重さがありますが、その重みによってすらすらと書きやすくなっています。

     

    もしもインクが漏れてしまったら・・・

    アウロラを使っていると、ときどきインクが漏れるというお話を聞きます。

    その原因は、キャップを強く締めすぎると、アウロラのインク窓とキャップのネジがあたってしまう(インク窓に負荷がかかる)からなんです。

     

    気密性を高めるためにキャップをぎゅーっと締める方もいますが、アウロラのキャップは、やさしくそっと締めるようにしてくださいね。

     

    アウロラ88 シガロ・ブルー まとめ

    ラッカー仕上げの青の濃淡がとっても美しいアウロラ88(オッタントット)は、男性にも女性にも使いやすいデザイン。

    また、アウロラのアウロロイドに比べて、より重厚感のある大人向けなモデルとなっています。

     

    ペン先もなめらかで書き心地が良いので、デザイン・機能性ともにバランスが高い万年筆です。

     

    ぜひこの機会に、ご自身の特別な文具として、あるいは大切な方へプレゼントとして検討してみてくださいね。

     

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  • 万年筆で短歌を書こう【歌人に聞いた万年筆の楽しみかた】

    万年筆で短歌を書こう【歌人に聞いた万年筆の楽しみかた】

    こんにちは!詩と短歌を詠むのが趣味の店長・佐藤です。
    この度は友人であり、歌人・ライターの七海ゆきさんに寄稿して頂きました。
    七海ゆきさん、儚げでかわいい見た目とは裏腹に力強かったりなかなか退廃的な短歌を詠む実力派の歌人です。
    Il Duomo Magazineでは万年筆の楽しみ方を様々な形でシェアしていけたらいいなと思っています。

    ●万年筆で短歌、とは?

    こんにちは。ライターで歌人の七海ゆきです。

    あなたは毎日手書きで文字を書くことはありますか?
    スマホやパソコンが普及している現代では、大切な人へのメッセージもスマホから…なんてことも珍しくありませんよね。
    美文字やペン字が流行っても、そもそも字を書くのが苦手だし…って人もいると思います。
    わたしも素敵な字が書けるようになりたいなあと思っているひとりです。

    では、素敵な字が書けるとしたら、どんなことを書いてみたいですか?

     

    今日あったできごとを記したり、大切な人への手紙を書いたり、詩を書いてみたり…それもとびきり素敵なお気に入りのペンを使って書くことができたらハッピーになれると思いませんか?

     

    ●短歌を詠むワークショップをした

     

    時代をさかのぼること1000年。平安時代の貴族たちは想い人への気持ちを和歌にしたためて伝えていました。
    5・7・5・7・7の31文字からなる風流で美しい日本語の調べが、短歌として現代にも受け継がれています。
    5・7・5・7・7のリズム(五七調)って日本人にとっては、自然に身についているリズムなんだとか。

     

    「スマホやパソコンは便利だけれど、美しい日本の言葉を書くのにはちょっと無機的だなあ」
    以前からわたしはそう感じていました。
    せっかくなら見た目にも美しく、芸術性の高い万年筆で、短歌を書いてみたい!

    そんな思いからIl Duomoの佐藤店長と、庭文庫の中田実希さんにお願いして「手書きで始める詩の世界」というイベントを開催することになりました。

     

    ●言葉をだしてみよう

     

    短歌を書いてみよう、とは言っても、ふだん短歌を作っていない人にとって、いきなり短歌を作るのってなかなかハードル高いです。
    それに、そもそも何を書いたらいいかわかんない…!という問題もありますよね。

    初めて短歌を作るのにオススメな方法は写真から題材を見つけることです。
    そして、写真を見て思い浮かんだ言葉をポストイットに書き出していきましょう。

    例えば、晴れた秋の日の湖にボートが浮かんでいる写真があるとします。

     

    短歌を詠む

     

    ・青い ・ボート ・しずか ・紅葉 ・秋晴れ
    ・湖 ・さわやか ・すずしい ・おにぎり
    ・ちょうちょ

     

    こんな感じで写真からわかる情報以外にも、自由に感じた言葉を増やしていきます。
    写真におにぎりが写っていなくても、自分が湖畔でおにぎりを食べているイメージで「おにぎり」って書いてもOK!

     

    言葉が浮かばないときは、詩集をぱらぱらっと見て素敵な言葉を見つけるのも良いと思います。

     

    ●文字数ごとにポストイットを仕分けする

     

    ポイントとしては文字数ごとにポストイットを分けておくと、あとで短歌が作りやすくなります。
    短歌は5文字と7文字の組み合わせでできていますが、組み合わせ方によっては3文字や4文字も使いやすいので、頭をやわらかくしていろいろな言葉を書き出していきましょう。

     

    ●短歌を書いてみよう

     

    さあ、言葉のカードが出そろったら、いよいよ短歌を作っていきます。

    短歌って「~なり」とか「~けり」とか使わなきゃいけないんじゃない?って思っている人でも大丈夫!
    実は短歌って、わたしたちが普段使っている言葉(口語体=話し言葉)で作ってもいいんです。

    歌人・俵真智さんの短歌のベストセラー「サラダ記念日」って知っていますか?
    「サラダ記念日」はむずかしい古文みたいな言葉ではなく、わたしたちがいつも使っている言葉で書かれた短歌なのです。

     

    言葉は用意してあります。
    だから、学生時代は古典が苦手だった人も、長い文章を書くのが苦手な人も、短歌を作るのが初めての人でも気負わずにできるはず。
    パズルのように、自由に言葉のカードを組み合わせていくだけです。
    正解はないので、思いがけない組み合わせをゲーム感覚で楽しんで!

     

    七海ゆきの短歌
    彼の人の名前にふれる蔵書室一億光年飛んでいきたい
    ぬばたまの黒鍵なぜる細い指おなじく白鍵もあいしてください
    睦言を交わすふたりのまなざしが溶け出すようなクリームソーダ
    ゆるす人・ゆるされる人に隔てられゆるされないまま運ばれていく
    見はるかす宇宙の端で呼び合えば二重螺旋がまわりはじめる
    罫線に丸い消しゴムすべらせて耳たぶぬぐう指思い出す

    こんな感じで短歌は出来上がっていきます。

    ●紙に清書して、SNSで投稿してみる?

     

    さあ、世界にひとつだけの、オリジナルの短歌ができました!
    せっかくなので、万年筆を使って清書してみましょう。

    万年筆は自分で選んだ色のインクを入れ替えて使えるペンなので、気分や短歌に合わせて色を選ぶのもいいですよね。(インク選びに気をつけて、必ず水洗いしてインクを替えてください。)

     

     

    ペンが決まったら、心を落ち着かせて、短歌を清書してみましょう。
    余分な力をいれずに、自然体で文字を書いてくださいね。

    短歌が書けたら、今日のペンとインクを一緒に撮ってSNSに上げてみてもいいかも。
    ツイッターでは #jtanka や #短歌 などのタグをつけて短歌を投稿する人もいます。
    一味ちがう、手書き文字でアップするのもおもしろいかもしれませんね。

     

     

    わたしは普段、シャープペンやボールペンを使っているのですが、万年筆で短歌を書くと不思議と字が大人びて見えてきます。
    突然、字がきれいになるはずもないのですが(笑)上質なペンを使うことで、気持ちが引き締まるのもあるし、やっぱり書きやすい。

     

     

    特に、短歌や詩のようになにかを「表現」しようとするときにこそ、万年筆はぴったりの文具じゃないかな、と、最近ひしひしと感じているところです。

    筆圧によるかすれ具合や、インクののび、力を込めなくてもさらさらと書きやすいところ、そして、二度と同じ文字が書けないということ。
    手書き文字ならではのいびつさも、パソコンのフォントにはない温かさがあります。

     

    万年筆短歌のInstagramアカウントを作ってみました

    せっかくなので、今まで溜めていた短歌を万年筆で書いて投稿するアカウントも作ってみました!

    tankaを世界に広めるために、稚拙ながら英訳も付けています。よかったらフォローしてみてくださいね!

     

     

     

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    せっかく手に入れた上質な万年筆だからこそ、多彩な楽しみ方ができたら素敵ですよね。
    ちょっとした日常に、自分の気持ちを表現したいときに、そばにあったら気分が晴れるお気に入りの万年筆をあなたも見つけてみませんか?

     

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  • Il Duomoの万年筆のためのイタリアンレザーロールペンケースにこめた思いと特徴とは

    Il Duomoの万年筆のためのイタリアンレザーロールペンケースにこめた思いと特徴とは

    万年筆のためのロールペンケースが欲しかった

     

    みなさん、文房具にこだわりってありますか?

    誰でも、仕事や勉強など、毎日手書きをする場面はあるかと思いますが、それでもパソコンやスマートフォンが普及した現代では手書きで文字を書く機会はずいぶん減っていますよね。

     

    Il Duomoでは日常の手書きシーンを彩るヨーロッパの輸入万年筆を販売しています。

    万年筆はインクの色を気分に合わせて替えたり、なめらかな書き味を楽しんだりと、身近な文具に比べて、より特別感が感じられる文具です。

    もちろん、お手入れが必要であるなど、手間もかかりますが、それゆえ愛着もわきやすいのです。

     

    特別な文具であるからこそ、特別なペンケースに収納したい。

    Il Duomoでは常々、太軸が多い舶来万年筆に合うロールペンケースがないものかと考えていました

    ボールペン用や、細い軸用のロールペンケースはたくさんありますが、Il Duomoで扱う万年筆とはサイズが合わなかったのです。

     

     

    美しい外観を持つとっておきの万年筆。

    自分だけのお気に入りの一本を納めるペンケースも、美しい外観から物語を感じられるものがいい。

     

    そのような想いから、Il Duomoは手縫いにこだわる革作家・Lucky Soulとコラボしてロールペンケースをつくりました。

     

    動画にて、ロールペンケースへの思いを語ってますので、ご覧ください!↓

     

    こだわりぬく革への思い

     

    Il Duomoが作ったイタリアンレザーのロールペンケースには、フィレンツェの工房でなめされた最高級のミネルヴァボックスという革を採用しました。

    植物性のタンニンでなめされた後、時間をかけて動物性油脂を刷り込ませ、革職人によって最高の状態に仕上げてあります。

    たっぷりのオイルを染み込ませてあるおかげで、ご自身でオイルを塗る必要は無く、多少の傷もこすれば消えやすいので、お手入れも安心です。

     

    シボという革表面の凹凸が自然な風合いを持つのもこの革の特徴のひとつ。

    ひとつひとつのシボの風合いに個体差はありますが、ご自身の手元にやってきた唯一のロールペンケースの風合いの変化を楽しんでいただくことができます。

     

    ミネルヴァボックスの製法は死にかけていた⁉

    ミネルヴァボックスを作っているバダラッシカルロ社の創業者は、もともと中世時代の革鞣し(なめし)の工程についての研究者だったそうです。
    しかし、中世の植物性タンニンや動物性油脂だけを使った鞣し(なめし)というのは、現代ではすでに後継者がおらず、風前の灯火でした。

     

    なぜなら合成タンニンを使ったほうが楽だしコストも安い。大量生産ができるからです。

     

    しかしバダラッシカルロの創業者はあきらめず、この植物性タンニンだけを使った鞣し方法を研究し、現代に蘇らせることに成功したんです!
    それがバケッタ製法。

    1000年も前から、イタリア・トスカーナ地方に伝わる製法です。

    その製法でできた革こそ、ミネルヴァボックスだったのですね。

    なんとも感動的な、信じられないような話です。奇跡の革といわれるゆえんがここにあります。

     

    そうしてその創業者が立ち上げたのがバダラッシカルロ社でした。

    いまでもミネルヴァボックスは数がかなり限られ、日本に入ってくる数も希少なのですが、なんとか仕入れに成功しました。

     

    革作家・Lucky Soulの水川慎治さんと

    そして、Il Duomoがデザインしたロールペンケースを実際に作っているのが、革作家・Lucky Soulの水川慎治さん。

    岐阜県恵那市岩村町に工房を構えるオーダーメイドオンリーと手縫いにこだわる革作家です。

     

    オーダーメイドの作品作りの際は、1点からでも必ず試作品を作り、使い勝手やデザインを確かめてから本番に臨むというこだわりと、丁寧な仕上げに定評があります。

     

    水川さんが手縫いにこだわる理由は「丈夫さ」

    革製品のほとんどがミシン縫いで製作されていますが、実は手縫いはミシン縫いよりもしっかりと革同士をくっつけることができるので、丈夫に仕上げられるのです。
    ステッチは手縫いで一番細かくできるギリギリの幅を選んでいます。丈夫さに加え、目が細かいとさらにエレメントに見えます。

     

    しかし、手縫いはミシン縫いの何倍も時間がかかります

    細部までこだわり抜いて作るため、このロールペンケースは一日にひとつしか作ることができません。
    実際は何日もかけていますが、数個まとめて作るので、ならして考えるとだいたいそのくらいなんだとか。

     

    コストも時間もかかりますが、丁寧に作り上げるのには理由があります。

    「万年筆を使う人は美的センスやこだわりがある人が多いだろうから、
    ディテールに手を抜かず、目に留めないようなところもかなりこだわった」という水川さん。

     

    革のふちを小さな革用カンナで面取りし、コテで熱処理するのも、いまではほとんどの革工房がめんどうでしないようなことなんだとか。

    この写真に見えている細長いひもは、カンナで革を面取りした筋!その細さ、わずか1㎜以下。
    ものすごい繊細な作業です…。

     

    Il Duomoの想いと革作家 Lucky Soulのこだわりがつまった、一生使えるロールペンケースはこうして誕生しました。

     

    イタリアの地名シリーズ

    ロールペンケースは2色から選ぶことができます。

    イタリア万年筆を多く扱うIl Duomoだからこそ、イタリア感を前面に押し出したかったので、
    イタリアの地名になぞらえたコンセプチュアルなデザインに仕上げました。

    「アッシジ」と「コモ」の特色をそれぞれご紹介します。

     

    <アッシジ~巡礼地の夕暮れ>

     

    アッシジは、イタリアのウンブリア州に位置しています。

    小高い丘の上にあるアッシジは、イタリアの守護聖人であり、第二のキリストとも呼ばれる聖フランチェスコが生まれた町。

    清貧の聖人フランチェスコが修道会を開いたことから、イタリア人のみならず世界中のカトリック教徒の巡礼地として知られています。

     

    外側は焦げ茶色の革ですが、経年変化とともにダークな色合いに変化していきます

    黒はアッシジの修道士が身にまとう修道服、そしてアッシジの精神性を表す清貧の色

    時間はかかりますが、ゆっくりと色の変化を楽しむことができるでしょう。

     

    内側は万年筆を傷めないように、オレンジ色の柔らかなピッグスエードを貼りました。

    アッシジには中世に建てられた教会が多く、夕暮れ時には茜色に照らされて、目を見張る美しい光景が広がります。

    アッシジの夕景はイタリアの最も美しい情景のひとつと言えます。

     

    ステッチの色はフォレストグリーンを採用しました。

    ウンブリア州はイタリアの中でも最も森が深い地域のひとつです。

    「イタリアの緑の心臓」とも呼ばれるウンブリア州には、自然の安らぎを求めて多くの人が訪れています。

     

    <コモ~湖水地方の山脈と水>

     

    コモはイタリア北西部、コモ湖南端のほとりにある町で、スイスとの国境に接しています。

    コモ湖は透明で美しく、イタリア北部らしい青い山脈に囲まれた人気の避暑地です。

    涼しく、自然の美しさを感じられるコモの山脈と水の青さをイメージしてデザインが仕上がりました。

     

    外側の革はグリーンに近い濃い青色。これはコモ湖を取り囲む山々を表しています。

    コモでは市街地から離れると、ちいさな菜園を営む村人も多く、山の恵みで豊かに暮らす人々のあたたかな気配がそこにはあります。

     

    内側にはブルーグレーのピッグスエードを採用し、コモ湖がたたえる透明感のある湖水を表現しました。

    湖水地方のゆったりとした時間の流れを感じられることでしょう。

     

    ステッチには桜ピンクを採用。コモは気候や景色が日本の東北と似ていると言われています。コモは実際に東北の町と姉妹都市にもなっているとか。また、蚕の産地でもあり、産業の面でも日本と似ています。桜は咲いていないかもしれませんが、日本と似た気候ということでオマージュしました。

     

    設計へのこだわりは細部に

    Il Duomoと革作家・Lucky Soulはロールペンケースの試作を繰り返し、使い勝手が良いようにと修正を重ねてきました。

    ペンの収納部分には太軸の万年筆でもすんなりと入れられる余裕のある幅とゆとりを設けました。

    扇形の革にたわみを加えながら縫うという技術でしっかりと作り込まれています。

    さらに、キャップのすぐ下を持って取り出せるので、キャップに余分な負荷がかからない設計になっています。

     

     

    本体を固定する紐もすっきりと2周で巻ききれる長さを目指しました。

    また、紐の先端にアクリルの芯が入っていることにより、紐の抜き差しがしやすくなっています。

     

    また、機能美を求め、シンプルな構造になっている手縫いのペンケースなので、いつでも修理が可能です。

    1年の保証期間がありますが、1年間を過ぎても修理や部品交換が可能ですのでご安心くださいね。

     

    まとめ

     

    最高級の革と、こだわりの手仕事がつまったロールペンケース。

    機能美を追求し、美しい万年筆にぴったりのデザインに仕上がりました。

     

    ちなみにおすすめサイズは軸径14-18㎜くらいまで、長さは15センチくらいまでです。

    ぜひ、万年筆とともに経年変化を楽しみながら大切にお使いください。

     

     

  • 文化の息吹感じる…モンテグラッパ・モザイクシリーズをレビュー

    文化の息吹感じる…モンテグラッパ・モザイクシリーズをレビュー

    こんにちは!
    モンテグラッパのモザイクシリーズを佐藤店長が検品しながら、レビューしている様子をご紹介していきます。

    モンテグラッパ モザイクシリーズとは?

     

    イスラム教では偶像崇拝が禁止されているため、古来より、数学的な幾何学模様を用いた芸術が花開いてきました。

    イスラム圏独特の文化的・宗教的背景を受けて発展してきた美しい芸術にインスピレーションを受けて作られたのが、この「モンテグラッパ モザイクシリーズ」です。

     

    モロッコのマラケシュでは、数々のモスクにモザイク美術の様相を見ることができますが、エキゾチックな異国情緒あふれるこの街にぴったりの、深い青色が軸の色に採用されています。

    バルセロナはガウディの名建築が多く残されていることでも有名ですが、中でも、このミントグリーンの美しい万年筆からはグエル公園のタイルのモザイクを見て取ることができます。

     

    高級感のある白色が美しいローマは、観光名所としても有名なトレビの泉をモチーフとしたデザインとなっています。

     

    このように、各地の文化的背景が生み出した美しい芸術や歴史へのオマージュがモザイクシリーズには込められているのです。

     

    では見ていきましょう。

     

     

    外箱は…

    モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ 

    高級感のある大きめな箱に入っています。

    箱にはシンプルな亀甲のような模様が入っています。この模様はニブの柄と同じで、モンテグラッパの創業当時からのあるデザインだそうですよ!

     

    ふたを開けると「Montegrappa」の文字が入った留め具に、しっかりと万年筆が納められています。

    この箱は二重構造になっており、万年筆の下には保証書と2本のコンバータが入っています。

    保証書には1912年の創業当時のモンテグラッパの写真があしらわれていて、歴史を感じさせますね。

     

    サイズ感は?

    モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ 

    モンテグラッパ モザイク レジン

    か…かわいい…っ!!!

    サイズ
    ・キャップの径:16.0mm
    ・軸の長さ:125.7mm(キャップ除く)
    ・キャップの長さ:58.7mm
    ・ニブの長さ:22.5mm
    ・キャップを閉じたときの長さ:135.4mm
      ・キャップをポストしたときの長さ:156.4mm
    ・重さ:キャップ除くー29g
    ・キャップの重さ:19g
    ・全体の重さ:48g

    女性の手のひらを広げたくらいの大きさですが、国産の万年筆に比べると大き目です。

    また、キャップの部分が少しぷっくりとしているため、先の方が重く感じられるかもしれません。

     

    美味しそうなくらい綺麗なレジン!

    モンテグラッパ モザイク

     

    モンテグラッパ モザイクシリーズはマラケシュ、バルセロナ、ローマの3色あります。

     

    透明感のあるマラケシュは水色から藍色まで濃淡のさまざまな青色と、乳白色からなる美しいモザイク模様が特徴です。

     

    バルセロナはミントグリーンを主体としたカラーにシックなブラックのラインが映えるデザインとなっています。

    さながらチョコミントのようなカラーリングは女性にも人気が高いのではないでしょうか。

     

    ローマはパールがかった白色が洗練されたデザインを引き立てています。まるで大理石のよう!

    バルセロナ同様、シックなブラックの模様が美しいモザイクを表現しています。

     

    吸引方法は?

    モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ コンバーター

    吸引はいずれもコンバータ式です。回して取り外すタイプなのでインク漏れの心配もありません。

    インクを吸引するときはピストンを下まで下げた状態でインク壺にペン先を浸します。

    ゆっくりとコンバータを右に回すとインクが充填されていきますので、ペン先についたインクを拭きとれば簡単に吸引が完了します。

     

    書き味は?

    海外製の万年筆は個体差があるため、動画のように純正インクを使用して検品を行っています。

     

    モンテグラッパの純正インクは粘度が低く、さらさらとしているのが特徴。

    そのため、モンテグラッパモザイクシリーズの書き味はさらさらとしていて、パイロットの書き味にも似ています。モンテグラッパはニブの先のイリジウムは基本丸研ぎのつるつるっとした書き味です。

     

    ※イリジウムとは、万年筆の先についている丸い金属です。

    万年筆 ニブ イリジウム

    これの研ぎ方で、紙への当たり方や字幅が決まります。

     

    また、ニブが大き目に作られています。万年筆らしい良い抵抗感ーカリカリとした感触も感じられます。

    モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ ニブ モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ ニブ

     

    モザイクシリーズのペン先はスチール(鉄)で、ニブの厚みは比較的薄めに作られているので、筆圧の強い方はペン先が開いてしまわないよう気をつけてくださいね。

     

     

    まとめ

    モンテグラッパ モザイクシリーズ サイズ 

    各地のモザイク芸術の雰囲気を纏ったモザイクシリーズ。
    ストーリーがあるモンテグラッパの粋な計らい、ぐうの音もでない綺麗さ。
    万年筆を、ぜひお気に入りの文具としてペンケースのお仲間にいかがでしょうか。

     

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